【最新】名古屋の治安ランキング
犯罪件数から見る治安の良いエリア・悪いエリア
名古屋市内では地域によって治安に差があり、犯罪の発生状況にも特徴があります。
この記事では、最新のデータをもとに、治安の良いエリアと注意が必要なエリアをランキング形式でわかりやすくご紹介。
また、名古屋でとくに多い犯罪の傾向や、それぞれに効果的な防犯対策についても丁寧に解説しています。
あわせて、愛知県内の名古屋市以外の地域についても触れていますので、引っ越しや防犯対策をお考えの方はぜひ参考にしてください。
名古屋の治安は良い?悪い?
データで見る実際の治安と注意ポイント

名古屋市は中部地方の中心都市で、人口が多く商業エリアも集まる活気ある街です。
駅周辺や繁華街には人が多く集まり、にぎやかな反面、「治安は大丈夫かな?」と感じる場面もあるかもしれません。
実際のところ、名古屋の治安はどうなのでしょうか。
ここでは、警察が公表している最新データをもとに、名古屋の犯罪発生状況や注意すべきポイントをわかりやすく解説します。
名古屋は政令指定都市の中で「第2位の犯罪件数」
警察の「名古屋市内犯罪状況(令和6年1~12月)」によると、名古屋市は全国の政令指定都市の中で犯罪発生件数が第2位となっています。
順位 犯罪認知件数 1位 大阪 (40,011件) 2位 名古屋 (21,245件) 3位 横浜 (17,499件)
人口が多い大都市という点を考慮すれば、件数が多いのは自然なことでもあります。
しかし、名古屋は人口あたりの犯罪発生率を見ても全国上位に入っています。
名古屋の犯罪率は人口あたりで見ても全国上位
次に、人口10万人あたりでどれくらいの犯罪が発生しているかを見てみましょう。
順位 人口10万人あたりの犯罪認知件数 1位 大阪 (1,435件) 2位 名古屋 (912件) 3位 福岡 (873件)
人口あたりでも名古屋市は第2位。
大阪に次ぐ高さとなっており、全国的に見ても犯罪発生率がやや高めの都市といえます。
とはいえ、「名古屋全体が危険」というわけではありません。
繁華街など一部の地域では犯罪が発生しやすい一方で、住宅地や郊外では比較的落ち着いたエリアも多くあります。
名古屋で特に注意が必要な3つの犯罪とは?
名古屋市では、毎年「犯罪抑止対策」という計画を立て、発生件数が多い犯罪や市民への影響が大きい犯罪を重点的に対策しています。
2024年にとくに注意が必要とされているのは、次の3つの犯罪です。
| 政令指定都市内 順位 |
犯罪区分 | 件数 | 特徴・傾向 |
|---|---|---|---|
| 1位(ワースト) | 住宅対象侵入盗 | 336件 | わずかに減少したものの、依然として高水準。政令指定都市内で最悪の発生数。 |
| 1位(ワースト) | 自動車盗 | 369件 | 全国的に増加傾向が続き、名古屋市では特に被害が顕著。 |
| 2位 | 自転車盗 | 5,739件 | 駐輪場や集合住宅での被害が多く、増加が続く傾向。 |
名古屋の治安はどんな特徴がある?
