警察に相談した方がいい?
玄関イタズラの実態と今すぐできる対策
玄関にゴミを置かれる、鍵穴に異物を入れられる、ピンポンダッシュが連日続く…
弊社にも、こうしたお悩みのご相談をいただくことが増えています。
「ちょっとしたイタズラかもしれないけど、また起きたらどうしよう…」
そんな不安を感じている方のために、このページでは今すぐに自分でできる玄関のイタズラ対策をわかりやすくご紹介します。
逆効果になってしまう意外な対策例についてもあわせて紹介していますので、しっかりと対策したい方はぜひ参考にしてください。
この記事はこんな人におすすめ
- 戸建てにお住まいで、玄関先の迷惑行為に悩まされている方
- ピンポンダッシュ・ゴミ投棄・鍵へのイタズラなどの被害を未然に防ぎたい方
- 防犯カメラやセンサーライトなどの現実的な対策を比較・検討したい方
- 一人暮らしや高齢者世帯など、防犯対策に不安を感じているご家庭
玄関で起きるイタズラの実態
玄関まわりでは、想像以上にさまざまなイタズラが発生しています。
放っておくとエスカレートしたり、防犯上のリスクにつながる可能性もあるため、早めの対策が重要です。
以下は、とくに多く報告されている玄関でのイタズラの一例です。
- ピンポンダッシュ(インターホンを鳴らして逃げる)
- イタズラとして軽く見られがちですが、繰り返されると精神的なストレスになります。夜間の発生も多く、不安を感じる方も少なくありません。
- 鍵穴への異物混入
- ガムや接着剤などを詰められる被害があり、鍵が使えなくなったり交換が必要になるなど、金銭的な被害にもつながります。
- 玄関先にゴミを置かれる
- 誰かが故意にゴミを捨てていくケースもあり、悪質な嫌がらせやご近所トラブルのきっかけになることもあります。
- 玄関付近の窓からのぞかれる・侵入される
- 玄関横の窓が無防備だと、空き巣や不審者に狙われやすくなるため注意が必要です。見通しの悪い場所や照明の少ない玄関はとくにリスクが高まります。
玄関へのイタズラが起こりやすい時間帯
日が暮れ始める17時前後から、あたりが静かになる夜の時間帯にかけて、人の目が届きにくくなることで、イタズラが起きやすくなるという声もあります。
また、早朝のまだ人通りが少ない時間帯に、郵便受けや玄関先に何かを置かれていた…というような話が出ることもあり、「見られにくい時間」が狙われやすいのかもしれません。
もちろん、地域や住宅環境によっても違いはありますが、こうした時間帯には少し注意しておくと安心です。
イタズラ?嫌がらせ?判断に迷うケースも
玄関まわりで起きるトラブルの中には、「イタズラなのか、悪意ある嫌がらせなのか…」判断がつきにくいケースもあります。
たとえば、玄関ドアに砂糖水のような液体がかけられていたという事例があります。
明らかに悪意を感じる行動ですが、相手が見えない以上、悪ふざけなのか故意の嫌がらせなのかをはっきり断定するのは難しいこともあります。
こうした曖昧なケースほど、対応を迷いやすく、「様子を見よう」と放置してしまう方も少なくありません。
ちょっとした違和感でも、「気のせいかも」と流さずに、早めに対策を始めておくことで安心につながります。
なぜ玄関にイタズラ?犯人の心理とは
玄関先でのイタズラには、偶発的なものもあれば、明確に「ここなら大丈夫」と狙われて起きている場合もあります。
では、なぜ玄関がターゲットになりやすいのでしょうか。
「バレない」と思われている
住人が屋内にいることが多い時間帯は、ちょっとした物音や気配にも気づきにくく、犯人にとって都合のいい条件が揃ってしまいます。
さらに、玄関にはインターホンや宅配ボックス、置き配の荷物など、第三者が立ち止まっていても違和感が少ない要素が多く存在します。
そのため、不審者であっても、あたかも「配達や訪問のふり」をして立っていられる状況が生まれやすく、結果として「この家ならバレずに済む」と思われてしまうのです。
防犯対策が甘い家が狙われる
外から見て防犯対策がされていない家は、イタズラや嫌がらせの標的にされやすい傾向があります。
センサーライトや防犯カメラ、防犯ステッカーなどが設置されていないと、「見られていない」「バレにくい」と思われてしまい、行動を起こすハードルが下がってしまうからです。
一方で、ライトが自動で点灯したり、「録画中」といった表示があるだけでも、「この家は防犯意識が高い」と感じさせる効果があり、イタズラの抑止につながります。
狙われやすい家の特徴
- 玄関まわりが暗く、外から見えにくい
