Googleマップで自宅を見るな!削除・モザイク手順と防犯対策
「Googleマップで自宅を見るな!」という言葉を耳にしたことはありますか。
ストリートビューに自宅が映り込み、表札や玄関まではっきり見えてしまうケースは少なくありません。
この状況を放置すると、プライバシー侵害だけでなく、空き巣の下見やストーカー被害につながる恐れもあります。
つまり便利な地図サービスが、思わぬリスクを生む可能性があるのです。
そこで本記事では、以下の内容を解説します。
この記事でわかること
- Googleマップで自宅が見えることによるリスクと実例
- モザイク処理を申請する具体的な手順
- 勝手に登録された住所を削除・変更する方法
- 空き巣が悪用する実態と対策
- コストを抑えて導入できる防犯方法
不安を感じたら、そのままにせず具体的な対策を取ることが大切です。
このページを参考にして、対策を行ってみてください。
なぜ「Googleマップで自宅を見るな」と言われるのか
Googleマップは便利ですが、自宅の映像が公開されてしまうことに不安を抱く人が多いのが現実です。
表札や車のナンバーなど、思わぬ情報が鮮明に映ってしまうケースもあります。
そのため「Googleマップで自宅を見るな」というワードが度々話題になるのです。
ここで解説すること
- プライバシー侵害のリスク
- ストーカー・空き巣に悪用される可能性
- 他人の家を覗くことのマナー・法的観点
プライバシー侵害のリスク
ストリートビューに自宅が映ることでプライバシーが侵害されるリスクはゼロではありません。
外観だけでなく、表札や車のナンバーが映り込むと、個人情報が特定されてしまいます。
具体的な影響としては次のような点が挙げられます。
- 住所や家族構成を推測されやすい
- 来客や生活スタイルが映ってしまう場合がある
- ネット上で情報が拡散し、悪用される恐れ
つまり、便利な地図サービスであっても「誰にでも見られる状態」であることが最大のリスクです。
安心して暮らすためには、不要な映り込みを減らす申請や対策をする必要があります。
ストーカー・空き巣に悪用される可能性
Googleマップのストリートビューは犯罪者の下見ツールになり得るという点が問題です。
自宅周辺の様子が誰でも閲覧できるため、侵入経路や死角まで把握されてしまう恐れがあります。
実際に考えられるリスクは次のとおりです。
- ストーカーが住居を特定し、待ち伏せやつきまといに利用
- 空き巣が周辺環境を確認し、侵入しやすいタイミングを判断
- 敷地の構造や防犯設備の有無までチェックされる
便利な地図サービスが逆に犯罪者の手助けになる場合もあります。
「見られるリスク」を理解し、必要な防犯対策を講じることが重要です。
自宅の防犯対策はこちら
他人の家を覗くことのマナー・法的観点
Googleマップであっても他人の家を覗き見する行為はマナー違反であり、場合によっては法的問題に発展する可能性があります。
ストリートビューは公共の情報を提供するためのサービスであり、個人宅を興味本位で探す用途には適していません。
具体的な注意点は以下のとおりです。
- 他人の生活空間を特定・公開するのはプライバシー侵害につながる
- 画像を無断でSNSに投稿すると肖像権やプライバシー権の侵害に当たる場合がある
- 悪意ある利用は迷惑防止条例やストーカー規制法に抵触する可能性もある
便利だから見てもいいという認識は危険です。
モラルを守り、自分だけでなく他人のプライバシーも尊重して使用しましょう。
Googleマップで自宅を見て不安になった事例
実際に「自宅がGoogleマップで見えるのが怖い」と感じた人も多いでしょう。
表札や生活感のある部分まで映ってしまうと「誰かに見られているのでは?」という不安を強く抱くきっかけになります。
ここでは、代表的な不安の声を3つ取り上げます。
ここで解説すること
- 家の表札まではっきり見えていた
- うっかり人の家を見てしまっていてバレないか不安になった
- 検索されて家賃を調べられた
家の表札まではっきり見えていた
ストリートビューに表札が鮮明に映っている状態は大きなプライバシーリスクです。
この場合、起こり得るリスクとしては以下のとおりです。
