「忍び込み」とは?
寝ている間に空き巣に入られないための防犯対策7選
忍び込みは、寝ている間に空き巣を行う犯行です。
犯人は、念入りに下見をしてから忍び込みを行います。
そのため「自分の家は大丈夫」「この地域は安全だから」と思っていても油断は禁物です。
窓が開いていた、裏口の施錠を忘れて寝てしまった、とわずかな気の緩みを狙われます。
このページでは、そんな誰にでも起こり得る「忍び込み」を防ぐために、以下の内容を解説しています。
この記事でわかること
- 忍び込みと空き巣や居空きの違い
- 忍び込みの手口や発生する時間帯
- 忍び込みへの対策
忍び込みの特徴や手口を理解して、一緒に対策を行いましょう。
忍び込みとは?空き巣や居空きとの違い
忍び込みとはどんな犯行なのでしょうか。
ここでは、忍び込みの特徴について以下の3つを解説します。
ここで紹介すること
- 忍び込みとはどんな犯罪か?
- 空き巣・居空きとの違いとは?
- 被害に遭いやすい家庭の特徴とは?
忍び込みとはどんな犯罪か?
忍び込みとは、他人の建物に夜間こっそり侵入して盗みを働く犯罪です。
忍び込みには次のような特徴があります。
- 住人が寝ている間に行われる
- 住人と鉢合わせる可能性がある
- 住人が家にいる時間帯でも発生する
たとえば、夜中に無施錠の窓から住宅に侵入し、財布や貴金属を盗むケースがあります。
さらに金品の盗難だけでなく、犯人と鉢合わせるリスクもあるため対策は必要不可欠です。
空き巣・居空きとの違いとは?
忍び込みと比較されるのが、「空き巣」と「居空き」の2つです。
この3つは、どれも個人宅で発生する危険性があります。
それぞれの違いを下表で比較してみましょう。
種類 | 犯行のタイミング | 特徴 |
---|---|---|
忍び込み | 夜間 |
|
空き巣 | 留守(昼夜問わず) |
|
居空き | 昼間(在宅中) |
|
被害に遭いやすい家庭の特徴とは?
隣人が勝手に敷地に入ってきた場合、警察へ通報できます。
忍び込みの被害に遭いやすいのは、「犯罪意識の低さが目に見えてわかる」家庭です。
泥棒は、犯行前に必ず下見を行い「入りやすく、見つかりにくい家」を選定します。
たとえば、以下のような特徴がある家庭は、忍び込みの対象になりやすいです。
- 夜間でも庭が暗い家
- 玄関に二重ロックがない家
- 長期間郵便物がたまっている家
このような家庭は、「無防備で侵入しやすいな」と判断されてしまいます。
忍び込みの主な手口と時間帯
忍び込みの主な手口や時間帯を把握しておくと、対策が取りやすくなります。
ここで紹介するのは、以下の3つです。
ここで紹介すること
- 犯行が多発する時間帯
- 泥棒はどこから侵入する?窓・勝手口・2階も要注意
- 忍び込みの事件例
忍び込みが多発する時間帯
忍び込みの特徴を考慮してデータを見ると「22時から24時」の深夜帯は要注意です。
一方で0時から4時の明け方は、深夜帯と比較すると発生件数は多くありません。
忍び込み対策の際、とくに22時から24時の深夜帯は、生活スタイルも含めて見直すとよいでしょう。
泥棒はどこから侵入する?窓・勝手口・2階も要注意
侵入口で最も多いのは「窓」、次いで「表出入口」です。
この2つは、警視庁の調査でもわかるように、侵入経路の70%以上を占めています。
窓、表出入り口が侵入経路として使われる理由には以下があります。
- 無施錠だった
- 窓が開いていた
- 鍵がポストや庭に隠してあった
実は窃盗被害の原因は、施錠さえしていれば防げたケースが多いです。
就寝前に戸締まりや照明のタイマー設定を確認する習慣をつけましょう。
忍び込みの事件例
忍び込みの事件例を1件紹介します。
この事件は、夫婦2人と飼い猫が住んでいるお宅で発生しました。
朝、旦那様が起きると、奥様のバッグがいつもと違う場所に置いてあります。猫も怯えている様子だったようです。
おかしいと思い家の中を見てみると、窓が開いており、財布から現金が抜かれていました。
夜間の忍び込みには全く気がつかず、朝起きてから事件が発覚した例です。
犯人と鉢合わせしなかったため、住人に被害がなかったのは不幸中の幸いでした。
