熱中症対策の日とは?5月5日の意味と職場で今すぐできる対策
毎年5月5日は「熱中症対策の日」であることをご存じでしょうか。
本格的な夏ではないと感じる時期に設定されたこの記念日には、熱中症に関する注意喚起が増え始めるなかで、早めの対策を促す意図が込められています。
この記事では、熱中症対策の由来と、5月に熱中症リスクが高まる理由、そして職場での熱中症予防に今すぐ取り組める「温湿度の見える化」について解説します。
\ 熱中症対策には温度・湿度を遠隔で見れるネットワークカメラ /
トリニティーの「温湿度モニタリングカメラシステム」は、現場の映像と温湿度をリアルタイムで確認できます。
異常値を超えると管理者のスマホへ通知も可能。危険な兆候をすばやく察知し、事故の未然防止につながります。
熱中症対策の日とは?立夏に設定された理由

熱中症対策の日とは、一般財団法人日本気象協会が推進する「熱中症ゼロへ」プロジェクトと、日本コカ・コーラ株式会社が共同で2014年に制定した記念日です。
日付は、暦の上で夏の始まりとされる立夏の5月5日にあわせて定められました。
この記念日には、本格的な猛暑が始まる前に、早めの熱中症対策を促す目的があります。
つまり、暑くなってから慌てて対策するのではなく、暑くなる前に備えるための日です。
特に職場では、5月はまだ安心と思われがちですが、屋外作業や工場、倉庫、厨房などでは、初夏の段階から熱中症リスクが高まります。
そのため、熱中症対策の日は、職場の熱中症対策を見直すきっかけとして活用することが重要です。
なぜ5月から熱中症が増える?暑熱順化と初夏のリスク
職場での熱中症対策というと、7月・8月の猛暑の時期をイメージしがちですが、実は5月こそ注意が必要な時期です。
その背景にあるのが、「暑熱順化(しょねつじゅんか)」という体の仕組みです。
暑熱順化とは?体が暑さに慣れるプロセス
暑熱順化とは、体が暑さに慣れることで、体温調節がスムーズに行えるようになる状態を指します。
連日の暑さにさらされることで体は徐々に適応していきますが、個人差はあるものの数日~約2週間程度かかるとされています。
人は暑い環境で活動すると体温が上昇しますが、通常は、
- 汗をかく(発汗)
- 皮膚から熱を逃がす(熱放散)
といった働きによって体温をコントロールしています。
しかし、暑熱順化が十分でない状態ではこの機能がうまく働かず、体内に熱がこもりやすくなります。
その結果、熱中症のリスクが高まります。
暑熱順化が進むと、
- 汗をかきやすくなる
- 皮膚血流が増えて熱を逃がしやすくなる
といった変化が起こり、同じ気温でも熱中症リスクは低下します。
5月・梅雨明けに熱中症リスクが高まる理由
特に注意が必要なのが急に気温や湿度が上がるタイミングです。
- ゴールデンウィーク明けに現場作業が再開したとき
- 梅雨の晴れ間で急に気温や湿度が上昇したとき
- 梅雨明け直後の蒸し暑い日
こうした場面では、体が暑さに慣れていない状態で高温環境にさらされるため、同じ気温でも真夏以上の負荷がかかることもあります。
さらに、梅雨などで涼しい日が続くと、一度進んだ暑熱順化がリセットされ、再びリスクが高まる点にも注意が必要です。
早めの対策が重要!職場の熱中症予防とは
熱中症対策は真夏だけのものではありません。
重要なのは、体が暑さに慣れていない5月の段階から準備を始めることです。
職場では、次のような対策が有効です。
- 軽く汗をかく習慣をつける(暑熱順化)
- WBGTや温湿度を把握し、現場の暑熱リスクを見える化する
- 直射日光や照り返しを防ぐための屋根や日よけを設置する
- 冷房設備や風通しの良い休憩スペースを確保する
- 作業時間の見直しや負担軽減を行う
- 水分・塩分補給のルールを整える
- 通気性・透湿性のよい服装を取り入れる
- 体調確認や健康状態に配慮した配置を行う
- 熱中症の症状や対応方法を社内で周知する
こうした対策を早い段階から行うことで、夏本番の熱中症事故を未然に防ぐことにつながります。
