【工場の爆発事故対策】
温湿度の見える化で事故を未然に防ぐ方法
あなたの工場では、温度・湿度の「見える化」ができていますか?
工場での爆発事故は、静電気や、粉じん、可燃性ガスなどが原因となり、温度や湿度の変化がそのリスクをさらに高めます。
実際、多くの事故は、こうした環境変化の見逃しが引き金となっているケースも少なくありません。
この記事では工場の爆発事故をテーマに、事故事例から温度・湿度との関係、そして温湿度管理ができる最新のカメラシステムのおすすめポイントまで、分かりやすく解説します。
この記事でわかること
- 工場で起きた爆発事故の事例と主な原因
- 温度・湿度の変化が爆発や火災リスクを高める理由
- 爆発事故対策に役立つ温湿度カメラの活用法とメリット
工場で起こる事故リスクを最小限に抑えるために、今すぐ見直しておきたいポイントを確認しましょう。
爆発事故の現実とその背景にある原因とは
爆発事故は、特別な設備や危険物を扱う一部の工場だけの問題、そう思っていませんか。
実際には、私たちの身近にある中小の製造現場や一般的な工場でも、突発的な爆発が発生しています。
ここでは、実際に起きた爆発事故の事例を紹介し、どのようなリスクが潜んでいるのかを具体的に見ていきましょう。
実際に発生している爆発事故の事例
静岡県:静電気が原因で発生した化学工場の爆発
2017年12月に静岡県富士市にある荒川化学工業富士工場で爆発事故が発生し、2人が死亡、13人が重軽傷を負う大惨事となりました。事故原因は、静電気による粉じん爆発。
粉じん爆発を防ぐ措置や作業指導が不十分だったことが指摘され、当時の工場長ら7人が業務上過失致死傷の疑いで書類送検されています。
参考:朝日新聞「15人死傷の工場爆発、原因は静電気 工場長ら書類送検」
愛知県:バネメーカー工場で起こった爆発事故
2025年3月、愛知県豊田市にあるバネメーカーの工場で、「粉じん機が爆発した」と110番通報があり、従業員1人が死亡、2人が軽傷を負いました。
原因は調査中ですが、2023年にも同様の事故が発生しており、当時はフィルターにほこりがたまり空気循環の悪化で滞留したガスにバーナーの火が引火したとみられています。2度目の事故を受け、再発防止策の強化が求められています。
参考:読売新聞「工場爆発1か月 中央発条原因特定急ぐ 1年半で2度事故」
爆発事故の主な原因とは?
工場での爆発事故は、多くの場合、単一の原因だけでなく複数のリスクが重なることで大きな被害へとつながります。
以下では、特に注意すべき代表的な原因をまとめました。
- 静電気・摩擦・衝撃による引火
- 乾燥した環境では、衣類や機械部品との摩擦によって静電気が発生しやすくなります。
この静電気が可燃性ガスや粉じんに引火し、爆発を引き起こすリスクがあります。 - 粉じん爆発
- 金属やプラスチックなどの細かい粉が空気中に漂っている状態で、静電気や火花が発生して引火して爆発することがあります。実際に集じん機の内部でたまった粉じんが火花に引火した粉じん爆発の事例も報告されています。
- 火気使用中のガス爆発
- 燃性ガスを扱う作業中にガスが漏れ、溶接や切断などの火元に引火することで爆発が起きるケースもあります。
- 老朽化した設備・電気系統の不具合
- 古い配線や設備がショートや過熱を起こし、火花や異常な熱が発生し、それが可燃物に引火するケースがあります。
- 作業手順ミス・人為的過失
- 静電気を防ぐ装置が未設置であったり、作業手順を守っていないなど、教育不足による人為的なミスが事故を引き起こすこともあります。
- 放火・夜間監視の不足
- 外部からの放火や不審者の侵入、また夜間の監視が不十分だったのことで、小さな火種が大きな火災や爆発へと発展するリスクもあります。
なぜ温度・湿度が爆発の引き金になるのか?
工場で発生する爆発事故の多くは、「静電気」や「粉じん」「可燃性ガス」といった、目に見えにくい危険要素が関与しています。しかし、それだけでなく、温度や湿度の変化がリスクを高めるケースが見られます。温湿度管理を十分に行わないと、結果的に工場での爆発事故に直結する場合もあります。
湿度の低下が引き起こす静電気と発火のリスク
空気が乾燥し、湿度が40%を下回ると静電気が発生しやすくなります。
特に作業員の衣類や機械の稼働によって蓄積された静電気は、ちょっとした接触で放電し、火花を発生させる原因になります。
この火花が粉じんや可燃性ガスに引火すると、粉じん爆発などの重大な事故につながります。
特に乾燥しやすい冬季や、空調によって湿度が低下しやすい作業環境では、静電気による火災・爆発リスクが大きく高まります。
静電気が原因で発生した事故の実例
- 自動ふるい機やビニール袋内での粉体摩擦による静電気が原因で火薬が着火
- 粉砕機での粉砕作業中に静電気が発生し、装置内の粉じんに引火
- 低温・低湿度下の静電気が発生しやすい環境下で、粉体をタンクに投入中に爆発
これらの事例では、静電気対策が不十分だったことや、湿度や帯電防止対策への配慮不足などが原因として挙げられています。
高温環境では化学反応や発火リスクが高まる

