緊縛強盗とは?最新事件から見る手口と自宅を守る防犯対策
「緊縛強盗」は、在宅中の住宅に侵入し、住人を拘束したうえで金品を奪う非常に危険な犯罪です。
近年では、普通の家庭が被害に遭うケースも相次いで報道されています。
緊縛強盗対策で大切なのは、侵入されてから対応するのではなく、下見段階で「狙われない家」にしておくことです。
このページでは、最新の緊縛強盗事件をもとに、手口や危険サイン、そして自宅を守るための具体的な防犯対策を、防犯のプロの視点でわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- 緊縛強盗とは何か
- 最近の事件から見える危険サイン
- どんな家が狙われやすいのか
- 侵入前に犯行を諦めさせる具体的な防犯対策
緊縛強盗とは?通常の強盗との違い
緊縛強盗の特徴

緊縛強盗とは、住人が在宅している住宅に侵入し、粘着テープや結束バンドなどで手足を縛って身体の自由を奪ったうえで、現金や貴金属などを奪う犯罪手口です。
主な特徴は次のとおりです。
- 在宅中を狙って侵入する
- 手足を縛って拘束し、抵抗や通報を困難にする
- 暴行や脅迫を伴って金品を奪う
空き巣が「留守の家」を狙うのに対し、緊縛強盗は「人がいる家」を前提に侵入する点が大きな違いです。
暴行や脅迫を伴うケースが多く、生命・身体への危険が非常に高い凶悪犯罪とされています。
なぜ近年、緊縛強盗が増えているのか
近年、在宅中の住宅を狙う緊縛強盗が相次いで報道されています。
背景には、闇バイトとみられる実行犯の関与や、社会的な要因が重なっていると考えられています。
闇バイトは「高収入」「簡単な仕事」といった言葉で若者が誘われ、複数人で侵入し住人を拘束する犯行につながるケースが増えています。
また、年末年始は帰省や旅行で家を空ける家庭が増えるほか、ボーナスや正月準備で普段より多くの現金を自宅に保管する機会も増えます。
そのため、侵入窃盗のリスクが高まりやすく、特に注意が必要な時期です。
【要注意】最新の緊縛強盗事件から分かる危険ポイント
静岡県で起こった緊縛強盗事件の概要
12月22日午前1時ごろ、静岡県長泉町の店舗兼住宅に目出し帽姿の男3人が侵入し、就寝中の80代夫婦の口や手足を粘着テープで縛り、現金約1,000万円を奪って逃走しました。
現場付近の防犯カメラには、事件の約1時間前から3人組が周辺を歩き回り、近くの駐車場で長時間立ち止まる様子が映っていました。
侵入方法は不明で、窓ガラスが割られた形跡も確認されていません。夫婦にけがはなく、男性が自力で拘束を解いて通報しています。
参考:Yahoo!ニュース「【恐怖】静岡緊縛強盗が現金1000万円を奪い逃走 カメラが捉えた“不審な3人組”の行動 元捜査一課刑事「闇バイトの可能性高い」」
横浜市で起こった緊縛強盗殺人事件の概要
2024年10月、横浜市青葉区の住宅で75歳男性が襲われ死亡し、現金約20万円などが奪われる強盗殺人事件が発生しました。
神奈川県警は10月19日、千葉県印西市の22歳の男を強盗殺人容疑で逮捕。実行役については「自分を含め3人」と説明しているとされています。
現場からは現金のほかネックレスなどもなくなっており、事件には指示役の存在も疑われています。
連絡に秘匿性の高いアプリを使っていたとの供述もあり、闇バイト型の強盗事件との関連も視野に捜査が進められています。
この事件から分かる3つの危険サイン
この事件から見えてくる危険なポイントは次の3つです。
- 1.「施錠していても入られる」可能性がある
- ガラス破損が確認されないケースもあり、鍵をかけていても侵入される可能性があります。
玄関以外の窓や勝手口、死角となる場所に弱点があると、狙われやすくなります。 - 2.侵入前に周辺をうろつく・滞在する
- 事件の直前に現場付近を歩き回ったり、近くで立ち止まったりする行動は、侵入経路や人通り、家の状況を確認している可能性があります。
