太陽光発電所での防犯カメラ設置について
太陽光発電所は電線の盗難が多発し、防犯カメラの設置が必須ともいえる場所です。
銅や鉄などの資材の高騰により全国的に金属の盗難が多発し、各自治体や警察庁が注意を促しています。
警察庁の集計によると2020年の金属盗被害の件数は5,478件。これに対し2022年の金属盗被害は10,368件にまで急増しています。
参考:朝日新聞デジタル「金属盗が全国で急増中 被害件数は茨城が突出、狙われる施設とは」
また、電線の盗難ほどではありませんが太陽光発電所ではソーラーパネルの盗難、ゴミの不法投棄、動物の侵入による被害などのリスクもあり、弊社でも太陽光発電所への防犯カメラ設置は多くご相談いただいております。
このページでは太陽光発電所に欠かせない防犯カメラの性能やセキュリティの導入コストを下げるAI防犯カメラについてご紹介します。
太陽光発電所での盗難被害とトラブルリスク
2022年から山梨県の太陽光発電所での盗難被害が相次ぎ、件数にして30件、被害総額は約1億4,300万円にも上ると報道されています。
TBS NEWS「被害総額1億4,300万円!容疑者グループが逮捕されてもまだ続く太陽光発電施設のケーブル窃盗 共犯者か?別の窃盗グループか?」
他、最近では茨城県や千葉県での盗難事件も話題になりました。
太陽光発電所の盗難被害が多く発生しているのは今に始まったことではなく、過去にも各県で太陽光発電所で送電ケーブル、鉄、アルミなどの金属類が盗難被害がありました。
ケーブル盗難の被害は実質的な電線の盗難、盗難に伴う損失額だけではありません。
ケーブルが切断され太陽光パネルや周辺機器が故障してしまう可能性や故障によって太陽光パネルが発電できなくなり修理費用や発電できない期間の分だけの損失、そしてケーブルの切断された場所や状況によっては火災の可能性と、様々なリスクがあり、太陽光発電所の防犯を怠ることは非常に危険です。
そのため太陽光発電所ではどれだけ早く泥棒の存在に気づき、速やかな対処が出来たかが被害を抑えるポイントになります。
なぜ太陽光発電所に防犯カメラが必要なのか?
先述の通り、太陽光発電所を狙う泥棒の多くは高値で転売できる電線盗難を目的としています。
金属はあらゆる場所にあるのになぜわざわざ太陽光発電所が狙われるのか?それは人目につきにくい太陽光発電所の立地と、高値で売却できる金属類が多く置かれていること、そして侵入してしまえば盗みやすい環境など、泥棒に狙われやすい状況が出来てしまっていることが原因といえます。
特に夜間の盗難リスクは非常に高く、夜間の犯行に備えた防犯対策が必須になります。
防犯カメラは24時間365日稼働し、暗所での撮影が可能な機種を設置すれば夜間もしっかりとその場を監視することができ、映像で証拠を残してくれるので犯人の特定に役立ちます。
更に弊社のAIカメラなら人・車の侵入を検知しLINEで知らせます。
LINEでの通知だから泥棒の侵入にすぐ気づくことができ、警察に通報するなど素早い対処が可能です。
実際に太陽光発電所に防犯カメラを導入した事例
太陽光発電所に必要な防犯カメラのポイント
防犯カメラにも様々な機種があり、設置する場所や目的に合わせた機種をしっかりと効果があるように設置しなければ意味がありません。
太陽光発電所に設置する防犯カメラのポイントを簡単にまとめると以下のようなものとなります。
200万画素以上の画質
万が一泥棒が侵入し、その瞬間を撮影できても画質が荒くて詳細が確認できなければ撮影できていないも同然です。
この写真は200万画素の防犯カメラで撮影したものです。
弊社で設置する防犯カメラは基本的に200万画素以上となり、より鮮明な映像を確認したい場合は400万画素、500万画素の防犯カメラの設置も可能です。
設置の仕方や侵入者との距離にもよりますが200万画素異常であれば、人物の特定も十分できる画質といえます。
防水・防塵仕様で屋外設置が可能
太陽光発電所は山間部など人目のつきにくい屋外に位置することが多く、屋外を問題なく監視できることが必須となります。
雨風による影響や木の葉、ホコリがカメラの内部に入り故障してしまう可能性も十分にありえます。
そのため屋外に設置するカメラは防水・防塵性能を備え屋外でもしっかりと機能する機器であることが求められます。
夜間・暗所対応で24時間監視
太陽光発電所で起こる窃盗の多くは夜間の犯行と予想されます。
弊社では赤外線センサーを搭載し暗いところもしっかりと撮影できる防犯カメラを採用し、夜間も鮮明な映像を確認することができます。
パソコンやスマートフォンから遠隔監視ができる
