防爆カメラとは?おすすめメーカー・機種・選び方のご紹介
防爆カメラとは、可燃性ガスや蒸気、粉塵がある環境(防爆エリア)で電気機器が原因となって爆発することを防ぐ、防爆仕様のカメラです。
防爆エリアは、塗装工場・食品工場・化学プラント・石油設備など、可燃性物質を扱う現場に多く見られます。
このような場所では、通常の電気機器を使用すると火花や高温部品が着火源となる恐れがあるため、防爆仕様の機器が必須とされています。
弊社は、防爆エリアに対応した防爆カメラの選定から設置まで一貫して対応しています。
このページでは、防爆カメラの設置についてや、設置時の注意点についてご紹介します。
防爆カメラ設置はおまかせください
幅広いメーカーの機種を柔軟にカスタマイズして自社で施工できるので、価格を抑えて最善のセキュリティをご利用いただくことができます。
防爆カメラの設置は全国対応となります。
見積もりは無料となりますので、お気軽にご相談ください。
防爆カメラとは?防爆仕様ってどんなもの?
防爆カメラとは、簡単にいえばカメラの熱や火花(電気スパーク)による爆発を防ぐ、防爆仕様のカメラです。
防爆仕様とは、可燃性ガス・蒸気・粉じんなどが存在する危険な環境で、電気機器が火種となって火災や爆発が起こることを防止するため、特別な構造や素材を備えた設計のことを指します。
危険エリアでの事故を防ぐためにも、防爆エリアで電気機器を導入する時は、防爆仕様の機器を選ぶのが条件となります。
防爆仕様の機器に求められる主な条件
- 防爆仕様に求められる主な条件
- 密閉構造で内部の火花が外に漏れない
- 高温になる部品を外部に露出させない
- 耐腐食性・耐衝撃性の高い素材を使用している
- 電気回路そのものが着火しないようにされている
防爆仕様の機器については、建物や従業員の安全を守るため、規格や法律に基づいて正しく選定・設置することが求められます。
防爆カメラが必要とされる主な場所
防爆カメラは、石油コンビナートや粉塵爆発の危険性がある食品工場など、防爆エリアを保有する施設で設置されます。
防爆エリアを保有する施設で使う機器については、「労働安全衛生法」「電気事業法」「消防法」の法律で定められており、法令を遵守した防爆仕様機器を選ぶことが重要です。
防爆カメラの設置場所例
化学工場
- 反応槽の周辺
- 溶剤タンクの周囲
- 揮発性溶剤を扱う作業台など
石油・ガスプラント
- タンク周辺
- プラントの屋外監視
- 圧送・蒸留設備近辺など
食品工場
- 小麦粉・飼料などの搬送ライン
- 包装・計量ライン
- 原料投入室など
防爆カメラを設置する目的
工場や倉庫では、作業中の労災事故や侵入盗など、想定されるトラブルが数多くあります。
防爆カメラは、可燃性ガス、蒸気、粉じんのある防爆エリアで作業をする従業員の安全対策や、作業監視、防犯対策を目的として設置されます。
防爆カメラの主な設置目的
- 労災事故を防止する安全対策
- 製造ラインの監視
- 製造過程を記録するトレーサビリティ
- 防犯対策
労災事故を防止する安全対策

作業中は、挟まれ・巻き込まれ事故や転倒災害など、従業員がケガをするリスクがあります。
緊急事態が起きた時、大切なのはすぐに対応し、従業員の安全を守ることと、正しく原因を理解し、再発防止策を検討することです。
通常の監視カメラの場合、カメラ自体が爆発事故の原因となってしまうため、防爆エリアで監視カメラを設置する時は防爆カメラが必要となります。
起こりやすい作業中の事故
- 作業中の転倒
- プレス機に手を入れた状態で誤って起動してしまい、指を切断した
- 床が濡れていて、滑って転倒する
- フォークリフトの上に立って作業していたところ転落
- 繰り返しの仕分け作業で手首に腱鞘炎を発症
製造ラインの監視

製造現場を常時モニタリングできるようにしておくことで、遠隔でも現場の状況が把握できます。
設備や従業員の状況に異常がないか、サボっている従業員はいないかなど、事務所側でいつでも見ることができるので、異常時にも迅速に対応ができるようになります。
製造過程を記録するトレーサビリティ

