室内に設置する監視カメラの選び方
5つのポイント
室内設置の監視カメラは、屋外用とは異なり「防水・防滴」仕様が不要なため、選択肢が広がります。その結果、よりコストパフォーマンスの高いモデルや、デザイン性に優れたモデルを選びやすくなるのが特徴です。
本記事では、室内用監視カメラ選びの際に押さえておきたい5つの重要ポイントについて詳しく解説します。ポイントを理解しておけば、店舗やオフィスに最適なカメラを見つけるのがぐっと簡単になります。
室内監視カメラの「見た目」
室内に設置する監視カメラには、主にドーム型と箱型(ボックス型)の2種類があります。屋内の監視カメラは、基本的に防滴・防水構造でなくてよいのが屋内用カメラの仕様ですが、それぞれに特徴があり、取り付け場所や用途に応じて最適なタイプを選ぶことが重要です。
ドーム型カメラの特徴とメリット
室内用ドーム型カメラは、半球状のお椀型デザインが特徴で、主に天井に取り付けて使用します。設置後は天井に馴染みやすく、目立ちにくい点が評価されています。
主なメリット
- 圧迫感を与えにくいデザイン
- ドーム型カメラはコンパクトで曲線的なデザインのため、来店客や訪問者に威圧感を与えにくく、商業施設やオフィスなどでも採用されることの多いモデルです。
- 取付金具が不要でコストパフォーマンスに優れる
- レンズと本体が一体化しているため、取り付けが簡単で、追加の取付金具を必要としないモデルが多い点がメリットです。そのため、導入コストを抑えたい場合に適しています。
- 夜間撮影に対応する高性能モデルが多い
- 多くのドーム型カメラは赤外線照射機能を搭載しており、暗闇でも鮮明な映像を撮影可能です。これにより、夜間の防犯対策も万全です。
箱型カメラの特徴とメリット
箱型の監視カメラは、監視カメラ本体、フィクサー(取付金具)、レンズの3つのパーツで構成されており、取り付け場所や用途に応じてカスタマイズが可能です。
外見が直方体で視認性が高く、商業施設や公共施設の屋内での使用に適しています。
主なメリット
- 高い犯罪抑止効果
- 箱型カメラは一目で「監視カメラが設置されている」と認識されやすいため、強い犯罪抑止力を発揮します。特に店舗や倉庫など、不審者への牽制を目的とする場所に効果的です。
- 施工の自由度が高い
- 取付金具(フィクサー)の長短を選べるので、高い天井の室内でも低い位置から撮影したり、狭いスペースに取り付けたりすることが可能です。これにより、撮影範囲(画角)を柔軟に調整でき、広いスペースを効率的に監視できます。
室内監視カメラの夜間の撮影は必要?
夜間撮影を行う場合、赤外線LEDによる照射機能が不可欠です。
しかし、24時間明るい環境では必要ありません。例えば、
- 24時間営業のコンビニ
- ガソリンスタンド
- エレベーター内
など、常に照明がついている場所では、赤外線照射機能の搭載されていないカメラでも十分対応ができます。
室内監視カメラの「画角」
室内用監視カメラは、屋外用とは異なり、画角の調整が非常に重要です。限られたスペースを効果的に撮影するため、適切な画角でないとカメラの必要台数が増えてしまう原因となり費用対効果が悪くなってしまいます。
例えば、広範囲を監視するためのカメラと、レジ上の現金や商品の詳細を捉えるためのカメラでは、必要な画角が大きく異なります。そのため、画角を柔軟に調整できるタイプを選ぶことが重要です。
バリフォーカルレンズの活用
- 用途に応じた画角調整が可能
- バリフォーカルレンズ内蔵のカメラは、自由に画角を調整できるため、設置場所に応じた視野を確保できます。これにより、必要な台数を最小限に抑えつつ、効率的に監視を行うことが可能です。
- 柔軟な設置対応
- 固定レンズのカメラでは設置後に画角の変更ができないため、監視範囲に間違いが生じた場合は交換が必要になることがあります。一方、バリフォーカルレンズを採用すれば、導入後に画角を調整できるため、こうした手間を省くことが可能です。