- 防犯設備や対策が見当たらない
- 留守がちな印象を与える
- 生活感が少ない・気配がない
イタズラではなく空き巣のマーキングのケースも
一見すると、ただのイタズラや落書きのように見えるものでも、実は空き巣によるマーキングの可能性があることをご存じでしょうか。
「玄関の壁に見慣れない記号が書かれていた」「ポストやガスメーターに謎の数字があった」など、ちょっとした違和感が、空き巣が下見の際に残す“目印”だったというケースも実際にあります。
以下のような記号や数字を見かけた場合は、マーキングの可能性を疑って、すぐに消す・記録するなどの対応をおすすめします。
よく見られるマーキングの一例
- M
- W
- S
- F
- ル・R
- 10-19(ル)
- W10-19(ル)
- SS
参考:闇バイトの下見・マーキング・訪問手口とは?防犯対策を総まとめ
「なんとなく変な記号があるな」と感じたら、イタズラと決めつけずに、防犯上の可能性として意識しておくことが大切です。
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玄関イタズラの防止に!今すぐ始められる対策4選
玄関でのイタズラを防ぐには、「見られているかもしれない」「バレるかもしれない」と思わせる工夫が大きなポイントになります。
たとえば以下のような対策が効果的です。
センサーライトの設置
人の動きを感知して自動で点灯するセンサーライトは、誰かが近づいた瞬間に明かりがつくことで、強い警戒心を与える効果があります。
玄関まわりが暗くなりがちな家や、夜間の訪問が不安な方にとって、設置するだけで安心感が高まります。
メリット
- 人の接近に瞬時に反応し、威圧感を与えられる
- 防犯以外にも、夜間の来客や帰宅時に便利
- 他の防犯設備と組み合わせるとさらに効果アップ
防犯カメラの設置
防犯カメラは、イタズラや不審な動きを録画・記録することで、「見られている」「証拠が残るかもしれない」という抑止力を発揮します。
玄関先に設置することで、イタズラや嫌がらせを未然に防ぎつつ、万が一トラブルが起きた場合にも役立ちます。
メリット
- 証拠として記録を残せる
- 「録画されているかも」と思わせることで抑止力が働く
- スマホ連携で外出先から確認できる
防犯ステッカー
防犯ステッカーは、「録画中」「防犯カメラ作動中」といったメッセージを貼り出すことで、視覚的に「見られている感」を与える抑止効果の高い防犯対策です。
ステッカーを貼るだけで「ここは何か対策されているかもしれない」と思わせる効果が期待できます。
メリット
- コストをかけずにすぐ始められる
- カメラやライトと併用すると効果が倍増する
- イタズラや不審者に心理的プレッシャーを与えられる
宅配ボックスの施錠対策
玄関先に設置された宅配ボックスの無施錠状態は、イタズラや盗難のきっかけになりやすいものです。
荷物を勝手に開けられたり、中にゴミを入れられるといった被害が起きるケースもあります。
施錠機能をしっかり使うことで、「簡単には開けられない」と思わせる抑止効果が生まれ、イタズラや悪質な行為の防止につながります。
メリット
- 荷物の盗難やイタズラを防止できる
- 配達業者とのトラブル防止にもつながる
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玄関のイタズラ対策における「やってはいけない」対策例
ダミーカメラだけに頼る
見た目だけのダミーカメラは、よく見ると偽物だと気づかれてしまうこともあり、抑止力が長続きしにくいのが難点です。
また、録画機能がないため、万が一イタズラや被害があった場合に証拠が残らないという大きな弱点もあります。
防犯効果を高めるには、実際に録画できる防犯カメラを設置するのが安心です。
脅迫的・過激な張り紙や警告文
「◯◯したら通報します!」「録画してます、覚悟しろ」などの強すぎる表現は、トラブルをエスカレートさせる可能性があります。
イタズラ目的ではない第三者(配達員や近隣住民)にも悪印象を与える場合があります。
ステッカーや注意喚起は「防犯カメラ作動中」「24時間録画中」など、客観的・無機質な表現で淡々と伝えるのが効果的です。
対策せず「様子を見よう」と放置する
「たまたまだろう」「子どものイタズラかもしれない」と軽く考えて、何も対策をせずにそのままにしてしまうと、行為が繰り返されてエスカレートしていく可能性があります。
