防犯カメラのメリットデメリットを徹底解説!
賛成派、反対派の理由も紹介
「防犯カメラを導入するべきか迷っている」
「費用もかかるし、反対意見もあるのでは?」
防犯カメラの設置を検討しているものの、費用対効果やプライバシーへの影響など、導入のメリットとデメリットの両面で悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
防犯カメラを適切に活用すれば、犯罪抑止・証拠保全・トラブルの早期対応などの効果を得られます。
とはいえ、プライバシーの侵害や設置コストの問題も無視はできません。
そこで本記事では、防犯カメラの導入における「メリット・デメリット」を正しく理解し、自分の施設に本当に必要かどうか判断できる情報を紹介します。
この記事でわかること
- 防犯カメラの効果と課題
- 施設や業種ごとの活用例
- 防犯カメラ設置の賛成派・反対派それぞれの意見と理由
- 費用を抑えて始める方法
防犯カメラの設置は、設置方法はもちろんですが効果のある設置場所や、プライバシーを考慮した画角の設定も重要です。
防犯カメラの設置で後悔したくない方は、ぜひ最後までご覧ください。
防犯カメラを導入する8つのメリット
防犯カメラの効果は「犯罪抑止」だけではありません。
仕事環境の効率化や安心感の提供など、さまざまな効果があります。
ここでは、導入することで得られる8つの主なメリットをまとめました。
防犯カメラ 8つの導入メリット
- 犯罪抑止力の向上
- 万が一の証拠映像として活用できる
- 従業員や利用者の行動の可視化
- トラブルの早期発見・解決
- 外出先からの遠隔監視が可能
- 複数拠点の一括管理ができる
- 業務効率化と安心感の提供
- 施設の安全イメージ向上
犯罪の発生を防ぐ
防犯カメラの設置には、犯罪を未然に防ぐ効果が期待できます。
犯人が「見られている」と感じることで、侵入・犯行を抑止することができます。
たとえば、以下のようなケースが考えられます。
- 泥棒や空き巣が下見時に侵入を断念する
- 万引きなどの軽犯罪の防止につながる
- 夜間の不審な行動が減少する
防犯カメラは犯罪の「予防」という観点で効果的なツールといえます。
万が一の証拠映像として活用できる
防犯カメラは、万が一のときにも証拠映像として活用できるのもメリットです。
不正・犯罪の証拠はもちろん、問題がなかったことの証明になり、冤罪予防もできます。
不正の証拠になる
防犯カメラは、施設内で起こる不正行為の証拠としても活用できます。
映像を残しておけば、誰が何をしたかが明確になるためです。
- 従業員の金銭の持ち出しや備品の持ち帰り
- 工場での資材の不正持ち出し
- レジでの会計ミスや故意の不正精算の有無
防犯カメラは目の届かない場所の監視役として、不正の抑止につながります。
冤罪の予防になる
防犯カメラは、万が一の冤罪を予防する「証拠」としても役立ちます。
映像があれば事実を明確にできるからです。
- 店舗のレジからお金を抜き取ったと疑われた
- 介護現場で利用者に暴力と暴言を浴びせたと疑われた
- 部下にパワハラをしたと疑われた
身に覚えのない冤罪から身を守るときにも防犯カメラは活躍します。
従業員や利用者の行動を可視化
防犯カメラは、従業員や利用者の行動を「見える化」できるのもメリットです。
映像で人の動きや状況を常時把握できるため、現場管理や安全確認がスムーズになります。
- 介護施設で利用者の様子を把握し、安全を確認できる
- 店舗で従業員の接客態度や勤務態度をチェックできる
- 工場で作業手順や動線の無駄を把握し、業務改善に活用できる
カメラは管理者の代わりとなり、現場全体の状況把握にも役立ちます。
トラブルの早期発見・解決
施設内のトラブルを早期発見し、解決に動けるのも防犯カメラのメリットといえます。
映像で「何が起こったのか」を正確に把握できるからです。
- 店舗でのクレーム発生時、事実確認に役立つ
- 利用者同士の口論や接触事故の経緯を把握できる