名古屋の治安を一言でまとめると、「車と自転車を狙った犯罪が多い都市」です。
都市の規模が大きく、車社会という地域特性も重なり、乗り物を狙った犯罪が全国的にも目立ちます。
自動車盗が全国的にも多い
全国的に増えている自動車盗ですが、名古屋市はその中でも突出して多い地域です。
ランドクルーザーやアルファードなどの人気車種が狙われやすく、住宅街や月極駐車場での被害が目立ちます。
犯行の多くは夜間に行われ、短時間で車を持ち去られるケースがほとんどです。
スマートキーの電波を悪用する「リレーアタック」や、車両システムを直接操作してエンジンをかける「CANインベーダー」など、手口も巧妙化しています。
自転車盗も増加傾向
自転車盗も名古屋市では年々増加しており、年間5,700件を超える被害が報告されています。
駅前や商業施設の駐輪場、マンション敷地内など、日常生活の身近な場所で多く発生しています。
「ちょっとの間だから」と無施錠で置いたり、サドルロックのみで済ませるなど、油断が狙われやすい要因です。
住宅侵入盗は減少傾向だが油断禁物
件数はわずかに減少したものの、依然として政令指定都市の中で最悪レベルです。
侵入経路は窓や玄関が多く、昼間の留守時や夜間の就寝中に被害が起きています。
犯人は「短時間で静かに侵入できる家」を選ぶ傾向があるため、見た目の防犯性を高めることが大きな抑止力になります。
犯罪件数で見る!名古屋の治安が良い場所・悪い場所ランキング
「名古屋の中でも、どの地域が安全なの?」「住むならどこが安心?」
そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
ここでは、名古屋市が公表している最新の犯罪認知件数(令和6年)をもとに、名古屋市内で比較的安全なエリアと、件数が多いエリアをランキング形式でまとめました。
【安心エリア】名古屋で治安が良い街トップ5
| 順位 | 区名 | 認知件数 | 特徴・傾向 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 瑞穂区 | 513件 | 10年連続で市内最少。地域ぐるみの犯罪抑止策を継続。 |
| 2位 | 昭和区 | 594件 | 微増ながら比較的低水準。防犯連携体制が強化されている。 |
| 3位 | 熱田区 | 674件 | 増加傾向の区に比べると低水準。特殊詐欺には注意が必要。 |
| 4位 | 天白区 | 788件 | 特殊詐欺の被害総額が市内最多。防犯啓発を強化中。 |
| 5位 | 名東区 | 803件 | 犯罪件数は少なめ。住宅侵入盗やオートバイ盗がやや増加。 |
名古屋市の中でも、瑞穂区・昭和区・名東区などの文教・住宅エリアは治安が安定しています。
近隣の見守りや防犯意識が高く、夜でもどこか安心できる雰囲気があります。
【注意エリア】犯罪件数で見る治安の悪いエリアランキング
| 順位 | 区名 | 認知件数 | 特徴・傾向 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 中区 | 3,274件 | 市内で最も犯罪発生数が多い。侵入盗・強盗・自転車盗が多発。 |
| 2位 | 中村区 | 2,225件 | 自転車盗644件(42%増)など高水準。 |
| 3位 | 中川区 | 1,798件 | 特殊詐欺69件で市内最多。自転車盗も大幅増。 |
| 4位 | 西区 | 1,372件 | 自転車盗83%増、特殊詐欺も増加傾向。 |
| 5位 | 緑区 | 1,280件 | 市内最大人口区。特殊詐欺被害が拡大中。 |
これらの地域は「人が多く集まる場所」や「商業施設が集中する地域」が多く、必ずしも“治安が悪い”という意味ではありません。
繁華街や交通拠点では人通りが多いため、どうしても犯罪件数が増える傾向があります。
名古屋の中心部「栄・大須エリア」の治安と注意点

名古屋の中心部である栄エリアや大須エリアは、ショッピングやグルメ、観光でにぎわう繁華街です。
昼夜を問わず多くの人が行き交うため、どうしてもスリや置き引き、ちょっとしたトラブルが起こりやすい傾向にあります。
夜間に出歩く際は、
- 人通りの少ない裏通りを避ける
- 貴重品は目の届く場所に持つ
といった、基本的な防犯意識を持っておくと安心です。
人の多いエリアだからこそ、「自分の身を守る意識」が安心につながります。
【犯罪別】名古屋で多い被害とおすすめの防犯対策
名古屋の犯罪データを見ると、自動車盗・自転車盗・空き巣(侵入盗)がとくに多く発生しています。
どれも身近な場所で起こりやすい犯罪だからこそ、日ごろの防犯意識とちょっとした工夫が大切です。
ここでは、犯罪の傾向に合わせた効果的な防犯対策をわかりやすく紹介します。
自動車盗の防犯対策

