隠しカメラの設置について
隠し方や設置時の注意
隠しカメラは不正・ハラスメントの証拠など、既に起きているトラブルの解決を目的として、撮影対象にバレないように設置する小型のカメラです。
「隠しカメラ」という言い方の他、「スパイカメラ」「小型カメラ」「カモフラージュカメラ」など、様々な呼び方で呼ばれます。
日本防犯カメラセンターでは、企業内における職務怠慢や不正の証拠撮影や、家庭内のDVなどのお困りを解決するため、隠しカメラ(小型カメラ)の設置を請け負っています。
隠しカメラは、通常の防犯カメラと異なり、撮影対象にバレないような場所・設置方法を選ぶ必要があります。
隠しカメラを設置する時の設置場所例やご依頼についてご紹介します。
隠しカメラ設置対応エリア
中部エリア
愛知・岐阜・三重・静岡・山梨
関東エリア
東京・神奈川・千葉・埼玉・群馬・栃木・茨城
関西エリア
大阪・京都・滋賀・奈良・兵庫
※防犯カメラ・監視カメラの設置については中部・関東・関西・四国・東北・九州エリアにて可能です。
詳細なエリアは対応エリアページよりご確認ください。
ご注意
※隠しカメラの設置は、犯罪やいたずら問題の解決を目的としてご依頼いただけますが、いたずらや犯罪の助長となる設置はお受けできません。
隠しカメラとは?監視カメラと何が違うの?
隠しカメラとは、撮影対象にバレないようにカメラの存在を隠して設置する小型カメラのことです。
「スパイカメラ」「カモフラージュカメラ」と呼ばれることもあります。
隠しカメラが設置される目的・理由は、以下のようなものがあります。
- 内部不正や横領が起きたので、証拠を押さえたい
- 店舗の倉庫から在庫が従業員に盗まれ、解雇したい
- いたずらされて、犯人もわかっているのに証拠がなく警察に動いてもらえなかった
- 隣人トラブルでのいたずらがひどく、注意しても犯行を認めない
隠しカメラは対象人物にバレないように設置することが前提となり、設置場所や隠し方に工夫が必要となるカメラです。
そのため、長期的に使われる防犯カメラ・監視カメラとは異なり、問題を解決するまで短期間の設置をご希望いただくことも多く、お客様のご希望やお悩みに合わせて施工させていただいています。
監視カメラと隠しカメラの違いはなに?
隠しカメラの隠しカメラの違いは、簡単に言えば、「関係者に設置がバレないようにするか、周知するか」です。
なにかトラブルがあった時の証拠として使えるという意味では似ていますが、監視カメラは、防犯目的や従業員の作業管理などを目的として、事前に関係者に設置を伝えて設置するのに対し、隠しカメラは、今起きている問題の解決を目的として証拠映像を撮るために設置します。
また、隠して設置することが前提なため、監視カメラに比べて超小型であることも特徴の一つです。
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隠しカメラの隠し方は?よくある設置場所
防犯カメラの場合、敢えてステッカー等で監視の目があることを周知したりしますが、隠しカメラの場合、いつもその場所を使う人にとって違和感のないように取り付けることが、正しく証拠を押さえるためのポイントです。
そのため、カメラの存在を隠せる照明や家具などでカモフラージュして設置をします。
壁や天井に穴を開けないように設置したい場合は、周辺にある荷物に隠す場合もあります。
隠し方ももちろん大切ですが、そもそも設置の時点で対象者にバレないよう、人がいない時間帯に設置するなど、施工時の注意も必要です。
関係者にバレないよう、人のいない夜間に設置を行うことも可能です。
隠しカメラの隠し方・設置場所の例

天井に隠す
天井裏や、照明器具周辺に設置すれば、上から現場を撮影することができます。
特に、よく会社のオフィスや店舗で使われているジプトーンの天井材だと、模様の中に隠しやすいのでカモフラージュがしやすいです。

ドアスコープ部分に隠す
扉付近でのいたずら行為の証拠を確保するために、ドアスコープ部分にカモフラージュして設置できる隠しカメラもあります。
ドアの前にゴミを置かれたり、落書きされるなど玄関周りでのいたずらに効果的です。

家具・荷物の中に隠す
室内のインテリアや、段ボールなどの荷物に隠すこともあります。
壁に穴を開けずに隠しカメラを取り付けたい場合も、室内の装飾物や荷物に隠して取り付けます。
火災報知器にカメラを入れる隠し方も
火災報知器に超小型のカメラを隠す方法もあります。
市販品でも火災報知器型の小型カメラが売っていたりしますが、やはり市販品だと本物の火災報知器と見た目が異なり、対象者が違和感を感じてバレてしまうというリスクもあります。
そこで、本物の火災報知器を使って隠しカメラを設置した例もあります。
参考:火災報知機を使った隠しカメラ制作
他にもこんな場所でカメラを隠すことがあります
- ベランダ(例:洗濯物が盗まれ、犯人特定のため)
- 老人ホームの個室(例:暴力問題の疑いがあり、解決のため)
- オフィス(例:従業員のサボり・業務放棄・職務怠慢)
- 倉庫(例:従業員による盗難)
- 駐車場(例:車へのいたずらの犯人特定のため)
- ロッカールーム(例:従業員同士のトラブル・盗難)
- レジの上(例:売上げ金盗難の証拠)
- タイムカード近辺(例:不正出勤の証拠確保)
- オフィス(例:ハラスメントの事実確認)
- 金庫の上(例:内部不正の証拠撮り)
- ドア近辺:(例:不法侵入・不法投棄・落書き)
隠しカメラは屋外でも使える?