- 従業員間のトラブルの早期介入が可能になる
防犯カメラがあれば「問題の見逃し」を防ぎ、施設運営の信頼性向上につながります。
外出先からの遠隔監視が可能
防犯カメラは、スマートフォンやタブレットで外出先からも映像を確認できます。
その場にいなくても施設の様子を把握でき、安心感と対応力が向上するのがメリットです。
- 店舗の混雑状況を外出先からチェックできる
- 異常があった際にスマホに通知が届く
- 夜間や休日でも施設の安全確認ができる
遠隔監視機能のあるカメラは、利便性と安全性を兼ね備えている点もメリットです。
複数拠点の一括管理ができる
遠隔監視機能を使えば、複数の施設をまとめて管理できるのも防犯カメラのメリットです。
物理的に移動せずとも、リアルタイムで各拠点の状況をチェックできるので、業務効率の向上にもつながります。
- 他拠点の様子を確認できる
- 遠隔で在庫を確認できる
- スタッフの勤怠を管理しやすい
防犯カメラは複数拠点を持つ施設を管理する際にも活躍します。
業務効率化と安心感の提供
防犯カメラの導入は、業務の効率化と現場スタッフ・利用者双方の安心感につながります。
カメラが施設の状況を見守ることで、目視確認の手間や不安感が軽減されるためです。
業務効率化に関する防犯カメラのメリット
- 巡回業務の回数を減らせるため、人的負担を軽減できる
- いつでも確認できる安心感が、職員や保護者・家族に広がる
- 異常時にすぐ対応できるため、事故やトラブルの拡大を防げる
防犯カメラは、安全性の確保と業務の効率化を同時に対策できます。
施設の安全イメージ向上
防犯カメラを設置すると、施設は「安心・安全な場所」という印象が強くなります。
防犯設備が整っていると、選ばれる理由につながるため、施設使用の観点から見るとメリットです。
安全イメージに関する防犯カメラのメリット
- 保育園や介護施設で、家族が安心して預けられる
- 店舗やオフィスで「防犯意識が高い企業」という印象を与える
- 住民や来訪者に「管理が行き届いている」と思わせられる
このように、防犯カメラは実用性だけでなく、施設の信頼感を高める役割もあります。
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防犯カメラ6つのデメリットと設置時の懸念点
防犯カメラは多くのメリットがある一方で、設置や運用時の課題もあります。
そこでここでは、6つのデメリットと懸念点を紹介します。
防犯カメラ 6つの導入デメリット
- プライバシー侵害への配慮が必要
- 設置・運用にコストがかかる
- 死角やトラブル発生リスク
- 管理・メンテナンスの手間
- カメラに対する心理的圧迫
- 録画トラブル・証拠不備の可能性
プライバシー侵害への配慮が必要
防犯カメラを設置する際には、プライバシーの侵害に配慮しましょう。
撮影次第では、私生活まで映るおそれがあるためです。
従業員や利用者にとって監視されている感覚は、ストレスの原因になります。
そのため、防犯カメラを設置する場合は、以下のようなポイントに注意しましょう。
防犯カメラによるプライバシー侵害を防ぐ注意点
- トイレや更衣室など、私的空間は撮影しない
- 監視エリアを明確にして、事前に説明・掲示する
- 映像の取り扱いルールを定め、外部流出を防ぐ
防犯カメラは、プライバシー保護の視点を持って、設置と運用を行いましょう。
設置・運用にコストがかかる
防犯カメラを設置する際は、初期費用や運用コストがかかります。
- カメラ本体の価格
- 設置工事費用
- 消耗品交換
- メンテナンス費用
負担を軽減したい場合は、初期費用0円で始められるレンタルプランの活用も検討してみてください。
死角を減らす工夫が必要
いくら高性能な防犯カメラを使ったとしても、設置場所を間違えると肝心な場所が死角になり、トラブルや不審な行動を見逃す原因になります。
高性能なカメラでも、映像が残っていなければ防犯効果は発揮されません。
こうした失敗を防ぐには、専門業者に依頼し、現地調査と死角を考慮したうえでの設置をおすすめします。