- ハンドルロック・タイヤロックを活用する:物理的なロックをかけることで、短時間での盗難を防ぎやすくなります。
- 電波遮断ポーチを使う:スマートキーの電波を悪用する「リレーアタック」対策として効果的です。
- 防犯カメラやセンサーライトを設置する:駐車場や自宅前にカメラがあるだけで、強い抑止効果があります。
- 駐車場所を工夫する:道路から車が見えにくい位置や、明るく人通りのある場所を選びましょう。
自動車盗は、わずか数分で犯行が完了するケースも少なくありません。
防犯カメラと物理的なロックの併用が、最も効果的な対策です。
自転車盗の防犯対策

- ツーロック(2重施錠)を徹底する:前輪と後輪の両方をロックし、簡単に持ち去られないようにしましょう。
- 人目につく場所に駐輪する:暗がりや建物の陰では犯行が起きやすくなります。
- 防犯カメラやセンサーライトを活用する:玄関先や駐輪スペースに設置するだけでも、強い抑止効果があります。
- 防犯登録を忘れずに:盗難時に発見される確率を高めるためにも、防犯登録は必ず行いましょう。
自転車盗は「人が多い場所」でも発生しやすく、短時間の油断が被害につながることがあります。
人通りのある明るい場所や、防犯カメラのある駐輪場を選ぶことが大切です。
トリニティーの防犯カメラレンタルなら、初期費用0円で導入可能。
駐輪場や玄関前などに設置すれば、犯行の抑止と証拠の記録の両方に役立ちます。
住宅侵入盗(空き巣)の防犯対策

- 窓・玄関の施錠を徹底する:短時間の外出でも必ず鍵をかけ、補助錠をつけることで侵入を防ぎやすくなります。
- 見通しのよい環境をつくる:庭木や塀の陰など「死角」になりやすい場所を減らしましょう。
- センサーライトや防犯カメラを設置する:侵入をためらわせる効果が高く、夜間の見張りにも役立ちます。
- 防犯フィルムの施工:ガラスを割られにくくし、侵入を防ぐ効果があります。
住宅侵入盗の多くは、「人の目が届きにくい場所」や「鍵を閉め忘れた家」が狙われます。
防犯フィルム+カメラ+ライトを組み合わせることで、侵入しにくい環境をつくることが大切です。
名古屋の治安を強化!自動車盗・侵入盗を防ぐ音×光の威嚇カメラ
名古屋では自動車盗や住宅侵入など、乗り物や家を狙った犯罪が増えています。
そんな被害を防ぐためにおすすめなのが、音と光で威嚇する「ギミックカメラ」です。
侵入者を検知すると、ライトの点滅とアラーム音で自動威嚇。
不審者に「見られている」と意識させ、犯行をその場であきらめさせます。
また、夜間でもカラー映像で録画できるため、万一のときの証拠としても安心です。
ギミックカメラの威嚇機能を動画でチェック
侵入を検知すると、ライトとアラームで自動的に威嚇。
動画では、回転灯と連動した動作もご覧いただけます。
強力な光と音で不審者をその場で撃退します。
現地調査・お見積り無料
名古屋以外で治安が悪いのはどこ?愛知県の犯罪件数ランキング
名古屋市だけでなく、愛知県内でも犯罪件数が多い地域があります。
最新の犯罪認知件数をもとに、上位5市をまとめました。
| 順位 | 市名 | 認知件数 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 豊田市 | 約7,500件 | 自動車関連犯罪が多く、車社会の地域特性が影響。 |
| 2位 | 岡崎市 | 約4,800件 | 住宅対象盗難など、複数の犯罪で増加傾向。 |
| 3位 | 一宮市 | 約4,200件 | 侵入盗や詐欺の増加が目立つ地域。 |
| 4位 | 春日井市 | 約3,900件 | 比較的安定した犯罪数で、大きな偏りはない。 |
| 5位 | 瀬戸市 | 約3,200件 | 全体的に犯罪がやや増加傾向にある。 |
愛知県では、名古屋市を中心に都市部で犯罪件数が多い傾向があります。
とくに豊田市や岡崎市は自動車関連犯罪が多く、車社会特有の防犯意識が求められます。
豊橋・豊川エリアでは熊や害獣にも注意!
豊橋市や豊川市などの一部地域では、ツキノワグマなどの野生動物による被害にも注意が必要です。
とくにどんぐりなどの実りが少ない年(不作)には、人里へ降りてくるケースも確認されています。
不最新の出没情報や注意喚起は、愛知県の公式サイトで確認できます。
熊の被害対策には「熊検知AI」がおすすめ!
「熊検知AI」は、AIカメラが熊を検知するとスマホにリアルタイムで通知してくれるシステムです。
ネット環境がなくても使えるうえ、ご自身で簡単に設置できるのが特長です。
検知した際にはスマホの通知をもとに、スピーカーで放送したり周囲に注意を呼びかけたりといった対応が可能です。
農地や山あいの集落など、被害が心配な地域でも安心して使えるAIカメラです。
現地調査・お見積り無料!