完全な屋外で隠しカメラを設置したいという例はあまりありませんが、マンションやビルの共有廊下など半屋外で隠しカメラが必要とされるケースはあります。
半屋外の場合、現場の環境により設置できる場合とできない場合があるので、一度ご相談ください。
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隠しカメラの種類
ここでは隠しカメラとして使う小型カメラ・超小型カメラをご紹介いたしますが、いたずら目的などでの設置工事は請け賜ることができません。
お客様の管理する建物内のみ隠しカメラの設置工事をさせていただきます。
200万画素小型カラーカメラ「SCC-004H」
小さなボディながらフルハイビジョン画質で撮影可能な、隠しカメラに最適な小型カメラです。
200万画素で撮影でき、録画も可能。AHD・TVI・CVI方式のレコーダーと直結することができます。
加工して天井裏などに設置することができます。
また録画映像・リアルタイム映像をスマホやパソコンから遠隔監視することも可能です。
ボタン、ネジ型 カモフラージュカメラ
隠しカメラとして使用します。
いろいろな種類がありますが、ほとんどのもは防水ではないので屋外に設置する際は気をつけなくてはなりません。
また、マイクは付属されていますが別途ご用意することをお勧めします。
ボタンや、ねじの頭から撮影するタイプのものです。
小型ピンホールレンズカメラ
隠し監視カメラとして使用します。いろいろな種類がありますが、ほとんどのもは防水ではないので屋外に取り付け工事をする際は気をつけなくてはなりません。
マイク内蔵のものも多いです。
ボタンや、ねじの頭から撮影するタイプのものもあり、まず対象者にわからないように設置することが可能です。
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隠しカメラの設置事例・問題解決事例
隠しカメラは、現場の状況や起きている問題によって隠し方や設置場所を考える必要があります。
隠しカメラの設置によって問題が解決した例をご紹介します。
車に傷をつけられた!損害賠償を請求したい
ご近所トラブルで車にいたずらをされたり、傷をつけられたという方は多く、車へのいたずらがきっかけで防犯カメラを取り付ける方もいます。
以前いただいたご相談では、会社経営者の方から「車に傷をつけるから犯人を特定して損害賠償を請求したい」という話がありました。
連続して何度か起きていたので、隠しカメラを設置し、映像はお客様のスマホで見られるように設定しました。
設置後数週間で同じ犯行があり、社員がいやがらせをしていたということが発覚した例があります。
会社の金庫からお金がなくなった・・・犯人は誰?
