PTZ防犯カメラとは
PTZ防犯カメラとは、パン(Panoramac=水平方向の首振り)、チルト(Tilt=垂直方向の首振り)、ズーム(Zoom=映像の拡大・縮小)の操作をできるカメラのことで、パソコンやスマートフォンのアプリなどで遠隔で操作できます。
防犯カメラは基本的に定点を観測するカメラですが、PTZカメラなら広範囲にわたって監視ができるので、PTZ操作が可能な防犯カメラを希望されるお客様も多くいます。今ではドーム型防犯カメラの機能の一つとしてPTZ装置が組み込まれるようになり、PTZ操作可能なドーム型防犯カメラも多く販売されています。
このページではPTZ防犯カメラについて、どんな現場に向いているのかやメリット・デメリットをご紹介します。
PTZ防犯カメラの昔と今
今のPTZカメラというと、カメラのレンズを垂直方向、水平方向に動かすことができ、ズーム操作ができるようなカメラが浮かびますが、以前はは「雲台」と呼ばれるカメラの台座が動いてパン・チルト(首振り)操作ができるようになっていました。
雲台を作る大手メーカーの倒産により、2000年頃から雲台を使ったカメラはあまり出回っておらず、現在はドーム型カメラの機能に機能として組み込まれるようになりました。
弊社でもPTZ操作ができるカメラをご要望いただくことはあり、様々なお客様の元へPTZ防犯カメラを設置させて頂いています。
PTZカメラの特徴とメリット・デメリット
PTZカメラには同軸ケーブルを使うAHDカメラなどの防犯カメラ、LANケーブルを使うネットワークカメラ、どちらも販売されています。
どちらのカメラを使うのが良いかは設置環境やカメラシステムの設計内容により異なり、業者により意見が分かれたりもします。
心配な方は複数の業者に問い合わせてみるのが良いかもしれません。
PTZカメラを使うメリット
PTZカメラはそれをコントロールする人がいて初めて機能的に利用することができます。
工場などでなく見たい、作業する人の手元などを詳細に見たい場合にとても便利です。
つまり、防犯カメラを動的に使いたい人にはPTZカメラがぴったりです。
PTZカメラを使うデメリット
PTZカメラも普通のカメラではあるので、カメラが向いている方向しか録画はできません。
普通のカメラに比べ高価なので普通のカメラを4方向に向けて設置するほうが安いことがあります。また、PTZカメラには赤外線照射機能がないものが多く、夜間は撮影できない機種が多いです。
広範囲を俯瞰して撮影・録画したいという場合にはPTZは不向きといえるでしょう。
PTZカメラはこんな場所におすすめ
防犯カメラを専門とするトリニティーでは業種環境問わず様々な現場で防犯カメラを設置させて頂いています。
PTZカメラは操作ができるのが特徴なカメラなので、監視できる場所と警備員が揃った施設で、広い施設や工場の監視、牛舎など見回りの負担軽減によく利用されます。具体的には下記のような場所でよく設置させて頂いています。
牛舎
牛舎では防犯カメラを防犯目的の他、牛舎内の状況確認のためにスマホなどで遠隔でライブ映像を見ることが多く、PTZカメラならその時に見たいポイントへ首振り操作、ズームをして自由に確認できるのでPTZカメラが便利です。
弊社では牛舎専用の監視カメラとして工事不要のカメラMOWCAMの提供が可能です。
出産を控えた牛の見守り、従業員の負担軽減など、多くの畜産農家様に喜んでいただいています。
工場
工場では生産過程でトラブルがあった時に迅速に対処する必要があります。
中には作業中の工程や手元を詳しく確認したいという状況もあり、PTZカメラが選ばれることがあります。
ショッピングモール・テーマパーク
人の多く集まる商業施設は防犯カメラが必要不可欠です。
ショッピングモールやテーマパークのような大規模な場所には警備員が配置されており、遠隔で操作しながら警備を行うことでより安全かつ正確に警備を行うことができます。
各メーカーのPTZカメラを販売・設置可能
トリニティーは国内外問わず幅広いメーカーの防犯カメラをお取り扱いしています。
PTZカメラは各種メーカーが生産しており、設置現場に合わせておすすめさせて頂いています。以下以外のPTZカメラも取り扱っていますので、ご希望の機種がある場合はご相談ください。
設置可能なPTZカメラの例
200万画素PTZネットワークカメラ DH-SD1A203TN-GN
防犯カメラで高いシェア率を誇る Dahua(ダーファ)のPTZカメラです。
弊社で通信販売も行っています。
30倍ネットワークPTZドームカメラ SNP-3301KN
パン360度、チルト190度の首振り操作ができる、ハンファテックウィンのPTZカメラです。
1.3メガピクセル32倍ズームPTZカメラ SNP-5321KN
32倍の光学ズーム、16倍のデジタルズーム機能を搭載したPTZカメラです。
広範囲の監視なら360度カメラもおすすめ
弊社ではPTZカメラより360°カメラを販売することが増えています。360°カメラは全方位を常時撮影・録画することができ、更に赤外線も360°に向けて照射するので夜間も撮影が可能です。
360度カメラは1台で広範囲を撮影でき需要は伸びていますが、現状、比較的値段が高いカメラなので大規模工場やショッピングモールなどで採用されることが多いです。
設置可能な全方位カメラの例
パナソニック AI搭載全方位カメラWV-S4576LUX / WV-S4556LUX
パナソニックの業務用ネットワークカメラ「I-Proシリーズ」の屋外対応全方位対応カメラです。
3メガピクセルカメラ SNF-7010KN・KVN
ハンファテックウィン製の全方位カメラ。室内専用の製品と屋外対応があり、環境に応じて選べる全方位カメラです。
800万画素360度カメラ XNF-9010RV
800万画素(4K)で撮影可能な360度カメラで、屋外・室内共に設置対応可能です。
最適な防犯カメラを低価格で
弊社は各メーカーの防犯カメラを取り扱う専門店であり、自社でも防犯カメラシステムを開発するメーカーでもあります。
防犯カメラの工事にはセキュリティの知識、機器に関する知識、現場に合わせた工事の知識どれも欠かせません。
弊社は防犯カメラの専門店として、屋外、室内、現場の規模問わずあらゆる現場で防犯カメラシステムの設計、工事を行い、複雑な工事も対応が可能です。
設置環境、お客様のご希望に合ったカメラを最適な方法で、専門店ならではの低価格で提供させて頂きます。
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