温度の異常をアラーム通知で警告!
温湿度センサーはカメラタイプがおすすめ
温度・湿度の異常をブザー音やスマホ通知で警告するアラーム付き温湿度計は、熱中症対策の義務化や食品衛生管理に役立ち、企業でも多く導入されています。
温湿度計には種類があり、温度の異常を音で警告するタイプの機種や、データ記録ができるタイプなど様々あり、仕組みも異なります。
とくに企業が導入する場合、温度・湿度の記録を残し、万が一なにかあった時に振り返り、迅速に対応できるタイプがおすすめです。
また、温度・湿度と一緒にCO2(二酸化炭素)濃度をチェックできる温湿度計なら、ビル管理法に基づいた環境管理もしやすくなります。
この記事では、アラーム付き温湿度センサーの基本的な仕組みから、業種別の設定温度の目安、通知方式の違い、選び方のポイントまでを詳しく解説します。
温湿度の異常検知に、映像付き温湿度モニタリングカメラシステム
弊社の「温湿度モニタリングカメラシステム」は、防犯カメラで撮影した映像に、温度・湿度の数値をリアルタイム表示できるシステムです。
CSVでのデータ出力や、設定値を超えたときのアラート通知にも対応しています。
温度・湿度の監視も、現場の映像確認も、これ一つで叶います。
現地デモ・お見積りは無料です。お気軽にご相談ください。
温湿度センサーとは?仕組みと基本機能を解説
温湿度センサーとは、温度と湿度をリアルタイムで計測する機器のことです。
一般的な温湿度計が「今の数値を表示するだけ」なのに対し、アラーム付きの温湿度センサーは設定値を超えたら管理者に通知ができるため、各企業の熱中症対策や、製造現場の管理に重宝されます。
人が定期的にチェックしなくても異常を検知できるため、遠隔で現場の温度・湿度を管理することができます。
温度センサー・湿度センサーの仕組み
温度センサー・湿度センサーは機種により測定方法が違います。
基本的には「温度や湿度の変化によって電気的な性質が変わる」ことを利用して計測する仕組みになっています。
温度センサーの測定方式種類と仕組み
| 方式 | 仕組み |
|---|---|
| サーミスタ方式 | 温度が変わると抵抗値が大きく変化する方式です。 感度が高く、家庭用から業務用まで幅広く使われています。 |
| 測温抵抗体 | プラチナの抵抗値の変化を利用する方式。 高精度・高安定なのが特長です。食品・医薬品など厳密な温度管理が必要な現場で使われます。 |
| 熱電対方式 | 異なる金属の接点で発生する電圧を利用して温度を測定する方式です。 非常に広い温度範囲に対応でき、工業用途に向いています。 |
湿度センサーの測定方式種類と仕組み
湿度センサーは、空気中の水分量によって素材の性質が変わることを利用して湿度を測定します。
| 方式 | 仕組み |
|---|---|
| 静電容量方式 | 湿気を吸うと素材の「電気のたまりやすさ」が変化する仕組みです。 精度が高く、業務用やIoT機器で広く使われています。 |
| 乾湿球方式 | 乾球温度計と湿球温度計の温度差から湿度を算出する方式です。 構造がシンプルで古くから使われており、気象観測や空調管理の現場で採用されています。 |
| 電気抵抗方式 | 湿気によって「電気の流れにくさ(抵抗)」が変化する仕組みです。 構造がシンプルで、比較的低コストな製品に多く採用されています。 |
企業に求められる温湿度管理とは?
温湿度センサーのメリット
温度・湿度を適切に保つことで、従業員の健康管理、衛生的な環境づくり、品質管理、法令への対応などに役立ちます。
たとえばビル管理法では、温度・湿度・CO2濃度に対し基準が設けられ、空気環境の適切な調整が求められています。
目に見えない温度や湿度、CO2濃度を見える化することで、感染症対策や製品管理を正しく行うことができます。
温湿度センサーで現場を管理するメリット
- 熱中症対策・感染症対策になる
- 乾燥や結露を防ぎ、カビ対策など衛生環境の整備がしやすい
- 食品・薬品・保管物の品質管理に役立つ
- 空調異常など、設備の異常に気づきやすくなる
- 就業環境の見える化と法令対応に活かしやすい
温湿度計・センサーの種類
温湿度センサーには、工事不要で置くだけのタイプのものもあれば、設置工事を行って取り付け、定期的にデータの出力ができるものもあります。
ここでは、よく使われる温湿度センサーの種類や、おすすめのカメラタイプの温湿度モニタリングシステムをご紹介します。
据え置き型温湿度センサー

