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レジのお金があわない!
過不足をごまかすリスクと再発防止策を解説

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レジ過不足の「ごまかし」はバレる?
原因・リスク・防止策を徹底解説

レジ金の過不足は、忙しい時間帯や新人スタッフが対応しているときなど、どのお店でも起こりやすいものです。

「怒られるのが怖い」「小さなミスだから隠してしまおう」
そんな心理から、ごまかしにつながってしまうこともあります。

しかし、過不足をごまかすと信頼を失ったり処分につながる大きなリスクがあります。

この記事では、レジ過不足が起きる原因やごまかしのリスク、正しい対処法と再発防止策についてわかりやすく解説します。

レジ過不足はなぜ起こるのか

レジの金額が合わない「過不足」は、どの店舗でも起こり得ることです。

とくに忙しい時間帯や、まだ慣れていないスタッフが対応しているときは、ちょっとしたことが原因で発生してしまいます。
ここでは、代表的な原因を分かりやすく見ていきましょう。

アルバイト・新人スタッフに多い操作ミス

レジの操作ミス

入ったばかりの頃は、レジの手順にまだ慣れていないため、焦ってボタンを押し間違えてしまうことがあります。

  • 商品を打ち忘れてしまう
  • 金額を二重に入力してしまう
  • 会計中に別の業務と並行して注意が散ってしまう

とくにピークタイムはお客様も多く、どうしても焦りやすいため、こうしたミスが重なってしまいやすいのです。

お釣りの渡し間違い・伝票処理ミス

お釣りの渡し間違い・伝票処理ミス

レジ過不足でよくあるのが「お釣りの渡し間違い」です。

  • 1,000円札と10,000円札を見間違える
  • 小銭を多く入れてしまう
  • レシートや伝票を確認せず処理してしまう

また、伝票をまとめて処理するお店では、未処理の伝票が混じってしまい、その結果として金額が合わなくなることもあります。

機械トラブルやPOSレジ不具合によるケース

機械トラブルやPOSレジ不具合によるケース

過不足は必ずしも人のミスだけではありません。機械側のトラブルで起こる場合もあります。

  • 自動釣銭機のセンサーがうまく作動せず、誤った金額のお釣りを出してしまう
  • POSレジのシステムエラーによって、売上や決済データが正しく反映されない
  • 釣銭機の内部に紙幣や硬貨が詰まり、正常に受付や払い出しができなくなる

こうした場合は、スタッフのせいではなく、機械の状態が原因になります。
だからこそ、日頃から点検やメンテナンスをしておくことがとても大切です。

「伝票を捨てる」など、ごまかしたくなる心理とリスク

「怒られたくない」心理から起きるごまかし

「怒られたくない」心理から起きるごまかし

アルバイトや新人スタッフの場合、レジでミスをすると「上司に叱られるのではないか」「信用を失ってしまうのではないか」と強い不安を感じることがあります。

その結果、

  • 伝票を処分して帳尻を合わせようとする
  • 小さなミスだから大丈夫と自己判断して隠してしまう
  • 「次から気をつければいい」と軽く考えて申告をしない

といった行動につながってしまうのです。

伝票を捨てればバレない?ごまかしが招く大きなリスク

レジの過不足をごまかすのは不正行為

レジの過不足を隠したりごまかしたりすると、単なるミスではなく「不正行為」として扱われます。

中には「伝票を捨てればごまかせるかも」と考えてしまう人もいますが、こうした行為は必ず後から発覚します。

  • 故意の隠ぺいと判断されれば懲戒処分の対象になる
  • 信頼を失い、シフトを減らされたり契約を打ち切られたりする
  • 悪質とみなされれば解雇処分になる場合もある

一度でもごまかしが見つかると、周囲からの信用を取り戻すのはとても難しくなります。

さらに、伝票を処分したり入力をごまかしたりすると、売上や在庫の数字が合わなくなります。
その結果、経営の信頼性が揺らぐだけでなく、他のスタッフへの疑いにもつながり、人間関係の悪化を招いてしまうのです。

実際にあったレジ過不足のごまかし事例

レジの過不足は「誰にでも起こりうること」ですが、それをごまかしてしまうと後々大きな問題につながります。
ここでは、実際に起きたごまかしの例を紹介します。

混雑で焦り、入力をごまかしてしまったケース

お客様が並んでいて焦った結果、レジ操作を誤ってしまい、過不足をそのままごまかして入力してしまった例です。

一時的に処理できたように見えても、最終的な締め作業でズレが発覚し、不審を招きました。

レジ金の不足で疑われたケース

レジ金が合わず、本人はごまかしたつもりはなくても、状況によって「隠したのでは?」と疑われてしまった例です。

このように、ごまかしていなくても説明できないズレは不信感につながります。

財布から50円を出して補填したケース

レジ金が不足していたため、咄嗟に自分の財布から50円を出してごまかした例です。

「小さな金額だから大丈夫」と思っても、後から発覚すれば「不正」とみなされる可能性が高く、信頼を失う大きなリスクとなります。

レジ不足は誰の責任?従業員が全額負担するのは違法?