店舗室内の監視カメラは固定レンズのものを選ばず、バリフォーカルレンズの監視カメラをお選びいただくことをおすすめします。
室内監視カメラの遠隔監視について
スマートフォンの普及に伴い、遠隔監視機能は監視カメラにとって必須の機能となっています。
監視カメラをインターネットに接続することで、いつでもどこでもリアルタイムに映像を確認でき、ビジネスの効率向上に大いに役立ちます。
特に、店舗の管理やオフィスの安全確認など、多様な用途において遠隔監視機能は大きなメリットをもたらします。
監視カメラの遠隔監視機能について詳しく知りたい方は、こちらのページこちらのページをご覧ください。
室内監視カメラにおすすめのAI機能
弊社では、AI機能を搭載した監視カメラを多数のお客様にご導入いただいております。室内への侵入者を即座に検知して通知する仕組みが高く評価されており、導入後すぐにセキュリティの効果を実感していただける点が人気です。
さらに、弊社ではお客様のご要望に応じて、さまざまなAIシステムを導入できる監視カメラをご提案しております。以下に様々なAIカメラシステムの一部をご紹介します。
人検知AIシステム
弊社では、夜間や土日など人が立ち入ってはいけないエリアにAIカメラを取り付け、侵入者を即座に検知・通知するシステムを提供しております。このシステムは、リアルタイムでの侵入検知と通知を行うため、異常発生時にはすぐに対応でき、迅速なセキュリティ対策を実現します。
さらに、録画機能により、侵入時の状況を保存できるため、証拠映像として活用することも可能です。このように、防犯対策と証拠記録を両立したセキュリティシステムは、オフィスや倉庫、工場など幅広いシーンで導入され、ご好評をいただいております。
AI顔認証システム「フェイスアラート」
弊社が提供するシステムは、AIカメラによる顔認識機能を活用し、過去に登録した不審者や万引き犯、不正利用客を識別、再来店時にブザーやアラームで即座に通知する仕組みです。オプションでスマホへの通知もできます。
万引きや迷惑行為の未然防止が可能になり、店舗の安全性を大幅に向上させます。
特に、万引き対策、カスタマーハラスメント(カスハラ)対策としてご活用いただいており、従業員の心理的負担を軽減し、安全かつ快適な営業環境を確保することが可能です。
また、通知を受け取ることで迅速に対応できるため、被害を最小限に抑えることができます。
インターネット環境がない室内の監視には「ユーコとヨーコ」
弊社の高齢者見守りカメラとしてご好評いただいているインターネット不要のSIM内蔵監視カメラ「ユーコとヨーコ」は、別の用途でも多くのお客様にご利用いただいております。特に、電気は通っているもののインターネット環境が整備されていない場所での活用が増えています。
具体的な利用シーンとしては、「山小屋」「現場事務所」「公民館」「資材置き場事務所」「無人施設」などがあります。これらの場所では、有線インターネット設備を新たに導入するよりも、「ユーコとヨーコ」を設置するほうがコストを抑えられるため、非常に人気です。
室内の監視カメラ設置もお任せください
このページでは、室内に設置する監視カメラを選ぶ際のポイントについてご紹介しました。
カメラを選ぶ際には、設置目的や設置場所に応じて最適な形状、レンズ、機能を持つ製品を選ぶことが重要です。適切なカメラを導入することで、セキュリティ効果を最大限に高め、安心できる環境を整えることができます。
弊社では、お客様に最適なカメラをご提案するため、無料の現地調査を実施しています。現場の状況を詳しく確認し、ニーズに合わせた最適なカメラ選びをお手伝いいたします。
まずは、お電話・LINE・メールでお気軽にお問い合わせください。経験豊富なスタッフが丁寧に対応し、最適なソリューションをご提案いたします。