工場内の温度が高くなると、化学反応のスピードを加速させ、可燃性ガスが気化を促進します。
これにより、思いがけない反応や発火が起こるリスクが高まります。
たとえば、2020年7月、静岡県吉田町の工場で火災が発生。大量に保管されていた漂白剤などに使われる「過炭酸ナトリウム」が、何らかの化学反応によって発火したとされています。
その他にも、高温環境で特に注意すべきリスクには以下が挙げられます。
- 可燃性ガスや蒸気の蒸発・漏洩が増え、火花や高温部との接触で引火・爆発の可能性が高まる
- 溶接や切断作業による火花が周囲の可燃物に着火する
- 老朽化した設備や配線が高温により過熱し、ショートや漏電から火災につながる
こうしたリスクを防ぐには、安全管理の徹底と、温度の常時監視が不可欠です。高温環境下でも安定した作業環境を保つことが、事故の未然防止につながります。
法律で義務づけられる温湿度管理の例
温湿度の管理は、「安全のために望ましい」だけではありません。法令によって義務づけられているケースも存在します。
労働安全衛生規則 第606条・第607条
労働安全衛生法に基づく「労働安全衛生規則」では、以下のように定められています。
第606条
事業者は、暑熱、寒冷又は多湿の屋内作業場で、有害のおそれがあるものについては、冷房、暖房、通風等適当な温湿度調節の措置を講じなければならない。
引用:法令検索e-Gov「労働安全衛生規則 第六百六条 第六百七条」第607条
事業者は、第五百八十七条に規定する暑熱、寒冷又は多湿の屋内作業場について、半月以内ごとに一回、定期に、当該屋内作業場における気温、湿度及びふく射熱(ふく射熱については、同条第一号から第八号までの屋内作業場に限る。)を測定しなければならない。
温度・湿度の変化は工場の爆発事故のリスクに深くかかわっています。
そのため、温湿度をリアルタイムで監視し、自動で測定できるカメラシステムを導入することで、危険の早期発見・作業環境の見える化だけでなく法令遵守の観点からも複数のメリットがあります。
温湿度モニタリングカメラでできることとは?
通常の監視カメラは、「映像の監視・録画」には対応していますが、温度や湿度といった環境の変化までは捉えることができません。
そこでおすすめしたいのが、トリニティーの「温度・湿度モニタリングカメラシステム」です。
映像と温湿度の両方を同時に監視できるこのシステムが、工場での爆発事故・火災リスクの早期察知や、現場の安全性向上に大きく貢献します。
通常の監視カメラとの違い
①映像+温湿度データで“見えない変化”をリアルタイムに把握

トリニティーの温湿度カメラは、現場の映像とともに「温度・湿度」の数値をリアルタイムで観測し、モニター画面上に表示できます。
- 1台で映像+温湿度情報のダブル監視が可能
- 異常な温度・湿度を設定し、異常値を観測すると管理者のスマホへ通知
- 作業員の熱中症リスクや作業環境の異常検知にも活用できる
このように、温湿度の異常(例えば低湿度による静電気発生、高温によるガス揮発など)を映像と数値の両面から可視化できるため、事故やトラブルの兆しを数値と映像の両面から早期に捉えることができます。
②1台で監視・環境管理・記録に対応。設置コスト・運用負荷を削減

防犯カメラとしての監視・録画機能に加え、温湿度の管理機能も備えたカメラです。
つまり、セキュリティと現場管理を1台で兼用でき、機器導入コストや設置・保守・運用の手間を軽減できます。
さらに、複数拠点や広範囲の作業エリアがある工場・倉庫では、映像と温湿度の情報を一元管理できるため、管理者の負担を減らし、大規模施設でも効率的な運用が可能です。
③映像・温湿度の一括管理で、現場管理とセキュリティ対策を両立
このカメラは、200~400万画素の高画質映像で現場を記録・監視でき、事務所内に設置したモニターから、各カメラの映像を確認し、現場の様子と温湿度をリアルタイムで把握できます。
さらに、映像記録に加えて温湿度データをCSV形式で出力できるため、異常発生時の状況を後から正確に確認することが可能です。
これにより、製品の品質保持や異常時のトレーサビリティ強化、原因追跡など、品質管理の精度向上にも役立てられます。
温湿度カメラが活躍する現場