管理・メンテナンスの手間
防犯カメラは設置後、適切な管理・メンテナンスが必要です。
たとえば、機器の故障や録画の不具合、レンズの汚れなどを放置すると、いざという時に映像が確認できない可能性があります。
また、複数台設置している場合は、その分確認作業やトラブル対応の手間が増えるのもデメリットです。
管理やメンテナンスの手間を軽減したい場合は、ご利用期間中ずっと保証の保守サポート付きのレンタルプランを利用するのも手です。
カメラに対する心理的圧迫
防犯カメラを設置する目的がわからなかったり、誰が見るのかわからない状態になっていると、従業員が不安になる可能性があります。
たとえば、以下のような懸念があります。
- 従業員が「職場での行動を常に見張られている」と感じる
- 誰がいつ見るのかわからず不安に感じる
- プライバシーに関する不安を感じる
防犯カメラの設置がストレスにならないようにするには、事前にカメラを設置する目的を説明し、プライバシーに配慮した運用をすることが大切です。
録画トラブル・証拠不備の可能性
防犯カメラの設置後、不具合が起きても気付かず「録画されていなかった」というトラブルが起こるケースは少なくありません。
録画できていない理由には、以下のようなケースがあります。
- 録画媒体の容量オーバーで古い映像が自動削除されていた
- 録画設定ミスで動作検知が働いていなかった
- 停電・通信障害などで録画が止まっていた
録画トラブルを避けるには、設置場所に合ったカメラの選定や設定を行うことや、定期的なメンテナンスが必要です。
デメリットを解消するためには、専門業者に相談しよう
ここで紹介した防犯カメラのデメリットは、専門業者に依頼すると対策しやすくなります。
弊社トリニティーでも、お客様の状況や目的を伺いながら適切な防犯カメラ設置をご提案いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
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防犯カメラの種類別メリット・デメリット
防犯カメラは特徴を理解して選ぶと、設置目的に合った防犯効果を発揮します。
この章では、防犯カメラのタイプ別に以下の視点から解説するので参考にしてください。
ここで解説すること
- 形状別メリット・デメリット
- 通信方式別メリット・デメリット
防犯カメラの形状によるメリット・デメリット
防犯カメラは、設置場所や目的に応じて形状の向き・不向きがあります。
見た目や視野範囲、威圧感の違いによって、犯罪抑止効果や設置のしやすさが変わってくるため、選定は重要です。
ここでは、代表的な「バレット型防犯カメラ」「ドーム型防犯カメラ」の形状について解説します。
バレット型防犯カメラのメリット・デメリット
バレット型カメラは、防犯効果を強調したい場所で最適な形状です。
筒状で目立つ外観が威圧感を与え、犯罪抑止力を高めやすいからです。
防犯効果が高い一方、室内に設置する際は目立ちすぎるケースがあります。
バレット型防犯カメラのメリット・デメリットをまとめると、以下のとおりです。
バレット型防犯カメラのメリット・デメリットは?
- 抑止力が高く、空き巣・不審者に有効
- 雨風に強く、屋外に向いている
- 外観が目立つため、景観を損ねやすい
- 屋内では設置場所によって圧迫感が出る
- 誰が見ても「監視中」と分かる外観
このように、バレット型は屋外や目立たせたい場所に適したタイプといえるでしょう。
ドーム型防犯カメラのメリット・デメリット
ドーム型カメラは、目立たずさりげなく設置できる特徴があります。
半球型のカバーに覆われており、威圧感が少なく、屋内設置にも適しているためです。
ただし、外観の存在感が薄いため、犯罪抑止効果はバレット型より弱まる可能性もあります。
ドーム型カメラのメリット・デメリットは以下のとおりです。
ドーム型防犯カメラのメリット・デメリットは?
