足場の防犯対策完全ガイド!
空き巣を防ぐ最新技術とAIカメラの活用法
「外壁工事中の足場からの侵入が心配…」
「リフォームの際、足場を悪用された空き巣被害を防ぎたい」
マンションや戸建て住宅の所有者、工事関係者の中には、足場の防犯対策をどうすべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
外壁塗装やリフォーム工事では、足場が設置されて防犯リスクが高まるため、防犯対策が必須です。
この記事では、足場の防犯対策を徹底するために必要不可欠な以下の内容を解説します。
この記事でわかること
- 足場が犯罪に使われる理由
- 侵入・窃盗例
- 足場の防犯対策
- AIカメラを使った防犯対策の強化
足場の防犯対策について気になる方は、参考にしてください。
足場が侵入リスクを高める理由
外壁工事やリフォームで足場を設置すると、一時的に建物の防犯レベルが低下します。
これは、足場があると高層階でも簡単に建物に入りやすい状態になり、不審者の侵入を許してしまうためです。
ここでは、足場が侵入リスクを高めてしまう理由について以下2つを解説します。
ここで紹介すること
- 外壁工事やリフォーム時に足場が狙われる理由
- 足場防犯対策を怠ると起こるリスク
それぞれ詳しく解説します。
外壁工事やリフォーム時に足場が狙われる理由
建物の外壁工事やリフォーム時に設置される足場は、高層階へのアクセスが容易になるため、足場で犯罪が起こるリスクが高まります。
足場が狙われる主な理由は次のとおりです。
- 足場を利用すれば、住人の目を避けて侵入しやすくなる
- 工事中は住人の警戒心が薄れやすい
- ベランダや窓に直接アクセスできる
通常、侵入が困難な2階以上の部屋でも、足場を利用すれば簡単に入り込めます。とくに高層階に住んでいる人は防犯意識が低く、窓の施錠を忘れるケースも少なくありません。
こうした理由から、足場を設置する際には、防犯対策が必須になります。
足場防犯対策を怠ると起こるリスク
足場の防犯対策を怠った場合に起こりえるリスクについて見ていきましょう。
具体的には下表のようなリスクがあげられます。
リスクの種類 | 内容 | 具体的な被害例 |
---|---|---|
盗難 | 足場を使い、窓やベランダから室内へ侵入 | ガラスが割られる、外壁に傷がつけられる |
盗撮 | いたずらや嫌がらせで建物が破損 | 住人のプライバシーが侵害される |
足場を設置すると、通常時よりも建物に侵入しやすくなるため、犯罪が起こりやすくなります。
このような犯罪を未然に防ぐためにも、足場の防犯対策を徹底しましょう。
足場が利用された侵入・窃盗の例
足場が設置されると、通常では届かない場所への侵入も容易になるため、侵入リスクが上昇しやすいです。
ここでは、具体的な事例を紹介し、足場の防犯対策の重要性を解説します。
ここで紹介すること
- マンションの大規模修繕時の足場を使って部屋に侵入
- 物置や室外機を足場に使って屋内に侵入
- ベランダや窓に直接アクセスできる
それぞれのケースについて詳しく見ていきましょう。
マンションの大規模修繕時の足場を使って部屋に侵入
マンションの大規模修繕工事では、建物全体に足場が設置されるため、通常よりも侵入リスクが高まります。
NHKの報道によると、埼玉県のマンションで大規模修繕工事中に足場を使った侵入窃盗事件が発生しました。
この事件では、犯人が足場を利用して高層階のベランダへ侵入し、窓から室内へ押し入る手口が確認されています。
参考:NHKさいたま放送局「埼玉 三郷 マンション大規模修繕工事の足場から部屋に忍び込み現金盗んだか 被害を防ぐための対策は?」
物置や室外機を足場に使って屋内に侵入
足場がない状況でも、空き巣や不審者は物置や室外機を踏み台にして侵入を試みるケースがあります。
たとえば、戸建て住宅や低層階のマンションでは、ベランダや窓の近くにこれらの設備が設置されているため、不審者が侵入しやすいです。 足場を利用して侵入するケースは、マンションやビルなど高層階の建物だけではないため、注意しましょう。
足場に必要な基本の防犯対策
足場を悪用した犯罪を防ぐために、基本的な防犯対策が必要です。
ここでは、基本的な足場対策について以下5つを解説します。
抑えておきたい足場の基本の防犯対策
- 足場防犯シートで目隠し(侵入抑止)
- 足場の入り口を物理的に封鎖する(仮設扉・オートロックの導入)
- 防犯標識や警告シートを設置(心理的抑止)