名古屋の治安向上に役立つ!補助金を活用した防犯対策
名古屋市では、地域の安全を守るために防犯カメラの設置や修繕を支援する補助制度が設けられています。
自治会や町内会などの地域団体を対象に、設置費用の一部を助成する制度です。
名古屋市だけでなく、愛知県内の多くの自治体でも防犯カメラ設置に関する補助金制度が実施されています。
その他の地域の補助金情報については以下のページをご覧ください。
名古屋市の防犯カメラ設置補助金
補助対象 学区連絡協議会、町内会等 ※個人での設置は対象外。 補助対象経費 防犯カメラの新規設置・更新にかかる以下の経費 防犯カメラの修繕にかかる以下の経費
- 機器購入費
- 工事費
- 「防犯カメラ作動中」などの表示板製作費
- 各種申請手数料(道路使用許可手数料など
- 機器修繕費
- 工事費
- 「防犯カメラ作動中」などの表示板取替・追加購入費
- 各種申請手数料(道路使用許可手数料など)
補助率・限度額 【新規設置・更新の場合】
補助率:3分の2以内、限度額:防犯カメラ1台につき14万円
【修繕の場合】
補助率:3分の2以内、補助額:5万円公式ホームページ 名古屋市 防犯カメラの新規設置・更新・修繕費用の一部を助成します! ※対象となる防犯カメラや詳細な条件などは公式サイトよりご覧ください。
名古屋市で個人向けの補助金はある?
名古屋市全体の補助制度は自治会などの団体向けですが、中川区では個人向けの防犯設備補助制度が実施されています。
中川区防犯協会連合会では、区内の住宅を対象に、防犯カメラやセンサーライトの設置費用の一部を助成しています。
中川区防犯協会連合会防犯対策補助金制度
補助対象 中川区内に住宅等を所有又は管理している方 補助対象経費 1.屋外用の防犯カメラ(屋内用、防犯目的以外のものを除く)
2.屋外用のセンサーライト
※警備会社の委託契約、リース(レンタル)のものは対象外補助率・限度額 物品購入代金の2分の1以内の金額(上限5,000円) 公式ホームページ 中川警察署 中川区防犯協会連合会防犯対策補助金制度 ※対象となる防犯カメラや詳細な条件などは公式サイトよりご覧ください。
愛知県では個人でも使える防犯補助金が増えています
名古屋市以外にも、刈谷市や知多市など、愛知県内では個人を対象にした防犯設備の補助金制度が実施されている地域があります。
防犯カメラやセンサーライトの設置を検討している方にとって、費用負担を抑えて防犯対策を始める良いきっかけになります。
詳しくは、下記のページで各市町の制度をまとめています。
補助金がなくても大丈夫!低コストで防犯カメラを導入するコツ
補助金制度がない地域でも、負担を抑えて防犯カメラを導入する方法があります。
弊社の防犯カメラレンタルなら、初期費用なしで月額料金のみ。
機器の設置からアフターサポートまで、必要なものをすべて一括でご提供しています。
補助制度がなくても、継続しやすい安心の防犯プランです。
レンタルプランのメリット
初期費用0円・月々定額制
機器料金・設置工事・保証すべてコミコミで月額料金のみでお使いいただけます。
ご利用期間中ずっと保証
HDDなど消耗品交換も無償対応。設置後もしっかりサポートさせていただきます。
柔軟なカスタマイズが可能
防犯フィルムやセンサーライトなど、ご希望に合わせて設置できます。
安心して名古屋に住むための治安チェック方法
名古屋で暮らすうえで、住む地域の治安を知っておくことはとても大切です。
ここでは、引っ越し前や日常の防犯意識を高めたいときに役立つ、治安チェックの方法を紹介します。
治安マップを活用する
愛知県警が公開している「安心・安全マップ」では、地域ごとの犯罪発生状況を地図上で確認できます。
通勤・通学ルートや自宅周辺など、日常的に利用する場所の安全性をチェックしておきましょう。
参考「愛知県警察 安心・安全マップ」実際に街を歩いてみる
昼間と夜で雰囲気が変わるエリアもあります。
街灯の数や人通り、防犯カメラの有無などを自分の目で確認してみることが大切です。
警察のホームページで最新情報を確認
愛知県警の「県警ニュース」では、最新の事件や防犯情報が定期的に発信されています。
近隣エリアの傾向を知ることで、防犯意識を高めることができます。
まとめ 名古屋の治安を知って、地域に合った防犯対策を

名古屋はエリアによって治安の特徴が異なります。
犯罪の傾向を知り、地域の特性に合わせた対策を行うことが安心につながります。
トリニティーでは、自治会や商店街、個人のご家庭まで、お悩みに応じた最適な防犯プランをご提案しています。
現地調査は無料ですので、設置場所や費用など、どんなことでもお気軽にご相談ください。
現地調査・お見積り無料!