厚生労働省の「確かめよう労働条件」でも明記されているように、労働者が仕事上のミスによって会社に損害を与えた場合でも、自動的に全額を賠償しなければならないわけではありません。

公式な説明では次のように示されています。

「労働者が仕事上のミス等により使用者に損害を与えた場合、労働者が当然に損害賠償責任を負うものではありません。
労働者のミスは企業経営の運営自体に内在するものであり、使用者がリスクを負うべきものと考えられます」

つまり、レジのお金が合わなかったからといって、その不足分を一方的に従業員に請求することは、信義則上認められないと明確にされているのです。

出典:確かめよう労働条件 仕事上のミスを理由とする損害賠償

損害賠償が発生するのはどんなとき?

通常のミスであれば、レジ不足を従業員に全額負担させることはできません。

しかし、わざと(故意)に過不足をごまかした場合や、重大な過失がある場合は話が別です。

厚生労働省の「確かめよう労働条件」でも次のように示されています。

事業の性格、規模、施設の状況、労働者の業務の内容、労働条件、勤務態度、加害行為の態様・予防・損害の分散についての使用者の配慮の程度その他諸般の事情に照らし、損害の公平な分担という見地から信義則上相当と認められる限度で、労働者が損害賠償の責任を負うことがあります。

つまり、全額請求されるわけではなく、状況に応じて「どこまで責任を負うか」が判断されるのです。

出典:確かめよう労働条件 仕事上のミスを理由とする損害賠償

レジ金が合わないときの正しい対応

スタッフが正直に申告した場合の対応

金額が合わないことを正直に申告してきたスタッフには、まず感謝の気持ちを伝えることが大切です。

「正直に伝えてくれてありがとう」と声をかけるだけでも安心感が生まれ、今後も隠さず報告してもらえる信頼関係につながります。

そのうえで、伝票やレシートを一緒に確認し、冷静に原因を探す姿勢を持つことが必要です。

ごまかしと判断できないときに注意すべきこと

不足分が出ても、すぐに「ごまかした」と決めつけてはいけません。

忙しい時間帯やシステムトラブルなど、スタッフの責任ではないケースも少なくありません。

証拠や状況を確認せずに叱責すると、信頼を損なうおそれがあります。

管理者は事実確認を丁寧に行う姿勢を意識しましょう。

信頼関係を損なわないための指導方法

レジ過不足は、責めるのではなく再発防止に向けた学びの機会にすることが理想です。

  • 人前では叱らず、落ち着いた場で伝える
  • 冷静で具体的な指導を心がける
  • 「どうすれば防げるか」を一緒に考える姿勢を示す

このように配慮すれば、スタッフも「改善に向けたアドバイス」と受け止め、前向きな意識改革につながります。

レジ過不足やごまかしを防ぐ具体的な3つの対策

レジの過不足は「注意すればゼロにできる」というものではありません。人が対応している以上、どうしてもミスは起こり得ます。

だからこそ、仕組みでミスを減らす工夫が大切です。
ここでは代表的な方法を紹介します。

紙幣のダブルチェック

紙幣のダブルチェック

高額紙幣を扱うときは、スタッフ2人で確認する仕組みをつくると安心です。

一人で作業するとどうしても見落としや勘違いが起きやすくなりますが、二重で確認するだけで、レジの過不足が発生するリスクを大きく減らせます。

実施するときのポイントは次の通りです。

  • 閉店時や大きな金額を扱うときは2人で確認する
  • 確認した内容をチェックリストに記録する
  • 誰と誰がチェックしたのかを明確にしておく

こうして仕組み化することで、責任の所在がはっきりし、スタッフ全員が安心して業務に取り組めるようになります。

POSレジと自動釣銭機の連携

POSレジと自動釣銭機の連携

POSレジと自動釣銭機を連携させると、人が計算する場面が減ります。その分、ミスの発生も少なくなります。

会計データとお釣りの金額が自動で一致するので、ズレが起きにくくなり、管理者も確認しやすい環境になります。

ただし、POSレジだけでは不十分です。
新人スタッフによる数え間違いや、忙しいときのお釣りの渡し忘れまでは防ぎきれません。

そこで自動釣銭機を組み合わせるメリットがあります。

  • レジ担当者が自分で計算する必要がなくなる
  • 誰が操作しても正確にお釣りを渡せる環境がつくれる
  • ミスや疑いが減り、スタッフも安心して業務に集中できる

