防犯カメラに最適なHDDとは？
防犯カメラは多くの場合、HDD（ハードディスク）を使って録画を行います。
現在ではSDカードやSSDなどの記録媒体が使われることもありますが、価格・信頼性の点から選ばれやすいのがHDDです。
HDDの保存可能容量は以前に比べかなり多くなり、最近では20TBもの録画データを保存できる大容量HDDも販売されています。
2006年頃には80GB程度のHDDが搭載されたレコーダーが多く販売されていたことを考えると、防犯カメラ本体の進化と共にレコーダーの性能もかなり進化しており、高画質な映像を長期間録画することも可能になりました。
一般の方は防犯カメラを設置する時、レコーダーの中に内蔵するHDDのスペックまで気にかけることはあまりありませんが、HDDの種類が防犯カメラシステム全体の寿命を左右する場合もあるので、確認しておくことをおすすめします。
この記事では、防犯カメラに最適なHDD選びについて解説していきます。
HDDの製造メーカー
防犯カメラに使われるHDDのメーカーは基本的にWestern Digital（ウエスタンデジタル社 「WD」と略されることもあります）、Seagate（シーゲイト社 「SG」と略されることもあります）、東芝の3社の製品を使用します。企業の買収などが進み、現在HDDはこの3社しか作っていません。
最近では防犯カメラに東芝のHDDがほとんど使われなくなったので、ウエスタンデジタル社とシーゲイト社についてご説明します。
ウエスタンデジタルのHDD
ウエスタンデジタルは、米国のストレージ製造企業です。以前はグラフィックボードやチップセットなどを製造していましたが、現在はHDDやフラッシュメモリの製造が主となっています。
多くの防犯カメラメーカーがウエスタンデジタルのHDDを採用して防犯カメラ専用のレコーダーを製造しています。
過去に日立のHDD製造部門や、サンディスクを買収しています。
シーゲイトのHDD
シーゲイトも米国のストレージ製造企業です。HDDの販売シェアは、ウエスタンデジタルに次いで2番目に高く、防犯カメラ向けのHDD以外にパソコン用のHDD、SSDも多く販売しています。
過去にサムスンのHDD事業を買収しています。
HDDにはグレードがある？防犯カメラに合ったHDDの種類
WDで防犯カメラ用のHDDを選ぶなら【パープル】
ウエスタンデジタルのHDDにはいくつかの規格があり、色で分けられています。
ブルー、ブラック、レッド、パープル、ゴールドなどのシリーズがあり、用途によって選ぶべきシリーズが異なります。
防犯カメラシステムでは、長時間の録画映像を保存する必要があり、ウエスタンデジタルのラインナップでは、パープルが適しています。
24時間365日HDDが回り続け、熱や振動にも強いので常時稼働する防犯カメラに使うHDDに最適です。
SGでHDD防犯カメラ用のHDDを選ぶなら【スカイホーク】
シーゲイトのHDDにはバラクーダ、アイアンウルフ、エクソスといったシリーズがあります。
これらの製品の中で防犯カメラ向けのHDDはSkyHawk（スカイホーク）です。
WDのパープル同様、メーカー側が防犯カメラ・監視カメラ専用に作っているグレードになります。
トリニティーではパープルまたはスカイホークを採用します
まだ防犯カメラ専用のHDDがなかった頃は様々なHDDを試しましたが、ご紹介したウエスタンデジタルのパープルやシーゲイトのスカイホークが発売されて以降、全てのレコーダーにこの2つのうちどちらかのHDDを搭載し防犯カメラシステムを提供させて頂いています。
どちらも防犯カメラ・監視カメラに向けて最適な製品なので、長く安心して防犯カメラを使って頂くことができます。
防犯カメラのHDD交換・増設もお任せ
この記事では防犯カメラシステム向けのHDDについてご紹介しました。
HDDは防犯カメラの録画に欠かせないものですが、消耗しやすく、大半の場合カメラ自体の故障よりも先にHDDの交換修理が必要になることが多いです。
そのため、防犯カメラを設置する時はこうした消耗品交換などのメンテナンスをどのように行うか確認が必要です。
弊社では設置後も安心して防犯カメラを使って頂くために、HDDの交換修理を含み様々なケースの故障に無料で対応させていただく長期保証サービスをご用意しています。
また、防犯カメラを設置する現場によってはHDDの増設が必要となるケースもあります。
弊社は幅広いメーカーの防犯カメラと、最適なHDDを含む機器選び、最適な設置でお客様に最もマッチしたカメラシステムをカスタマイズさせていただいております。
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