訪問詐欺・訪問買取詐欺に要注意!
怪しい貴金属買取の実例と効果的な対策
悪質な訪問詐欺や訪問買取詐欺は、「点検します」「無料です」「買い取ります」と親切そうに装いながら、現金や貴金属をだまし取る悪質な手口です。
「自分は大丈夫」と思っていた人ほど狙われやすく、被害は今も増え続けています。
このページでは、今急増している訪問詐欺・訪問買取詐欺の最新手口や、怪しい訪問の見分け方、効果的な対策、さらに相談先までを詳しく解説します。
大切な家族や自分を守るために、今日からできる対策を一緒に確認していきましょう。
この記事はこんな人におすすめ
- 最近、自宅に「点検」や「買取」を名乗る訪問者が来て、不安を感じたことがある
- 高齢の親や、一人暮らしの家族が訪問詐欺に遭わないか心配している
- 訪問詐欺の手口や対策を、基本から分かりやすく知っておきたい
- 自宅の防犯対策を見直したいと考えている
訪問詐欺の代表的な手口
訪問詐欺とは、業者や販売員を装った人物が自宅を訪れ、「点検します」「買取します」などと言葉巧みに近づき、嘘の説明や強引な勧誘で契約を結ばせたり、お金や貴金属などをだまし取ったりする詐欺行為のことです。
近年は、高齢者や一人暮らしの世帯を狙ったケースが増加しており、誰でも被害に遭う可能性があります。
では、実際にどのような手口があるのでしょうか?次に、よくある訪問詐欺の種類をご紹介します。
点検商法 ― 無料点検を装って高額契約を迫る
点検商法とは、「無料で点検しています」と突然訪問し、屋根や水道、床下などの住宅設備を勝手に調べ、「このままだと危険です」「今すぐ修理が必要です」と不安を煽って、高額な修理やリフォーム契約を迫る悪質な手口です。
被害例
- 屋根や配管を勝手に点検し、法外な点検費を請求された
- 点検を装って屋根に上がり、わざと屋根を壊して修理を強要された
- 「無料点検」と言われて応じたら、強引にリフォーム契約を結ばされた
警察庁が注意喚起!点検商法の摘発件数が過去最多に
2024年、警察庁は悪質なリフォーム業者による点検商法の摘発件数が過去最多の66件に上ったことを発表しました。
これを受けて警察庁は、「突然訪問してきた業者には、たとえ『無料です』と言われても、その場で点検させないようにしてください」と注意を呼びかけています。
悪質リフォーム業者の「点検商法」事件 過去最多の66件 警察庁工事商法 ― 「キャンペーン中」と急かして不要工事を契約させる
工事商法とは、「キャンペーン中です」「今なら特別価格で工事できます」と言葉巧みに勧誘し、必要のない工事を契約させようとする手口です。
突然の訪問で、「今日契約すれば割引できる」と急がせるのが特徴で、冷静な判断をさせないように仕向けてきます。
被害例
- 屋根の塗装や外壁の修繕を「安くします」と勧められたが、実際は相場より高額だった
- 「地域限定の割引です」と契約を急がされたが、調べると実施していないキャンペーンだった
かたり商法 ― 公的機関や大手企業を装って信用させる
かたり商法とは、市役所・水道局・電力会社・消防署など公的機関や大手企業の職員を装って訪問し、信頼を得たうえで金銭や個人情報をだまし取る手口です。
「定期点検に来ました」「調査のご協力をお願いします」と言って玄関を開けさせ、不要な商品を売りつけたり、家に上がり込んで金品を盗むケースもあります。
被害例
- 「市役所の者です。還付金の手続きができます」と言われ、口座情報を伝えてしまった
- 「水道局の点検です」と訪問され、自宅に入れたら財布から現金を抜き取られていた
- 「消費センター職員」とかたって、床下換気扇の撤去費用を請求された
訪問だけでなく不審電話にも注意!