太陽光発電所は職員が常駐しない場合が多く、防犯カメラの映像をお持ちのパソコンやスマートフォンで遠隔から見られる遠隔監視システムが人気です。
その場にいなくても現地の状況把握ができるので防犯の他、台風による影響を即座に確認するなど、現地状況の確認も簡単になります。
太陽光発電所の防犯カメラは保証が大事
防犯カメラは24時間365日常時撮影・録画を行う精密機器です。
特に屋外に設置する防犯カメラは落雷の影響や蜘蛛の巣がはられてしまって監視しにくくなるなどのことが考えられます。
そのため防犯カメラの設置業者を探す時は設置後の保証が充実した業者へ依頼することがおすすめです。
弊社は様々なケースでの防犯カメラの故障・不具合時にも無償で出張修理を行う保証サービス「あんしんメンテナンスパック」をご用意しております。
故障による急なコスト発生を防ぐこともでき、安心して防犯カメラをご利用いただくことができます。
太陽光発電所におすすめな防犯カメラシステム
防犯カメラ専門業者である弊社では、お客様のご予算、ご希望に合わせて様々な防犯カメラシステムが導入可能です。
人の常駐しない太陽光発電所では特に、防犯カメラが現地への侵入者の存在を検知しリアルタイムでLINEで通知するトリニティーAI人検知システムがおすすめです。
太陽光発電所でおすすめな防犯カメラシステムをご紹介します。
太陽光発電所への侵入をLINEで通知 AIカメラ一つで防犯カメラ+センサーの2つの役割を担う
警備システムとして多く導入されるのが防犯カメラとビームセンサーやパッシブセンサーを使った機械警備を組み合わせて、侵入者の存在を検知・記録するというものでした。
当然、2つのシステムを導入する場合はその分費用もかかります。
弊社のAI防犯カメラシステムは設置した防犯カメラの撮影範囲内に人または車の存在を検知すると、素早く撮影した画像をLINEで送り侵入者の存在を知らせてくれます。
AI防犯カメラ一つで「侵入者の検知」「通知」「記録」を行うことができ、1つのセキュリティで幅広い効果を持ちます。
セキュリティにかかるコストを安くし、更に従来のセンサーのデメリットであった誤作動も抑えられるのでとてもおすすめです。
このAI警備システムは太陽光発電所の他工事現場や工場など、室内・屋外に問わず様々な施設の警備システムとして人気です。
防犯カメラとセンサーライトで侵入者を威嚇
人の存在を検知し点灯するセンサーライトは防犯カメラと非常に相性が良く、一緒に設置させていただくことが多い機器です。
泥棒が近付くと明るく光って威嚇すると共に、光源となって撮影を補助する役目も期待できます。(ただし、山奥の太陽光発電所では威嚇にならないことが多い。)
ネット環境がない場所に防犯カメラ専用SIM
人が常駐しない太陽光発電所では遠隔監視システムがとてもおすすめですが、通常遠隔でカメラの映像を確認する場合インターネット環境を利用します。
太陽光発電所にインターネット環境・Wi-Fi環境がない場合は弊社の防犯カメラ専用SIMを使うことで通信を行うことができます。
AIを手軽な価格で導入
「AI機能のついた防犯カメラは高い」というイメージがある方もいるのではないでしょうか。
防犯カメラの性能は年々良くなり、今ではAIによる人検知機能や顔認証システム、遠隔監視システム、PTZ機能などお客様のご希望や設置目的に合わせたサービスをご提案できるようになりました。
弊社では自社で独自のAI・IoTシステムを開発し、自社で設置を行い、低価格で導入可能なAIカメラシステムを提供しています。
弊社のAIカメラシステム「トリニティーAI」は、予め警戒したいエリアを設定し、警戒エリアへ人、車が写るとLINEでその様子を送信します。
グループラインへの投稿も可能なので、例えば太陽個発電所の管理をしているスタッフ全員でLINEグループを作り、お知らせを送ることもできます。関係者同時で即座に現地の状況を共有し、より素早い対処が可能です。
もちろん、従来の防犯カメラの役割である「定点を24時間365日撮影し録画する」という用途としても利用でき、状況により柔軟に使い分けることができます。
既存の防犯カメラをAIカメラに出来る
トリニティーAI人検知システムは2種類あり、既存のカメラに後付できるシステムと防犯カメラそのものにAI機能が含まれているものがあります。
他社製の防犯カメラでトリニティーAI人検知システムを入れることもできるので、「AIカメラは興味あるけど既にカメラは設置されているし、リニューアルするほど古くもない・・」という方も後付でAIを導入可能です。
カメラを交換する必要がなく、余計なコストもがかからないのが魅力です。