ピッキング犯罪を防ぐには?
手口・特徴と今すぐできる対策をプロが解説
ピッキング犯罪と聞くと、「昔流行った手口」「今はもう大丈夫」と感じる方も多いかもしれません。
しかし実際には、音を立てず、短時間で侵入できるピッキング犯罪は、今も空き巣の代表的な手口として使われています。
この記事では、ピッキング犯罪の特徴や手口、鍵対策だけでは足りない理由、防犯カメラが必要となる理由を、防犯のプロ視点で分かりやすく解説します。
この記事でわかること
- ピッキング犯罪の特徴・手口
- 鍵によるピッキング防止策
- なぜ鍵対策だけでは不十分なのか
- ピッキング対策に防犯カメラが必要な理由
ピッキングとは?犯罪の特徴と主な手口

ピッキングとは、鍵を壊さずに玄関などから不法侵入する侵入盗(空き巣)の手口のひとつです。
特殊な工具を鍵穴に差し込んで、鍵内部の構造を操作することで、正規の鍵がなくても解錠されてしまう場合があります。
ピッキング犯罪の主な特徴
- ドアや鍵が壊れない
- 解錠時の音がほとんど出ない
- 数分以内に侵入されるケースもある
- 被害後も侵入に気づかないことがある
手慣れた侵入者であれば、わずかな時間で解錠されることもあるため、在宅中や近所に人がいても、気づかれずに侵入される可能性があります。
ピッキング防止法とは?法律で禁止されている犯罪行為
ピッキングは軽い侵入手口のように思われがちですが、実際には法律で明確に禁止されている犯罪行為です。
いわゆる「ピッキング防止法」と呼ばれる「特殊開錠用具の所持の禁止等に関する法律」は、2003年6月に制定された、侵入犯罪を未然に防ぐための法律です。この法律では、正当な理由なく、
- 特殊開錠用具(ピッキング工具など)を所持すること
- 指定侵入工具を隠して携帯すること
を禁止しています。違反した場合、1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科される可能性があります。
出典:e-Gov法令検索「特殊開錠用具の所持の禁止等に関する法律」どんな家がピッキングされやすい?狙われる住宅の共通点
ピッキング犯罪では、侵入者が事前に住宅の状況を観察し、「短時間で侵入できそうか」「見つかりにくいか」を基準に標的を選ぶケースがあります。
そのため、特別な高級住宅でなくても、条件がそろえば十分に標的になり得ます。
立地・周辺環境
- 人通りが少ない/照明が少なく夜間暗い:犯行中に目撃されにくく、落ち着いて作業されやすい
- 死角が多い:高い塀・垣根、植栽が茂っていて玄関まわりが見えにくい
- 逃げやすい導線がある:大通りや駅へ出やすい、路地が多いなど
鍵・施錠の特徴
- 古いタイプの鍵:構造が単純な鍵は不正解錠のリスクが高まりやすい(例:ディスクシリンダー錠)
- ワンドアで鍵が1つ:解錠ポイントが少なく、侵入までの時間を短くされやすい
- 留守が分かりやすい:郵便物が溜まる、洗濯物が出しっぱなし、夜間いつも真っ暗など
- そもそも施錠していない(無締り):侵入盗の要因として「無締り」は非常に多く、短時間の外出でも徹底した施錠が必要
住宅の構造
- 玄関まわりが見づらい:ポーチが奥まっている・共用部から見えない・角部屋で人目が少ない
- 侵入しやすい足場がある:物置や室外機などが踏み台になる
- 防犯対策が見えない/されていない家:防犯意識が薄い家=侵入しやすいと判断され、狙われるリスクが高まる
ピッキング対策として有効な基本対策
ピッキング対策は、侵入に時間をかけさせることが基本です。ここでは、基本的な対策を紹介します。
防犯性の高い「ディンプルキー」などに交換する

ディンプルキーは、表面や側面にボコボコとしたくぼみ(ディンプル)がある鍵で、一般的にピッキングされにくい構造とされています。
千葉県警察が紹介している空き巣対策でも、「鍵はピッキングに強いディンプルキーにする」といった対策が紹介されています。
参考:千葉県警察「空き巣の防犯対策」
さらに、鍵を選ぶ際は「CPマーク」の有無も判断材料のひとつになります。
CPマークは、防犯性能の高い建物部品(錠・ドア・サッシ等)に付けられる統一マークです。
「とにかく防犯性を上げたい」「交換で失敗したくない」という場合は、CPマークのある製品を候補に入れると安心です。
また、指紋認証やカードキーなどで施錠できる電子錠を取り付けるのも一つの方法です。
補助錠を取り付ける