卓上や壁掛けで使う、もっともシンプルな温湿度センサーです。
温度や湿度を表示し、設定値を超えた場合はアラート音などで警告ができます。
据え置き型温湿度センサーの特徴
- 大きな費用をかけずに手軽に温湿度の確認ができる
- 移動が簡単
- アラート音やランプで警告するタイプが多く、無人の現場だと異常に気付けない
データロガー型温湿度計

現場の温度・湿度を記録できます。
品質管理・監査の対応など、現場の状況記録を残すことが必要な場合はデータが残せるタイプを選びましょう。
データロガー型温湿度計
- 温度・湿度を記録でき、振り返ることができる
- 卓上タイプや機器内設置など種類が豊富
- 製品によってはリアルタイムの遠隔確認に向かないものもある
IoT・無線型温湿度センサー

Wi-FiやBluetoothなどで通信し、スマートフォンやパソコンから温湿度を確認できるタイプです。
異常時にはプッシュ通知やメールでアラートを送ることができます。
IoT・無線型センサーの特徴
- スマホやパソコンから遠隔で温湿度の確認ができる
- 異常時にはメールやプッシュ通知が届くスマホ連動タイプもある
- 温湿度の異常があった場合、数値だけだと原因究明がしづらい
カメラ連動型温湿度センサー

温湿度センサーとネットワークカメラを組み合わせたタイプで、映像と温湿度を合わせて確認できます。
工場・倉庫の現場管理や、企業オフィス内など、カメラの設置が必要な現場で、定点での映像記録・温湿度管理を一つのツールで補えるのでおすすめです。
カメラ連動型温湿度センサーの特徴
- 映像と温湿度のモニタリングが同時に出来る
- csvでデータの出力が可能
- スマホ通知のほか、警報機との連動も可能
こんな場面に役立つ!温湿度センサーの活用シーン
「温度・湿度の管理が大事なのはわかるけど、具体的にどんな場面で役立つの?」という疑問にお答えします。
温湿度センサーは、設定する温度・湿度の数値を変えるだけで、さまざまな現場のリスクをカバーできます。
熱中症対策義務化への対応策
2025年6月の法改正により、企業の熱中症対策が義務化され、各企業が温湿度管理の徹底や、空調の管理など体制を見直しています。
とくに工場や倉庫は空調が行き届きにくく、夏場は気温が40℃近くまで上昇するケースも珍しくありません。しかし、作業に集中していると温度の変化に気づきにくく、対応が遅れてしまうことも考えられます。
温度・湿度と現場状況が遠隔でモニタリングできれば、温度の上昇のアラート通知・倒れた人への迅速な対応が可能となり、死亡災害を防ぐことにもつながります。
熱中症対策の設定温度の目安
- 気温アラーム上限:28〜31℃(WBGT値28℃または気温31℃が法令上の目安)
- 湿度アラーム上限:70〜75%(高温多湿は熱中症リスクが急増)
倉庫の品質管理
食品倉庫や農産物の保管庫では、温度・湿度の管理が品質に直結します。
カビは湿度70%を超えると急激に繁殖しやすくなり、食品ロスや廃棄コストにつながります。
また冷蔵設備の故障で温度が上昇しても、夜間・休日は誰も気づかないまま商品が傷んでしまうことも。
温湿度と現場の映像が同時にモニタリングできれば、廃棄ロスの防止や、HACCPに基づく品質管理につながります。
夜間・休日の遠隔管理