防犯カメラで証拠を残し、過不足のごまかしを防ぐ

防犯カメラで証拠を残す

防犯カメラをレジに設置すると、やり取りを映像で記録できます。

  • お釣りの渡し間違い・渡し忘れを後から正確に確認できる
  • レジ金の過不足が「ごまかし」なのか単純ミスなのかを感覚ではなく事実で判断できる
  • クレームやトラブルが起きても証拠が残るので安心して対応できる

さらに大きなメリットは、スタッフの安心感が高まることです。

「疑われたらどうしよう」「自分のせいにされないか」といった不安は、アルバイトや新人スタッフにとって大きなストレスです。
しかしカメラがあれば、やっていないことを証明できる環境になるため、不当な疑いをかけられる心配が減ります。

防犯カメラを導入しておけば、過不足の原因をはっきりさせられるので、お店とスタッフの両方を守ることができます。

レジ過不足・ごまかし対策におすすめ!レジ専用カメラ

レジ周りのトラブルを防ぐには、レジ専用の防犯カメラが効果的です。

弊社の「レジカメ」は、500万画素の高画質カメラにマイクを搭載し、音声録音や長期間の録画が可能なレジ専用システムです。
お金や商品の受け渡しを映像と音声で記録できるので、過不足やごまかしが起きても後から確認できます。

レジカメを導入するメリット

  • お金のやり取りを正確に残せる
  • クレームやカスハラ対策になる
  • 業務の効率化に役立つ

このように多くの効果が期待できるレジカメですが、導入しやすい料金体系も特徴です。
初期費用0円・月額5,500円(税込)~ご利用いただけます。

※契約期間は5年以上となります。詳細はお問い合わせください。
※本システムはインターネット回線を利用します。回線がない場合は、オプションでSIMプランをご利用いただけます。

レジカメが活躍する店舗の例

  • 飲食店:忙しい時間帯のレジ混雑での渡し間違いや、クレーム対応に
  • コンビニ・小売店:新人スタッフのレジ操作確認や、万引き・不正防止に
  • ドラッグストア:大量の会計やセルフレジでの不正防止に
  • アパレル店舗:複数スタッフが交代でレジを使う際のチェックに

よくある質問

Q.レジの不足分を従業員が自腹で払うのは普通ですか?

A. 厚生労働省の見解では、レジの過不足を一方的に従業員に請求することは認められていません。
まずは「なぜ過不足が起きたのか」を確認し、その上で仕組みを改善することが優先されます。

Q.レジのごまかしは本当にバレるのですか?

A. 金額のズレは必ず締め作業で確認されます。
さらに防犯カメラやPOSデータと照合されるため、隠すことは難しく、後から必ず発覚します。

Q.防犯カメラを設置するとスタッフに嫌がられませんか?

A. 防犯カメラは「監視のため」ではなく、トラブルを防ぎスタッフとお店を守るために設置するものです。

設置時には理由をきちんと伝え、レジ周りだけを映すなどプライバシーに配慮すれば、スタッフも安心できます。
その結果、やっていないことを証明でき、不当な疑いを防ぎ、信頼関係の強化につながります。

まとめ レジ金の過不足のごまかしは大きなリスクに

レジ金の過不足は、どの店舗でも起こり得る身近な問題です。
ただし、それをごまかして隠してしまうと「不正」と見なされ、仕事を失ったり、信頼をなくしたりする大きなリスクにつながります。

大切なのは、スタッフが安心して「正直に申告できる環境」をつくることと、同じことを繰り返さないための工夫を取り入れることです。

防犯カメラや自動釣銭機を導入すれば、お店とスタッフの両方を守り、安心して働ける店舗づくりにつながります。

弊社では、レジ専用カメラをはじめ、店舗の特性にあわせた防犯カメラシステムをご提案しています。
現地調査やお見積りは無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。