- 防犯カメラを設置して24時間監視する
- 防犯センサーで異常をリアリタイムに検知する
それぞれの対策について見ていきましょう。
足場防犯シートで目隠し(侵入抑止する)
足場防犯シートは、足場の外側を覆うことで、不審者の視線をさえぎり、侵入を抑止する効果があります。
足場防犯シートの具体的な効果は以下のとおりです。
- 不審者の侵入経路を隠す
- 侵入を試みる不審者への心理的な抑止効果がある
- 住民のプライバシーを保護できる
足場防犯シートを導入して視線を隠せば、不審者は「どこから侵入できるのか」判断できません。
足場の入り口を物理的に封鎖する(仮設扉・オートロックの導入)
足場の防犯対策として、不審者が足場に侵入できないように入り口を物理的に封鎖するのもおすすめです。
足場の入口を物理的に封鎖する手段としては、以下のような方法があります。
- 仮設扉の設置
- 南京錠やチェーンロックの活用
- 住民のプライバシーを保護できる
- オートロックの導入
- ICカード・暗証番号式ロックの設置
足場の入り口を封鎖し、不審者が簡単に侵入できない環境を整えることで、犯罪リスクを低減できます。
防犯標識や警告シートを設置(心理的抑止)
防犯標識や警告シートの設置は、低コストでできる効果的な侵入抑止策です。
不審者はリスクを避ける傾向があるため、「防犯カメラ作動中」「関係者以外立入禁止」 などの警告を目にすると、侵入をためらいます。
標識の効果的な設置場所と文言は、以下のとおりです。
- 足場の入り口:「防犯カメラ監視中」「警報作動中」
- 南京錠やチェーンロックの活用
- 建物周辺のフェンスや門:「関係者以外立入禁止」
- 足場の内側・作業エリア:「警察巡回強化エリア」
足場に防犯カメラを設置して24時間監視する
足場を利用した侵入を防ぐために、防犯カメラを設置して24時間監視すると効果的です。
不審者は 「撮影されるリスク」 を嫌うため、カメラがあるだけでも抑止効果があります。
足場対策の防犯カメラにおすすめなのが「バレット型」です。
バレット型防犯カメラは、銃のような形をしている防犯カメラで、威嚇力があり、防犯効果が強いため、足場の防犯に効果があります。
バレット型防犯カメラの特徴
- 銃のような形で犯罪・不正の抑止効果が高い
- 屋外で設置されるケースが多い
- カメラの向きがわかりやすい
具体的な機種の詳細については、以下のリンクを参考にしてください
バレット型防犯カメラについて
防犯カメラの短期レンタルもおすすめ
「工事期間だけ防犯カメラを取り付けたい」
「施工管理者が複数現場を掛け持っているので、スマホで現場を遠隔管理したい」
・・・など、工事現場では防犯カメラのニーズが高く、短期利用に関するご相談も数多くいただいています。
弊社では、防犯カメラの短期レンタルサービスも行っております。
設置まで全てお任せいただける防犯カメラから、DIY設置が可能な簡易設置の防犯カメラまで幅広くお取り扱いしております。足場の防犯対策についても、お気軽にご相談ください。
足場の防犯にセンサーライトを設置する
足場の防犯対策として、センサーライトを設置することで、不審者の侵入を効果的に抑止できます。
とくに夜間は足場の影ができやすく、暗がりを利用して侵入されるリスクが高まるためです。人の動きを感知して自動で点灯するセンサーライトを活用すれば、不審者を威嚇し、犯罪を未然に防げます。
センサーライトの防犯効果は以下のとおりです。
センサーライトの特徴
- 不審者を威嚇し、侵入を防げる
- 暗がりをなくし、視認性を向上する
- 防犯カメラとの併用で、効果が上る
他の防犯対策と合わせて導入を検討してみてください。
具体的な機種の詳細については、以下のリンクを参考にしてください
足場工事中に住民ができる防犯対策
足場を組んで工事が行われている場合、住民にもできる防犯対策はあります。
以下の4つの対策を実施し、安全な環境を確保しましょう。
- 窓の鍵を忘れず施錠する
- 窓の施錠は基本的な防犯対策ですが、足場のある期間は徹底して行い、空き巣被害のリスクを軽減しましょう。
窓を開けたら必ず施錠を確認する習慣をつける、補助鍵を取り付け、二重施錠にするなどの対策が考えられます。足場が設置された場合は、普段の生活以上に施錠管理を心がけましょう。 - カーテンを閉めて視線対策をする
- 足場が設置されると、工事関係者や外部の不審者から室内の様子が見えやすくなるため、視線対策にカーテンやフィルムなどを設置すると効果的です。
