合鍵を勝手に作られたかも…
侵入や犯罪リスクを防ぐために今すぐできる対策
合鍵を勝手に作られ、知らないうちに家へ入られているかもしれない。
そう考えると、不安になるのも無理はありません。
とくに、元交際相手やストーカー行為をする人物に鍵を渡した経験がある場合、無断複製のリスクはより深刻です。
この記事では、合鍵を無断で複製されて自宅に侵入されるリスクや、よくある手口、被害を防ぐための具体的な対策について解説します。
この記事でわかること
- 合鍵が勝手に作られる主な手口
- 合鍵による侵入リスクと注意したいサイン
- 不安を感じたときにできる防犯対策
合鍵による不法侵入は「他人事」ではない
合鍵を使った侵入は、特定の場所だけで起きる話ではありません。
オートロック付きのマンションに住んでいても、合鍵が複製されていれば同じリスクにさらされます。
警察庁の「住まいる防犯110番」が公表している侵入手口のデータを見ると、共同住宅では合鍵が上位の侵入手口に挙がっています。
住宅の種類 1位 2位 3位 一戸建住宅 無締り ガラス破り ドア錠破り 共同住宅(3階建以下) 無締り ガラス破り 合鍵 共同住宅(4階建以上) 無締り 合鍵 ガラス破り
とくに4階建以上の共同住宅では、合鍵が2位に入っており、オートロック付きのマンションでも決して安心できないことがわかります。
「自分には関係ない」と感じていた方も、一度見直してみる価値はあります。
合鍵による侵入、犯人になりやすいのはどんな人物?
合鍵による侵入は、まったく見知らぬ人物によるものとは限りません。
職場の同僚や知人など、日常的に接触のある相手が加害者になるケースも報告されています。
事例①:盗み見た「鍵番号」で合鍵を作成し、住居侵入容疑で逮捕
同じ飲食店でアルバイトをしていた男が、女性の鍵を盗み見てメーカーと番号を控え、ネットの注文サイトから合鍵を発注。
その合鍵を使って女性宅に侵入したとされる事件です。
事例②:ネットで合鍵を作り、女性宅に侵入
福岡市内で、同僚女性の自宅の鍵に刻印された番号をもとに、インターネットで複製の鍵を注文し、侵入したとみられる事件が起きました。
出典:ネットで合鍵つくり女性宅に侵入 不正防止にメーカーも対策2件の事例はいずれも、職場の同僚という身近な人物による犯行です。
不審な他人ではなく、日常的に接触のある人物が加害者になり得る点に、注意が必要です。
合鍵を勝手に複製するのは犯罪になる?
合鍵を無断で複製して住宅に侵入した場合、刑事・民事の両面で責任を問われる可能性があります。
住居侵入罪(刑法130条)
正当な理由なく他人の住居に侵入した場合、3年以下の懲役または10万円以下の罰金が科せられます。
合鍵を使って侵入した場合も、この罪の対象となります。
契約違反や民事上の責任
賃貸住宅の場合、無断で合鍵を複製すること自体が契約違反とみなされることがあります。
契約解除や損害賠償につながるケースもあるため、注意が必要です。
合鍵に関するトラブルは、侵入が起きてからでは対処が難しくなります。
「もしかしたら」と感じた時点で、早めに鍵の交換や警察への相談を検討してみてください。
また、元交際相手などによるストーカー被害では、合鍵を悪用した侵入が起きるケースがあります。
不審な人物が自宅周辺をうろついていないか把握するためにも、防犯カメラの設置をおすすめします。
勝手に合鍵を作られてしまう主な手口とは
合鍵を使った侵入には、いくつかの手口があります。
自分では気づきにくい方法も多いため、どのような形で複製されるのかを知っておくことが大切です。
手口① 鍵番号(キーナンバー)の盗み見・盗撮