- コンパクトで目立たず、景観に配慮できる
- 室内・店舗・オフィスなど幅広い用途に対応
- 威圧感が少ないため、抑止力はやや低め
- 設置が雑だとカバー内にゴミや埃が入る
ドーム型は屋内で目立たせず、自然に防犯を取り入れたい場合におすすめです。
通信方式別メリット・デメリット
防犯カメラの通信方式は「有線」「無線(Wi-Fi・クラウド)」の方式に分かれます。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、環境に合わせて選定しましょう。
ここでは有線・無線それぞれのメリット・デメリットを解説します。
有線接続防犯カメラのメリット・デメリット
基本的に、プロは有線接続有線タイプの防犯カメラを使います。
安定して映像を記録でき、通信環境に左右されにくく、映像の正確性が高いからです。
そのため、長時間の録画や高画質映像を扱う場合に向いています。
ただし、配線工事が必要なため、設置の自由度や初期費用面でのハードルはやや高くなります。
有線接続防犯カメラのメリット・デメリットは?
- 通信が安定し、映像が途切れにくい
- 高画質な映像の録画・保存に適している
- 外部の電波干渉を受けず、安全性が高い
- 配線工事が必要で設置の自由度が低い
- 初期費用がかかりやすい
- 【デメリット】移設やカメラの追加時に再工事が必要になることも
有線カメラは「安定性」を重視したい施設や事業所におすすめのタイプです。
また、トリニティーのレンタルプランなら、工事費用も月額料金に含まれるため、初期費用を抑えられます。
無線(Wi-Fi・クラウド)のメリット・デメリット
無線タイプの防犯カメラは、配線不要で設置できるため、コストを抑えたい方に向いています。
Wi-Fiやクラウドを利用することで、配線がいらず、設置工事が不要になるためです。
ただし、ネット回線の品質や通信環境に影響を受けやすいため、安定性やセキュリティには注意する必要があります。
無線接続防犯カメラのメリット・デメリットは?
- 配線不要な製品も多い
- スマホ・クラウド連携で遠隔監視がしやすい
- カメラの移設や増設が柔軟に対応できる
- Wi-Fi環境が不安定だと映像が途切れる可能性あり
- セキュリティ対策をしないとハッキングリスクがある
- 製品選びを誤ると、結局工事が必要になることもある
無線の防犯カメラは手軽に設置できるメリットがあります。
一方で、映像の質がネット回線の状況に左右される点がデメリットです。
そのため、防犯カメラで確実に映像を残したい場合は、有線をおすすめします。
トリニティーでは、現地調査を行い最適な工事を実施できますので、お気軽にお問い合わせください。
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施設別に見る!防犯カメラのメリット・デメリット
防犯カメラの役割や設置効果は、施設の種類によって異なります。
それぞれの業種・環境に合わせて、メリットだけでなく注意点も把握しておくことが重要です。
ここでは、代表的な施設別に特徴を整理します。
防犯カメラが設置される主な施設とは?