会社の金庫や、店舗のレジなど金銭を扱う場所では盗難防止のため防犯カメラの設置をご相談いただくことも多いです。
「会社の金庫からお金がなくなった。しかも複数回なので、内部犯かもしれない」と隠しカメラの設置をご依頼いただいたことがあります。
隠しカメラの設置後、結局犯人は従業員ではなく、夜間に空き巣が侵入していたことがわかり、警察に証拠として映像を提出しました。
隠しカメラ設置事例
弊社で隠しカメラの設置をご依頼いただいた事例を一部ご紹介します。
※お客様のプライバシー保護のため、内容を一部編集させていただいています。予めご了承ください。
スマホで映像を見ることも可能です
隠しカメラで録画した映像は、スマホで遠隔で管理ができるよう設定することもできます。
隠しカメラの場合、問題が再発することを前提として設置します。
なにか起きた時、いつでも遠隔でも映像を確認して対処できるようスマホで遠隔監視ができるようにしておくと便利です。
※遠隔監視のご利用はオプションとなります。
隠しカメラの設置は違法にあたらない?設置時の注意
隠しカメラは、監視カメラと違って、敢えて「バレない」ように周囲環境に馴染むよう、カモフラージュして設置する特殊なカメラです。
設置自体は違法ではありませんが、設置の仕方を誤ると他人のプライバシーを侵害してしまうおそれがあります。
隠しカメラを設置する際は、場所や画角、録画映像の取り扱いに十分注意してください。
- 法律に準拠する
- 当然ながら、盗撮やいやがらせを目的とした設置は違法となります。
法律に触れるようや、トラブルの元となるような設置には対応できません。
弊社で隠しカメラの設置をご依頼いただく場合、弊社スタッフが知らずのうちに依頼者の犯罪に荷担してしまわないよう、必ず『隠しカメラを設置したい理由』をお伺いしております。
理由が曖昧であったり、復讐を目的としている場合は隠しカメラの設置をお断りする場合があります。(今までにお断りした事例) - 目的に合ったカメラを設置する
- 隠しカメラは、不正や犯罪の証拠集めに効果がありますが、不法行為の防止を目的とする場合、防犯カメラ・監視カメラの設置のほうが効果的です。
「犯人も見つけたいけど、再発防止もしたい」というような場合も、ご希望に合ったご提案をさせていただきますのでご相談ください。 - 録画映像の取り扱いに注意する
- 隠しカメラでも監視カメラでも、録画映像には少なからず他人の顔など、人を識別する情報が映ります。
みだりに他人に映像を見せたり、流出することがないように管理が必要です。 - 設置場所の管理者に許可をとる
- 隠しカメラは、お客様自身が管理する場所で設置するものとなります。
たとえばマンションの共有廊下など、複数人が共有して使う建物の場合は、建物の使用ルールに従う必要があります。 - プライバシーに注意する
- 隠しカメラの設置によって他人のプライバシーを侵害してしまうような設置はできません。
他人の敷地にカメラを設置したり、自分の管理する敷地内であっても、たとえばカメラの画角が隣の家の室内を映してしまうなどのことがあるとプライバシー侵害となるおそれがあります。
また更衣室内やトイレのような空間で隠しカメラを設置することもできません。 - 証拠を見つけても犯人に録画映像を見せない
- 隠しカメラ設置の結果、不正の証拠を見つけても、犯人に映像を見つけて追求してしまうと、言い訳ばかりで解決に向かわなかったり、犯人が逆上して更にトラブルになるリスクもあります。
一人で対応せずに、冷静に話をすることが必要です。
場合によっては警察に相談してください。
隠しカメラ・小型カメラ設置時の注意点
社内で横領が起きてしまった方へ
弊社ではこれまで、多くのお客様の元で防犯カメラや隠しカメラの設置を行ってきました。
隠しカメラの設置をご相談いただく方の多くが、店舗のレジ金盗難や、社内で起きた横領トラブルでお悩みでした。
こうした社内不正でお困りの皆様に向け、弊社代表が、横領事件の解決に向けた資料を作成しました。
資料は下記よりダウンロードしてご利用いただけます。
ぜひお目通しいただき、トラブルの解決・その後の再発防止に役立てていただければ幸いです。
隠しカメラ・監視カメラを使った問題解決をサポートします
弊社は隠しカメラの他、防犯カメラ・監視カメラ、AIカメラなど、セキュリティを活用したソリューションを多数展開しています。
機器選び、設置場所のアドバイスから設置工事、修理メンテナンスまで一貫して自社で対応できるため、コストを抑えて高品質な製品の導入ができます。
隠しカメラの設置はレンタルまたは一括買取にてご利用いただくことができ、中部・関東・関西の幅広いエリアで設置に対応しております。
現地調査・お見積りは無料となります。お気軽にご相談ください。
隠しカメラ・小型カメラの設置についてよくある質問
最後に防犯カメラと監視カメラの違いについてよくある質問を紹介します。
隠しカメラと監視カメラでは利用目的が異なるため、一概にどちらが良いとはいえませんが、今お困りのことが解決したあとの再発防止や、防犯目的を兼ねたい場合、監視カメラのほうが犯罪や不正の抑止効果があります。
隠しカメラは、天井や家具に隠して設置するので、証拠を撮る効果はありますが、カメラ単体で抑止力にはなりません。
無料で現地調査とお見積りが可能です。
まずはご相談ください。
遠隔でみたい場合、オプションでスマホやパソコンでの映像確認も可能です。
設置する機器によりますが、3週間~1ヶ月程度の録画期間を目安としてお考えください。