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保育園のヒヤリハット対策
園外への脱走を防ぐ「電気錠」とは?

  • 導入実績
    9,200件
  • 顧客満足度
    97.8%

保育園の園外脱走を防ぐには?
電気錠で実現する門扉のセキュリティ対策

「子どもがいつの間にか門を開けて外へ出てしまった」
「気づいたら園の外を歩いていたなんて...」
保育園や幼稚園において、園児の園外への脱走はいつでも起こり得る重大なリスクです。

特に、近年では「ヒヤリハット」と呼ばれるヒヤッとするような事例が後を絶たず、実際に大きな事故に発展してしまったケースも報告されています。
こうした背景から、現在多くの保育施設で注目されているのが、門扉に「電気錠」を導入し、入退室管理を強化する対策です。
電気錠を活用すれば、子どもが勝手に門を開けるのを防ぐだけでなく、不審者の侵入防止や職員・保護者の入退管理にも役立ちます。

この記事では、以下の内容について、わかりやすく解説しています。

この記事でわかること

  • 園外脱走の原因とリスク
  • 脱走を防ぐために「電気錠」が有効な理由
  • 電気錠と防犯カメラを併用するメリット

「園児の安全を守りたい」「園の信頼を守りたい」という方は、ぜひこの記事を最後までご覧ください。

うちの園でも?身近にある園外脱走のヒヤリハットとは

うちの園でも?身近にある園外脱走のヒヤリハットとは

園児の脱走は、どんな保育園・幼稚園でも起こりうるリスクです。

近年はニュースでもたびたび取り上げられるようになってきました。

実際には、門扉の施錠忘れや、子どもでも簡単に開けられる・抜け出せるといった施設の構造が原因で、園児が自力で出てしまうケースが発生しています。

中には、交通事故寸前という危険な状況に至った例もあり、施錠管理の在り方が強く問われています。
以下では、実際に発生した、園外への脱走事件をご紹介しまうす。

実際にあった園外への脱走事例

三重県伊賀市の事例

2024年5月10日、市内の公立保育所で、5歳の男児が1人で園を抜け出し、約400メートル離れた場所で保護されるという事件が発生しました。
男児に怪我はなかったものの、出入口の門扉は施錠されておらず、ゴム製のベルトで簡易的に閉じられていたため、男児は自らベルトを外して園外へ出たとされています。

沖縄県那覇市の事例

2024年5月21日、那覇市内にある公立こども園で、3歳の園児が保育中に園の敷地から抜け出すという事件が発生しました。
園児の姿が見えないことに気づいた保育教諭が園内を捜索したところ、近隣の歩道で居合わせた通行人により保護されていたことが確認されました。調査によると、園児は門扉の鍵を自ら開けて園外へ出たとみられています。

参考記事

どれも一歩間違えれば重大事故につながる可能性のある事例です。
このように脱走は「特殊な施設や特別な状況」だけでなく、どの園でも起こりうる身近な問題なのです。

「ちょっと目を離した隙に」「門を閉めるのを忘れていた」
わずかな油断が、大切な命を危険にさらしてしまいます。だからこそ、脱走は未然に防ぐための対策が不可欠なのです。

脱走がおきたらどうなる?保育園に問われる責任と信頼の行方

「園児が脱走した」「脱走事故が発生した」といった事態が一度でも起これば、園の信頼は大きく損なわれかねません。
事故の有無にかかわらず、保護者や地域社会から「安全管理が不十分な園」と見なされ、SNSや口コミなどを通じて評判が一気に拡散されることもあります。
これは、園の経営にも大きなダメージを与えるリスクとなるため、施設全体でセキュリティ体制を見直し、強化していくことが不可欠です。

なぜ園児は園外へ脱走してしまうのか?

