【令和6年版】個人向け防犯カメラ補助金ガイド
空き巣などの泥棒被害の対策に個人宅でも防犯カメラを設置する方が増えています。
国や市が防犯カメラ設置工事にかかった費用を負担する補助金・助成金が個人でも利用できる場合があります。
補助金の補助対象や補助金額、申請期間は毎年変更になる可能性があり、令和6年版の個人向け補助金の情報をまとめました。
また実際に補助金を活用して個人宅に防犯カメラを設置した事例もご紹介します。
防犯カメラの補助金・助成金とは?
防犯カメラの補助金・助成金とは、防犯カメラの設置工事にかかる費用や機器代など、カメラを設置する際にかかった費用の一部を国や自治体が補助する制度のことを言います。
多くの場合、公共団体が地域の治安維持のために設置する場合が対象になりますが、個人が設置する防犯カメラを対象とした補助金もあります。
補助金と助成金は何が違うの?
補助金も助成金も国や地方公共団体から支給されるお金のことを指します。補助金や助成金を受け取るには申請や審査が必要です。
助成金は要件を満たせば受給できる可能性が高いですが、補助金は予算や受付する件数が予め決まっているものが多く、必ず受給できるわけではありません。
そのため補助金を活用する際は事前に国や地方公共団体に確認をとることをおすすめします。
防犯カメラ設置補助金の目的
防犯カメラ設置を促すことで、犯罪抑止を図り安心安全な地域社会を実現させる目的があります。 そのため、通学路や公園などに設置する防犯カメラに対して補助金が用意されていることが多いですが、中には個人宅に設置する防犯カメラにも補助金・助成金制度がある地域もあります。
補助金の対象になるもの
防犯カメラ設置補助金の内容はお住まいの地域によって変わりますが、主に補助対象になるものを以下にまとめました。
- 防犯カメラの機器代
- 工事費
- 設置で使用するケーブル
- 表示板設置費用
あくまで防犯カメラを新規で設置する費用が対象のため、防犯カメラの維持管理費や電気代まで対象にする補助金制度は少ない傾向にあります。
また屋外設置であることや、録画機能があるもの、自宅の周辺のみ最小限の範囲を撮影するものなど、条件は様々です。
個人宅に防犯カメラは必要?
警視庁の発表によると、侵入盗の発生場所は戸建て住宅が33%と最も多く、個人宅の中でも泥棒に狙いわれやすいことがわかります。
空き巣などの泥棒は事前に下見をしてから犯行に及ぶことがほとんどです。
防犯カメラが設置されていることで「この家には入りにくい」と印象付け、泥棒のターゲットにならないように対策することが重要です。
実際に愛知県刈谷市では、防犯カメラを設置後5年間で刑法認知件数が46.4%も減少したそうです。(参考:防犯カメラの設置増で犯罪件数が半減 刈谷市)
数字で分かる通り、防犯カメラには犯罪抑止効果が期待できることは間違いありません。
防犯カメラを設置していれば録画映像がトラブル発生時の強力な証拠になり、警察に相談するなど素早い対策をとることができます。
【令和6年版】個人向けの補助金情報
令和6年度の防犯カメラ設置に活用できる個人向けの補助金の情報をまとめました。
補助金を申請する際は補助金の受付がまだ終了していないか市のホームページなどをご確認ください。
名古屋市中川区 中川区防犯協会連合会防犯対策補助金制度
名古屋市中川区では、中川区防犯協会連合会が区内に所在する在宅、店舗や事務所に対して、防犯カメラおよびセンサーライトの設置にかかった費用の一部を補助しています。
補助対象 中川区内に住宅等を所有又は管理している方 補助対象経費用 1.屋外用の防犯カメラ(屋内用、防犯目的以外のものを除く)
2.屋外用のセンサーライト
※警備会社の委託契約、リース(レンタル)のものは対象外補助率・限度額 物品購入代金の2分の1以内の金額(上限5,000円) 公式ホームページ 中川警察署 中川区防犯協会連合会防犯対策補助金制度 ※対象となる防犯カメラや詳細な条件などは公式サイトよりご覧ください。
愛知県知多市 家庭用防犯カメラの設置費用補助
知多市では市内の犯罪防止、地域の住民が安心して暮らせるまちづくりの一環として個人宅に設置する家庭用防犯カメラの設置補助事業を行っています。