普段とは違う不審な動きは、犯行の前兆として注意が必要です。 - 3.複数人による犯行が多く、命を脅かす
- 複数犯は役割分担で短時間に住人を拘束しやすく、拘束されると抵抗や通報が困難になります。
金銭被害だけでなく、刃物や鈍器による暴行など、生命に関わる深刻な被害につながる恐れがあります。
緊縛強盗の危険性を理解したうえで、次に特に狙われやすい家の特徴を確認していきましょう。
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緊縛強盗に狙われやすい家の共通点
強盗に狙われやすい住宅の特徴
緊縛強盗に狙われやすい家には、共通点があります。
犯人は「侵入しやすく、犯行が見つかりにくい家」を狙う傾向があります。
- 戸建て住宅
- 高齢者世帯・一人暮らし
- ドアや窓が施錠が不十分
- 防犯カメラやセンサーライトなどの防犯設備がない
- 玄関やポストなどに「マーキング」されている
- 夜間の照明が少なく、人通りが少ない住宅街
- 窓・勝手口・裏口など侵入経路が複数ある
- 植木やフェンスで外からの視線が遮られている
特に戸建て住宅は、玄関以外から侵入できるケースが多く、死角も生まれやすいため、犯人にとって入りやすい環境になりがちです。
緊縛強盗のターゲットにならないためにも、日頃から「侵入させない・近づかせない」視点で防犯対策を行うことが重要です。
犯行前の「マーキング」には注意
強盗事件では、犯行前に下見が行われることがあり、その際に犯人が玄関やポスト周辺に「不審な印(マーキング)」をつけるケースがあります。
以下のような印や違和感を見つけた場合は、念のため注意しましょう。
- 見覚えのない記号・数字・シール・落書きがある
- ポストに挟んだチラシが不自然に残っている(不在確認の可能性が気になる)
- 玄関周りに不審物が置かれている、位置が変わっている
こうした違和感があれば、まずは写真を撮って記録し、早めにマークを除去しましょう。
不安が強い場合や不審者を見かけた場合は、記録した写真をもとに#9110(警察相談専用電話)に相談すると安心です。
そして重要なのは、こうした「違和感」を見逃さないことに加えて、下見の段階で「狙われにくい家」にしておくことです。
光・音・声で威嚇できる防犯カメラは、「見られている」「バレている」と感じさせ、侵入前に近づかせない環境づくりに役立ちます。
光る!喋る!音が鳴る!
警備いらずで自宅のセキュリティを強化する防犯カメラ
緊縛強盗の怖いところは「在宅中に抵抗できない状況を作られる」ことです。
だからこそ、下見や侵入前の段階で犯行を諦めさせる対策が非常に重要となります。
侵入者が嫌がる「威嚇できる防犯カメラ」

ギミックカメラ(TR-IP021-AIG)
弊社の「ギミックカメラ」は、侵入者をAIが検知すると、フラッシュライトとアラーム音で自動的に威嚇できるAI防犯カメラです。
録画するだけの防犯カメラとは異なり、その場で「気づかせて追い払う」ことができるため、緊縛強盗のように在宅中を狙う手口への対策として効果的です。
また、夜間カラー撮影に対応しているため、犯人の顔の特徴や服装・車両の色などを記録しやすく、万が一の際に証拠として役立ちます。
主な威嚇機能
- 強い光で威嚇できる
- 赤と青色のフラッシュライトを点灯させて、強い光で侵入者を威嚇します。
- アラーム音・音声で威嚇できる
- 侵入を検知すると、威嚇音や任意の警告音を鳴らせます。
さらに、「侵入者を確認しました」といった、録音した音声を流すことも可能です。 - スマホから声掛けができる(双方向通話)
- 双方向通話に対応しており、スマホ越しに「入らないでください」「警察に通報します」など、リアルタイムで直接声を掛けることができます。
【動画で紹介】防犯カメラの警告音って?