たとえ悪意のないイタズラだったとしても、「何もしていない家」と思われると再び狙われやすくなることもあるため、早い段階で「対策していますよ」という姿勢を見せることが大切です。
それでも不安なときは?相談先と本格的な防犯対策
警察への相談のタイミング
玄関先でのイタズラが繰り返されたり、不審な行動が気になる場合は、ひとりで抱え込まず、早めに警察へ相談することが重要です。
緊急性がない場合は、全国共通の警察相談専用窓口である「#9110」に連絡するか、最寄りの警察署に直接相談するという方法があります。
証拠があると対応しやすくなる
警察へ相談する際には、防犯カメラの映像や写真、日時のメモなど、状況を記録した証拠があるとスムーズです。
事実関係がより明確になり、相談内容に対する対応の判断材料になります。
証拠がない場合でも、「繰り返されている」「不安を感じている」といった状況を丁寧に伝えることで、適切なアドバイスが受けられる可能性があります。
防犯の専門業者に相談する
玄関でのイタズラに悩んでいる場合は、防犯対策に詳しい専門業者に相談するのも一つの方法です。
個人でできる対策には限界があるため、第三者の視点からアドバイスをもらうことで、より安心できる環境づくりにつながります。
弊社でも、防犯カメラやセンサーライトの設置を含め、お客様の状況やご要望に応じた防犯対策をご提案しています。
「何から始めればいいかわからない」といった段階でも、お気軽にご相談ください。
費用を抑えつつしっかりと対策したいなら、防犯カメラレンタルがおすすめ
導入コストをできるだけ抑えながらも、しっかりとイタズラ対策をしたいという方には、防犯カメラのレンタルサービスがおすすめです。
機器の購入や工事費の導入費用を気にせず始められるため、初めての防犯対策にも向いています。
防犯カメラレンタルの特徴
- 初期費用0円からスタート可能
- 必要な機器と工事がすべてセット
- 故障時の出張修理・HDDなどの消耗品交換も無償対応
ご希望に合わせて、玄関の状況やご要望に応じたプランをご提案いたします。
お気軽にご相談ください。
おすすめのオプション機能
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玄関のイタズラは何罪にあたるの?
一見すると軽いイタズラのように思えても、内容によっては立派な犯罪として処罰の対象になる可能性があります。
たとえば、以下のようなケースでは、次の罪に問われることがあります。
玄関のイタズラで該当しうる主な罪
- 器物損壊罪(刑法261条)
- 鍵穴に異物を詰めたり、玄関のインターホンを壊した場合など、「物を壊す行為」があればこの罪にあたる可能性があります。
- 建造物損壊罪(刑法260条)
- 建物の一部を損壊するような悪質な行為の場合は、「建造物損壊罪」に該当することも考えられます。
- 住居侵入罪(刑法130条)
- 明らかに敷地内へ、正当な理由なく無断で立ち入った場合には、状況によっては「住居侵入罪」に該当する可能性もあります。
どの罪にあたるかは行為の内容や被害の程度、証拠の有無などによって判断されるため、実際の対応は警察や法的な判断に委ねられます。
被害に遭ったと感じた場合は、早めに状況を記録し、相談窓口に連絡しておくことが重要です。
防犯カメラがイタズラの「確かな証拠」に
こうしたイタズラが繰り返されたとき、防犯カメラの映像は、実際にあったことを証明する重要な手がかりになります。
犯人の特定につながるだけでなく、「防犯対策をしている家」と認識させることで、再発防止にも役立ちます。
空き巣などだけなく、イタズラや嫌がらせにこそ、防犯カメラは効果的です。
「自分の家もそろそろ対策が必要かも…」と思ったら、ぜひ設置を検討してみてください。
まとめ 玄関のイタズラ対策、証拠を残すことが第一歩
このページでは、玄関でよく起きるイタズラの実態や犯人の心理、効果的な防犯対策グッズ、さらには相談先まで幅広くご紹介しました。
玄関まわりのイタズラは、「たまたま」「子どものイタズラかも」と見過ごされがちですが、放置すると被害がエスカレートしたり、空き巣の前兆となるケースもあります。
そうした事態を防ぐためには、証拠を残すことが非常に重要です。
防犯カメラの映像や記録を残しておけば、いざというときの相談や対処がスムーズになります。
不安を感じたら、「まだ大丈夫」と我慢せず、早めの備えをぜひ検討してみてください。
個人のお客様向け防犯カメラ特設ページ

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