- 保育園・幼稚園・学校
- 介護施設
- 工場・倉庫
- 飲食店・店舗
- オフィス・事務所
- マンション
- 街中・公共空間
保育園・幼稚園・学校
教育・保育施設に防犯カメラを設置すると、子どもたちの安全確保と保護者の安心感につながるのがメリットです。
不審者の侵入や事故のリスクを映像で見守ることで、現場の状況を把握できます。
ただし、プライバシーや監視への過剰な不安が出ないよう、設置場所には十分な配慮が求められます。
保育園で防犯カメラを設置するメリット
- 送迎時や園庭の安全確認ができる
- 教室内のトラブルを防止・対応できる
- 保護者にとって「預けやすさ」が向上する
介護施設
教育・保育施設に防犯カメラを設置すると、子どもたちの安全確保と保護者の安心感につながるのがメリットです。
介護施設に防犯カメラを導入すると、見守りの質が向上し、虐待防止にもつながり、介護サービスの「安心・信頼・安全」を支えるツールとして便利です。
介護施設の利用者は、自力で状況を説明できないケースも多いです。
そのため記録映像が「安心材料」や「トラブルの証拠」として役立ちます。
一方で、職員が「常に監視されているのでは」と感じて心理的負担になる可能性もあるため、なんのために設置するのか伝えておくことが大切です。
介護施設で防犯カメラを設置するメリット
- 徘徊や転倒などの事故を早期に発見できる
- 虐待・不適切ケアの抑止につながる
- 家族が離れていても状況を映像で確認できる
工場・倉庫
工場や倉庫での防犯カメラの役割は、安全管理と内部不正の抑止に役立ちます。
大型施設では作業員の動線が複雑になりやすく、全体を見渡せる監視体制がないと事故や盗難リスクが高くなるためです。
一方で、プライバシーの配慮が足りないと従業員の不信感に繋がる可能性があります。
そのため、防犯カメラを設置する際は、設置時はエリアや目的を説明しましょう。
工場・倉庫で防犯カメラを設置するメリット
- 作業中の事故・ヒヤリハットの原因特定ができる
- 工具・資材の不正持ち出しや破損行為を防げる
- 遠隔で工程の進捗をチェックできる
飲食店・店舗
飲食店や店舗では、防犯カメラが万引きやクレーム、スタッフ対応の改善に役立ちます。
一方で撮影範囲が過剰に広いと、顧客の不快感やクレームにつながるため要注意です。
また、レジ付近にはマイク付きカメラを設置すると音声記録も残るため、クレーム対策の強化が可能です。
飲食店や店舗運営の防犯対策、業務効率化にも防犯カメラは役立てられます。
飲食店・店舗で防犯カメラを設置するメリット
- 万引きや迷惑行為の抑止力になる
- クレーム発生時に接客状況を振り返られる
- レジ周辺の不正やミスを確認できる
オフィス・事務所
オフィスや事務所では、防犯カメラが情報漏洩や内部不正の抑止に効果を発揮します。
企業の情報を守れる一方で、職場で過剰な監視感を与えると従業員のストレスになりかねません。
設置する意図を伝え、従業員のプライバシーに配慮した設置の仕方を心がけましょう。
オフィス・事務所で防犯カメラを設置するメリット
- 不正・情報漏洩の防止対策になる
- ハラスメント対策になる
- 社員の勤務状況や来客対応をチェックできる
- 万が一のトラブル時に証拠映像を活用できる
マンション
マンションに防犯カメラを設置すると、住民の安心感が高まり、トラブルの予防にもつながります。
共用部分での映像記録があれば、不審者の侵入やゴミ出しマナー違反などを対策できるためです。
ただし、マンションは多くの人が共同で住まう場所のため、撮影範囲には注意をする必要があります。
マンションで防犯カメラを設置するメリット
- エントランスや駐輪場での盗難防止に効果的
- 不法投棄や無断駐車の監視に活用できる
- 「監視されている環境」が犯罪抑止につながる
街中・公共空間
街中や駅前、公共施設への防犯カメラ設置は、犯罪抑止と治安維持に役立ちます。
不特定多数の人が行き交う場所では、「見られている」意識が犯罪や迷惑行為の抑制につながるからです。
街中や公共空間の防犯カメラは主に警察や自治会・町内会が主体となって設置します。
街中・公共空間で防犯カメラを設置するメリット
- ストーカー・暴力・器物損壊などの犯罪を未然に防ぐ
- 夜間の通行人や学生の安全を見守る役割を果たす
- 事故の対策に役立つ
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防犯カメラ設置に反対する理由とは?
