忍び返しは本当に効果がある?
違法性や設置の注意点、組み合わせたい防犯対策
「忍び返しって本当に効果があるの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
忍び返しは、塀やフェンスからの侵入を防ぎやすくする防犯対策ですが、設置場所や使い方によっては、それだけで十分とはいえないこともあります。
この記事では、忍び返しの効果や設置時の注意点に加えて、防犯効果を高めるためにあわせて検討したい対策まで、わかりやすくご紹介します。
忍び返しって?どんな効果がある?

忍び返しとは、塀やフェンス、門扉、雨どいなどの上に取り付けて、敷地への侵入を防ぎやすくする防犯用品です。
実際に乗り越えにくくするだけでなく、防犯意識の高い家だと伝わりやすいのも特長です。
見た目でも警戒感を与えやすいため、侵入の抑止効果が期待できます。
ただ、忍び返しだけで完全に防げるわけではありません。
よりしっかり対策したい場合は、防犯カメラやセンサーライトなどと組み合わせて考えることが大切です。
忍び返しは違法になる?設置前に知っておきたいこと

忍び返しは、敷地内の防犯目的で適切に設置する場合、基本的には違法ではありません。
ただし、危険性が高い設置方法や、周囲への配慮が足りない設置をすると、思わぬトラブルにつながる可能性があります。
そのため、設置する際は、場所や高さ、周囲への影響を考えながら取り付けることが大切です。
忍び返しの設置場所と設置方法のポイント
忍び返しはどんな場所に設置される?
忍び返しは、敷地に入り込まれやすい場所に取り付けて使う防犯用品です。
たとえば、次のような場所で使われます。
用途・使用例
- 塀やブロック塀の上
- フェンスの上部
- 門扉まわり
- 雨どいや足をかけやすい場所
- ベランダや裏口付近の侵入対策
こうした場所に設置することで、侵入の足がかりを減らし、敷地内に入りにくくする効果が期待できます。
とくに、人目につきにくい場所や死角になりやすい場所の対策として取り入れられることが多いです。
忍び返しを設置するときに気をつけたいポイント

忍び返しは、取り付ける場所や製品によって設置方法が変わりますが、一般的には塀やフェンスの上に固定して設置します。
設置の際は、侵入されやすい場所を選ぶことに加えて、通行人や家族が触れにくい位置にすることも大切です。
また、しっかり固定することはもちろん、外観や近隣への配慮も忘れないようにしましょう。
とくに、安全面には注意が必要です。小さなお子さまがいるご家庭や、人通りのある場所では、ケガにつながらないよう慎重に設置することが大切です。
忍び返しだけで防犯対策は十分?知っておきたい弱点とは
忍び返しは、侵入をためらわせる効果が期待できる防犯対策のひとつです。
しかし、忍び返しだけで空き巣を完全に防げるわけではありません。
実際の侵入手口を見ると、塀やフェンスを乗り越える以外にも、窓や裏口、死角になっている場所など、さまざまなルートが使われています。
ここでは、忍び返しの代表的な弱点と、注意しておきたいポイントを見ていきましょう。
忍び返しでは防ぎきれない侵入経路がある
忍び返しは、塀やフェンスの上からの侵入を防ぐ対策として役立ちます。
ただし、空き巣はひとつのルートだけでなく、入りやすそうな場所を探しながら侵入を試みることがあります。
たとえば、以下のようなケースです。
- 窓の鍵をこじ開ける
- 裏口や勝手口から侵入する
- 雨どいや室外機を足がかりにする
- 死角になっている場所から侵入する
このように、別の侵入ルートが残っていると、防犯効果が限定的になってしまいます。
見えない場所や死角は対策が不十分になりやすい
忍び返しは、設置した場所には効果が期待できますが、建物全体を守れるわけではありません。
とくに、次のような場所は対策が不十分になりやすい傾向があります。
- 家の裏側
- 隣家とのすき間
- 人目につきにくい勝手口まわり
- 塀や植木で見えにくくなっている場所
- 夜になると暗くなる場所
空き巣は、あらかじめ周囲を見て、入りやすそうな場所がないか確認すると言われています。
防犯対策は、一部だけでなく家の外まわり全体を見て考えることが大切です。
「見られていない」と判断されると狙われやすい
忍び返しは、侵入しにくくするための対策として役立ちますが、「誰かに見られている」と感じさせる効果はあまり強くありません。
空き巣は、侵入しやすさだけでなく、見つかりにくいかどうかも気にすると言われています。
そのため、たとえば次のように思われてしまうと注意が必要です。
- 人に見られずに入れそう
- 別の場所からなら侵入できそう
- 対策はしているけれど、監視はされていなさそう
このように、「見られていない」と判断されると、ほかの侵入口を探される可能性があります。
だからこそ、忍び返しだけで終わらせるのではなく、目に見えて防犯対策をしていることが伝わる設備を組み合わせることが大切です。
忍び返しと組み合わせたい、本当に効果のある防犯対策3選
忍び返しは役立つ防犯対策ですが、それだけでは不十分な場合もあります。
よりしっかり対策したい方は、他の防犯設備もあわせて考えることが大切です。
ここでは、忍び返しと組み合わせたい防犯対策をご紹介します。
① 防犯カメラ

