居直り強盗と事後強盗の違いと防犯対策
遭遇時の正しい行動も紹介

居直り強盗は何罪にあたる？

居直り強盗は、法律上は通常の強盗罪として扱われます。

最初は窃盗であっても、暴行や脅迫が加わった時点で重い罪に問われる点が、居直り強盗の大きな特徴です。

法律上はどう扱われるのか（刑法上の位置づけ）

事後強盗は、法律上は事後強盗罪（刑法238条）にあたります。

目的の違いはあっても、どちらも突然凶悪化しやすく、被害者に深刻な危険が及ぶ重い犯罪である点に変わりはありません。

居直り強盗になりやすい場面とは

居直り強盗は、忍び込みや居空きなど、家の人がいることをわかったうえで、気づかれないように行われる盗みから発展しやすいとされています。
ところが、少しでも物音に気づかれたり、声をかけられたりすると、その場で状況が一気に変わることがあります。

こうした場面では、盗みがきっかけでも、思わぬ形で居直り強盗につながる可能性があります。

そもそも忍び込みや居空きに遭わないためには、防犯カメラやセンサーライトなどで「見られている」「記録が残る」状態をつくっておくことが大切です。

居直り強盗が狙いやすい店舗の特徴

次のような店は、トラブルに発展しやすいため注意が必要です。

• 店員が1人だけで対応している時間帯が多い
• 店内に死角が多く、外から様子が見えにくい
• 深夜営業など、人通りが少ない
• 防犯カメラや警告表示が目立たない

このような環境では、万引きが見つかったときに、居直り強盗へつながる可能性があります。

居直り強盗が狙いやすい家の特徴

住宅の場合も、次のような条件が重なると狙われやすくなることがあります。

• 在宅中でも施錠をしていない
• 勝手口や裏口など、人目につきにくい出入口がある
• 夜間は家周辺が暗い
• 防犯設備がなく、外から対策状況がわかりにくい

「家にいるから大丈夫」と思っていても、忍び込みなどから被害につながることがあります。

また、マンションでも「鍵がかかっていなかったので入った」という形で侵入される例があるため、短い外出や在宅中でも施錠を意識しておくことが大切です。

参考「就寝中に金品盗まれる「忍び込み」被害　マンションも標的に」

居直り強盗に狙われにくくするためのポイント

居直り強盗を防ぐには、最初から狙われにくい環境をつくることが大切です。

• 防犯カメラやセンサーライトを設置し、見られている意識を持たせる
• 店舗では、死角を減らして店内や周囲の見通しを良くする
• 在宅中でも必ず施錠する

「見られている」「記録が残る」と感じさせるだけでも、犯行を思いとどまらせる効果が期待できます。

侵入をためらわせる防犯カメラとは？【光る・喋る・通知するAIカメラ】

居直り強盗で怖いのは、万引きや侵入が見つかった瞬間に凶悪化することです。

だからこそ、相手に「見つかるかもしれない」と思わせて、その場から離れたくなる仕組みを用意しておくと安心です。

「ギミックカメラ」とは？できること・特徴

「ギミックカメラ」は、侵入者を検知するとライト点灯と警告音で威嚇するAIカメラです。
気づかれたと感じさせやすく、侵入をためらわせる効果が期待できます。

また、双方向通話に対応しているため、スマートフォンからカメラ越しに声掛けもできます。

• 製品の詳細を見る

まずはレンタルから　初期費用0円で導入できます

防犯カメラは、初期費用0円で始められるレンタルなら、まとまった出費を抑えて導入できます。
月々定額なので費用の見通しも立てやすく、費用は抑えつつ、本格的に防犯対策を進めたい方におすすめです。

店舗向けの業務用カメラはもちろん、ご家庭向けの防犯カメラにも対応しています。

機器の準備・設置工事・導入後の保守までまとめてお任せいただけますので、「何を選べばいいか分からない」「工事が不安」という方も安心してご相談ください。

絶対にしてはいけない行動

次のような行動は、相手を逆上させるおそれがあるため避けてください。

• 大声で怒鳴る・威嚇する
• 無理に取り押さえようとする
• 正義感から抵抗する

犯人は追い詰められている状態のため、予想外の行動に出ることがあります。

「盗みだから大丈夫」と判断せず、刺激しないことが重要です。