- 名前から家族構成や勤務先を調べられる
- DMや悪質な勧誘に利用される
- ストーカーや空き巣に狙われやすくなる
表札が映っているだけでも犯罪やトラブルに直結する可能性があるのです。
不安を感じたら、Googleにモザイク処理を依頼することが早めの対策になります。
モザイク処理の手順はこちら
うっかり人の家を見てしまっていてバレないか不安になった
Googleマップで他人の家を閲覧しても相手に通知がいくことはありません。
そのため、見たこと自体が直接知られることはない仕組みになっています。
ただし注意すべき点もあります。
- 興味本位で何度も閲覧するのはストーカー的行為と受け取られかねない
- 画像をスクショしてSNSに投稿すると法的トラブルの可能性がある
- 公共サービスの利用マナーとして「必要な範囲にとどめる」ことが大切
バレる心配はないものの、見ていい範囲とやってはいけない行為の線引きを理解することが重要です。
検索されて家賃を調べられた
Googleマップと不動産情報が組み合わさることで家賃や物件情報が他人に知られてしまうリスクがあります。
賃貸物件は住所や外観から簡単に検索され、家賃や築年数まで把握されるケースが少なくありません。
考えられる問題点は次のとおりです。
- 生活水準や収入を推測されやすい
- 不必要な詮索や噂の原因になる
- 家族や子どもにまで影響が及ぶ可能性
Googleマップ自体は家賃を公開していなくても、他のネット情報と結びつくことで個人情報が可視化されてしまいます。
気になる場合は、物件名や住所のネット掲載範囲を見直すことも1つの対策です。
Googleマップで自宅を非表示にする方法(モザイク処理手順)
Googleマップのストリートビューに写る自宅を非表示にするには、「モザイク処理」をGoogleにリクエストします。
ここでは、以下の内容について詳しく解説します。
ここで解説すること
- 完全には消せない
- 申請する方法
- モザイク処理が反映されるまでの期間と注意点
完全には消せない
前提としてGoogleマップの地図や航空写真から、自宅の位置情報や建物の形を完全に削除することはできません。
これは、Googleマップが正確な地理情報を提供するという公共的な役割を担っているためです。
地図上に建物や番地が存在しないことにはできないため、位置情報自体は残ります。
しかし、プライバシー保護の観点から、ストリートビューの「画像データ」に限り、モザイク処理を申請できます。
申請する方法
自宅にモザイク処理を申請する手順は簡単です。以下の手順に従い、Googleへ報告しましょう。
申請手順 | 詳細 |
---|---|
1. ストリートビューで 自宅を表示する |
Googleマップで自宅の住所を検索し、ストリートビューを開いて、ぼかしを入れたい自宅の画像を表示します。 |
2.「問題を報告」を選択する | PCの場合・・・画面右下に表示される「問題を報告」をクリック スマホの場合・・・画面右上の「︙」(縦の三点リーダー)または「...」をタップし、「問題を報告」を選択 |
3. 対象箇所を調整 | 赤い枠の中に、モザイクをかけたい自宅全体が中央に入るように画像を調整 |
4. 報告理由を選択 | 「ぼかしのリクエスト」の項目で「自宅」にチェック |
5. 詳細を記述 | ぼかしを希望する具体的な理由(例:プライバシー保護、防犯対策のためなど)を記入 |
6. 送信 | メールアドレスを入力し、「送信」ボタンをクリックしてリクエストを完了 |
PCでもスマホでも数分で申請が完了します。
モザイク処理が反映されるまでの期間と注意点
モザイク処理の反映には数日から数週間かかります。
Googleは一つ一つのリクエストを審査し、処理を行うためです。
また注意したいのは、一度処理がされると原則として解除できない点です。
反映を待つ間は、その他の防犯対策を並行して行うとともに、原則として解除できないことを踏まえて申請内容を再確認しましょう。
Googleマップで自宅の住所登録を削除・変更する方法
自宅がGoogleマップに意図せず登録されていると、第三者からの特定が容易になり危険です。
