マンションの定期清掃がちゃんと行われているかどうか確認したい
マンションのゴミ問題は弊社でもよくご相談いただく内容の一つで、不法投棄やいたずら防止でマンションに防犯カメラを設置する際ゴミ置き場にも取り付けたいというご依頼はよくあります。
マンションやアパートのゴミ問題は、外部の人間による不法投棄の場合もありますが、マンションの居住者のマナーも原因として挙げられます。
今回は、マンションでのゴミ問題を解した事例をご紹介します。
所有するマンションに粗大ごみが放置されていた
マンションを5棟持っていらっしゃるオーナー様からのご相談です。このオーナー様の全てのマンションに、弊社の防犯カメラを導入して頂いております。
マンションの運営をあるマンション管理会社に委託しており、そこの清掃業務がしっかりと行われているかどうかを確認したいとのお話がありました。
そのオーナー様は、所有するマンションの内の1つに住んでいます。ご自身の住むマンションの清掃は綺麗に行われていて安心していたのですが、ある日ご自身の所有する別のマンションを訪れたところ、数ヶ月放置されているであろう粗大ゴミを確認し管理会社に連絡をしたそうです。それから一年ほど経ち、またそのマンションを訪れたら、その粗大ゴミがまだ放置されており、マンション管理会社に不信感を持ったとのことでした。
今回、オーナー様がいつでも気になった時にマンションの状況を遠隔で見られるよう、ネット環境・Wi-Fi環境がくても遠隔監視ができるトリニティーSIMもご案内させていただきました。
お客様のご要望・解決したい課題
- 管理会社も仕事の様子をみたい
- 複数の建物の様子を、スマホから遠隔で確認したい
利用サービス
普段行かないからこその遠隔監視
マンションオーナーの多くは、所有しているマンションの管理の全てを管理会社に毎月費用を支払って任せている場合が多いです。その費用は利回りに影響しますし、マンションの衛生管理によって建物自体の資産価値が変わります。支払っている管理委託費に見合ったサービスを受けられているかどうか、不動産を所有される方でしたら気になりますよね。
空室が出ないように提案を行なったり、古くなった設備のリニューアルを行なったりはしてくれますが、清掃に関してはまた別の会社に委託していることも多く、その確認作業までは手が回らないようです、とそのオーナーは仰っていました。
そこで遠隔監視装置(月額2,750円)を使ってスマホで時々見ながら確認する必要があるとのことでした。
また、不法投棄された粗大ゴミなどはオーナーが自腹を切って業者に頼むことが多いです。せっかくなら、所有している全てのマンションの不法投棄を一括で確認できるようにしたい、と希望されました。一括で粗大ごみを処理することができれば、経費を随分浮かせることができるからです。
マンションを遠隔監視する場合に必要なインターネット
遠隔監視に必要なインターネット契約はマンション独自で結ぶ必要があり、電話会社やケーブル会社にお願いすると月額5,000円程度かかることが多いです。月額はそれほど大きな金額でなくても、積み重なれば大きな負担となります。
トリニティーでは独自の防犯カメラ専用SIMを使うことで遠隔監視に必要なネット料金を半額近くまで落とすことができます。 3つのプランから選ぶことができ、マンションの様子を時々確認するレベルの利用であれば1番安い2,750円のプランで十分です。
マンションオーナーと管理会社の間で発生するトラブルの例
マンションの定期清掃飛ばし
多くのマンションでは月2回程度の清掃をお願いしている事が多いようです。
遠隔監視装置をつけてから、なぜか月一回しか清掃に来ていなくて、清掃回数が不十分であることが発覚した事例もあります。清掃員が来てはいるが、清掃道具を振り回しながらイヤホンで音楽を聴いていただけ、ということがわかったケースもあります。
清掃の品質が低い場合、マンションの共用部分の衛生状態の低下や、建物全体の老朽化を早める原因となります。虫害や異臭の問題が発生することもあり、入居者の生活の質にも悪影響を及ぼす可能性があります。適切な清掃は、マンションの価値を保ち、入居者の満足度を高めるためにも不可欠です。
マンションで起こる様々なトラブル
マンションで起こるトラブル対策はまとめて管理会社に委託している場合が多いのですが、放置されているんじゃないかと不信感を持つオーナーが多いのもまた事実です。
清掃が行われない、騒音問題が解決しないなど、日常生活に影響を及ぼす問題が解消されないと、住民のストレスが増大します。建物や設備は毎日目にするものなので、古びていたり衛生状態が悪いと、入居者の不満の原因となり得ます。
もちろん、築年数が進むにつれての劣化は避けられません。しかし、設備の故障時の対応や日常的な清掃など、メンテナンスが適切に行われているかは、入居者が物件をどう評価するかに大きく影響を与えます。
問題が放置されると新規の入居者が寄り付かなくなったり、既存の入所者が退室してしまい空き部屋が増えたりすることにもなります。 退去者が出た場合、最初に必要となるのは室内クリーニングや修理費、壁紙の取替えなどの修繕費や、新たな入居者を探すための広告費も必要となります。これらの退去時の費用は、大体30万円~60万円が一般的です。
このようなコストを考慮すれば、設備投資などを行って退去を防ぐ方が、最終的には経済的な損失を抑えられるでしょう。
管理の監視体制を整えることでマンション自体に本当に必要な設備が見えてきたり、結果として利回りが回復したという実際のお話もあります。
管理会社との信頼関係
今回のようにオーナーのいる賃貸マンションだけではなく、管理組合のある分譲マンションでも、管理会社との関係が良くない話はよく耳にします。
私が昔住んでいたマンションでも、常駐の管理人(清掃員を兼ねる)がお昼に突然いなくなりサボっていたことが発覚し、その分の費用をマンションに返金したという事件がありました。
住人の方が比較的監視の目となっている分譲マンションでさえ、こうしたトラブルは避けられないものです。賃貸マンションの場合はそういったことがもっと常習的に起きている可能性も否定できません。
今回はオーナーと管理会社との間のトラブルでしたが、住民が引き起こすトラブルに関しても、監視カメラがあることで防止や解決に役立つことがあります。例えば、共用部分でのルール違反や騒音などの問題があった場合、カメラの映像を確認することで事実を確認し、適切な対応をとることが可能となります。
マンションオーナーが自衛のために管理物件を監視することができる状態にして置くことは少しずつ増えてきそうです。防犯カメラを設置する際は、入居者のプライバシーの問題も考慮する必要があり、設置場所や映像の扱いについては適切な管理が必要です。この点においては、防犯カメラの専門店である弊社にお任せください。
導入費用について
このマンションでは、元々4台の監視カメラが設置されており、そのレンタル利用料として毎月10,000円ほどかかっていました。 こちらの既存のカメラシステムはそのまま活用し、オプション機能として、トリニティーSIMを導入することになりました。
トリニティーSIMの導入には、初期費用として約3万円が必要です。初期費用にはルーターの購入費用と設置費用が含まれます。
SIMを導入したことで、遠隔からでも防犯カメラの映像を確認することが可能になりました。管理会社の対応や入居者
の様子を確認できるようになり、、さらに高度なセキュリティ対策が実現されました。
導入後の運用費用としては、月額2,750円(税込)が別途必要になります。これはトリニティーSIMの通信費用で、これにより監視カメラの映像をリアルタイムで転送し、遠隔からでも即座に状況を把握することが可能になります。