工場では、設備のちょっとした異常や従業員の規則違反など、小さなことでも異物混入や製品不良の原因になってしまう可能性があり、出荷後に大きなトラブルとなるリスクがあります。
出荷後に消費者からクレームがあっても、記録がなければ原因がわからず、対応に時間がかかってしまいます。
また、原因が特定できなければ同じトラブルが再発する可能性もあります。
不良品の原因になりやすいこと
- ヒューマンエラーによる品質不良
- 異物混入
- 現場の衛生状態が製品に影響しカビが混入する
- 製造機械の劣化
防犯対策

製造業や物流業は、盗難被害に遭いやすい業種でもあります。
金属の盗難や車両の部品盗難など盗難のリスクが多くあり、死角も多いためセキュリティも必須です。
監視カメラは泥棒の侵入防止や、万が一の時の証拠に役立ち、セキュリティの定番としてよく導入されています。
建物出入り口などに防犯センサーを設置しておくと更に安心です。
セキュリティのことならおまかせください
防爆エリア(危険場所)の区分とは?
防爆カメラを選ぶうえで重要となるのが、設置場所がどの「危険度区域(ゾーン)」該当するかという点です。
危険場所は、「どれくらいの頻度で可燃性ガス・蒸気・粉じんが存在するか」によって分けられています。
可燃性のガス・蒸気が空気と混ざり、爆発が起こる危険がある状態のことを爆発性雰囲気といい、この状態によって区分が異なります。
ガス蒸気危険場所
ガス蒸気危険場所とは、可燃性ガスや蒸気による爆発性雰囲気が発生する可能性のある危険場所です。
危険度区域の種類
- Zone 0(ゾーン0)特別危険箇所…最も危険度が高いエリア
- Zone1(ゾーン1)…通常作業でガスが発生する恐れがあるエリア
- Zone2(ゾーン2)…異常時のみガスが発生するエリア
- Zone0 特別危険箇所
- 可燃性ガス・蒸気が常時または長時間存在するエリアで、本質安全防爆構造(Ex i)のような高い安全性が求められます。
- Zone1 第1類危険箇所
- 通常運転の状況下で周期的または時々、爆発制雰囲気が発生するエリアです。
- Zone2 第2類危険箇所
- 通常運転中には発生しないが、低頻度で短時間、爆発性雰囲気が発生するエリアです。
粉じん危険場所
粉じん爆発の恐れのある危険エリアは、「粉じん危険場所」として、主に3つに分類されます。
危険度区域の種類
- Zone20(ゾーン20)…最も危険度が高いエリア
- Zone21(ゾーン21)…通常作業中に粉じんが発生する恐れがあるエリア
- Zone22(ゾーン22)…異常時に可燃性の粉じんが発生する恐れのあるエリア
- Zone20
- 可燃性の粉じんが常時または長時間放出されるエリアです。
- Zone21
- 可燃性粉じんが平時は存在しないが、時々発生・またはイレギュラーで発生する可能のあるエリアです。
- Zon22
- 通常運転中には発生しないが、低頻度で短時間、可燃性粉じんが発生するエリアです。
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防爆カメラの選び方とおすすめのカメラ
防爆カメラは、設置する場所に合った構造のカメラを適切に設置することが大切です。
防爆カメラの選び方は、まず防爆構造と防爆エリアの危険度を照らし合わせて選ぶことが重要です。
その他、アナログorネットワークカメラなどカメラの種類や、画質などカメラ自体のスペックも確認して選ぶようにしましょう。
防爆カメラの選び方で見ておきたいポイント
- 設置場所の危険度区分(ゾーン)
- 日本で使える防爆検定に合格しているか
- 防爆構造(Ex表記)
- カメラの耐環境性
- カメラのスペック
設置場所の危険度区分(ゾーン)

防爆カメラは、求められる防爆構造が違うため、設置場所の危険区分がどのゾーンに該当するか知っておく必要があります。
「爆発性雰囲気」の発生頻度などを確認し、設置場所に合わせた防爆カメラを選びましょう。
主に確認しておきたい危険度区分
- ガス・蒸気による爆発性雰囲気:Zone0 / Zone1 / Zone2
- 粉じんによる爆発性雰囲気:Zone20 / Zone21 / Zone22
日本で使える防爆検定に合格しているか