防犯カメラは多くのメリットがある一方で、設置に対する懸念や反対意見も見られます。
代表的な反対理由を整理し、「なぜ反対派が不安に思うのか」を把握するのが重要です。
ここで紹介する主な反対理由は以下のとおりです。
防犯カメラ設置反対派の理由
- 録画しかしていないので、防犯できない
- 外部流出・画像の悪用が怖い
- 責任者になるのに抵抗がある
- 誰にいつ見られるのか不安
録画しかしていないので、防犯できていないのでは?
録画しているだけでは、防犯になっていない」のが、防犯カメラ設置の反対意見です。
カメラは事件やトラブルの「記録」にはなっても、リアルタイムで止める力はないという印象を持たれやすいからです。
防犯面での反対理由と解決策
反対理由
- 犯行を「目撃しても止められないのでは?」という不信感がある
- 被害が発生してからでは遅いと感じる
- トラブル発生時にその場で対応できるスタッフがいない場合もある
解決策
- センサーライトを設置して光で威嚇する
- 不審者の侵入をリアルタイムで検知しスマホ通知すAI防犯カメラを利用する
- 警報機やパトランプなどのセキュリティを使うセキュリティを設置する
外部流出・画像の悪用がないか不安
防犯カメラの映像が外部に流出し、悪用されることを不安に感じる人もいます。
映像には人物の顔や行動が映っており、漏えいした場合のプライバシー侵害や犯罪利用が懸念されるためです。
情報管理面での反対理由と解決策
反対理由
- ハッキングによって映像が盗まれるリスク
- SNSや掲示板に無断で映像が公開される可能性
- 従業員や利用者の情報漏えいへの警戒
解決策
- 定期的に映像を閲覧するパスワードを変える
- 第三者に映像を見せたり、防犯カメラの映像から知り得た情報を他人に話さない
- パスワードを見える場所に保管しない
- レコーダーは鍵付きのラックに収納する
管理責任を問われると面倒
「設置後放置しているうちに故障して万が一の時に映像が録画できていなかった」などのトラブルや、情報漏洩のようなトラブルを避けるためには、防犯カメラの管理者を決めておいて、適切に管理しておくことが大切ですが、一部の人に負担が集中したり、そもそもなにをすれば良いのかわからず億劫というのも反対意見の一つです。
責任問題に関する反対理由と解決策
反対理由
- トラブル発生時に説明や対応を求められるのが不安
- 映像の扱い方に失敗すると責任問題になるのでは?
- 対外的な問い合わせにどう応じればいいかわからない
解決策
- 設置時にプロに運用管理について相談する
- 定期的に映像を閲覧するパスワードを変える
- 防犯カメラの運用にあたってガイドラインを決める
- どんな場合に防犯カメラの映像を開示するのかルールを決める
- 防犯カメラの不具合があった場合に自動で故障を検知できる死活監視システムを利用する
誰にいつ見られるのか不安
防犯カメラの存在が、心理的にストレスになるという声もあります。
何も説明がないと、「見えないところで監視されていないか不安」「不正を疑われている?」など、社員が不安に感じて、モチベーションの低下を招く恐れもあるため、事前に設置目的を説明し、「安全のための設置」である旨を理解してもらう必要があります。
心理的な面での反対理由と解決策
反対理由
- リラックスできず、ストレスがたまる
- プライバシーが守られていないと感じる
- 自分の行動が逐一チェックされているようで不快
解決策
- 設置する時点で防犯カメラの設置目的を明示する
- 更衣室などプライバシーを侵害する場所にはカメラを設置しない
- 台数を過剰に増やさない
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防犯カメラ設置に賛成する理由とは?