鍵のメーカーと番号さえわかれば、実物を手に取らなくても合鍵を複製できてしまいます。
鍵の表面には番号が刻印されており、スマートフォンで撮影されたりメモされたりするだけで、ネット経由で合鍵を複製される可能性があります。
こんな場面で起きやすい
- 職場のデスクや更衣室に置いた鍵を撮影される
- 荷物を漁られて鍵番号を確認される
- 鍵を預けた際に番号だけ控えられる
手口② 鍵を預けた相手による無断複製

一時的に鍵を預けた相手に、無断で合鍵を作られてしまうケースもあります。
信頼して預けた相手による悪用は気づきにくく、修理業者や知人など、身近な相手であっても例外ではありません。
こんな場面で起きやすい
- 賃貸物件の修理・点検で業者に預けるとき
- 「すぐ返すから」と知人や交際相手に貸したとき
- 返却されたかどうか確認しないまま、関係が疎遠になったとき
勝手に合鍵を作られたかも?疑うべきサインとは
「もしかして勝手に合鍵を作られたかも」と感じたら、まずは家の中や玄関まわりにいつもと違う変化がないか確認してみましょう。
合鍵による侵入は気づきにくいこともあるため、小さな違和感でも見逃さないことが大切です。
留守中に物の位置が変わっている

出かける前と比べて、物の置き場所が少し違っているときは注意が必要です。
小さな変化でも、誰かが室内に入ったサインの可能性があります。
不審な人を自宅周辺で見かける

自宅の近くで見慣れない人を何度も見かける場合も注意が必要です。
玄関まわりを気にしている様子があるときは、早めに防犯対策を考えましょう。
なんとなく不安な違和感がある

はっきりした証拠がなくても、「なんだかおかしい」と感じることはあります。
不安が続くときは、鍵交換や防犯カメラの設置など、できる対策を早めに進めるのがおすすめです。
今すぐできる合鍵による侵入対策
合鍵による侵入を防ぐには、第三者に合鍵を勝手に作らせないことが大切です。
また、すでに合鍵が作られている可能性がある場合は、早めに侵入対策を進めましょう。
ここからは、「合鍵を作らせない対策」と「合鍵が作られたかもしれないときの対策」に分けて紹介します。
合鍵を作らせない対策① キーカバーを使う

鍵番号の盗み見・盗撮を防ぐ、最も手軽な方法がキーカバーです。
鍵の刻印部分を覆うだけで、取り出した際に番号を読み取られるリスクを下げられます。
こんな人におすすめ
- 職場や外出先で鍵を取り出す機会が多い
- 鍵番号の盗み見や盗撮が心配
- まず手軽にできる対策から始めたい
合鍵を作らせない対策② 登録制シリンダーを利用する

登録制シリンダーとは、メーカーに所有者情報を登録した本人しか合鍵を作成できない鍵システムです。
合鍵の作成にはセキュリティカードや登録IDが必要なため、鍵番号が盗まれただけでは複製できない仕組みになっています。
合鍵を勝手に作るリスクを根本から減らしたい場合に向いている対策です。
こんな人におすすめ
- 過去に鍵を紛失したことがある
- 複数の人に鍵を渡したことがあり、返却管理に不安がある
- 合鍵を勝手に複製されるリスクを根本から減らしたい
合鍵が作られたかもしれないときの対策① 鍵を交換する

合鍵を無断で作られた疑いがある場合、鍵ごと交換してしまうのが確実です。
交換すれば、それまでに作られた合鍵をすべて使えなくできます。
こんな人におすすめ
- 鍵を紛失した、または盗まれた可能性がある
- 以前の住人や関係が終わった相手が合鍵を持っているかもしれない
- 引っ越し直後で、前の住人の合鍵が残っているか不明
合鍵が作られたかもしれないときの対策② 防犯カメラを設置する

