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エンドポイントセキュリティとは?
種類やウイルス対策ソフトとの違い、定番ESETでの対策を解説

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【3分でわかる】エンドポイントセキュリティとは?
種類やウイルス対策ソフトとの違い、中小企業の定番ESETも

エンドポイントセキュリティとは、パソコンやスマホなどネットワークにつながる端末を、サイバー攻撃から守る対策のことです。

テレワークの広がりで端末が狙われやすくなり、企業の規模を問わず重視されています。

この記事では、エンドポイントセキュリティとは何か、ウイルス対策ソフトとの違いや種類、そして中小企業の定番であるESETまで、わかりやすく解説します。

エンドポイントセキュリティとは?意味をわかりやすく解説

エンドポイントセキュリティとは、ネットワークにつながる端末(エンドポイント)を、ウイルス感染や不正アクセスなどのサイバー攻撃から守る対策のことです。

エンドポイント=ネットワークに接続される端末

「エンドポイント」と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、意味は「ネットワークに接続される端末」のことで、私たちが日常的に使っている機器のほとんどが当てはまります。

エンドポイントの具体例

  • パソコン(デスクトップ・ノート)
  • スマートフォン・タブレット
  • サーバー
  • 複合機やPOSレジなど、ネットワークにつながる業務機器

特別な機器のことではなく、「いま、この記事を読んでいるその端末」もエンドポイントの1つです。

エンドポイントセキュリティが重要視される理由

エンドポイントセキュリティが重要視される背景には、大きく2つの変化があります。

理由①:働き方の変化

  • テレワークやクラウドサービスの普及で、社外から業務データへアクセスする機会が増えた
  • 「社内ネットワークの入口だけを守る」従来の対策では、防ぎきれないケースが出てきた

理由②:サイバー攻撃の変化

  • 攻撃の手口が巧妙化し、セキュリティ対策の弱い端末が狙われるようになった
  • 1台の端末への感染が、組織全体の情報漏えいや業務停止につながる危険がある

こうした変化により、端末そのものを守るエンドポイントセキュリティの重要性が高まっています。

ウイルス対策ソフトと何が違う?エンドポイントセキュリティの種類

「端末を守る」と聞いて、ウイルス対策ソフトを思い浮かべた人も多いのではないでしょうか。

実は、ウイルス対策ソフトはエンドポイントセキュリティの一部です。
まったく別のものというより、「どこまで守ってくれるか」の範囲が違います。

エンドポイントセキュリティにはいくつか種類があるので、まずは全体像を表で押さえましょう。

エンドポイントセキュリティの主な種類

種類 役割
EPP ウイルスを「入れない」ための対策。いわゆるウイルス対策ソフト(アンチウイルス)
NGAV EPPの進化版。AIで未知のウイルスや怪しい動きも検知する「次世代アンチウイルス」
EDR 「入られたあと」の対策。端末を常に監視し、不審な動きを見つけて素早く対処につなげる
MDR EDRの監視・運用を専門家に任せられるサービス
DLP 情報漏えい対策。重要なデータの持ち出しや不正な送信をブロックする
IT資産管理 社内の端末を一元管理。USBメモリの使用制限や、ソフトの更新漏れチェックなど

このうち、端末を守る対策の中心となるのがEPPとEDRの2つです。

よくあるウイルス対策ソフトはEPPにあたり、ウイルスが端末に入り込むのを防ぐ「門番」の役割です。
ただし、攻撃の手口が巧妙化した今、侵入を100%防ぐことは難しくなっています。

そのため、EPPに加えてEDRを組み合わせ、「侵入されることを前提に、すぐ見つけて、被害が広がる前に対処する」ところまでが重要になっています。

UTMがあればエンドポイントセキュリティは不要?