防犯カメラに対する反対意見がある一方で、設置を積極的に支持する声も数多く存在します。
ここでは、賛成意見の背景にある「期待される効果」や「防犯面での現実的なニーズ」について見ていきましょう。
防犯カメラ設置賛成派の理由
- AIを活用すれば、犯行を事前に検知し防止できる
- 防犯カメラなしには犯人特定(逮捕)は難しい
- デメリット以上に防犯に役立つメリットが大きい
AI防犯カメラなら犯罪を未然に防止できる
「防犯カメラは、映像を記録するだけで、リアルタイムの防犯ができないのでは?」というのが、防犯カメラの設置に反対する意見にありました。
しかし、防犯カメラは年々進化しています。近年では侵入検知や特定人物の検知機能の登場により、「事件後に確認する」ではなく、「リアルタイムで異常を検知して未然に防止」ができるようになりました。
AI防犯カメラでできることの例
- 敷地内への侵入をAIが検知し、即通知できる
- 不審者を検知し、パトランプやサイレンと連携できる
- 万引き常習犯など特定人物を登録して通知できる
防犯カメラなしには犯人特定(逮捕)は難しい
防犯カメラは、事件発生後の犯人特定や逮捕に欠かせない点も、賛成意見が多い理由です。
現代では目撃証言だけに頼るのは難しく、映像という客観的な証拠が捜査の決め手になります。
また、イタズラ被害などで警察に動いてもらいたい時にも、防犯カメラが役立ちます。
防犯カメラが事件解決のきっかけになる例
- 空き巣や車上荒らしの犯人が映像で特定された
- 商業施設での万引き・暴力事件の映像が残っていた
- スタッフのレジ不正使用の映像と音声が残っていた
防犯カメラはあとからでも事実を明らかにできる手段です。
警察も捜査に活用するセキュリティ設備なので、設置に賛成する意見は多いです。
デメリット以上に防犯に役立つメリットが大きい
防犯カメラを設置する際、プライバシーに関する心配の声が上がることもありますが、それを上回る「安心感と防犯効果」があります。
適切な範囲とルールで運用すれば、地域の安全性向上や事件の早期解決につながるからです。
愛知県刈谷市では、街頭防犯カメラの導入を進めたことで、以下のように犯罪件数が減少しています。
街頭防犯カメラの効果例(愛知刈谷市の場合)
- 刑法犯認知件数が5年間で約46%減少
- 住宅への侵入盗は、263件から90件台にまで大幅に減少
- 防犯カメラの映像がストーカーやわいせつ事件の早期解決に貢献
- 市独自の補助制度により、マンションや駐車場への設置も進んでいる
参考:日本経済新聞「防犯カメラの設置増で犯罪件数が半減 刈谷市」
プライバシーへの影響よりも、犯罪抑止の効果が高い点も、防犯カメラの設置に賛成する理由です。
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防犯カメラ導入時のポイント
防犯カメラを効果的に活用するために、設置前の準備・機器の選定・導入後の運用体制を確認しておきましょう。
ここでは弊社トリニティーでご相談いただいた場合を例にあげて、以下3つのポイントを解説します。
ここで解説すること
- 購入・レンタル・リースのメリットを比較
- 配線や設置工事の流れ
- 運用後のメンテナンスとサポート体制
購入・レンタル・リースのメリットを比較
防犯カメラの導入方法は「購入」「レンタル」「リース」の3つでご利用いただけます。
それぞれのメリットデメリットを比較して、導入の際最適なプランを選びましょう。
導入方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
レンタル | ・初期費用0円で導入できる ・月額固定で予算管理しやすい ・故障対応やメンテナンス込みで安心 |
・所有権がない ・長期的には支払い総額が高くなる場合もある |
リース | ・希望の機種を自由に選べる ・月額制でコスト平準化が可能 ・中〜長期の安定運用に向いている |
・契約期間(3~5年)が固定される ・メンテナンスや保守は別契約 ・リース会社を挟む分、月額が高額になる |
購入 | ・カメラを自社所有にできる ・資産として計上できる ・月額費用が発生しない |
・初期費用が高額になりやすい ・トラブル時の対応や管理はすべて自己責任 |
弊社トリニティーでは、とくに初期費用0円のレンタルプランをおすすめしています。
