倉庫の湿気対策!
湿気の原因と効果的な防止策10選を解説
倉庫の湿気対策に悩まされていませんか?
倉庫内の湿気を放置すると、保管物の品質低下や設備の故障、さらには従業員の健康にも影響を及ぼすため、早期の対策が必要です。
この記事では、倉庫の湿気対策について、倉庫の在庫製品に及ぼす影響や具体的な湿気対策について解説させていただきます。
こんな記事でわかること
- 倉庫が湿気を帯びる原因
- 湿気による影響
- 具体的な湿気対策
湿気による在庫トラブルを防ぎ、安心して保管できる倉庫環境を整えたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
倉庫が湿気を帯びる原因とは
倉庫が湿気をためやすいのは、構造や環境条件が関係しています。
まずは湿気の原因を理解しましょう。
ここで解説すること
- 外気との温度差で結露が発生する
- 換気不足・気密性の高い構造になっている
- コンクリート床・壁で水分が放出される
- 梅雨や高湿度時期に外気が流入する
外気との温度差で結露が発生する

倉庫内の湿気は、外気との温度差により発生する結露が主な原因の1つです。
暖かい空気が冷たい表面に触れると、空気中の水蒸気が液体の水滴に変化し、結露として現れます。
たとえば、暖房の効いた室内で冷たい飲み物を置くとコップの外側に水滴がつくのと同じ原理です。
倉庫の場合、金属製の壁や柱、窓ガラスなどで結露が発生し、湿気問題を引き起こす原因となります。
換気不足・気密性の高い構造になっている

倉庫の湿気トラブルの多くは、換気不足による湿気の滞留が原因です。
密閉性の高い倉庫は外気の出入りが少なく、一度こもった湿気が抜けにくくなります。
その結果、空気中の水分が壁面や天井に付着し、結露やカビが発生します。
換気不足による湿気が起きやすい環境
- 換気口や通風孔が少ない
- 扉やシャッターを長時間閉め切っている
- 換気設備が老朽化している
上記のような環境になっている場合は、倉庫に湿気が溜まりやすくなっているため注意しましょう。
コンクリート倉庫は湿気が溜まりやすい