UTM

結論から言うと、UTMがあってもエンドポイントセキュリティは必要です。
両者は守る場所が違うからです。

UTMとエンドポイントセキュリティの違い

  • UTM・ファイアウォール:ネットワークの「入口」に置いて、社内に出入りする通信をまとめて検査する
  • エンドポイントセキュリティ:「端末そのもの」に入れて、1台1台を守る

どちらか一方だけでは、入口をすり抜けた攻撃や、社外に持ち出したノートPCをカバーできません。
役割が違うため、本来は組み合わせて使うものです。

なお、UTMとエンドポイントセキュリティの二段構えは、あくまで「ネットワークと端末」を守る対策です。

クラウドサービス上のデータ保護や、IDの管理(多要素認証など)、オフィスへの侵入といった物理面の備えは、それぞれ別の対策が受け持ちます。
すべてを一度にそろえる必要はありませんが、「これで全部が守られるわけではない」ことは知っておいて損はありません。

エンドポイントセキュリティの定番「ESET」とは?

エンドポイントセキュリティの定番「ESET」とは

こうしたエンドポイント対策の製品として、よく名前が挙がるのが「ESET(イーセット)」です。

ESETは、ヨーロッパ・スロバキア発のセキュリティ専門企業が開発する製品です。
1987年の創業から30年以上、セキュリティ一筋で技術を磨き続けており、世界中に置かれた研究開発拠点で、日々新しい脅威を研究しています。

日本ではキヤノンマーケティングジャパングループが販売とサポートを担っており、法人向けでは監視や運用支援を含むサービスも用意されています。

エンドポイントセキュリティ製品としてのESETの特徴

エンドポイント対策の製品は数多くありますが、その中でESETの特徴を整理すると、次の3点です。

  • EPPからEDR・MDRまで対応:EPPを中心に、法人向けではEDRやMDRも組み合わせて、侵入の前後をカバーできる
  • 第三者機関からの評価:セキュリティ製品のテスト「VB100アワード」を多数受賞。動作の軽さにも定評がある
  • 世界と国内の実績:世界各国で利用されており、日本でも2003年から販売されている

この記事で紹介してきた「EPPで防ぎ、EDRで入られたあとに備える」という基本の形を、ひとつのメーカーでそろえられる点が特徴です。

ESETの主なサービス内容

できること 内容
脅威モニタリング 一部の法人向けサービスでは、24時間365日体制で環境を監視。週次/月次のレポートでモニタリング情報を受け取り可能
脅威ハンティング ESET社のセキュリティエンジニアが検出を継続的に確認・評価。脅威が確認された場合はインシデントを作成
初動対応 脅威が検出された場合、ネットワーク隔離やプロセス停止などの初動対応を行うサービスも用意
テクニカルサポート 24時間365日、サービスやESETプログラムについての問い合わせに対応。キヤノンマーケティングジャパングループによる日本語サポート

※記載の内容は一例です。ご契約のプランにより、含まれるサービスは異なります。また、インシデントの調査・対応は含まれず、初動対応以降はお客様の作業となります。

被害の6割は中小企業…
エンドポイントセキュリティが必要な理由

結論から言うと、中小企業にこそエンドポイントセキュリティは必要です。

「サイバー攻撃なんて、大企業の話では?」と思われがちですが、実際は逆で、ランサムウェアの被害件数は圧倒的に中小企業が多くなっています。

ランサムウェア被害の報告件数(令和7年・規模別)

1位 中小企業 143件
2位 大企業 64件
3位 団体等 19件
出典:警視庁 サイバーセキュリティ対策本部 マルウェア「ランサムウェア」の脅威と対策(脅威編)

報告された226件のうち143件、およそ6割が中小企業です。

中小企業が狙われる理由は単純で、攻撃する側から見て「入りやすい」からです。

近年は「RaaS」と呼ばれる、ランサムウェアを誰でも使えるサービスとして提供する仕組みが広がり、攻撃のハードルが大きく下がりました。
攻撃が簡単に・大量にできるようになった結果、セキュリティ対策が手薄な会社ほど「少ない労力で侵入できる狙い目」になっています。