園児の脱走は、特定の状況や施設に限った問題ではなく、日常の延長線上でどの保育園・幼稚園でも起こりうるリスクです。

では、園児による脱走はいつ・どのようなタイミングで、何が原因で起こるのでしょうか?
ここでは、脱走が発生しやすいタイミングやその背景、保育施設側が抱える課題について整理しながら解説していきます。

脱走が起きやすいタイミング

脱走の多くは、「職員の手が一瞬離れるタイミング」に発生しています。たとえば、以下のような場面が挙げられます。

  • お迎えの時間帯で門が開いたままになっていた
  • お昼寝の時間帯で、職員の目が一時的に離れやすいとき
  • 別の園児の対応中に、他の子どもが抜け出してしまった
  • 外遊び中や屋外活動から戻った直後、門の施錠確認が不十分だった

こうした“スキ”は、常に全体を見渡さなければならない保育現場だからこそ発生しやすく、これらの時間帯は職員の業務が集中しているため、子ども一人ひとりの動きに目が届きにくくなる傾向があります。特に注意が必要です。

想定外が起きる理由と施設の課題

子どもは「思いもよらない行動」をとることがあります。
多くの保育園や幼稚園では、安全管理に十分配慮しているものの、それでも想定していなかった抜け道や開閉方法で脱走してしまうケースがあります。以下に主な要因を挙げます。

子どもの性格や行動特性
気になるものを見つけるとすぐに行動する、先生の気を引くために脱走するなど、子どもの行動特性はさまざまで、大人の予想を超えた行動を取ることがあります。
鍵が子どもの手の届く位置にある
扉の鍵が子どもの目線や手の届く範囲にあると、意図せず操作されてしまう可能性があります。
サムターン式や簡易的な鍵の使用
園内側に設置された回すだけの「サムターン式の鍵」や押すだけの「解錠ボタン」は、幼児でも簡単に開けられてしまう恐れがあります。
「まさか開けられるとは思わなかった」という思い込み
「子どもが鍵を開けられるなんて」と思い込むことで、設備対策が後回しになってしまうリスクがあります。
実際には、子どもは大人の行動をよく観察しており、一度見ただけで解錠の手順を覚えてしまうことも少なくありません。
保育士の目が行き届かず脱走に気づかない
多忙な保育業務の中で、一瞬目を離した隙に子どもがいなくなることもあります。
「すぐに気づいていれば防げたかもしれない」と後悔するケースも多く、人的対応だけでは限界がある現実が浮き彫りになります。

保育現場の人手不足問題

近年、保育士の人手不足は深刻化しています。少ない職員で多くの園児を見なければならない現場では、「注意して見ている」つもりでも、すべての行動を常時把握することは現実的に困難です。

保育や保護者対応に追われる中で、ほんの数秒の隙に鍵が開けられ、園児が園外へ出てしまうというケースが実際に発生しています。
こうしたわずかなスキを完全に防ぐのは難しく、人的な見守りだけでは脱走を防ぎきれないという課題を、多くの保育施設が抱えています。

脱走対策の要は“門扉”|セキュリティ強化が最優先

園児の脱走を防ぐために、最も優先すべきは「門扉のセキュリティ強化」です。
なぜなら、実際の脱走事例の多くが、「門を開けて園外に出てしまった」というシチュエーションで起きているからです。

多くの脱走は「門」から起きている

多くの脱走は「門」から起きている

ヒヤリハットの報告でも、「門が開いていた」「門の鍵がかかっていなかった」「園児が自分で開けてしまった」といったケースが多く見られます。

  • お迎えの保護者が開けた門から、別の子どもが一緒に出てしまった
  • 外遊びから戻った際に施錠が不十分だった
  • 簡易的な鍵だったため、園児でも開けられてしまった

これらはいずれも、門扉の施錠・開閉管理が不十分だったことが原因で起こっています。

鍵の閉め忘れ・子どもが開けてしまう問題

鍵の閉め忘れ・子どもが開けてしまう問題

人の手による施錠は、「うっかり忘れ」や「慌ただしい中でのミス」が起きやすく、どんなに気をつけていても完璧に防ぐことは難しいのが現実です。
さらに、サムターン式などの簡易な鍵は、子どもの手が届いてしまう位置にあると自力で開けられてしまうリスクも高まります。