コンクリート倉庫は、構造上湿気がこもりやすい特徴があります。コンクリート自体が多くの水分を含み、時間の経過とともにそれを放出する性質があるためです。
また気密性が高く、湿気の逃げ道が少ない点も原因です。
そのため、コンクリート倉庫を使用している場合は、以下の点に注意しましょう。
こんな環境は湿気に注意!
- 新築・リフォーム直後の倉庫を使用している
- 防湿塗装や床下通気がない
- 地面や外気からの湿気を遮断していない
こうした場合、防湿塗料の施工や通気経路の確保により、コンクリート特有の湿気を抑える工夫が必要です。
梅雨や高湿度時期に外気が流入する
梅雨や夏場など湿度が高い時期は、外気の流入によって倉庫内の湿度も上昇します。
外気に水蒸気が多く、室内の冷えた壁面や設備に触れて結露を引き起こすためです。
これによりカビやサビが発生しやすくなります。
高湿度の時期に湿気が起きやすい環境
- シャッターや搬入口を頻繁に開閉している
- 出入り口付近に除湿設備がない
- 高温多湿な地域に立地している
高湿度時期に換気を頻繁にすると、かえって倉庫内に湿気が発生しやすくなるため要注意です。
湿気が倉庫に与える影響
湿気は、倉庫の環境だけでなく保管している在庫や設備にもダメージを与えます。
気づかないうちに品質低下や設備故障を招くこともあるため、どのような影響があるのか知っておきましょう。
ここで解説すること
- 保管物の劣化・カビ発生
- 鉄製設備やラックのサビ
- ダニや害虫の被害
- 結露による電気系トラブル
- 従業員の健康被害・作業効率の低下
保管物の劣化・カビ発生
湿気が高い倉庫では、まず保管物の劣化やカビの発生が問題になります。
湿度が60%を超える環境では、紙製品や布製品、木材などは水分を吸って変形・変色しやすくなるためです。また食品や電子機器なども品質低下が早く、在庫ロスにつながります。
湿気によって起こる保管物への影響
- ダンボールが湿って強度が落ちる
- 梱包材にカビが繁殖する
- 製品のラベルや印字がにじむ
このようなリスクを避けるために、除湿と定期的な空気循環を欠かさないようにしましょう。
鉄製設備やラックのサビ
倉庫内の湿度が高いと、鉄製ラックや金属製設備のサビを引き起こします。
備がサビると、以下のような問題が発生するため注意しましょう。
湿気による金属への影響
- 設備の劣化による機能低下や故障
- 安全性の低下による事故リスクの増大
- 修理や交換にかかるコストの発生
金属類は相対湿度60%以上で急激にサビやすくなるので、湿度管理は必要不可欠です。
ダニや害虫の被害
湿度の高い倉庫は、ダニやゴキブリ、その他害虫が繁殖しやすいです。
害虫が発生すると、保管物への被害だけでなく、衛生面や作業環境にも悪影響があります。
たとえば、食品や衣料品などを保管する倉庫であれば、次のような被害が発生します。
害虫による影響
- 害虫が商品に侵入し、食害を与える
- 糞や死骸によって汚染する
- ダニアレルギーで従業員の健康被害に繋がる
高湿度でダニや害虫が発生すると、保管物はもちろん従業員の健康にも被害があるため、対策は必須です。
結露による電気系トラブル
湿気が原因で発生する結露は、倉庫内の電気設備にも悪影響を及ぼします。
水滴が付着すると、電気設備び不具合が発生しやすいためです。
湿気が原因で起こる電気トラブル
- 電気設備の故障や誤作動
- ショートや漏電による火災リスク
- 作業の中断や修理費用による経済的損失
結露はただの水滴だと考え、放置すると事故に発展する可能性もあります。倉庫内で結露が多発している場合は、対策を考えましょう。
従業員の健康被害・作業効率の低下
湿度の高い倉庫では、従業員の健康や作業効率にも悪影響が出ます。
湿気によるカビやダニの発生は、アレルギーや呼吸器疾患を引き起こす要因となるためです。
また、蒸し暑い環境は集中力を低下させ、作業ミスや疲労を招きます。
このような環境を改善するには、温湿度を常時把握できるシステムと、適切な空調管理が重要です。
湿度を適正に保つことで、快適で安全な職場環境を維持できます。
倉庫の湿度や温度を管理するのであれば、弊社トリニティーの温度・湿度モニタリングカメラシステムがおすすめです。
今すぐできる倉庫の湿気対策10選
倉庫の湿気問題は、放置するほど深刻化していきます。
この章では、効果的な湿気対策を10種類紹介するので、できるものから取り入れてみてください。
ここで解説すること
- 定期的な換気で空気を循環させる
- 除湿剤・乾燥剤を適切に設置する
- 除湿機・空調設備を導入する
- シーリングファン・ベンチレーターを設置する
- 断熱材・遮熱シートで温度差を抑える
- 床下の湿気を抑えるマットやスノコ活用
- 保管物を壁や床から離して配置
- コンクリート床・壁面の防湿塗装
- 定期的な清掃・点検で湿気源を特定
- 湿度計を設置し定期的にモニタリング
定期的な換気で空気を循環させる

手軽で基本的な湿気対策が、定期的な換気です。
倉庫内の空気を入れ替え、湿った空気を外部に排出し、乾燥した外気を取り込みます。
倉庫の湿気対策における換気のポイント
- 複数の窓や扉を開けて、空気の通り道を作る
- 扇風機や送風機を活用し、空気を強制的に循環させる
- 外気の湿度が低い時間帯を選んで行う
空気の滞留しやすい場所を意識して換気を行うことが重要です。
除湿剤・乾燥剤を適切に設置する

コストを抑えながら湿気を防ぐには、除湿剤や乾燥剤の活用が効果的です。
狭いスペースや棚の下など、空気がこもりやすい場所に設置するだけで、湿気を吸収しカビの発生を抑えられます。
とくに小規模倉庫や一時保管エリアにおすすめです。
設置のポイント
- 密閉しやすい場所や隅に置く
- 定期的に交換・再生する
- 吸湿量の多いシリカゲルや塩化カルシウムを選ぶ
手軽に始められる除湿対策として、まずは湿気が溜まりやすいエリアに導入しましょう。
除湿機・空調設備を導入する

湿気対策を強化するなら、除湿機や空調設備の導入も検討しましょう。
自動制御で湿度を一定に保てるため、結露やカビを防ぐ効果が高いのが特徴です。
設備で湿気対策をするポイント
- 広さに合った除湿能力の機種を選ぶ
- 定期的にフィルター清掃・水タンクの排水を行う
- 空調と換気を併用して効率を高める
設備を導入するには初期コストがかかりますが、在庫や設備の劣化を防ぎ、長期的に見れば大きなコスト削減につながります。
シーリングファン・ベンチレーターを設置する

湿気を効率よく抑えるには、空気を循環させる設備の導入も効果的です。
シーリングファンやベンチレーター(換気扇)は、倉庫内の空気を常に動かすことで湿度の偏りを防ぎます。
湿気がこもる天井付近にも風を送れる点がメリットです。
これらの設備を導入することで、自然換気が難しい倉庫でも湿度を安定的にコントロールできます。
断熱材・遮熱シートで温度差を抑える