ただ、警察が調査を行うと、普段から窓の施錠を忘れてしまう箇所があったようです。
日ごろから戸締まりの習慣をつけておく必要があると再認識できる事例です。
今すぐ始めたい!忍び込み対策7選
忍び込み対策では、「そもそも何をしたらよいかわからない」方もいるでしょう。
そこでここでは、忍び込み対策の選択肢を増やすために、以下7つの対策を紹介します。
忍び込み対策7選
- センサーライトの設置
- 窓・玄関の二重ロック
- 防犯砂利で足音を演出
- 夜間も施錠を徹底
- 就寝時の「起きているアピール」
- 防犯フィルムで窓の強化
- 防犯カメラ設置
センサーライトの設置
センサーライトは、人を感知して自動で点灯する防犯アイテムです。
暗い場所でも光で照らすため、夜間の侵入を防ぐ際に活躍します。
たとえば、以下のような場所に設置すれば、犯行をためらうでしょう。
- 玄関
- 裏口
- 駐車場
忍び込みは夜間、人の目が行き届かない時間帯に行われます。
そのため、センサーライトのように光で対策するのは効果的です。
窓・玄関の二重ロック
窓、玄関には2つ以上の鍵を設置しましょう。
二重ロックを設置すれば、侵入まで時間がかかり、犯人は犯行を断念するからです。
補助錠を設置した窓では、ガラスを割ってもすぐには侵入できません。
物音や時間のロスを嫌い、結局犯人が逃げるケースもあります。
このように、侵入経路として使われる窓や玄関の鍵は対策をしておきましょう。
防犯砂利でこっそり近づけない環境に
忍び込み対策には、防犯砂利の設置も効果があります。
防犯砂利は、踏むと大きな音が出るため、深夜に侵入を試みる犯人を威嚇できるからです。
音に驚いて逃げるケースも少なくありません。
たとえば、住宅の裏手や窓の下など死角に敷くのがおすすめです。侵入者が通った瞬間に音で気づき、家族の安心にもつながります。
死角や出入口周辺に防犯砂利を敷いて、こっそり侵入できない環境を整えましょう。
夜間も施錠を徹底
侵入する際、一番狙われるのは「無施錠」であるため、施錠の習慣化は必要不可欠です。
施錠を習慣化するために、日々の生活で少し工夫をしてみましょう。
いくつか例をあげるので、取り入れてみてください。
- 「寝る前チェックリスト」を作る
- 家族で「戸締まり当番」を決めて交代制にする
- スマートロックや施錠通知付きのセンサーを導入する
- 子どもにも「鍵閉めルール」を共有する
- 防犯意識を高めるポスターやメモを玄関に貼る
ほんの少し意識するだけでも、忍び込みを防げます。
夜間の施錠が漏れないように、家族で協力しましょう。
就寝時の「起きているアピール」
就寝中でも「この家はまだ起きてるな」と思わせる工夫が、忍び込み対策になります。
泥棒は人の気配がない家を狙うためです。
たとえば、以下のような方法で起きているアピールができます。
- 二階に寝室がある場合は、一階の電気をタイマー付き照明で明るくする
- テレビ、ラジオ、スマホなどの「音」をタイマーで流す
忍び込みは住人が就寝している隙を狙うため、音や光を活用しましょう。
「誰かが起きている」と意識させれば、忍び込みを未然に防げます。
防犯フィルムで窓の強化
窓に防犯フィルムを貼るのも、忍び込み対策として有効な手段です。
「割らせない」「時間をかけさせる」ことで、犯人は侵入を断念します。
設置する際は、以下の点に注意してみてください。
- CPマーク付きで防犯性能の高い製品を選ぶ
- 人目につきにくい窓(裏手・勝手口など)を優先する
- 業者による施工でフィルムの強度を最大限に活かす
防犯フィルムは、見た目を損なわずに窓を強化できる対策です。
侵入経路として使われやすい窓を対策しておきましょう。
防犯カメラ設置
忍び込み対策には防犯カメラの設置もおすすめです。
防犯カメラを設置する目的は大きく分けると以下の2つがあります。
- 犯人を威嚇する
- 犯行後の証拠に活用できる
防犯カメラが気になり、犯行を断念するケースは少なくありません。
また、万一被害に遭った場合も、映像が残るため、犯人逮捕の証拠にも役立ちます。
防犯カメラのプロに相談!
