一軒家のセキュリティを最強にする方法9選！
防犯カメラで空き巣が嫌がる家づくり

一軒家はマンションよりも侵入経路が多いから

一軒家は、マンションと比べると侵入できる経路が多く、防犯面でのリスクが高くなります。
玄関や窓だけでなく、勝手口や庭、ベランダなど複数の侵入ポイントがあるため、空き巣に狙われやすい環境になりがちです。

一軒家とマンションで侵入のしやすさを比較してみましょう。

一軒家とマンションの空き巣侵入経路比較

マンションではオートロックや共用部分の管理があるため、防犯面での安心感があります。しかし、一軒家では侵入経路が多い分、防犯意識を高め、適切な設備の導入が重要です。

侵入犯罪の件数が増加傾向にあるから

近年、住宅への侵入犯罪が増加傾向にあり、一軒家はとくに狙われやすい傾向があります。
統計データによると、一軒家はマンションよりも防犯設備が少なく、空き巣にとって侵入しやすい環境が整っているため、ターゲットになりやすいのが特徴です。

侵入窃盗の認知件数は下表のとおりです。

出典：警視庁「令和5年の刑法犯に関する統計資料図表：2-2-1-1（住宅を発生場所とする侵入窃盗認知・検挙状況）」

侵入窃盗の認知件数は令和2年から減少傾向にありましたが、令和5年は再び増加傾向にあります。侵入犯罪の件数が年々増加している調査結果を見ると、一軒家のセキュリティーは強化しておきたいところです。

一軒家で空き巣被害が多いから

一軒家はマンションに比べて防犯設備が整っていないことが多く、空き巣の被害に遭うリスクが高い傾向があります。とくに、周囲の視線が届きにくい住宅や、防犯対策が不十分な家は狙われやすいです。
警視庁の住まいる防犯110番によると、令和5年の侵入窃盗の発生場所別認知件数で最も多いのが、一戸建住宅の30.5％となっています。
出典：警視庁住まいる防犯110番｜令和5年度新入窃盗の発生場所別認知件数

一軒家は侵入窃盗が発生しやすいため、セキュリティ対策は必須です。

視覚的に防犯意識が高い家は狙われにくい

空き巣は、侵入が簡単な家を選ぶため、一目で「防犯対策がしっかりされている」とわかる一軒家は、犯行のターゲットになりにくくなります。
たとえば、以下のような家は視覚的に空き巣が入りにくいでしょう。

防犯カメラ設置で「録画されるリスク」を意識させている

防犯カメラの設置は、空き巣が最も嫌がる防犯対策の1つです。
犯罪者は証拠を残したくないため、録画されるリスクが高い場所を避ける傾向があります。そのため、防犯カメラを設置するだけでも、強力な抑止力となります。

防犯カメラの録画がもたらす主な抑止効果は以下のとおりです。

住民側も遠隔操作で外出時にいつでも自宅の状況を確認できるため、安心できます。
防犯カメラは、一軒家のセキュリティに効果的ですが、一方で適切な設置場所や種類を選定するのは容易ではありません。そのため防犯カメラの設置を検討している場合は、プロに任せるのがおすすめです。

防犯カメラセンターでは、お客様のご要望に合わせて適切な提案をさせていただきます。
ぜひお気軽にお問い合わせください。

電子錠（スマートロック）を導入する

スマートロックは、鍵を持ち歩かなくてもスマートフォンや暗証番号で施錠・解錠できる防犯アイテムです。従来の鍵よりもセキュリティ性が高く、空き巣対策に有効な手段の1つとして注目されています。

スマートロックのメリットは以下のとおりです。

玄関のドアを強化する

スマートロックと組み合わせて導入したいのが、防犯性の高いドアです。施錠以外にもドアを物理的に壊されないように対策しましょう。
たとえば、玄関ドアを壊れにくい素材に変更し、ガードプレートを設置することで、ドアを壊されにくくなります。

ピッキング対策だけでなく、ドア自体の強化も防犯対策に効果的です。

防犯フィルム・補助鍵で窓からの侵入を防ぐ

空き巣の多くは、玄関ではなく「窓」から侵入しています。とくに、一軒家では1階の窓が狙われやすいため、防犯フィルムや補助鍵を活用して侵入を防ぐ対策が重要です。

それぞれの特徴を下表で確認しましょう。

防犯フィルムと補助鍵を併用すると、窓のセキュリティを向上させられます。
空き巣は侵入に時間がかかると犯行を諦めるため、防犯フィルムと補助鍵は効果的な対策です。

防犯砂利で足音を鳴らし、不審者を威嚇する

防犯砂利は、踏むと大きな音が鳴る特殊な砂利で、不審者が近づいた際に気配を察知しやすくする防犯対策の1つです。
静かな環境を好む空き巣にとって、足音が響く場所はリスクが高いため、侵入を諦める可能性が高まります。