このカメラは、以下のような環境で特に効果を発揮します。
- 粉じん・可燃ガス・静電気など、爆発リスクの高い工場
- 温湿度の変化が品質や安全に影響する保管エリア
- 高温・高湿で、熱中症の危険がある作業場
- 巡回や常駐管理が難しい無人施設・遠隔拠点
これらの環境では、「温度と湿度の見える化」と記録が不可欠です。
カメラでリアルタイム監視し、異常が起きたときにはすぐに通知することで、早めの対応が可能になります。
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トリニティーの温湿度カメラが選ばれる5つの理由
トリニティーが提供する「温度・湿度モニタリングカメラシステム」は、現場のリアルタイム映像と温湿度データを同時に記録できるカメラシステムです。事故予防から作業環境の最適化まで、幅広い現場課題に対応しています。
ここでは、導入によって得られる5つの主なメリットをご紹介します。
1.爆発事故・火災リスクの早期検知
温度や湿度の急激な変化は、爆発や火災などの重大事故の予兆となることがあります。
弊社の温湿度カメラでは、設定した異常値を超えるとリアルタイムで通知可能です。そのため、異常を早期に察知することで、迅速な対応と被害の未然防止につながります。
2.作業員の健康・熱中症リスク低減
夏場や高温多湿の現場では、作業員の体調不良や熱中症リスクが常に伴います。
このシステムでは、温湿度データがモニター上にリアルタイムで表示され、複数現場の一元管理が可能です。
異常値が観測された際には、管理者のスマホに自動通知が届くため、即時対応が可能となります。
「〇℃を超えたら通知」「湿度が〇%以下になったら通知」といった設定も、ご希望に応じて対応可能です。
3.映像記録+環境ログでの原因分析
万が一の火災や事故発生時にも、映像と温湿度のデータを併せて記録できるため、発生時の状況や経緯を正確に把握できます。
温湿度の変化と作業状況を時系列で分析できることにより、原因究明や再発防止策の立案にも貢献します。なお、温湿度データはCSV形式での出力が可能です。
4.遠隔監視による管理負荷の削減
複数の作業現場・倉庫を一括で監視できるため、巡回点検を大幅に削減できます。
また、事務所内に設置したモニターで離れた場所からでも現場状況と温湿度をリアルタイムで確認できるため、管理者が不在の時間帯や遠隔の拠点でも効率的に管理できます。
さらに、夜間や休日の防犯を強化したい場合には、オプションでAIによる侵入検知機能を追加できるため、離れた場所にいても迅速な対応が可能です。
5.法令対応・監査への備えとしても有効
工場などの屋内作業場では、労働安全衛生規則により、温度や湿度の調整および定期的な測定が義務付けられています。
これらの規定は、作業員の健康や安全を守ることを目的としており、対象となる環境が適切な対策を怠ると行政指導などを受ける可能性があります。
温湿度モニタリングカメラを導入することで、温度・湿度の常時監視やデータの記録が自動化され、測定作業の効率化と法令対応の両立が可能になります。
温湿度モニタリングカメラシステム導入の流れ
STEP
01
お問い合わせ
まずはお電話かメール、LINEにてご相談ください。
ご相談・お見積りは無料となります。
STEP
02
現地調査・お見積り
設置をお考えの場所へお伺いし、無料の現地調査の上、ご希望・ご予算に合わせたカメラシステムをご提案させていただきます。
STEP
03
お申し込み
お申し込み後、設置の日時決定の上、工事の手配をさせていただきます。
STEP
04
設置工事
設置はベテランの職人が行います。
高所作業車が必要な工事もお任せください。
STEP
05
保守メンテナンス
弊社では設置後の防犯カメラ修理・保守メンテナンスサービスも行っています。
ご希望に合わせた保守プランで、防犯カメラ設置後もしっかりと安心して運用できるようサポートします。
まとめ 「温湿度の見える化」が安全対策の第一歩

工場現場での爆発事故や火災は、「まさか…うちの現場で」と思い込んでいる隙に、重大な事故が発生する可能性があります。
だからこそ、温湿度を数値で可視化し、リアルタイムで監視・記録・通知できる仕組みを導入することで、こうした事故を未然に防ぐことができます。
爆発リスクのある粉じん・可燃ガス・静電気を扱う現場では、トリニティーの温湿度管理モニタリングシステムがおすすめです。
- 爆発事故の予兆を早期に検知
- 作業員の安全と健康を守る
- トラブル時の原因究明と報告にも活用可能
これらのメリットにより、工場の作業現場での安全対策に幅広く役立ちます。
安全管理の精度を高め、現場に安心をもたらす第一歩として、今こそ「温湿度の見える化」を始めてみませんか?
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