補助対象 知多市内居住し、市税等の滞納のない市民(世帯主) 補助対象経費用 機器購入費(1台分)
設置時のケーブル費用
工事費用
表示版設置費用
※令和7年3月14日(金)までに支払いが完了する屋外防犯カメラを設置するための次に掲げる費用補助率・限度額 補助対象費用の2分の1の額(1世帯あたり上限3万円) 公式ホームページ 知多市 家庭用防犯カメラの設置費補助 ※対象となる防犯カメラや詳細な条件などは公式サイトよりご覧ください。
愛知県みよし市 家庭用防犯カメラ設置費補助金
令和6(2024)年4月15日(月)から令和7(2025)年3月31日(月)まで
ただし、令和7(2025)年3月31日(月)までに申請書および添付資料を防災安全課へ提出できる場合に限る。
補助金予算額に達した場合は受付を終了します。
補助対象 みよし市で住民基本台帳に登録があり自己所有する市内の居住用住宅への設置または所有者に防犯カメラ設置の同意を得ている個人 補助率・限度額 補助対象費用の5分の4の額(上限10万円) 公式ホームページ みよし市 家庭用防犯カメラ設置費補助金 ※対象となる防犯カメラや詳細な条件などは公式サイトよりご覧ください。
愛知県小牧市 防犯対策補助金交付制度(個人世帯・事業者対象)
小牧市では、犯罪を未然に防ぎ、安全で安心なまちづくりを推進するために、市内の自宅や店舗等に実施した防犯対策について、購入及び設置にかかった費用の一部を補助します。
補助対象 ・小牧市に住民登録があり、居住している世帯の世帯主
・小牧市に所在し、すでに利用されている商業施設、事業所、または賃貸共同住宅等の経営者補助率・限度額 補助対象費用の2分の1の額(1世帯又は1施設の上限額は1万円) 公式ホームページ 小牧市 小牧市防犯対策補助金交付制度 ※対象となる防犯カメラや詳細な条件などは公式サイトよりご覧ください。
愛知県丹羽郡扶桑町 扶桑町住宅対象侵入盗防犯対策補助金
令和7年3月31日(月曜日)まで
補助対象 ・扶桑町内に居住し、扶桑町の住民基本台帳に登録されている者
・自らの居住用に供している既存の住宅に対して防犯対策を実施する世帯の世帯主又は世帯員
※過去にこの要綱による補助金の交付を受けた者を除く補助率・限度額 補助対象となる経費(消費税及び地方消費税の額を含む)の2分の1の額(100円未満切り捨て)で上限1万円 公式ホームページ 扶桑町 扶桑町住宅対象侵入盗防犯対策補助金 ※対象となる防犯カメラや詳細な条件などは公式サイトよりご覧ください。
愛知県東海市 東海市防犯用具購入費補助事業
東海市では防犯用具購入費の一部を補助します。
申請期間:令和6年(2024年)4月1日から令和7年(2025年)3月31日まで
補助対象期間:令和6年(2024年)4月1日から令和7年(2025年)3月31日まで
予算の上限に達した場合は、申請期間内でも補助を終了する場合があります。
補助対象 ・市内に住所を有すること
・市税を滞納していないこと
・転売等を目的として防犯用具を購入していないこと
※防犯用具購入費補助金は、1世帯1回限りの申請となります。補助率・限度額 補助対象となる経費の2分の1の額(100円未満切り捨て)
上限16,000円公式ホームページ 東海市 東海市防犯用具購入費補助事業 ※対象となる防犯カメラや詳細な条件などは公式サイトよりご覧ください。
愛知県知多郡南知多町 家庭用防犯カメラ設置費補助金
南知多町では、町内における犯罪の発生を抑止し、安全で安心なまちづくりの推進に寄与することを目的として、町内の住宅に家庭用防犯カメラを設置した方に対して、設置費用の一部を補助します。
令和6年4月1日から令和7年2月10日まで ※令和7年3月1日までに実績報告書を提出する必要があります。
補助対象 ・防犯カメラを設置する町内の住宅に居住し、本町の住民基本台帳に記載されている方
・防犯カメラを設置する住宅の所有者または所有者の同意を得ている方
・町税を滞納していない方補助率・限度額 補助対象経費に2分の1を乗じて得た額で上限1万円 公式ホームページ 南知多町 家庭用防犯カメラ設置費補助金 ※対象となる防犯カメラや詳細な条件などは公式サイトよりご覧ください。