合鍵による不法侵入やストーカー被害が心配な場合、防犯カメラの設置をあわせて検討してください。
不審者の訪問を映像で記録できるだけでなく、カメラの存在自体が侵入の抑止にもつながります。
また、スマホで映像を確認できるタイプであれば、外出中でも自宅周辺の様子を把握しやすくなります。
こんな人におすすめ
- 合鍵による侵入やストーカー被害が心配
- 不審者が自宅周辺に現れるようになった
- 外出中でも誰が来ているか確認できるようにしたい
合鍵による侵入かも?相談先と準備しておきたいこと
「勝手に合鍵を作られて、不法侵入されたかもしれない…」
そんな不安があるときは、あわてずに相談先を確認し、状況を整理しておくことが大切です。
ここでは、相談先の一覧と相談前に準備しておきたい情報をわかりやすく紹介します。
合鍵による侵入が心配なときの相談先
- 身の危険があるときは110番
- 室内に不審者がいる、つきまといがあるなど、危険を感じるときは、まず110番で警察に相談しましょう。
- 緊急ではない場合は#9110
- 「合鍵を作られたかもしれない」「不法侵入かどうかわからない」と不安なときは、#9110に相談する方法があります。
- 賃貸住宅の場合は大家さん・管理会社へ
- 賃貸の場合は、鍵交換や予備鍵の管理について、大家さんや管理会社に相談してみましょう。
相談前に整理しておきたい情報
相談するときは、気になっていることを整理しておくと状況を伝えやすくなります。
- 違和感があった日時
- 室内や郵便物、私物などの気になった変化
- 鍵を紛失したことがあるかどうか
- 不審な人を見かけた場所や時間帯
- 防犯カメラがある場合は、不審者らしき人物の映像
こうした情報をまとめておくと、相談先でも状況を共有しやすくなります。
また、家のまわりの異変に早く気づきたいときは、防犯対策も兼ねて、防犯カメラの設置がおすすめです。
防犯カメラの設置を検討したいケース
次のような場合は、防犯カメラの設置を考えてみるのがおすすめです。
- 元交際相手や元同居人との間にトラブルがある
- 不法侵入があったときの証拠を残しておきたい
- できるだけ早く安心できる環境を整えたい
家のまわりの様子を確認しやすくなり、不安を感じたときも状況を落ち着いて見やすくなります。
また、不審な出入りを記録として残しやすいため、あとから確認したいときにも役立ちます。
初期費用を抑えたいなら、防犯カメラレンタルもおすすめです
「なるべく早く対策したいけれど、できるだけ初期費用は抑えたい」という方は、レンタルプランから検討してみるのもおすすめです。
初期費用0円・月額制で本格的な防犯カメラを導入できるため、不安があるときや、防犯対策を見直したいときにも取り入れやすくなっています。
まずは、防犯カメラのプロによる無料の現地調査で、ご自宅に合った設置場所や機種をご相談いただけます。
お気軽にお問い合わせください。
合鍵トラブルに関するよくある質問
勝手に合鍵を作るのは違法ですか?
賃貸住宅の場合は、契約内容によって契約違反になる可能性があります。
また、作った合鍵を使って無断で室内に入れば、不法侵入などのトラブルにつながるおそれもあります。
元交際相手が合鍵を使って勝手に入って来た場合は?
元交際相手であっても、住んでいる人の許可なく入った場合は、住居侵入罪にあたる可能性があります。
関係性に関わらず、無断での立ち入りはトラブルになることがあるため注意が必要です。
証拠がなくても警察に相談できますか?
証拠がなくても相談はできます。ただし、状況によっては対応が難しいこともあります。
防犯カメラの映像があると、相談時に状況を伝えやすくなります。
まとめ|合鍵による侵入は早めの対策が重要です
合鍵による不法侵入は、気づかないうちに被害につながることもあります。
そのため、「少し気になる」「なんとなく不安」と感じた時点で、早めに対策を考えることが大切です。
まずは、合鍵を勝手に作らせないための工夫を行い、すでに作られている可能性がある場合は、鍵交換や相談なども検討してみましょう。
また、家のまわりの異変に気づきやすくしたいときは、防犯カメラを設置する方法もおすすめです。
映像を記録しておくことで、万が一のときも状況を確認しやすくなります。
不安が大きくなる前に、防犯カメラで備えておくことも検討してみてください。
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