ここでは、公開された自宅の住所情報を地図から削除・変更する手順を解説します。
ここで解説すること
- 自宅が勝手に登録される原因と防止策
- 自宅の登録情報を削除する手順
- Googleアカウントから住所を消す方法
自宅が勝手に登録される原因と防止策
Googleマップに自宅が公開情報として登録される原因は、過去のビジネス登録や第三者による誤った場所の追加提案がGoogleに承認されてしまうためです。
Googleマップのデータはユーザーからの情報提供で常に更新されており、過去に自宅でビジネスをしていたり、誰かが誤って場所として登録したりすると、その情報が地図上に残ってしまいます。
これを防ぐには、自宅の登録情報を見つけ次第、マップ上の「情報の修正を提案」機能を利用し、「この場所は存在しない」または「閉鎖された」として削除依頼を出すことが必要です。
自宅の登録情報を削除する手順
公開されている自宅の登録情報(ビジネス名など)を削除するには、「情報の修正を提案」機能を使ってGoogleに情報の削除を依頼します。
登録情報の削除手順
- 1.マップで検索
- 2.修正を提案
- 3.削除を選択
- 4.理由を記載
この手順で削除依頼を送信すれば、Googleが審査を行い、承認されれば第三者に見える誤った公開情報は地図上から消去されます。
Googleアカウントから住所を消す方法
Googleマップ上の「自宅」アイコン(ナビゲーション用の非公開情報)を削除したい場合は、Googleアカウントの「保存済み」設定から削除できます。
自宅ラベルは、あなたのアカウントでのみ表示される個人用の非公開情報です。
公開されている地図情報とは異なりますが、万一のアカウント流出に備えて削除できます。
削除手順 | 詳細 |
---|---|
1. マップを開く | Googleマップを開き、画面下部(またはメニュー)から「保存済み」へ進む。 |
2. ラベルの編集 | 「ラベル付き」セクションの「自宅」をタップ(またはクリック)する。 |
3. 住所を削除 | 登録されている住所の横にある「︙」メニューなどから「住所を削除」を選択する。 |
この情報は非公開ですが、不要な「自宅」ラベルは削除し、個人情報の管理を徹底することで、セキュリティリスクを最小限に抑えましょう。
Googleマップが空き巣の下見に使われている
Googleマップのストリートビューは、空き巣犯による下見に悪用される事例が報告されています。
実際に、ストリートビューを利用して空き家を探し、1億円近くの金品を盗んだ男に有罪判決が下された事件もありました。
参考:FNNプライムオンライン「ストリートビューで空き家を探し…窃盗繰り返し被害総額1億円 “空き家専門”男に下った判決は【福岡発】」
犯人は、自宅にいながらにして
- ターゲットとなる家の外観
- 侵入しやすい場所(窓や塀の高さ)
- 周辺の状況(人目、逃走経路)
などを誰にも気づかれずに事前に詳細に確認できるため、ストリートビューは「都合の良い下見ツール」として利用されます。
対策としては、「ぼかし」を入れること、日頃から防犯対策を意識することが挙げられます。
Googleマップは、目的にたどり着くために正しく使えば便利なツールです。
その一方で、空き巣も悪用している可能性があるため、防犯対策について検討するのがよいでしょう。
Googleマップで自宅が見えて怖くなった人におすすめの防犯対策
自宅がGoogleマップで丸見えになると、不安を感じるのは自然なことです。
モザイク処理の申請だけでは限界があるため、実生活における防犯対策を併用することが安心につながります。
ここでは、代表的な防犯対策である以下3つを紹介します。
ここで解説すること
- 防犯カメラ
- 防犯フィルム
- センサーライト
防犯カメラ
自宅を守る方法としてまず検討したいのが防犯カメラの設置です。
防犯カメラがある家は、監視されていると感じさせるため、侵入しようとする人の心理にブレーキをかけられます。
実際のメリットは次のとおりです。
- 犯人が「記録される」と思い、侵入を諦めやすい
- 不審者の映像が残るため、万が一の証拠になる
- 遠隔監視機能で外出先からでも自宅を確認できる