補助錠は「時間を稼ぐ」対策として有効です。玄関ドアや窓に追加することで、侵入者は解錠するポイントが増え、犯行に時間がかかるようになります。
侵入者は時間がかかるほど「見つかる」「通報される」などのリスクが高まるため、犯行を諦めやすくなります。
玄関の鍵が一つしかない「ワンドア」の場合や、窓からの侵入に不安がある場合は、比較的取り付けやすい補助錠の導入をおすすめします。
防犯カメラやセンサーライトを設置する

鍵を強くする対策は重要ですが、ピッキングは「壊さず・音を立てず」に行われることがあるため、見つかるリスクを高める対策もあわせて考えるのが効果的です。
- 防犯カメラ:存在そのものが抑止になり、さらに映像として記録(証拠)を残せる
- センサーライト:近づいた瞬間に点灯し、犯人の心理的ハードルを上げる
特にピッキング対策では、「侵入を遅らせる」だけでなく、万が一のときに何が起きたかを説明できる証拠を残せるかが重要です。
そのため、防犯カメラはピッキング対策に欠かせない重要な対策のひとつとなります。
窓からの侵入対策もセットで行うと安心

侵入経路は玄関からとは限りません。玄関の鍵を強化しても、窓の施錠が甘いと別ルートを狙われる可能性が高まります。
以下のような基本対策を行うことで、窓からの侵入リスクを下げられます。
- 窓の補助錠を追加して二重ロックにする
- 防犯フィルムでガラス破り対策をする
- センサーライトや、防犯カメラの画角に窓周辺が入るようにする
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鍵対策だけでは不十分な理由

鍵の防犯性を高めることはとても大切ですが、100%完全とは言い切れません。
なぜなら、万が一空き巣に侵入されてしまった場合、鍵対策だけでは「何が起きたのか」を証明しにくいからです。
実際、侵入後には次のような問題が起こりがちです。
- いつ侵入されたのか分からない
- 本当にピッキングだったのか証明できない
- 警察や保険会社に状況を説明しづらい
ピッキングされた場合、鍵穴まわりに針金などで引っ掻いたような傷が見つかれば、ピッキングによる侵入の可能性が考えられます。
しかし、手口に慣れた犯人だと鍵穴の内部だけを狙って操作することもあり、外から見て分かる傷がないまま解錠されてしまうケースもあります。
つまり、鍵対策は「侵入を遅らせる」ことはできても、侵入された事実や状況を証明する手段にはならない点を理解しておく必要があります。
だからこそ、犯行の抑止に加えて記録(証拠)を残せる対策を組み合わせることが重要となります。
ピッキング対策に防犯カメラが必要な理由|抑止と証拠
鍵のピッキング防止に加えて防犯カメラを組み合わせることで、「抑止」と「証拠」の両方を確保できます。
鍵や補助錠は侵入を遅らせるのに有効ですが、ピッキングは「壊さず・音を立てず」に行われることもあります。
だからこそ、防犯カメラが重要です。
そこで、防犯カメラがピッキング対策において果たす役割を、次の2つに分けて解説します。
1. 犯行を諦めさせる「抑止」になる
玄関まわりに防犯カメラがあると、侵入者は「顔が映る」「証拠が残る」「見られているかもしれない」といったリスクを感じ、犯行をためらいやすくなります。
さらに、侵入者が近づいたタイミングでライト点灯や警告音で威嚇できるカメラなら、犯行のハードルを一段と上げられます。その場で諦めさせやすくなり、ピッキングを試しにくい環境づくりにつながります。
2. 万が一のときに「証拠」を残せる
鍵対策だけでは、侵入された後に、「いつ侵入されたのか」「どこから入ったのか」「何をされたのか」が分からず、警察や保険会社への説明が難しくなることがあります。
防犯カメラがあれば状況を映像で裏付けできるため、被害後の対応がスムーズになりやすいのが大きなメリットです。
また、AIによる侵入検知を利用することで、侵入の瞬間を画像付きでスマホに通知できます。
留守中でも異常に気づきやすくなるほか、証拠を早い段階で確保しやすくなります。
ピッキング対策は「侵入を遅らせる」だけでなく、何が起きたかを残すところまで考えて初めて安心につながります。
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