詐欺といえば訪問だけではありません。最近では、自宅や携帯電話への不審な電話による詐欺被害も増えています。
「○○の返金手続きがある」「銀行口座の確認をしたい」などと言いながら、名前・住所・口座番号・暗証番号などの個人情報を聞き出そうとする手口が典型です。
また、「至急手続きが必要です」「今日中に対応しないと損をします」などと急がせて、冷静な判断をさせないよう仕向けてきます。
どんなにもっともらしく聞こえても、不審な電話にはその場で情報を伝えず、一度電話を切って確認することが大切です。
訪問買取詐欺に注意!怪しい「貴金属買取」の見分け方
訪問販売だけでなく、訪問買取にも十分な注意が必要です。
訪問買取とは、買取業者が自宅を訪れて、その場で商品を査定・買取してくれるサービスのことです。
不用品の整理や遺品整理などで便利に感じる方も多い一方で、悪質な業者による詐欺まがいの手口も後を絶ちません。
実例で見る訪問買取詐欺 「不用品買い取り」を口実にした訪問窃盗事件
実際に、訪問買取を装った悪質な事件も報じられています。
- 「不用品の買い取り」を口実に高齢者宅を訪問
- 貴金属や高額品を強引に持ち去る
といった、いわゆる訪問窃盗グループによる手口です。
このような事件からも分かるように、「訪問買取=必ず安心」ではない という点を押さえておくことが重要です。
参考:Yahoo!ニュース「不用品買い取り」口実に “訪問窃盗グループ”の男逮捕巧妙な役割分担に要注意(アポインター・クローザーの手口)
訪問買取詐欺には、巧妙な役割分担や心理的な誘導を使った手口が多く見られます。
たとえば、まず「アポインター」と呼ばれる人物が住民に「不用品を買い取りたい」と提案します。
住民が応じると、次に「クローザー」と呼ばれる担当者が現れ、査定を進める流れになります。
このやり取りの隙を狙い、貴金属を盗んだり、本物と偽物をすり替えたりする悪質な事例も確認されています。
出典:Yahoo!ニュース「不用品買い取り」口実に “訪問窃盗グループ”の男逮捕怪しい訪問買取業者の特徴チェックリスト
- 依頼していないのに突然訪問してくる
- 「近くを回っていて…」などと説明し、アポなしで押しかける
- 大手業者の名前をかたって信用させる
- 実在する会社名を名乗り、安心させてから実際は無関係な業者だったケース。
- 査定を依頼した品以外の買取を強引にすすめる
- 指輪や時計を見せただけなのに「他にもありませんか?」「全部まとめて買い取ります」と執拗に迫る。
このように、訪問買取詐欺は一見「親切そうな不用品買取サービス」に見せかけながら、裏では住民をだまして貴金属など高額品を奪うことを狙っているのが特徴です。
貴金属買取の訪問が怪しいときの見極めポイント
訪問買取を利用する際は、次のような点を意識すると、怪しい業者を見抜く手助けになります。
見極めのポイント
- 訪問買取は自分から依頼した業者だけに対応する
- 玄関先での対応を避け、ドアは開けずに名刺や会社名を確認
- 少しでも不安を感じたら、その場で売らず、家族に相談
- 高額品だからこそ業者を見極める
「今すぐ売った方がいい」という言葉に流されてしまうと、後悔につながりかねません。
「すぐ売ってしまおう」と思わず、冷静に判断することが、訪問買取詐欺から身を守る一番の対策です。
訪問詐欺に狙われやすい人と家の特徴
訪問詐欺に狙われやすい家や人には、いくつかの共通点があります。
詐欺師たちは、「断りにくい」「判断力が鈍っている」「話を聞いてくれそう」といった特徴を見抜いて近づいてきます。
高齢の一人暮らしの方
玄関のチャイムが鳴り、知らない人に「無料で点検しています」などと話しかけられると、ついドアを開けてしまう方も多いかもしれません。
家族が近くにおらず、
「自分は大丈夫」と思っていても、詐欺師にとっては「対応してくれそうな家」として狙われている可能性があります。
屋根の見た目が古い家
屋根や外壁に汚れや劣化が見られる家は、訪問詐欺のターゲットになりやすい傾向があります。
詐欺師は外観を見て「点検が必要そうですね」「このままだと雨漏りしますよ」といった言葉で近づき、あたかも問題があるかのように不安を煽るのが常套手段です。
実際には問題がないにもかかわらず、「今すぐ工事しないと大変なことになる」と急かし、高額な修理契約を結ばせようとします。