愛知県岩倉市 防犯対策費等補助金
犯罪を未然に防止するため、住居や自動車などに設置する防犯対策物品の購入費の一部を補助します。
補助対象 ・市内に住所を有し、岩倉市の住民基本台帳に記録されている人
・岩倉市税の滞納がない人
・購入目的が転売等でない人
・防犯対策を実施する住居等が自ら所有するものでない場合、当該住居等の所有者の同意が得られている者補助率・限度額 購入に係る費用の2分の1(上限16,000円、1,000円未満切捨て)
※各種ポイントもしくは割引券を利用した購入額分は補助対象外公式ホームページ 岩倉市 防犯対策費等補助金 ※対象となる防犯カメラや詳細な条件などは公式サイトよりご覧ください。
愛知県丹羽郡飛島村 飛島村防犯対策補助金
防犯対策に要した経費を補助し、安全に暮らせるまちづくりの推進を図る。
補助対象 村内に住所を有する方および村内に住所を有する企業 補助率・限度額 購入金額および設置費用の2分の1の額、または2万円のいずれか低い額 公式ホームページ 丹羽郡飛島村 飛島村防犯対策補助金 ※対象となる防犯カメラや詳細な条件などは公式サイトよりご覧ください。
長野県南佐久郡川上村 川上村防犯対策補助金
令和6年4月1日以降に実施した防犯対策が対象です。
補助対象 ・川上村に住民登録があり、現に住民登録されている住所に居住している者
・世帯全員の村税に滞納がない者補助率・限度額 補助対象事業の1/2(上限2万円) 公式ホームページ 川上村 川上村防犯対策補助金 ※対象となる防犯カメラや詳細な条件などは公式サイトよりご覧ください。
長野県下高井郡野沢温泉村 防犯カメラ設置補助金
補助対象 個人及び団体で購入・設置した防犯カメラ 補助率・限度額 購入費と設置工事費用の1/2(限度額:3万円で100円未満切捨て) 公式ホームページ 野沢温泉村 防犯カメラ設置補助金 ※対象となる防犯カメラや詳細な条件などは公式サイトよりご覧ください。
補助金申請のながれ
補助金を申請するには必要な書類や申請手順があります。
個人で設置する防犯カメラに補助金が活用できる場合、どのように申請するのでしょうか?
愛知県みよし市の家庭用防犯カメラ設置費補助金を例に解説します。
②交付決定通知書の受け取り
後日、市から交付決定通知書が申請者のもとへ郵送されます。
ただし、交付決定通知がお手元に届く前に発注含め防犯カメラ設置工事に係る手続きをした場合補助対象外になってしまうので、必ず交付決定通知書が手元に届いてから防犯カメラ設置工事の手続きをしましょう。
③防犯カメラを設置する
手元に交付決定通知書が届いた後、防犯カメラの設置工事をします。
④書類の提出
工事後に必要な書類
引用元:みよし市家庭用防犯カメラ設置費補助金
- みよし市家庭用防犯カメラ設置費補助金実績報告書(様式第5号)※みよし市HPからダウンロード可能
- 領収書の写し
- 防犯カメラの設置に係る費用およびその内訳が分かる見積書の写し
- 設置した防犯カメラの現況写真
- 防犯カメラを設置していることを表示していることが分かる現況写真
- 防犯カメラ設置管理者の表示(表札など)の現況写真
- 設置した防犯カメラにより撮影された画像を印刷したもの
市役所3階防災安全課へ提出する(工事完了日から起算して30日を経過した日または当該年度の末日いずれか早い日までに)
⑤補助金額確定通知書の受け取り
後日、市から補助金額確定通知書が申請者のもとへ郵送されます。
⑥書類の提出 ※④と同時でも可
みよし市家庭用防犯カメラ設置費補助金交付請求書(様式第7号)(※)を市役所3階防災安全課へ提出する。(④と一緒に提出することができます。)
※みよし市HPからダウンロード可能
以上がみよし市で防犯カメラ設置補助金を活用する際の流れになります。
必要な書類は各自治体によって異なりますが、多くの場合は現地調査しお見積後に必要書類の準備をしてから申請し、審査が通ってから工事を行います。
用意する書類の数は多いですが、みよし市では補助対象経費の5分の4(1,000円未満切り捨て)で上限10万円の補助金が出ますので、