ギミックカメラは侵入を検知し、フラッシュライトと警告音で威嚇できます。
出力できる音声の種類をまとめました。
侵入をすぐ把握できるスマホ通知

侵入者を検知したタイミングで、画像付きでスマホへ通知できる機能(※オプション対応)もご利用いただけます。
在宅中はもちろん、外出中でも自宅周辺の異変をすぐに把握できるため、侵入の兆候に早く気づくことが可能です。
画像付きで状況を確認できるため、「人がいるのか」「ただの通行人か」といった判断がしやすく、早めの声掛けや警察への相談など、次の行動につなげやすくなります。
緊縛強盗のように在宅中を狙う犯罪では、いち早く気づけるかどうかが被害を防ぐ重要なポイントとなります。
ギミックカメラは、「気づかせる・威嚇する・記録する」を1台で実現し、緊縛強盗を侵入前に遠ざけるための防犯対策として有効です。
緊縛強盗から家を守るための具体的対策
緊縛強盗を防ぐには、「侵入させない」「侵入を諦めさせる」環境づくりが何より重要です。
侵入後の対応では被害を防ぎきれないため、日頃からの備えが欠かせません。
今すぐできる基本的な防犯対策
ここでは、今すぐ始められる基本的な防犯対策をご紹介します。これらを実践するだけでも、犯人に「入りにくい家」と感じさせ犯行を諦めさせる可能性が高まります。
- 出入り口や窓の施錠を徹底する(在宅中も忘れないこと)
- 人の動きに反応して点灯するセンサーライトを設置する
- 歩くと大きな音が出る防犯砂利を敷く
- 植木やフェンスを整理し、隠れやすい場所を減らす
- 目立つところに「防犯カメラ作動中」ステッカーを掲示し抑止力を高める
- 補助錠や防犯フィルムを活用し、窓ガラスからの侵入を強化する
- 玄関・勝手口・庭・窓周辺に防犯カメラを設置する
「誰かに見られるかもしれない」「侵入に手間がかかる」という環境は、犯人にとって大きなストレスとなり、犯行を断念させる要因になります。
窓ガラスからの侵入を防ぐ!防犯フィルム

緊縛強盗を含む侵入窃盗では、窓ガラスが侵入口になるケースが多いため、特に人目につきにくい掃き出し窓や庭に面した窓は注意が必要です。
防犯フィルムを貼ることでガラスが割れにくくなり、「時間がかかりそう」「見つかるリスクが高い」と判断させ、侵入を諦めさせる効果が期待できます。
このように、防犯フィルムは侵入を防ぐというより侵入を断念させる対策として有効です。
防犯カメラやセンサーライトと併用することで、窓からの侵入リスクをさらに下げることができます。
家庭用防犯カメラは初期費用0円のレンタルがおすすめ
強盗対策として防犯カメラを検討していても、「費用が高そう」「どのカメラが良いかわからない」と感じて、導入を迷う方も少なくありません。
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まとめ 緊縛強盗は「侵入前に諦めさせる」対策が重要
緊縛強盗は在宅中の住宅に侵入し、住人を拘束して金品を奪う非常に危険な犯罪です。
いったん侵入されると抵抗や通報が難しく、深刻な被害につながる恐れがあります。
だからこそ鍵をかけるだけで安心せず、光や音で威嚇できる防犯カメラや防犯フィルムなどを組み合わせて、狙われにくい家づくりを進めましょう。
費用が不安な方は、初期費用0円の防犯カメラレンタルから始めるのも一つの方法です。
不安を感じた今こそ、ご自宅の防犯対策を見直してみてください。
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