断熱材や遮熱シートを施工すれば、温度差を小さく抑え、結露の発生を防げます。
とくに金属屋根や外壁が直射日光を受ける倉庫には有効です。
設備で湿気対策をするポイント
- 屋根裏・外壁・天井に断熱材を入れる
- アルミ蒸着タイプの遮熱シートを使用する
- 夏と冬で空調設定を調整して温度差を緩和
年間を通して温度と湿度を安定させ、保管物を良好な環境で守れます。
床下の湿気を抑えるマットやスノコ活用

倉庫の湿気は、床下からも上がってきます。
コンクリート床や地面に直接接している倉庫では、水分が床面に伝わりやすく、保管物の劣化を招きます。
そこで有効なのが、防湿マットやスノコの活用です。
例えば、床に直接商品を置くと、湿気を吸ってカビが生えたり、品質が劣化したりする可能性があります。
防水性のあるマットや、通気性の良いスノコを敷くことで、保管物と床の間に空間を作り、湿気の影響を軽減できるのです。
保管物を壁や床から離して配置

湿気を防ぐうえで重要なのが、空気の通り道を確保することです。
倉庫内で荷物を壁や床に密着させて配置すると、風が通らず湿気がこもり、カビや結露が発生しやすくなります。
そのため、少し離すだけでも湿気対策として効果的です。
湿気を防止する配置の工夫
- 壁から10cm以上、床から5cm以上離す
- パレットやラックを活用して通気性を確保する
- 商品を積み重ねすぎない
わずかな空間でも空気が循環すれば、湿気を防ぎ、保管物の品質を維持できます。
コンクリート床・壁面の防湿塗装

コンクリートは多くの水分を含み、時間の経過とともに内部の湿気を放出します。
そのため、防湿塗装を施して湿気の放出を抑えることが重要です。
梅雨や夏場の湿度が高い時期には、結露やカビを防ぐ効果が高まります。
除湿塗装のポイント
- 床・壁ともに透湿性の低い塗料を選ぶ
- 施工前に汚れやカビを除去して密着性を高める
- 定期的に塗膜の劣化や剥がれをチェック
これにより、コンクリートからの湿気上昇を防ぎ、倉庫全体の湿度を安定させられます。
定期的な清掃・点検で湿気源を特定

倉庫内の湿気対策は、機器の導入だけでなく、定期的な清掃と点検も重要です。
湿気の発生源を早期に特定できれば、適切な対応ができます。
汚れやゴミは湿気を吸着しやすく、カビや害虫の温床となっているケースがあるためです。
湿気対策になる清掃ポイント
- 床下・壁面・天井の結露跡を確認
- カビの発生箇所や水漏れ箇所を探す
- 通風経路に障害物がないかチェック
定期的な清掃と点検を習慣化すれば、湿気の原因を早期に発見でき、再発防止にもつながります。
湿度計を設置し定期的にモニタリング

倉庫内の湿度を把握することは、湿気対策を講じる上で不可欠です。
湿度計を設置し、数値を定期的に確認すれば、倉庫内の環境変化を早期に察知できます。
現地の温湿度を把握するメリット
- 倉庫内の湿度状況を常に把握できる
- 湿度が上昇する傾向を早期に察知し対策できる
- 効果的な対策の評価と改善に役立つ
また、温湿度をリアルタイムで可視化できるモニタリングカメラシステムを導入すれば、より精密な管理が可能になります。
大型倉庫の湿気対策

大型倉庫は空間が広く、温度や湿度にムラが生じやすいのが特徴です。
そのため、部分的な対策では十分な効果が得られません。
全体の空気循環と湿度管理を一体化して行うことが重要です。
大型倉庫での湿気対策ポイント
- シーリングファンや大型送風機で空気を循環させる
- 換気システムを複数箇所に設置して空気の流れを均一化
- 温湿度モニタリングカメラで全エリアの状況を把握
- 高所や隅の結露箇所を定期的に点検
広い空間を対策するため、少なからず設備投資が必要になります。
倉庫と保管物の特徴を分析し、必要な予算を決めるところから始めましょう。
庭・屋外倉庫の湿気対策