初期費用0円で防犯カメラを導入でき、メリットが大きいためです。
それぞれの目的に合わせて検討してみてください。
設置までの流れ
現地調査を行い、目的や状況をお伺いし、最適なプランをご提案いたします。
現在の環境で防犯カメラを設置できるのか不安な方も、安心して導入を検討できます。
- お問い合わせ
- 「まずは費用を知りたい」「イタズラ被害で困っている」など、まずはお気軽にご相談ください。
- 現地調査
- 無料現地調査では、お悩みのヒアリングをさせていただき、設置場所のアドバイスや、デモ機を使って実際の防犯カメラの映像を見ていただくことができます。
ご不安な点はなんでもご相談ください。 - お見積もりの提出
- 現地調査の内容を元に、お見積りを作成させていただきます。
お見積りも無料ですのでご安心ください。 - お申し込み
- お見積り提出後、ご希望の場合お申し込みとなります。
お申込み後、設置工事の手配をさせていただきます。 - 設置工事
- ベテランの職人が丁寧に施工。 施工保証付なので安心です。
- 保守メンテナンス
- オリジナルの保証プランで、設置環境に合った柔軟な対応が可能です。
運用後のメンテナンスとサポート体制
防犯カメラは、導入後のトラブル対応やメンテナンスも重要です。
トリニティーでは、安心して長くご利用いただけるよう、目的や環境に応じた3つの保証プランをご用意しています。
保証プラン | 内容 |
---|---|
あんしんメンテナンスパック | ・故障や消耗品の交換などの保守サービス ・お客様からの電話で修理に対応 ※レンタルの場合は、月額料金に含まれています |
あんしんメンテナンスパック リモート | ・トリニティーのサーバーから一日一回信号を送り、稼働状況を確認 ・レコーダーからの信号をサーバーが受け取り、トリニティーに故障状況を知らせる ・通知をもとに修理に対応する |
超あんしんメンテナンスパック | ・安心メンテナンスパックに訪問点検を付加したサービス ・年1回もしくは年2回の点検を含みます |
このように、導入後の「もしも」に備えたサポート体制が整っているため、カメラのトラブルや録画不備といったリスクも最小限に抑えられます。
弊社トリニティーは、カメラの機器選定から、工事、メンテナンスまで一貫してお客様のサポートが可能です。
防犯カメラの導入を検討している場合は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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防犯カメラ設置に関するよくある質問
防犯カメラが逆効果になるのは、以下のようなケースです。
・設置位置を誤り、プライバシー侵害になってしまう
・ダミーカメラを取り付け、泥棒に見破られた場合
・予告なく職場に取り付け、従業員が常に監視されているような気持ちになる
逆効果になることを防ぐためには、目的を明確にし、適切な機器・設置場所を選び、運用ルールを整えることが大切です。
防犯カメラを設置する際は、まず現地調査を行い、設置場所や配線方法を確認します。その後、見積もり・契約を経て、設置工事へ進みます。
共用スペースや賃貸物件では、管理者やオーナーの許可が必要です。
プライバシー侵害を防ぐには、私的空間(住宅内部・更衣室など)を撮影しないことが基本です。
また、撮影目的や設置場所を事前に明示し、関係者の理解を得る必要もあります。
映像の保存期間や閲覧権限のルールも整備しておきましょう。
安心のために必要とする声と、監視社会につながると懸念する声で賛否が分かれています。
防犯カメラは犯罪抑止やトラブル防止に有効ですが、「常に監視されている」と感じる人もいます。
防犯とプライバシーとのバランスに対して感じ方が異なる点が、賛否両論ある理由です。
防犯カメラのメリットを活かすならトリニティーにご依頼ください
防犯カメラには、犯罪の抑止や、証拠記録の保全、業務の効率化などメリットが多いです。
一方で効果を最大限発揮するためには、設置位置や機器選定を適切に行う必要があります。
「防犯カメラのメリットを活かしたいけど、情報収集の時間がない」
「初期費用が気になって導入に踏み切れない」
このようにお悩みの方はぜひ、防犯カメラセンターを運営する当社、トリニティーにご相談ください。
現地調査を行い、お客様の目的や状況に適したご提案をいたします。