「訪問販売お断り」のステッカーが逆効果になることも
玄関先に「訪問販売お断り」といったステッカーを貼ると、一見すると安心できる対策に思えます。
しかし、詐欺師によっては「過去に訪問販売の対応をした家」と判断され、かえって狙われる目印になる場合があります。
そのため、ステッカーはあくまで補助的な対策と考えることが大切です。
家族との情報共有や、防犯カメラ・インターホンの設置とあわせて実践することで、より確かな防犯につながります。
なぜ訪問詐欺にひっかかるのか?心理的な落とし穴
訪問詐欺は、相手の心の隙をつくような巧妙な言葉や態度で近づいてきます。
詐欺師たちは、一見親切そうに見せたり、不安を煽ったりして、相手に「断りにくい」「信用してもいいかも」と思わせる心理状態をつくるのが非常に上手です。
とくに、次のような心理を巧みに利用してきます。
- 「無料」「限定」などの言葉に安心してしまう
- とくに高齢者は“断ると悪い”と感じやすい
- 急かされると冷静な判断ができなくなる
- 善意につけこまれる
- 業者風の制服や名刺で信用してしまう
少しでも「おかしいな」「押しが強いな」と感じたら、その場で契約や返事をせず、いったん話を持ち帰ることが大切です。
冷静に家族や第三者に相談することで、多くの詐欺被害は未然に防ぐことができます。
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訪問詐欺かも?怪しいと感じたときの基本対応
突然の訪問で「点検します」「買取します」と言われたとき、「これって詐欺かも?」と少しでも不安に感じたら、まずは落ち着いて対応することが大切です。
以下のポイントを知っておくだけで、多くの被害を未然に防ぐことができます。
- 名刺をもらう
- 会社名・氏名・連絡先などを確認。名乗らない相手は要注意です。
- 身元確認をする
- 「会社に折り返し電話します」と伝え、名刺にある番号ではなく自分で公式サイトなどから調べて確認しましょう。
- きっぱり断る
- 「興味ありません」「家族に相談してからにします」と、曖昧な返事を避けて、はっきりと断りましょう。
- その場で契約・支払いは絶対にしない
- 少しでも不安を感じたら、「検討します」と言ってその場では絶対に契約しないようにしましょう。
不審に思った場合は、その場で対応せず、一度ドアを閉めて冷静になることが何よりの対策です。
どんなに親切そうでも、安易に話を進めず、必ず家族や信頼できる人に相談しましょう。
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訪問詐欺を防ぐために押さえておきたい具体的な対策
訪問詐欺は、「知らないうちにうっかり対応してしまう」ことから始まります。
だからこそ、事前の備えと対応ルールの徹底が被害を防ぐカギになります。
カメラ付きインターホンの活用
カメラ付きインターホンは、訪問詐欺を防ぐためのもっとも手軽で効果的な防犯対策のひとつです。
玄関を開ける前に、相手の顔や服装、名乗りの内容を確認できるため、不審者への対応を避けることができます。
メリット
- 玄関を開ける前に相手を確認できる
- 録画機能で訪問履歴を確認できる
- 高齢の方や一人暮らしのご家庭にとくにおすすめ
だからこそ、ドアを開ける前に相手を確認する習慣が、被害防止の第一歩です。
防犯カメラの設置
玄関に防犯カメラを設置することで、訪問詐欺の対策として大きな効果が期待できます。
「誰が来たか」を後で確認できるだけでなく、カメラの存在自体が詐欺師へのけん制効果にもなります。
最近ではスマホと連動させれば、外出先からでもリアルタイムで映像を確認することが可能です。
防犯だけでなく、家族の安全確認にも役立ちます。
メリット
- 詐欺師の接近を未然に防げる
- 録画で証拠を残せる
- 家族の見守りにも活用できる
家族・近隣住民との情報共有
訪問詐欺の被害を防ぐうえで、家族や近所の人たちとの情報共有はとても大切です。
詐欺師は「孤立している」「相談できる相手がいない」人を狙ってくる傾向があります。
だからこそ、日頃から周囲とつながり、怪しい情報を共有し合うことが抑止力になります。
情報共有の具体的なポイント
- 「こういう人が来た」と小さな違和感でも伝える
- 高齢の家族には、訪問者があったら必ず一言連絡してもらう習慣をつける