寝ている間に空き巣が入る?就寝中の防犯対策
寝ている間に空き巣が入るのが「忍び込み」です。
一度気になると、怖くて眠れない方もいるでしょう。
そこでこの章では、就寝中の防犯対策について以下3つを紹介します。
就寝中の防犯対策
- 夜間に狙われやすい家庭の共通点
- 就寝前にチェックしたい施錠リスト
- 家庭用防犯カメラで寝ている間も安心
夜間に狙われやすい家庭の共通点
自分の家が夜間に狙われやすいかどうか、確認しておきましょう。
狙われやすい家庭の特徴は以下のとおりです。
- 窓や出入口が無施錠
- 補助錠がない
- 敷地が暗い
- 死角が多い
- 防犯対策(カメラ、ライト)がない
犯人から無防備だと思われると、狙われやすくなります。そのためできる範囲で対策を行うのが大切です。
就寝前にチェックしたい施錠リスト
就寝前の施錠確認は、忍び込みを防ぐため「必ず」やりましょう。
鍵の閉め忘れは、忍び込みで一番狙われるためです。
リスト化して習慣化し、無防備な夜を防ぎましょう。施錠リストの例として以下を参考にしてみてください。
- 玄関ドア(メインロックと補助錠)
- 勝手口や裏口のドア
- すべての窓(トイレ・浴室・2階の小窓など)
- シャッターや雨戸がある場合は施錠済みか確認
- 車庫や物置の扉(敷地からの侵入を防ぐため)
とくに夏場は、暑くて窓を開けたまま忘れて寝てしまう方もいます。
就寝前に施錠確認する習慣をつけて忍び込みを防ぎましょう。
家庭用防犯カメラで寝ている間も安心
「個人でやれる対策はしたけど夜はやっぱり不安」
「防犯カメラを設置したいけど高くて迷う」
そのような方に向け、弊社トリニティーでは家庭用防犯カメラのレンタル「ファミリープラン」を提案しています。
ファミリープランの特徴は以下のとおりです。
特徴
- 初期費用0円で導入できる
- 月額料金で管理しやすい
- メンテナンス、消耗品交換に対応できる
他社では機器代金は0円でも、数十万円単位の工事費用が発生するケースがほとんどです。
一方で弊社は、工事費用も月額料金に含まれているため、導入費用がかかりません。
寝ている間の空き巣が怖い、不安で眠れない、今すぐ対策したい。
そんな悩みを解決できるプランです。
当社は、年間1,000件近い防犯カメラ導入実績があり、安心してご利用いただけます。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
現地調査・お見積り無料!
忍び込み対策にはAI防犯カメラがおすすめ
防犯カメラのなかでも、忍び込み対策にはAI防犯カメラがおすすめです。
ここでは、弊社トリニティーがご提案している「AIスターライトカメラ」を例に、以下3つを解説します。
AIカメラがおすすめな理由
- 夜間もカラー撮影できる
- スマホ連携でリアルタイム監視できる
- AI人検知で侵入者を通知できる
AI防犯カメラで忍び込みに対してどのような対策ができるのか、順番に見ていきましょう。
夜間もカラー撮影できる
AIスターライトでは、夜間でも昼間のようにカラー撮影できるのが特徴です。
忍び込みは夜間に行われる犯行であるため、カラー撮影は対策になります。
たとえば、夜間に侵入されたとしましょう。
一般的な赤外線カメラとAIスターライトカメラでは、残せる映像に差があります。
カメラの種類 | 映像の画質 |
---|---|
赤外線カメラ | 白黒映像で記録できる |
AIスターライト | 夜間でも昼間のように記録できる |
一般的な防犯カメラや赤外線カメラでも、問題なく夜間の映像を残せます。
ただし他のカメラと異なり、AIスターライトは犯人の服装や所有物を「カラー」で映像に残せるのが強みです。
AIスターライトカメラの実力を動画でチェック!