倉庫・サーバールーム・ビニールハウス・介護施設など、温湿度の調整が必要不可欠な現場では、遠隔で温湿度を把握できるツールが便利です。
スマホ通知対応の温湿度センサーがあれば、異常が発生した瞬間に担当者のスマホへ通知が届きます。
カメラ連動型の温湿度センサーなら、異常があった時に現地の状況もすぐに確認ができます。
乾燥・静電気・結露への対策

冬場に湿度が下がりすぎると、製造現場では静電気による製品不良や機器トラブルが起きやすく、空調の管理が重要です。
またオフィスや教育施設の場合、乾燥による感染症リスクが高まり、結露が発生するほど湿度が高いと、精密機器の故障原因にもなります。
とくに学校や保育園のような現場は、大切な家族を預かる現場です。
「たかが乾燥」と思わず、「なにかあった時にすぐ対応できる環境」を作ることで、従業員側も、利用者側も、家族も安心して利用できる場所となります。
現場の遠隔管理には、温湿度センサー付きカメラがおすすめ
トリニティーの温度・湿度モニタリングカメラシステムは、ネットワークカメラで現場の状況と、温湿度・CO2濃度を同時にモニタリングできるシステムです。
システム内に温湿度センサーを搭載し、常時数値を計測できるだけでなく、数値に異常があったらアラート通知が可能。
スマホ通知にプラスして、ご希望に合わせて警報やパトランプなどの機器と連動することができるので、遠隔での管理にも、現場で異常をいち早く周囲に伝える装置としても便利にお使いいただけます。
初期費用0円・月々定額制のご利用いただきやすい価格で、お客様に合わせたプランニングをさせていただきます。
温度・湿度モニタリングカメラシステムでできること
映像記録と温湿度管理を両立

定点カメラによる現場の遠隔監視と温度・湿度・CO2濃度の管理を一元化できます。
防犯カメラとしての設置や、現場の安全管理に向けたカメラの設置も一緒にできるので、コストを抑えて現場の管理ができます。
温度・湿度・CO2の異常をアラート通知で警告

「温度が高すぎる」「湿度が低すぎる」など、任意で設定した数値を超えた場合にアラート通知するセンサー機能を持ったカメラシステムです。
スマホ通知のほか、ご希望の場合はパトランプなど各種機器と連動することができます。
複数拠点の一括管理も可能

複数の営業所を持つ企業も、各営業所のカメラと温湿度の管理を一元化することで管理側の手間を軽減し、業務改善につながります。
計測した温湿度も、記録映像も振り返りが可能