玄関や勝手口周辺、庭の周囲などに導入すると、不審者が警戒するでしょう。
防犯砂利は、簡単に導入できるうえにコストも比較的安く、手軽な防犯対策として効果的です。他の防犯対策と組み合わせてみてください。

塀からの侵入を警戒する

一軒家のプライバシーを守るために高い塀を設置している家庭は多いですが、防犯の観点では逆効果になります。
一見、高い塀は防犯性が高いように思えますが、侵入さえしてしまえば外から見えにくくなり、犯行がしやすい環境になってしまうためです。

高すぎる塀が防犯に悪影響を及ぼす主な理由は、次のとおりです。

そのため、塀近辺に「防犯カメラ作動中」のステッカーを見えるように貼っておいたり、防犯カメラで監視ができるしておくなど対策が必要です。

ホームセキュリティを依頼する

ホームセキュリティとは、自宅に設置したセンサーが異常を検知すると警備員が駆けつけてくれるものです。
緊急時に機械だけでなく、人が駆けつけるので安心感を感じる方も多いかと思います。

ただし、警備員はセンサーが反応してから駆け付けるので、屋外でリアルタイムに侵入を検知し侵入を阻止するという面では、機械警備に比べて弱い部分もあります。

弊社でも「ホームセキュリティかセキュリティ機器を付けるか迷っている」というご相談はよくいただきます。
お気軽にご相談ください。

センサーライトで夜間の侵入を防ぐ

センサーライトは、不審者の動きを感知して自動で点灯する防犯アイテムです。暗闇を好む空き巣にとって、突然のライト点灯はプレッシャーとなるため、夜間の侵入対策になります。
センサーライトの防犯効果は以下のとおりです。

センサーライトの防犯効果

センサーライトは、侵入者を驚かせるだけでなく、周囲にも異変を伝えられるのが特徴で、防犯カメラと組み合わせることで、より効果的な防犯対策が可能になります。
センサーライトの詳しい情報は以下のページも参考にしてみてください。
センサーライト・常夜灯について

防犯カメラを設置する

一軒家のセキュリティを最強にするためには、防犯カメラの設置が必須です。
防犯砂利や電子錠などのセキュリティ機器は防犯対策として効果的ですが、万が一の時、警察に動いてもらうためにも、事件を早期解決するためにも、防犯カメラで撮影された証拠映像が役立つからです。

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短時間の外出でも必ず施錠する

「ちょっとゴミ出しに行くだけ」「近所のコンビニに行くだけだから」と油断して鍵をかけずに外出すると、空き巣に絶好のチャンスを与えてしまいます。
実際、わずか数分の隙を突いた「無施錠侵入」による被害は少なくありません。

以下のように施錠に対しての習慣をつけましょう。

空き巣のマーキングを定期的にチェックする

空き巣は事前に下見を行い、狙いやすい家の情報を残します。その際に使われるのがマーキングです。
マーキングとは、家の外壁や郵便ポスト、電柱などに記号や数字を書き込み、空き巣仲間に情報を共有する手口です。

空き巣が下見をした際のマーキング例

たとえば、「30WS8-18」と表記された場合「30代女性・一人暮らし・8〜18時は留守」という意味です。
マーキングを見つけた場合は、すぐに消して、近隣の家とも情報を共有、必要に応じて警察に通報しましょう。

外構をキレイな状態に保つ

庭や玄関周りが荒れていると「留守がち」「防犯意識が低い」と見なされ、犯行のターゲットになりやすくなってしまいます。
自宅周りをきれいな状態に保つのも、セキュリティの強化に役立ちます。

たとえば、庭の植栽を定期的に剪定したり、壊れたフェンスや門を修理したりなど「管理が行き届いている家」と認識されるのが重要です。
現状、一軒家の外構が荒れている場合は、手入れを行いましょう。

近隣住民との良好な関係づくりをする

一軒家の防犯対策として、周辺住民との良好な関係づくりを心がけましょう。
地域内でお互いに注意を払うと、不審者が現れた際に素早く気づけるため、犯罪の抑止につながります。

とくに、空き巣は「人目につきにくい環境」を好むため、住民同士の交流が活発な地域は狙われにくいです。
近隣住民と関係をつくり、お互いの防犯性を保つには以下のような方法が挙げられます。