警察に通報する際、正確な情報を伝えられるので、犯人確保の可能性が高くなるでしょう。
「夜間でもしっかり映るカメラが欲しい」「できるだけ多くの証拠を残したい」
そんな方は、AIスターライトカメラの導入をぜひご検討ください。
スマホ連携で遠隔監視できる
AIカメラは、スマホ連携にも対応しており、遠隔監視ができる点も忍び込みに有効です。
忍び込みで怖いのは、「鉢合わせ」で住人に被害が出るケースです。
誰かが忍び込んできても、危険なため何も対策ができません。
そんなとき遠隔監視ができれば、寝室にいながら侵入を確認し、警察に通報できます。
AI人検知で侵入者を即座に通知できる
AI防犯カメラは、人や車両を検知し、敷地内で不審者が侵入すれば即座に通知します。
忍び込みは、寝ている間に犯行が行われ、気がつかないケースもあります。
そのためAI人検知による対策が有効です。
AI人検知のメリット
- 侵入した時点でスマホに通知が来る
- すぐに警察に通報できる
- 身の安全も確保できる
従来の防犯カメラは、撮影した映像をあとから確認するものでした。
しかし、AIカメラは今発生している事件に対処できます。
このように当社のAIスターライトカメラは、夜間の「忍び込み」に強いカメラです。
ファミリープランを利用すれば、初期費用0円で導入できるので、費用がネックになっている方もお気軽にお問い合わせください。
現地調査・お見積り無料!
よくある質問
最後に忍び込みについてよくある質問を紹介します。
忍び込みと空き巣の違いは?
忍び込みと空き巣の違いは、犯行タイミングです。
忍び込みは夜間に発生し、住人がいても侵入します。
一方で空き巣は時間帯を問わず、住人がいない隙に発生するのが特徴です。
夜中に泥棒が入ってきたらどうすればいい?
夜中に泥棒が入ってきたときは、冷静に身を隠して、通報できる体制を整えましょう。
侵入に気づいた際の行動ポイントは次のとおりです。
- 無理に犯人を追い払おうとせず、静かに施錠できる部屋に避難
- スマホで110番通報し、「家に不審者がいる」と正確に伝える
- 声を出さず、ライトも点けずに身を隠す
- 家族がいる場合は、できるだけ一緒に安全な場所へ
防犯カメラのAI人検知を活用すれば通知を確認して警察に通報できます。
忍び込みが多い時間帯は?
忍び込みが多い時間帯は、深夜から明け方です。
とくに住人が就寝している22時から0時にかけては犯行が多発します。
忍び込みに入られる前兆はある?
犯人は下見をして、侵入しやすい家を見極めてから実行に移します。そのため事前に何らかのサインを残すケースが多いです。
次のような行動が兆候として考えられます。
- インターホンを押して在宅確認をする
- 家の周辺に不審な車や人物が長時間とどまる
- 外壁や門柱に見慣れないマーキングや印がある
不審な様子に気づいたら、警察や地域の見守り活動に相談しましょう。
忍び込みに鉢合わせたときはどうすればいいですか?
「安全確保を最優先」にし、無理に対抗せず身を守る行動をとりましょう。
犯人もパニックになっているため、刺激するのは危険です。
- 鍵がかかる部屋に避難し、身を隠す
- 静かに逃げて警察へ通報する
- スマートフォンや防犯ブザーで助けを求める
防犯カメラがあれば、あとから捜査もできます。
「いざという時どうするか」を家族で共有しておきましょう。
まとめ 今すぐ寝ている間の防犯対策を始めましょう
最後にこのページのおさらいです。
- 忍び込みは、夜間の寝ている間に侵入して貴重品や現金を盗む犯罪
- 窓や玄関などから侵入するケースが全体の70%程度を占める
- 犯行は鍵をかけ忘れた場所が狙われる
忍び込みを防ぐためには、まず就寝前の施錠を習慣化するのが重要です。
ただし、個人で行える対策には限界があります。
寝ている間の防犯対策に不安を感じている場合は、ぜひ弊社トリニティーにご相談ください。
防犯カメラだけでなく、センサーライトや防犯フィルムも組み合わせて、総合的な防犯対策をご提案いたします。
安心して寝られる環境を一緒に整えましょう。
個人のお客様向け防犯カメラ特設ページ

空き巣や強盗、いたずら被害などの被害を防ぐためにも防犯対策はとても大切です。
家庭用防犯カメラは、不審者の侵入を防ぎ、万が一の時の証拠をとることができるため、戸建て住宅にも人気のセキュリティです。
家庭用防犯カメラの設置費用や選び方をわかりやすくご紹介しています。
詳細はこちら