温湿度の値はCSV形式で出力ができます。
防犯カメラの映像も録画期間中は自動で保存されるため、万が一のトラブルがあった時も過去の状況を振り返り、迅速な対応が可能となります。
また、カメラの録画期間はご希望により調整もできます。
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【業種別】アラーム温度・湿度の設定目安
アラーム付き温湿度センサーを導入したら、次に決める必要があるのが「何度でアラームを鳴らすか」という設定値です。
ここでは、業種・用途別に設定温度・湿度の目安をご紹介します。
法人企業全般
温度・湿度のアラーム設定例
- 温度:18℃以下・28℃以上で警告
- 湿度:40%以下・70%以上
事務所衛生基準規則及び労働安全衛生規則及び労働安全衛生規則が令和4年に改正され、「空気調和設備を設けている場合は、労働者を常時就業させる室の気温が18度以上28度以下になるように努めなければならない。」とされています。
冬場の乾燥時期に湿度が40%を下回ると、インフルエンザなど感染症のリスクが高まります。乾燥対策・感染症対策の観点からも、湿度の下限アラームを40%に設定しておくことが重要です。
参考:厚生労働省「事務所衛生基準規則及び労働安全衛生規則の一部が改正されます(令和3年12月1日・令和4年4月1日施行)」
静電気対策(工場・製造業など)
温度・湿度のアラーム設定例
- 湿度:50%以下・60%以上
製造業では、静電気による火花が着火源となった爆発事故や、製造機械の故障などのリスクがあり、日頃から静電気対策を行っておくことが大切です。
静電気と空気の乾燥は感染制が高く、湿度が低いと静電気が発生しやすくなります。
温度と湿度のモニタリングやアラート通知設定は、爆発事故を防ぎ、製造現場の安全対策としても活用できます。
保育園
温度・湿度のアラーム設定例
- 夏:26℃以下・28℃以上
- 冬:20℃以下・23℃以上
- 湿度:60%程度を保てるように
保育園・幼稚園では、夏は熱中症対策、冬には感染症対策など、子どもの健康管理にも気を配る必要があります。
サーバールーム・データセンター
温度・湿度のアラーム設定例
- 温度:18℃以下・27℃以上
- 湿度:40%以下・60%以上
サーバールームの温湿度管理は、機器のショートや静電気による故障リスクの回避において重要です。
温度は18℃~27℃、湿度は40%~60%程度に保てるよう、常時モニタリングできる状況にしておくことが望ましいといえます。
ビニールハウス・農業施設
温度・湿度のアラーム設定例
- 栽培する作物の推奨温度に合わせて設定
ビニールハウスでは、栽培する作物によって適正温度が大きく異なるため、アラームの設定値は作物ごとに確認する必要があります。
特に冬季の夜間に温度が急低下して作物が霜害を受けるリスクがあるため、下限アラームの設定が重要です。
また、夏季は密閉空間の温度が50℃を超える場合もあり、作物だけでなくハウス内で作業する人の熱中症対策も必要です。
温湿度センサー付きカメラについてよくあるご質問
- 温度データロガーとは?
- 温度の変化を自動的に計測し、保存できる機器です。
食品倉庫や医薬品など、温度管理が重要視される現場でよく用いられます。 - 温湿度の記録保存は法律で義務化されていますか?
- ビル管理法(建築物衛生法)の対象となる特定建築物では、温度・湿度などの測定記録を5年間保存する義務があります。
また、労働安全衛生規則第607条では、暑熱・寒冷等の屋内作業場について半月に1回以上の温湿度測定が義務付けられています。食品業界ではHACCPの記録管理としても温湿度記録は重要です。
このように、業種・建物の種類にもより義務化・推奨されている場合があります。 - 温度・湿度モニタリングカメラシステムは防犯カメラとしても使えますか?
- 使えます。防犯性も重視したい場合、複数台のカメラを取り付け、防犯目的のカメラと温湿度管理を目的とするカメラを分けて設置することも可能です。
温湿度の記録+現場の監視+異常のアラート通知が1台で!
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アラーム付き温湿度センサーは、温度や湿度の異常を自動で検知し、管理者に知らせてくれる心強いツールです。しかし、通知方式やデータ記録機能、拡張性は製品によって大きく異なります。
自社に合った製品を選ぶうえでの判断基準を簡単にまとめると、以下のようなものがあります。
温湿度センサー選びの基準例
- 温湿度の記録のみできれば良いのか
- 設置現場はカメラを使った管理も必要な場所か
- データの保存期間はどれぐらい必要か
- 費用はいくらぐらいか
- 遠隔監視が必要か
- 温度・湿度の異常があった場合のアラート通知はスマホ通知か、ブザーなど音による通知が良いか
温度と湿度、CO2濃度、そして現場の映像を同時にモニタリング・記録ができ、遠隔での現場管理に役立つ温度・湿度モニタリングカメラシステムは、コストを抑えながら企業の安全対策や衛生管理に役立つ次世代のカメラシステムです。
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