自宅の防犯対策に補助金を活用できるのは大きなメリットではないでしょうか。
防犯カメラ補助金の注意点
補助金や助成金を活用して自宅に防犯カメラを設置する際に、注意する必要がある点を解説します。
補助金は各自治体ごとにガイドラインが異なりますので、詳しい要綱は利用する制度の内容を申請前に確認する必要があります。
申請期間や補助対象、補助金額は毎年変更になる場合がありますので、詳しくは市役所などに確認しましょう。
申請期間に注意
補助金・助成金には申請期間が設けられていることがあります。
申請開始期間と終了期間を予め確認しましょう。
また申請期間内であっても予算に限りがある場合もあるので、申請前に市役所などに確認が必要です。
上限金額や補助金額に注意
補助金・助成金は防犯カメラの設置費用を全て補助するわけではなく、費用の一部が対象になることがほとんどです。
上限金額も定められているので、申請前に利用する補助金の補助金額や上限の確認が必要です。
給付金は工事が完了してから
給付金が交付されるのは防犯カメラの工事完了後の場合がほとんどです。
一旦お客様で費用を支払い、完了報告書や施工写真など決められた書類を提出する必要があります。
補助金の対象や運用条件の確認
補助対象になる防犯カメラには各補助金ごとにガイドラインが設けられています。
どこに設置するのかや、設置する防犯カメラに必要な機能、撮影した映像の録画期間などが定められている場合があるので、補助金申請前に確認しましょう。
個人向け補助金を活用した事例
弊社で個人向けの補助金を活用して防犯カメラを設置した事例の一部をご紹介します。
知多市の個人宅で防犯対策にカメラを設置
知多市にある戸建て住宅に防犯カメラを設置しました。
屋外に1台防犯カメラを設置し、知多市の補助金のガイドラインに沿って自宅の防犯のために最小限の範囲を撮影できるように設置しています。
もちろん24時間監視・録画ができるものを採用しています。
バレット型のカメラは威圧感あり、防犯効果が高いので屋外に設置することが多い防犯カメラです。
南知多町の個人宅では補助金が活用できることが設置の決め手に
南知多町の個人宅に防犯カメラを設置しました。
もともと防犯カメラの設置をお悩みだったようですが、弊社のホームページで防犯カメラに補助金が活用できることを知り、お問い合わせをいただきました。
今回は補助金を活用するため一括買取でご契約いただいています。
しっかりと防犯効果が得られるように、画角の調整を行っております。
みよし市の個人宅で夜間の防犯対策にカメラを設置
みよし市の個人宅に防犯カメラを設置しました。
みよし市の防犯カメラ補助金の補助対象の条件の中に「夜間撮影できるもの」という項目があるので、赤外線照射機能付きのカメラを採用しています。
暗くなると自動で白黒での撮影に切り替わるので夜間でもしっかり録画ができます。
補助金・助成金が受けられない場合
補助金・助成金を受けるにはガイドラインに沿った防犯カメラの設置や運用を行う必要があります。
また現在個人向けに補助金制度を設けていない自治体もあるので、補助金を活用できない場合は初期費用0円・月額4,840円~防犯カメラが設置できるレンタルサービスがおすすめです。
初期費用を抑えて防犯カメラを利用でき、設置後も手厚いメンテナンスサービスでお客様をサポートします。
万一カメラが故障してしまっても修理は無料で対応しており、消耗品の交換も無償で行っていますので長期間防犯カメラシステムをご利用いただけます。
現地調査は無料で行っていますので、防犯カメラ設置をお考えの方はお問い合わせください。
補助金を使った防犯カメラ設置は
お任せください
この記事では防犯カメラ設置に個人の方が利用できる補助金・助成金について解説しました。
自宅に防犯カメラ設置をお考えの方はぜひ一度お住まいの地域に個人向けの補助金制度があるか確認することをおすすめします。
補助金が利用できない場合でも、弊社では初期費用を抑えて防犯カメラを設置することが可能ですので、自宅の防犯対策でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
防犯カメラのプロがお客様のお悩みを解決します。