庭や屋外に設置された倉庫は、雨や地面からの湿気の影響を強く受けやすい環境です。屋内倉庫よりも結露やカビの発生リスクが高いため、外気と地面の両面から湿気を防ぐ工夫が必要です。
庭・屋外倉庫での湿気対策ポイント
- 屋根や壁に防水・防湿塗装を施す
- 倉庫の下にコンクリート基礎を作り、地面から離す
- 通気口を設けて風の流れを確保する
- 床にスノコや防湿マットを敷いて湿気を遮断
- 雨の日や梅雨時期は換気口を閉め、湿度計で管理
とくに地面と直接接しているタイプの倉庫では、床下からの湿気対策が重要です。
断熱シートや除湿剤を併用し、年間を通して乾いた状態を保ちましょう。
現地の温度・湿度がモニタリングできるカメラシステムとは
倉庫の湿気対策には、監視カメラに「温度・湿度モニタリングカメラシステム」をつけるのもおすすめです。
温湿度モニタリングカメラシステムは、設置した監視カメラシステムで、現地の温湿度を把握できるカメラシステムです。
倉庫内の状況記録に加え、温湿度の管理もできるので、トレーサビリティと温湿度管理が同時に叶うのが大きなメリットです。
温度・湿度モニタリングカメラシステムのメリット
- モニターで倉庫内の温度・湿度を常時チェックできる
- 遠隔監視で複数倉庫を管理できる
- 高すぎる湿度をアラート
- 防犯対策にもなる
モニターで倉庫内の温度・湿度を常時チェックできる

リアルタイムで現場の温湿度を常時確認できるため、倉庫の湿気が高すぎる時もすぐに把握し、対応ができます。
また観測された温湿度は、CSV形式で出力できます。
温湿度の記録を残せるので、異常があった際、原因究明にも役立ちます。
遠隔監視で複数倉庫を管理できる

大型倉庫や複数の倉庫を管理する場合には、遠隔監視機能が役立ちます。
各カメラの映像と温湿度を1つの画面で確認できるので、複数の部屋で温湿度の確認が必要な場合も、事務所内で一括して確認できます。
- 複数拠点の倉庫を一元的に管理できる
- 管理者の移動時間やコストを削減できる
- 緊急時にも迅速な状況把握と対応が可能になる
現場巡回の手間を大幅に減らせるため、人的コストの削減や在庫品質の維持にも直結します。
高すぎる湿度をアラート

温湿度モニタリングカメラシステムは、設定した温湿度の値を超えた場合に自動で通知する機能を備えています。
たとえば、「湿度が70%を超えたら通知」といった設定が可能です。
管理者が常にモニターを監視している必要がなくなり、異常が発生した際にすぐに対応ができます。
防犯対策にもなる

温湿度モニタリングカメラシステムは、監視カメラを利用した生産管理に役立つカメラシステムです。
防犯カメラ専門業者である弊社が、泥棒の侵入経路などを踏まえたカメラの設置をご提案できます。
たとえば、倉庫内は現場監理用に温湿度モニタリング、敷地の屋外は防犯対策用に…など、ご要望に合わせて構築が可能です。
AI侵入検知オプションで、倉庫の盗難対策もできます。
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よくある質問
最後に倉庫の湿気対策でよくある質問を紹介します。
- 倉庫内の湿気対策はどうすればいいですか?
- まず換気と除湿を徹底することが基本です。
除湿機やシーリングファンで空気を循環させ、湿度計で常に数値を確認しましょう。
湿度60%以下を目安に維持することで、カビや結露を防げます。 - 倉庫の適正湿度は?
- 一般的に40〜60%が適正です。
紙や布など吸湿性の高いものを保管する場合は50%前後が理想。
温度も20〜25℃程度に保つと、保管物の劣化を防ぎやすくなります。 - お金をかけずに除湿する方法は?
- 換気と乾燥剤の併用がおすすめです。
特に棚下や隅に除湿剤を置き、朝夕の気温差が小さい時間帯に窓を開けて換気すると効果的。
費用をかけずに湿度を下げられます。
湿度対策で倉庫の環境を整えよう
倉庫の湿気は、在庫や設備に大きな影響を与える厄介な問題です。
放置すると、カビやサビ、結露によるトラブルが発生します。
湿気対策を怠れば、在庫の劣化や修繕コストの増加などの損失を抱えかねません。
倉庫の湿気を防ぐ基本対策としては、以下が有効です。
- 換気・除湿による湿度コントロール
- 床や壁の防湿施工
- 機器を使った換気
- 定期的なモニタリング
「温度・湿度モニタリングカメラシステム」を活用すれば、現場の湿度をリアルタイムで把握し、異常時も即対応できます。
防犯対策としても使えるので、一石二鳥です。
倉庫の湿気を確実に管理したい方は、温湿度モニタリングカメラシステムをぜひチェックしてみてください。
現地調査・お見積り無料ですので、お気軽にご相談ください。
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