- ご近所とのちょっとした声かけが抑止につながる
クーリングオフ制度の活用
訪問販売や訪問による買取契約など、自宅で突然勧誘されて契約してしまった場合には、「クーリングオフ制度」によって契約を解除できる可能性があります。
クーリングオフ制度とは、特定の取引について、一定期間内であれば無条件で契約を解除できる消費者保護制度です。
主に「訪問販売」「電話勧誘販売」「訪問購入」などが対象です。
対象となる主な取引と期間
- 訪問販売・電話勧誘販売:契約書面を受け取った日から8日以内
- 訪問購入:契約書面を受け取った日から8日以内
※ただし、消耗品や一定の例外品目は除外される場合があります
参考:クーリング・オフ 特定商取引法におけるクーリング・オフができる取引と期間防犯カメラの活用でさらに安心
訪問詐欺や訪問買取詐欺を防ぐには、後から証拠を残せるようにしておくことがとても大切です。
防犯カメラがあれば、訪問者の顔や会話の様子を映像として記録でき、万が一のトラブル時にも客観的な証拠になります。
遠隔監視で離れていても確認できる
遠隔監視機能を活用すれば、外出先や離れた場所からでもスマホやパソコンで映像をリアルタイムに確認できます。
- 不審な訪問者が来たときにすぐに気づける
- 訪問の様子を録画して後から見返せる
- 高齢の家族が一人で対応していても安心
証拠を残すだけでなく、その瞬間に確認できる安心感も得られるのが遠隔監視の大きなメリットです。
費用を抑えるならレンタルという選択肢も
「防犯カメラは費用が高そう…」と感じている方も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが、初期費用0円で始められる弊社の防犯カメラレンタルプランです。
- 月額定額で機器・設置工事・保守サービス込み
- 故障時の修理や消耗品交換もサポート
- 導入後も安心して使い続けられる
訪問詐欺対策だけでなく、空き巣や不審者対策にもつながるため、コストを抑えたい方におすすめの方法です。
高齢者世帯には見守りカメラが効果的
とくに高齢の親が一人で暮らしている世帯では、訪問詐欺への不安に加えて「日常の見守り」が重要になります。
そこでおすすめなのが、見守りカメラ 「ユーコとヨーコ」です。
- コンセントに挿すだけで使える簡単設置
- 玄関に設置して靴が映れば「誰か来ている」とすぐ気づける
- 双方向通話機能で日常の声かけも可能
「ちょっとした声かけ」ができるだけでも、高齢の親にとっては大きな安心につながります。
怪しい訪問や勧誘を受けたときに相談できる窓口
訪問詐欺と気づかずに対応してしまった場合でも、落ち着いて正しい窓口に相談することが大切です。
不安を感じたときは、ひとりで抱え込まず、次の相談先を活用しましょう。
主な相談先
- 消費者ホットライン「188(いやや!)」
- お住まいの地域の消費生活センターにつながり、専門の相談員が対応してくれます。
- 警察相談専用電話「#9110」
- 今すぐ事件ではないが不安がある場合や、被害防止のために警察に確認したい場合に利用できます。
実際に被害に遭ってしまった場合は…
- 金銭を要求された
- 支払ってしまった
- 脅迫された、押し売りされた
このような場合は、迷わず最寄りの警察署へ相談することをおすすめします。
被害を最小限に抑えるには、早めの対応が何よりも重要です。
まとめ 訪問詐欺・訪問買取詐欺から身を守るために
このページでは、訪問詐欺や訪問買取詐欺の手口や被害例、そして日常生活でできる対策をご紹介しました。
訪問詐欺は「自分は大丈夫」と思っている人ほど狙われやすい傾向があります。
だからこそ、正しい知識を持ち、少しでも不安を感じたら冷静に対応することが大切です。
- その場で対応せず、必ず家族や信頼できる人に相談する
- 消費者ホットラインや警察相談専用電話を活用する
- 防犯カメラで映像や記録を残し、万が一に備える
こうした心がけが、被害を未然に防ぐ第一歩になります。
訪問詐欺対策には防犯カメラが効果的!
訪問詐欺や訪問買取詐欺を防ぐには、防犯カメラで記録を残すことが一番の安心につながります。
抑止力にもなり、万が一のときは証拠として活用できます。
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