  • 簡単に回せるタイプの鍵
  • 鍵の位置が子どもの目線・手の届く範囲にある
  • 職員が多忙で鍵の確認をし損ねるタイミングがある

これらが重なることで、思わぬタイミングでの脱走が現実に起こっているのです。

だからこそ、門扉のセキュリティは人的対応だけでなく、「脱走できない仕組み」で物理的に守ることが重要です。
このあとご紹介する「電気錠」のような設備を活用することで、脱走リスクを大幅に減らす環境づくりが可能になります。

脱走を防ぐには「電気錠」の導入が効果的

園児の脱走を確実に防ぎたいなら、「電気錠」の導入が非常に効果的です。
電気錠は子どもが簡単に開けられない構造を実現しつつ、入退室にも対応できるセキュリティ設備です。

電気錠とは何か?

電気錠とは、電力を使って施錠・解錠を行う錠前のことです。セキュリティ強化の目的で、保育園や幼稚園の門扉や出入口に設置されるケースが増えています。

従来の物理的な鍵に加えて、テンキーやICカード、さらには指紋認証・顔認証といった生体認証による操作も可能で、さまざまな方法で入退室を管理できます。
設置する門扉や扉の構造によっては、電気錠の取り付けが難しい場合もあります。その際には、電磁石の吸着力によって扉を固定する「電磁式電気錠(電磁錠)」の導入がおすすめです。

弊社では、電気錠・電磁錠の設置に幅広く対応しており、現場の状況に応じた柔軟なご提案が可能です。
安全・安心な保育環境づくりをお考えの際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

園外への脱走を防ぐ!電気錠の導入メリット

子どもが勝手に開けられない仕組み

子どもが勝手に開けられない仕組み

電気錠の最大の特長は、園児が物理的に外へ出られない状態を確保できることです。
以下のようなポイントを押さえて電気錠を設置することで、脱走リスクを大幅に低減できます。

  • 子どもの手が届かない位置に、解錠ボタンやサムターンを設置する
  • 職員がモニター越しに確認し、遠隔で解錠できる仕組みにする

このように電気錠を活用することで、園児が偶発的に開けてしまう事態を防げます。「見守りを補完するセキュリティ設備」として大きな力を発揮します。

また、お迎えに来た保護者や来訪者が勝手に門を開けられないよう、職員が確認してから、遠隔で解錠する運用も効果的です。防犯と利便性のバランスを保ちながら、安全な運用が可能になります。

保護者・職員の入退室もスムーズに管理

電気錠は、セキュリティと利便性を両立できる点でも優れた設備です。
保護者や職員には、ICカードやテンキーなどを活用した入退室管理が可能となり、日常の動線を保ちつつ安全性の向上が図れます。たとえば、以下のような入退室のパターンが挙げられます。

  • 保護者はインターホンで職員を呼び出し、解錠ボタン・テンキー・ICカードで解錠
  • 職員は施設内からモニターで来訪者を確認し、遠隔で解錠操作
  • 施設内から出る際は、解除ボタンやサムターン式の鍵で解錠

このように、スムーズな動線を維持しながら、高いセキュリティ性を実現できるのが、電気錠の大きな魅力です。

園の信頼を守る設備投資としての意義

万が一脱走事故や不審者の侵入が発生すれば、施設の信用は大きく揺らぎ、保護者からの信頼も損なわれてしまいます。
だからこそ、「しっかり防犯対策を講じている」という明確な姿勢を見せることは、保護者が園を選ぶうえでの重要な判断材料となります。