防爆カメラには、日本国内のメーカーの製品と、海外メーカーの製品があります。
注意しておきたいのが、防爆規格にはいくつか種類がありますが、日本国内で防爆カメラを設置する場合、日本国内の規格(IECEx、TIISなど)に防爆規格に合格している必要があるということです。
また、設置場所によって求められる規格が違い、日本の防爆検定であるTIISの合格製品が求められることもあれば、IECEx対応であれば日本で使えることもあります。
日本国内で求められる防爆規格
- IECEx(国際電気標準会議の国際防爆規格)
- TIIS(産業安全技術協会(TIIS)防爆検定)
防爆構造(Ex表記)

防爆機器には、その防爆性能を示す記号があります。
たとえば、全閉構造である「耐圧防爆構造」には「d」、油入防爆構造には「o」など、記号から防爆構造の種類を把握するのも防爆カメラを選ぶポイントです。
カメラの耐環境性

防爆カメラが設置される場所は特殊な環境が多く、高温高湿な環境であることも考えられます。
防水防塵性能や、カメラが使用できる温度の範囲なども確認しておくと設置後のトラブルの回避につながります。
防爆カメラを選ぶ時に確認したい耐環境性
- 使用温度範囲
- 防水防塵性能
- 耐腐食性
カメラのスペック・種類

せっかく防爆カメラを設置しても、用途に合ったカメラを設置しなければ意味がありません。
全体を俯瞰して監視ができるようにしたいのか、現場内の一部を集中して監視したいのか、また設置する目的が防犯か業務効率化かなど、用途によって選ぶべき防爆カメラの種類が変わります。
防爆カメラを選ぶ時に確認したいカメラのスペック
- アナログカメラorネットワークカメラ
- 必要なカメラの画質
- 夜間・暗所の撮影性能
- 録画期間
おすすめの防爆カメラメーカー・機種
防爆カメラは、日本国内外の各メーカーが製造しています。
弊社では、オリエントブレイン
ハンファテックウィン 500万画素AI防爆カメラ「TNO-C8083E」

最大5メガピクセルの高解像度の防爆仕様のネットワークカメラです。
TNO-C8083Eの特徴
- IECEx、ATEX、KCs(韓国)、JPEx(日本)の防爆認証を取得
- AIによる高度な映像分析が可能
- IP66の防塵・防水性能とIK10の耐衝撃性能を備えている
オリエントブレイン 小型耐圧防爆アナログHDカメラ「RD-211AHD」

高画質のアナログハイビジョンに対応した防爆カメラです。
低照度性に優れており、照明の少ないエリアの監視にも有効です。
RD-211AHDの特徴
- 耐圧防爆構造 ExdⅡCT6
- 水素・アセチレン・二硫化炭素などすべての爆発性ガスに対応(ゾーン0を除く)
- 駆動部分が全くなく、メンテナンスの手間をおさえて長期間の運用が可能
オリエントブレイン 耐圧防爆ネットワークカメラ「XD-500IP」

200万画素、500万画素の高解像度カメラ。
バリフォーカルレンズを採用しておりオプションで超広角レンズへの変更も可能です。
XD-500IPの特徴
- 水素・アセチレン・二硫化炭素を含むすべてのガスに適合(ゾーン0を除く)
- カメラユニットはIP化されており、H.264エンコーダを内蔵し、防爆IPカメラとして機能
オリエントブレイン 耐圧防爆ドーム型ネットワークカメラ「RC-360」

防爆対応の水平360°旋回型ドームカメラです。
360°連続千回機能を備えた高機能高画質のドーム型カメラです。
RC-360
- 耐圧防爆構造ExdⅡCT6
- PoE電源供給により、イーサネットケーブル一本で接続可能
- 水素・アセチレン・二硫化炭素・硝酸エチルを含むすべてのガスに対応(ゾーン0を除く)
オリエントブレイン 耐圧防爆PTZカメラ「PTC-EP-RC-OB」