防犯カメラは、「見られている」と感じさせることで侵入をためらわせる効果が期待できる防犯対策です。
忍び返しが「入りにくさ」を高めるのに対して、防犯カメラは心理的な抑止力を補ってくれます。
最近では、スマートフォンで映像を確認できるタイプも多く、外出先でも様子をチェックできるのも大きなメリットです。
こんな方におすすめです
- 家の裏側や勝手口など、死角になりやすい場所がある方
- 忍び返しだけでは防犯面が少し不安な方
- 空き巣や不審者への威嚇効果も重視したい方
② センサーライト

センサーライトは、人の動きを感知して自動で点灯する防犯対策です。
急にライトが点灯すると、不審者が光に驚いてその場を離れやすくなり、侵入の抑止につながります。
夜間の防犯を強化したい方にも取り入れやすい対策です。
こんな方におすすめです
- 夜の防犯に不安がある方
- 手軽に防犯対策を始めたい方
- 防犯カメラとあわせて対策したい方
③ 防犯フィルム

防犯フィルムは、窓ガラスに貼ることで割れにくくし、侵入に時間をかけさせやすくする防犯対策です。
とくに、防犯性能が認められたCPマーク付きのフィルムは、ガラス破りに手間がかかるため、空き巣対策としてより安心感があります。
こんな方におすすめです
- 窓からの侵入が気になる方
- 侵入に時間をかけさせたい方
- 大きな窓や掃き出し窓があるご家庭
忍び返しと防犯カメラを組み合わせると
防犯効果が高まる理由
忍び返しと防犯カメラは、それぞれ役割の違う防犯対策です。
- 忍び返し:乗り越えにくくして、侵入しにくい環境をつくる
- 防犯カメラ:映像を記録しながら、見られている意識を与える
この2つを組み合わせることで、「入りにくい」だけでなく「見られている」環境もつくりやすくなります。
また、防犯カメラには、映像を残せるという強みもあります。
万が一、不審者が家のまわりをうろついた場合でも、近づいた様子や時間帯を確認しやすく、早めの対策につなげやすいのもメリットです。
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忍び返しだけに頼らない、日常でできる防犯の工夫
忍び返しは、侵入しにくい環境をつくる防犯対策として役立ちます。
ただし、より安心できる防犯対策にするためには、毎日のちょっとした工夫も大切です。
ここでは、今日から意識しやすい防犯のポイントをご紹介します。
施錠は必ず行う
空き巣対策の基本は、きちんと施錠することです。
短時間の外出やゴミ出しのときでも、鍵をかけずに出てしまうと、そこを狙われる可能性があります。
「少しの時間だから大丈夫」と思わず、玄関・勝手口・窓の鍵までしっかり確認することが大切です。
足場になりそうなものは外に置かない
家の外に置いてあるものが、思わぬ侵入の足がかりになることがあります。
たとえば、次のようなものです。
- 脚立
- 物置
- 大きめの植木鉢
- 室外機のまわりに置いた荷物
こうしたものがあると、塀やベランダ、窓の近くまで上がりやすくなってしまいます。
外まわりはできるだけすっきりさせておくことが、防犯対策につながります。
死角をできるだけ減らす
空き巣は、人目につきにくい場所を狙うといわれています。
そのため、家のまわりに見えにくい場所や隠れやすい場所をつくらないことも大切です。
たとえば、次のような工夫が役立ちます。
- 伸びすぎた植木を整える
- 塀のまわりを見通しよくする
- 夜に暗くなりやすい場所を確認する
空き巣に「この家は隠れる場所がない」と思わせることも、防犯性を高めるポイントです。
よくある質問
Q. 忍び返しはどんな効果がありますか?
忍び返しは、塀やフェンスなどを乗り越えにくくする防犯対策です。
侵入しにくい環境をつくれるほか、防犯対策をしている家だと伝わりやすいのも特長です。
Q. ベランダに忍び返しを設置するときの注意点は?
ベランダに設置することはできますが、安全面への配慮が必要です。
忍び返しは尖っているものが多く、触れるとけがをするおそれがあります。
設置する際は、家族が触れにくい位置かどうかや、普段の使いやすさに問題がないかを確認しておきましょう。
Q. 忍び返しはどこに設置するのが効果的ですか?
塀やフェンスの上、門扉まわりなど、乗り越えられやすい場所への設置が効果的です。
侵入されやすい場所を優先して対策することがポイントです。
まとめ 忍び返しの効果を高める防犯対策のポイント
忍び返しは、塀やフェンスなどから入りにくい環境をつくる防犯対策として役立ちます。
ただ、忍び返しだけで家全体の防犯が十分とは限りません。
空き巣は、見つかりにくい場所や入りやすそうな場所を探して行動するといわれています。
だからこそ、忍び返しに加えて、防犯カメラやセンサーライト、防犯フィルムなどを組み合わせて、家のまわり全体の防犯性を高めていくことがポイントです。
まずは、ご自宅のどこが狙われやすそうかを見直して、できるところから対策を始めてみましょう。
しっかり防犯したい方は、防犯カメラの設置もあわせて検討してみるのがおすすめです。
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