ストリートビューで下見をされたとしても、防犯カメラが設置してあれば、空き巣の対象から外れる可能性もあります。
ネット上に自宅が公開されているのに不安を感じたら、まずは防犯カメラの導入がおすすめです。
防犯フィルム
窓ガラスからの侵入を防ぐ方法として有効なのが防犯フィルムの貼り付けです。
窓ガラスは空き巣が狙いやすいポイントですが、フィルムを貼ることで簡単に割られなくなり、侵入までの時間を遅らせられます。
- ガラスが割れにくくなり侵入をためらわせる
- 侵入に時間がかかるため犯人が諦めやすい
- 飛散防止にもなり地震や台風時の安全性も高まる
費用も比較的抑えられるため、手軽にできる防犯対策の1つです。
センサーライト
夜間の防犯対策として役立つのがセンサーライトの設置です。
人の動きを感知して自動的に点灯するため、侵入者に「見られているかも」という警戒心を与えます。
暗い場所を狙う空き巣にとって抑止力になります。具体的なメリットは次のとおりです。
- 不審者が近づいた瞬間に光で威嚇できる
- 帰宅時にも足元を照らして安全性が高まる
- 夜間時、防犯カメラの撮影環境も整えられる
設置の手間も少なく防犯カメラとの相性もよいため、まず取り入れやすい防犯グッズのひとつです。
「何から防犯対策に取り組めばよいかわからない」とお悩みの方はぜひお気軽にお問い合わせください。
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コストを抑えて防犯対策をする方法
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そんな方におすすめなのが「防犯カメラのレンタルプラン」です。
とくに弊社トリニティーのレンタルプランは、次のようなメリットがあります。
- 初期費用0円で防犯カメラを導入できる
- 月額固定で費用をコントロールしやすい
- 設置から修理、メンテナンスの負担も軽減できる
- AI検知や遠隔監視などの便利な機能を追加できる
初期費用を抑えて防犯対策を行いたい方はぜひご相談ください。
防犯フィルムやセンサーライトを組み合わせた最適なプランをご提案いたします。
よくある質問
最後にGoogleマップの防犯についてよくある質問について紹介します。
Googleマップに住所を出さないようにするには?
住所を完全に非公開にすることはできません。ただし、ストリートビューに映る自宅の外観や表札にはモザイク処理を申請できます。また、Googleアカウントの「自宅住所」登録を削除することで、他人に共有されにくくなります。
モザイクをかけるとデメリットはある?
大きなデメリットはありませんが、宅配業者や来客が場所を確認しにくくなる可能性があります。また、一度モザイクを申請すると解除できないため、将来売却や賃貸に出す際に不便になる場合があります。
グーグルマップに自宅が勝手に登録されるのはなぜですか?
自宅がGoogleマップのストリートビューに登録されるのは、Googleの撮影車が公道から周囲の風景を360度カメラで撮影しているためです。
撮影された画像は、プライバシー保護のために顔やナンバープレートに自動でぼかしが入りますが、建物自体はそのまま公開されます。
まとめ ネットに自宅の画像が載る時代だからこそ防犯対策は必須
いま、多くの人が「Googleマップに自宅が映っていること」に不安を感じています。
そんな不安はもっともで、表札や窓の様子が世界中に公開されているのですから、空き巣やストーカーに狙われるリスクはゼロではありません。
できることはシンプルです。
- Googleにモザイク処理を申請する
- 住所登録を見直す
- 防犯カメラやフィルムなど物理的な対策を取り入れる
ネットで誰でも家を見られる時代だからこそ、「デジタルの対策」と「リアルの防犯」を両立することが安心への近道です。
不安を抱えたまま放置するのではなく、今日から一歩行動してみましょう。それが、家族と暮らしを守る何よりの防犯対策になります。
防犯カメラや防犯フィルムをはじめとした防犯対策の導入をご検討中の方は、まずはお気軽にご相談ください。
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