カメラ旋回機能付き耐圧防爆カメラです。
オプションユニットの使用で同軸重量にて映像+制御信号を1本の同軸ケーブルで伝送することが可能です。 多拠点からの遠隔操作にも対応しています。
PTC-EP-RC-OBの特徴
- 耐圧防爆構造ExdⅡBT4
- 光学36倍・デジタル12倍、最低照度0.01luxの高性能カメラ搭載
- 外部制御インターフェースにはRS-485を標準搭載
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防爆カメラ設置もプロにおまかせ
防爆構造の種類と記号の読み方
防爆カメラの仕様を確認する際、「防爆記号(Exから始まる記号)」を知っておくと選びやすくなります。
とくに防爆カメラでよく見られるのが、「耐圧防爆構造」、「本質安全防爆構造」です。
防爆構造の種類
| 耐圧防爆構造 | d | 全閉構造。容器内部で爆発性ガスの爆発が起こった場合に 容器がその圧力に耐え、かつ、外部の爆発性ガスに引火するおそれのないようにした構造 |
|---|---|---|
| 油入防爆構造 | o | 電気機器及び電気機器の部分が油の上又は容器の外部に存在する 爆発性雰囲気に点火することがないような方 法で、これらを油に浸す電気機器の防爆構造 |
| 内圧防爆構造 | f | 容器の内部に保護気体(清浄な空気または不活性ガス)を圧入し、 内圧を保持することによって、爆発性ガスが侵入するのを防止した構造 |
| 安全増防爆構造 | e | 正常時及び事故時に発生する電気火花または高温部を生じてはならない部分に、 これらが発生するのを防止するよう、構造上及び温度上昇について 安全性を増加する手段が講じられている防爆構造 |
| 本質安全防爆構造 | i | 正常時及び事故発生に発生する電気火花または高温部により 爆発性ガスに点火しないことが公的機関において試験その他によって確認された構造 さらに、考慮する故障状態の数によってia,ib,icの3種類に分類される |
| 特殊防爆構造 | s | 記号(d.o.f.e.i)以外の構造で、爆発性ガスの引火を防止できることが 公的機関において試験その他によって確認された構造 |
| 非点火防爆構造 | n | 正常運転中及び特定の異常状態で、周囲の可燃性物質が存在する 雰囲気を発火させる能力のない電気機器に適用する防爆構造 |
| 樹脂充填防爆構造 | m | 火花又は熱により爆発性雰囲気を発火させることができる部分が、 運転中に発火源とならないように、樹脂の中に囲い込んだ防爆構造 |
防爆記号の見方
防爆記号は、「Ex」というアルファベットから始まる英数字で記載されています。
「Ex」は、IEC規格に基づく防爆性能である表記で、その続きに防爆構想、爆発投球、発火度が示されています。
例えば「d2G4」と書いてある場合、「d」で耐圧防爆構造、「2」で爆発等級2、「G4」で発火度G4ということになります。
つまり、「d2G4」と表記のある防爆カメラは、耐圧防爆構造であるためゾーン1で使用でき、発火度G4のガス雰囲気中、また、この範囲以上の温度で発火爆発する発火度G3,G2,G1でも使用できることになります。
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防爆カメラの設置はおまかせください
防爆カメラの選び方や注意点についてご紹介しました。
防爆エリアで監視カメラを設置する際は、設置場所の危険度に合わせた防爆カメラを選ぶ必要があります。
また、目的や環境に合わせた効果的な設置場所、画角を選ぶことも重要です。
セキュリティの専門業者であるトリニティーでは、スタンダードな防犯カメラの設置から、防爆カメラなどの特殊なカメラ工事にも対応しています。
自社で販売から設置工事、修理メンテナンスまで対応するので、設置後までずっと安心してサービスをご利用いただくことができます。
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防爆カメラの設置についてよくあるご質問
防爆仕様とは、可燃ガスや蒸気、粉じんなどで電気機器の火花などが原因で火災・爆発が起こることを防ぐために特殊な構造・素材でできた設計のことを指します。
通常の防犯カメラや防犯センサー、現場の温度・湿度を可視化するカメラなど幅広い製品を取り扱っています。
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防爆カメラの設置は全国対応となります。お見積り無料ですので、お気軽にご相談ください。