近年では、こうした対策の一環として温湿度の見える化を導入する企業も増えています。
感覚ではなく数値で環境を把握することで、より早く危険に気づき、適切な対応ができるようになります。
熱中症対策の日をきっかけに「現場の見える化」から始めよう
熱中症対策には、水分・塩分補給のルール整備や休憩場所の確保、作業時間の見直しなど、さまざまな取り組みがあります。
その中でも、最初の一歩として効果的なのが「温湿度の見える化」です。
感覚ではなく数値で環境を把握することで、現場のリスクに早く気づけるようになります。
WBGT値を見える化すると何が変わるか
WBGT値とは、暑さによる熱中症リスクを判断するための指標のことです。
気温・湿度・日射や放射熱・風などの要素をもとに算出され、熱中症予防の目安として広く活用されています。
職場では、「暑そうだから気をつける」といった感覚的な判断に頼りがちですが、WBGT値を数値で把握することで、休憩のタイミングや水分補給、作業内容の見直しといった判断基準が明確になります。
また、WBGT値は単純な目安ではなく、作業の強さ(身体作業強度)や暑熱順化の有無によって基準が変わるのが特徴です。
厚生労働省では、これらの条件に応じた「WBGT基準値」を示しており、現場の安全管理に活用されています。
| 区分 | 身体作業強度(代謝率レベル)の例 | 暑熱順化者のWBGT基準値(℃) | 暑熱非順化者のWBGT基準値(℃) |
|---|---|---|---|
| 0 安静 |
安静、楽な座位 | 33 | 32 |
| 1 低代謝率 |
|
30 | 29 |
| 2 中程度代謝率 |
|
28 | 26 |
| 3 高代謝率 |
|
26 | 23 |
| 4 極高代謝率 |
|
25 | 20 |
このように、同じ暑さの環境であっても、作業内容の重さや暑熱順化の有無によって、熱中症リスクの考え方は大きく変わります。
だからこそ職場では、「今日は暑そう」といった感覚だけではなく、WBGT値や温湿度を数値で把握し、現場全体で共有する仕組みが重要です。
数値で見えるようになることで、休憩のタイミングや声かけ、作業調整の判断がしやすくなり、熱中症の予防につながります。
温湿度をリアルタイムで把握する仕組みとは
職場の熱中症対策では、WBGT値や温湿度を把握することが重要ですが、実際には現場ごとに確認し続けるのは簡単ではありません。
そこでは役立つのが、温湿度をリアルタイムに遠隔確認できる仕組みです。
温湿度と現場映像をリアルタイムで遠隔確認できるシステム

トリニティーの温度・湿度モニタリングカメラシステムは、ネットワークカメラと温湿度センサーを組み合わせ、現場の映像と温湿度データをリアルタイムで遠隔確認できるシステムです。
数値だけを見るのではなく、「その場所が実際にどのような状況なのか」を映像でも確認できるため、工場や倉庫、ビニールハウス、教育施設、介護施設など、さまざまな現場の安全管理に活用できます。
温湿度カメラのおすすめポイント
- 200万〜400万画素の高画質カメラで現場の状況を映像で確認
- カメラモニターに温湿度を出力し、数値と映像で同時に把握
- CSV形式のレポート出力に対応し、日々の記録保存
- 複数の現場を一括管理できるため、巡回負担の軽減につながる
事務所にいながら複数の現場の温湿度を一括管理できるため、管理者がすべての現場を見回らなくても、暑熱リスクの高まりを把握しやすくなります。
スマホ通知で「発見の遅れ」を防ぐ仕組み

熱中症対策で重要なのは、異常を早く察知し、すぐに対応できる体制をつくることです。
温湿度モニタリングカメラシステムでは、設定した温湿度の値を超えた際に、管理者のスマートフォンへ自動通知することも可能です。
- 一定の温度を超えたら通知する
- 湿度が設定値を上回ったら知らせる
といった条件を現場ごとに設定できるため、環境に応じた運用が可能です。
現場にいる作業者がすぐに異変に気づけない場合でも、離れた場所にいる管理者がいち早く状況を把握できます。