  • 門扉に電気錠を設置し、施錠管理を徹底している
  • 防犯カメラを併用し、セキュリティ体制を「見える化」している

こうした、目に見える安心感は、施設全体の信頼性を高め、園のブランディングにもつながります。

不審者の侵入防止にも役立つ

電気錠は脱走対策だけでなく、外部からの不審者の侵入防止にも効果的です。
保育園や幼稚園の門扉・出入口に電気錠や電磁錠を設置することで、無断侵入を物理的にシャットアウトし、園児と職員の安全を守る「門扉のセキュリティ強化」につながります。
特に以下のような工夫をすることで、防犯効果をさらに高めることができます。

  • サムターンは、門の外側から簡単に手が届かない位置に設置する
  • 解錠ボタンはカバー付きのタイプを選び、外部からの悪意ある解錠を防止する

このように、「外から開けられない設計」にすることで、不審者侵入リスクを大幅に低減できます。
また、電気錠は子どもを守るための設備として、「脱走防止」と「外部からの侵入対策」の両方をカバーできる点も大きな特長です。園児の安全を確保するだけでなく、施設全体の信頼性やセキュリティ体制を支える多機能な防犯対策として、非常に有効です。

電気錠の詳細を知りたい方は、
まずはお気軽にご相談ください!

防犯カメラとの併用で“見える安心”をプラス

防犯カメラとの併用で“見える安心”をプラス

電気錠による施設管理に加え、防犯カメラを併用することで、「見える安心」を実現できます。

施設内でのトラブルや事故、不審者の侵入が万が一発生した場合にも、録画映像が証拠の確保や再発防止に大いに役立ちます。

また、防犯カメラの存在自体が抑止力となり、不審者の侵入を未然に防ぐ効果も期待できます。
ここでは、保育園や幼稚園に防犯カメラを設置することで得られる主なメリットをご紹介します。

脱走リスクの高いエリアを可視化
園内の死角や出入口を防犯カメラでカバーすることで、職員の目が届かない時間や場所を見守ることができます。
脱走だけでなく、園児同士のトラブルや外部からの侵入もカメラでしっかり撮影・記録し、問題解決に貢献します。
職員の見落としをカバー
防犯カメラは、リアルタイムの監視だけでなく、録画による事後確認にも有効です。
「なぜ脱走が起きたのか」「誰がどのような行動をしていたのか」「トラブルの原因は何か」など、冷静かつ客観的に状況を把握する材料となり、適切な再発防止策の検討にも役立ちます。
映像活用でヒヤリハット共有を強化
万が一の事故やトラブルが発生した際にも、録画映像があれば事実確認が容易になり、保護者への説明責任にも対応しやすくなります。 また、日常的に発生するヒヤリハット事例を録画映像で分析することで、職員間の情報共有や安全対策の見直しにも繋がります。
保護者にとっての安心材料にも
「園の中が常に見守られている」「安全対策にしっかり取り組んでいる」という姿勢が可視化されることで、保護者にとっても安心感が高まります。防犯カメラによる見える化は、園の信頼性向上にも寄与し、選ばれる園づくりに繋がります。

このように、防犯カメラは電気錠と組み合わせて運用することで、目に見える安心感と実効性のある安全対策の両立が可能です。園児の安全を守ると同時に、保護者からの信頼を築くための重要な防犯設備といえるでしょう。

まとめ|園児の命を守るために今できること

まとめ|園児の命を守るために今できること

園児の脱走は、保育施設にとって常に隣り合わせのリスクです。一瞬の油断やスキが、にさらす可能性もあります。どれだけ注意していても、人的な見守りだけでは限界があるのが現実です。

そこで求められるのが、「脱走できない仕組み」をつくるための、設備面での対策です。中でも、門扉に電気錠を設置することは、効果的な脱走対策の一つです。さらに、防犯カメラと併用することで、「見守られている環境」が可視化され、職員や保護者にとっての安心感も高まります。

電気錠や防犯カメラの導入は、セキュリティの専門業者であるトリニティーにお任せください。現場の状況に応じた最適なご提案を通じて、安全・安心な保育環境づくりを全力でサポートいたします。
まずはお気軽に、お電話、メール、LINEにてご相談ください。

入退室管理(電気錠・電磁錠)