AI顔認証とは?
AI顔認証は、AI技術を用いて人間の「顔」の特徴を解析し、個人を特定する技術です。目、鼻、口などの位置から顔の特徴をAIカメラで収集し、これをもとに個人を判定します。この仕組みはドアの開閉や警報装置の作動など、さまざまな装置と連動可能で、セキュリティの分野で広く活用されています。
この記事では、AI顔認証について解説します。
AI顔認証とカギの違い
顔認証は、指紋認証や静脈認証、虹彩認証などと同じく、「バイオメトリクス認証(生体認証)」の一種です。
例えば、入退室管理システムで使用され、扉を解錠するカギの役割を果たします。
パスワード認証やカードキー認証と比較して、セキュリティ性が高いとされ、多くの企業で導入が進んでいます。
特に顔認証は、駅や空港の出入り口で犯罪者の特定や追跡する目的で利用されるほか、店舗でVIP顧客を判定する目的で利用されるなど、指紋認証や静脈認証に比べて、より幅広い業界で利用されています。
バイオメトリクス認証の利用シーン比較
顔認証は、防犯目的とカギとしての利用の両方で利用されることが多い一方、指紋認証、静脈認証、虹彩認証は、主にカギとして利用されます。
防犯として | カギとして | |
---|---|---|
顔認証 | ◯ | ◯ |
指紋認証 | ✕ | ◯ |
静脈認証 | ✕ | ◯ |
虹彩認証 | ✕ | ◯ |
※指紋は、犯罪現場に残された場合は証拠資料として扱われますが、防犯目的で直接利用されることはありません。
AI顔認証のメリット・デメリット
メリット
- 簡単なデータ管理
- 多目的な活用
- 高いセキュリティ性
- 利便性の向上
AI顔認証は、AIカメラを活用して顔の特徴を収集し、個人を特定することができるため、顔データをラベル付けして管理することで効率的な運用が可能です。犯罪者の特定やVIP顧客の判定といった幅広い用途にも活用されています。
また、顔の特徴が個別性に優れているため、なりすましや不正防止に効果的で、入退室管理をスムーズに行うことで、本人確認の手間を大幅に軽減する利便性も備えています。
デメリット
- 個人情報保護の課題
- データ漏洩のリスク
- 環境要因の影響
顔データは重要な個人情報であるため、個人情報保護法に基づく厳重な管理が求められます。一度第三者の手にデータが渡れば、行政処分の対象となるリスクがあるため、特に注意が必要です。そのため、管理者を設置し、適切な運用と管理体制が求められます。
また、顔データが流出した場合には悪用されるリスクが高いほか、照明の明暗、メイクの濃淡、マスクの有無などの環境要因によって認証精度が低下する可能性がある点も課題です。
AI顔認証システム「フェイスアラート」
トリニティーの店舗向けAI顔認証システム「フェイスアラート」は、業務効率化や顧客対応品質の向上など、さまざまな目的でご活用いただけるAIカメラシステムです。
弊社のAI顔認証システムは1箇所あたり月額8,000円~(出入り口1箇所の場合)の低価格でご利用いただくことができ、通常のセキュリティカメラとしての録画機能も備えているため、セキュリティ強化と店舗のIT化を同時に実現することができます。
設置台数によって料金は異なりますので、無料の現地調査で詳しいご料金をご案内させていただきます。
店舗の業務効率化にAI顔認証システムを活用したい方や低コストで導入を検討されている方など、AI顔認証システムにご興味のある方は、ぜひ一度お電話、メールまたはLINEでお問い合わせください。