休憩の指示や現場確認などの初動対応につなげやすくなることで、発見の遅れを防ぎ、職場の熱中症リスク低減に役立ちます。
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【業種別】熱中症対策における温湿度カメラ活用事例
温湿度の見える化は、業種や現場の環境によって活用方法が異なります。
ここでは、熱中症対策として温湿度カメラをどのように活用できるかを、業種別にご紹介します。
工場・倉庫
高温環境のリスクを遠隔で把握し、安全管理を効率化
工場や倉庫では、機械の発熱や空気のこもりやすさにより、室温が上がりやすい傾向があります。
特に夏場は、作業者の熱中症リスクが高まりやすい環境です。
温湿度カメラを導入することで、次のような運用がしやすくなります。
- 現場の映像と温湿度を同時に確認できる
- 危険な数値を超えた際にアラート通知を受け取れる
- 休憩のタイミングや作業調整の判断がしやすくなる
また、「複数拠点をまとめて管理したい」というニーズにも対応しており、本社や事務所から各現場の温湿度を一画面で管理できるため、巡回負担の軽減にもつながります。
保育園・教育施設
子どもの体調変化に気づける環境づくり
保育園や学校では、子ども自身が暑さや体調不良をうまく伝えられないケースも多く、室内環境を適切に管理することが重要になります。
温湿度カメラを活用することで、次のような対応が可能になります。
- 教室や遊戯室の温湿度を常時モニタリングできる
- 職員室から各部屋の環境をまとめて確認できる
- 基準値を超えた際にアラート通知を受け取れる
エアコンの効きすぎや湿度の上昇にも気づきやすくなり、子どもたちが過ごしやすい環境づくりに役立ちます。
介護施設・老人ホーム
見守りと熱中症対策を同時に実現
高齢者は体温調節機能が低下しやすく、室温の変化にも気づきにくいため、熱中症リスクが高いとされています。
そのため、居室や共用スペースの温湿度を継続的に把握できる体制づくりが重要です。
温湿度カメラを導入することで、次のような運用が可能になります。
- 居室や共用スペースの温湿度を遠隔で確認できる
- 入居者の様子と室内環境をあわせて把握できる
- 異常時にはスマートフォンへ通知できる
スタッフが常に巡回できない時間帯でも、離れた場所から状況を確認しやすくなるため、異変の早期発見と迅速な対応につながります。
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熱中症対策の日に確認したい職場のチェックリスト
作業環境の管理
- WBGT値や温湿度を定期的に測定・記録している
- 現場ごとの温度・湿度を把握できている
- 直射日光や照り返しを防ぐ対策(屋根・日よけなど)がある
- 冷房設備や風通しの良い休憩スペースが確保されている
作業管理
- 作業時間や休憩のルールが明確に決まっている
- 暑い時間帯の作業を避ける工夫がされている
- 水分・塩分補給のルールが徹底されている
- 作業中の服装(通気性・遮熱性など)が適切に管理されている
健康管理
- 作業前後に体調確認を行っている
- 体調不良を申告しやすい環境がある
- 高齢者や持病のある従業員への配慮ができている
- 健康診断の結果を踏まえた配置や声かけができている
教育・体制
- 熱中症の症状や予防方法について社内で周知している
- 緊急時の対応フローが共有されている
- 管理者が現場の状況を把握できる体制になっている
- 異常時にすぐ気づける見える化・通知の仕組みがある
まとめ 熱中症対策の日を「体制見直しのスタート」に
職場の熱中症対策は、「気づく仕組み」を整えることが重要です。
トリニティーでは、現場の映像と温湿度の見える化できるカメラシステムをご提案しています。
現地調査・お見積りは無料ですので、「どのように対策すればいいかわからない」「まずは現場の状況を把握したい」という方は、お気軽にご相談ください。
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