理由としては、足場から部屋の中が見えると、不在の時間や貴重品の場所が特定できて、空き巣に入りやすくなることがあげられます。
足場が設置された際は、以下のような方法で視線対策を意識してみてください。- レースカーテンや遮光カーテンを活用する
- すりガラス風の窓フィルムを貼り、光を取り入れつつ視線をさえぎる
- 昼間も室内が見えないようにする
- 業者の入室を管理する
- 足場工事中は、施工業者の出入りが増えるため、信頼できる業者であっても不必要な入室がないように管理しましょう。
業者が作業やトイレに入室する程度であれば問題ありませんが、不審者が紛れ込む可能性もあるためです。
事前に工事スケジュールを確認して不必要な入室を防いだり、在宅時でも業者が入室する際は必ず立ち会ったりなど、対策を行いましょう。 - 防犯意識の高さを示す
- 防犯意識の高さをアピールすると、空き巣や不審者の侵入防止につながります。
足場が設置されると、防犯対策が甘い家が狙われやすくなるため「この家は防犯対策がしっかりしている」と思わせるのが重要です。
防犯意識の高さを示すには、以下のような方法があります。- 「防犯カメラ作動中」「警察巡回強化エリア」などのステッカーを貼る
- 住民同士で声をかけ合い、周囲に不審者がいないか確認する
AIカメラ×足場防犯対策!空き巣・不審者を防ぐ最新技術
AIカメラとは、AI機能を備え、人の侵入や異常事態を検知できる防犯カメラのことです。
従来の防犯カメラとAIカメラでは、役割や効果に違いがあります。
従来の防犯カメラは主に「録画による証拠確保」と「設置による抑止効果」で、トラブルが発生した際、録画映像を確認し、警察に提出するのが主な役割でした。
一方でAIカメラは、従来の防犯カメラ機能に加えて、リアルタイムで不審者を検知し、即座に通知や警告を行えます。
AIカメラと従来のカメラの相違点を下表で比較してみましょう。
AIカメラ | 従来のカメラ | |
---|---|---|
監視方法 | 常時撮影・録画 +AI映像解 |
常時撮影・録画 |
映像解析 | AIが人の侵入や転倒など、設定された状況を検知 | モーション検知機能で動きの検知 |
夜間監視 | 夜間でもAIによる検知が可能 | 赤外線暗視機能が主流 |
誤検知 | 人や車など、精度の高い分析が可能 | 影や動物の動きも検知してしまうため誤検知が多い |
AIカメラを導入すると、「リアルタイムで侵入に気づき、犯罪の被害を防ぐことができます。足場の防犯対策には、即座に異常を検知して、対応する必要があるため、AIカメラの導入が有効といえます。
AIカメラでできる足場の防犯対策
AIカメラは、従来の防犯カメラに備わっていた「抑止力」と「トラブル発生時の証拠能力」に加えて、「威嚇」と「通知」の機能が追加されています。
侵入者をリアルタイムで検知し、即座に警告・通知を行えるため、足場を利用した犯罪の未然防止に効果的です。
具体的には、以下のような防犯対策ができます。
AIカメラで可能な足場の防犯対策例
- 「異常を検知→警告→通知」の流れを自動化し、即時対応できる
- サイレンや回転灯で侵入者を威嚇し、犯罪を未然に防げる
- スマホやPCから遠隔監視でき、現場にいなくても防犯対策ができる
- 従来の防犯カメラより誤検知が少なく、正確に監視できる
AIカメラは、従来の防犯カメラでは行えなかった対策ができるので、足場の防犯対策として導入を検討してみるのもよいでしょう。
足場の防犯対策ができるAIサービス
足場の防犯対策としてAIカメラを検討している場合、ぜひ株式会社トリニティーにご相談ください。
弊社ではAIのセキュリティソフトウェアを自社開発しており、防犯カメラに合わせて最適なサービスを提供できます。
他社のカメラにも接続可能で、すでに防犯カメラを設置済みの場所にも後付で侵入検知システムを導入できるのも特徴です。
まずは、お気軽にご相談ください。
足場の防犯対策はトリニティーにお任せください!
足場が設置されると、一時的に建物の防犯レベルが低下し、不審者に狙われやすくなります。空き巣や侵入リスクを軽減するためには、防犯対策が必須です。
弊社トリニティーでは、AIカメラを活用した最新の防犯システムを駆使して、足場の防犯対策を強化できます。
加えて、防犯フィルムやセンサーライトをかけ合わせた最適なプランのご提案が可能です。
足場の防犯対策を検討中の方は、ぜひ トリニティーにご相談ください。