狙われるのは、社員が毎日使っている「端末」

なりすましメールの添付ファイルからウイルス感染

では、攻撃はどこから入ってくるのでしょうか。

多くの場合、入口になるのは社員一人ひとりが毎日使っている端末=エンドポイントです。
そして中小企業では、この端末の対策が後回しになりがちです。

中小企業の端末が突破されやすい理由

  • なりすましメールの添付ファイルを1回開くだけで、端末が感染してしまう
  • 1台の感染から、社内ネットワーク全体に被害が広がる
  • 専任のIT担当者がいないため、感染に気づくのが遅れやすく、被害が大きくなりがち

つまり中小企業が狙われやすい背景には、「守られていない端末」の多さがあります。
エンドポイントセキュリティは、そのリスクを下げるための重要な対策です。

エンドポイントセキュリティと合わせて検討したい、
UTMによる入口対策

ESETのようなエンドポイントセキュリティを導入しても、それだけでは守りきれない攻撃があります。

エンドポイントセキュリティが守るのは、あくまで「端末そのもの」です。

しかし攻撃の多くは、端末にたどり着く前に、まず会社のネットワークの「入口」を通ってきます。
この入口を固めるのがUTM(統合脅威管理)です。

UTMでできること

  • 外部からの攻撃をブロック:ファイアウォール機能で、社外からの不正なアクセスを入口で遮断する
  • ウイルスの侵入を入口で検査:メールやWeb通信を検査し、ウイルスが端末に届く前にチェックできる製品もある
  • 不正な侵入をいち早く検知:ネットワーク上の怪しい通信を監視し、攻撃の兆候を見つける
  • 情報漏洩につながる通信を制御:危険なサイトへのアクセス制限や、内部からの不審な通信の制御ができる

役割が違うので、どちらか一方ではなく、入口はUTM、端末はESETなどのエンドポイントセキュリティ、と組み合わせて守るのが基本です。

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エンドポイントセキュリティに関するよくある質問

エンドポイントセキュリティについてよくある質問を紹介します。

Q. 無料のウイルス対策ソフトでは不十分ですか?

無料のソフトでも、既知のウイルスを検知する基本的な機能は備えています。

ただし、法人利用が許可されていない製品が多く、会社の端末にそのまま使うのは注意が必要です。
さらに、侵入後の検知・対応(EDR相当)や、複数端末の一元管理といった高度機能は、無料版では限定的、または対象外のことが多いです。

Q. エンドポイントセキュリティとUTMは両方必要ですか?

守る場所が違うため、本来は組み合わせて使うものです。
UTMはネットワークの「入口」を、エンドポイントセキュリティは「端末そのもの」を守ります。

どちらか一方だけでは、入口をすり抜けた攻撃や、社外に持ち出した端末をカバーできません。

Q. ゼロトラストとエンドポイントセキュリティの関係は?

ゼロトラストとは、「社内だから安全」という前提を持たず、すべての端末やアクセスを確認してから信頼する考え方です。
端末を1台ずつ守るエンドポイントセキュリティは、その実現を支える代表的な手段のひとつです。

まとめ エンドポイントセキュリティとは「端末を守る」基本の対策

この記事では、エンドポイントセキュリティの基本と、定番のESETについて解説しました。

この記事のおさらい

  • エンドポイントセキュリティとは、パソコンやスマホなど、ネットワークにつながる端末を守る対策のこと
  • ウイルス対策ソフト(EPP)だけでなく、侵入後に対応するEDRとの組み合わせが基本
  • ランサムウェア被害の6割以上は中小企業なので、対策が必要
  • 端末はエンドポイントセキュリティ、入口はUTMの二段構えで守る

エンドポイントセキュリティは、会社の規模を問わず必要な対策になりつつあります。
ただ、守りを固めるなら端末だけでなく、入口の対策もセットで考えたいところです。

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