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アナログHDカメラとIPカメラ
シーンや目的に合った選び方を比較

  • 導入実績
    8,000社
  • 顧客満足度
    97.8%

【比較】アナログHDカメラとIPカメラ、どっちが良い?

防犯カメラにはアナログHDカメラIPカメラ(ネットワークカメラ)があり、比較すると機能や値段に違いがあります。
お客様から防犯カメラ導入に関するお問い合わせをいただいた際に「アナログHDカメラが良い」「IPカメラをつけたい」と指定がある場合もありますが、状況や導入の目的を伺うと、手段(選ぶカメラの種類)が食い違っているケースが少なからずあります。
アナログHDとIPの特性を知らずに選んでしまうと、費用が高くなってしまったり、運用に差し支えるというトラブルにもなりかねません。
このページではアナログHDとIPの違いについて、費用や工事などの観点からどっちを選ぶべきか比較して解説していきます。

アナログHDとIPカメラの概要

アナログHDカメラもIPカメラも、企業の資料やホームページでそれぞれ別の表記で記載されている場合があります。
基本的な性能・機能としては下記のように比較できます。

アナログHD IP
別称 AHD・TVI・CVI ネットワークカメラ
画素数 200~800万画素 100~800万画素
スマホ遠隔監視 可能 可能
  • ※2024年に一般的に防犯カメラとして販売されるアナログHDカメラ、IPカメラのスペックです。
  • ※どちらの方式も録画を必要とする前提で比較しております。

アナログHDカメラとIPカメラの画素数は大差ありませんが、画質には若干の違いが有ります。アナログHDはスムーズに再生できるのに対して、IPはネット環境によってはカクカクとした動きで再生されることがあります。
アナログHDとIPの違いについて、最も勘違いされがちなのがIPカメラでなければスマホやPCと連動させることが出来ないと思っている方が多いということです。他のカメラ業者から「スマホやPCで映像を見るならIPと言われた」と仰るお客様も多いのですが、これは間違いで、今はどんなカメラでも基本的にスマホやパソコンを使った遠隔監視は可能です。
そのため、ライブ映像をスマホで見る場合でもモニターを設置して確認する場合でも、特に閲覧方法からカメラ選びをする必要はありません。

設置に使うケーブルの種類と配線の違い

アナログHD IP
ケーブルの種類 同軸ケーブル LANケーブル
配線可能距離 500m 100m
電源重畳の可否 可能(重畳電源装置) 可能(PoEハブ)
  • ※1 使用するLANケーブルは100m毎にスイッチングハブをつけることにより最長300mまで配線できます。また、光ケーブルや特殊な機器を使うことで、何kmも配線することができます。
  • ※2 電源重畳とはLANケーブル(IP)、同軸ケーブル(アナログHD)、それぞれ一本で映像信号の送信と電源の供給を行うことをさします。

同軸ケーブルのほうが長く配線できますが、途中で分ける(分配する)ことができないというデメリットがあります。その点、LANケーブルでの配線なら、スイッチングハブを設けることでその場所その場所で配線を分けて配線することができます。
例えば4階建ての倉庫にカメラをワンフロア4台ずつ設置する場合、LANケーブルでの配線なら工事で使用する配線の本数を減らすことができるので、アナログHDカメラではなくIPカメラを選んで工事することがあります。
また、4階建ての倉庫のうち、ワンフロアだけに16台設置する場合、アナログHDとIPを比較しても配線総距離は変わらないことが多いです。

アナログHDとIP 設置費用の違い

アナログHD IP
機器料金 安い 高い
工事費用 場合により安い 場合により安い
材料費用 大差なし 大差なし

防犯カメラの導入にあたり必要な費用としては、カメラやレコーダーなど、機器の導入費用と設置工事の費用があります。設置工事費用には工事に使う材料の費用も含まれます。
アナログHDとIPカメラでは、まず機器料金が違い、アナログHDのほうが安くなることが多いです。工事費用に関しては、LANケーブルでも同軸ケーブルでも同じような労力と時間がかかりますので変わらないことが多いです。
前項で例に挙げたような4階建ての建物の各階にカメラを複数台設置する場合など、IPカメラを使って配線本数を減らしたほうが工事費が安くなる場合もあれば、中間地点に置くスイッチングハブの購入費用も含めると同軸カメラのほうが結局安いこともあります。
そのため、アナログHDとIPカメラではどちらが設置費用が安く済むのか?という質問には一概には回答できず、現場の状況次第により異なります。

故障時の違い

アナログHD IP
故障 比較的少ない 比較的多い
故障の原因 - 落雷に弱い
故障時の問題切り分け 簡単 ネットワークの知識が必要

アナログHDとIPカメラに関する見解は業者によっても様々な意見がありますが、弊社では基本的に屋外へ設置したいという場合、IPカメラはおすすめしていません。
まず、IPカメラは落雷に弱く、夏に故障しやすいという特性を持っています。
また、落雷を筆頭に台風や大雨などのタイミングでシステム自体に不具合・故障が見られた場合、原因を探って修理メンテナンスを行う必要がありますが、IPの故障原因は、プロでなければ見極めが難しい面があります。
アナログHDならプロでなくても比較的どこが問題で映像が映らないのか、録画ができないのかという問題点の特定がしやすく、問題解消がしやすいというメリットがあります。

アナログHDとIPカメラ、両方を取り扱う業者に相談するのがおすすめ

このページでは、アナログHDとIPカメラの違いを配線や導入費用、修理メンテナンスに関する視点からお伝えしました。
アナログHDとIPは、比較すると両方にメリット・デメリットがあり、設置する現場に合ったカメラ選びをすることが大切です。
そのため、どちらも取り扱うセキュリティの専門業者で機器の購入から設置工事まで依頼することが結果としてコストを下げて質の良いカメラを導入することに繋がります。
弊社ではご相談時、無料で現地調査を行い、最適なプランをご提案させていただきます。お見積りを両方のパターンで作成し、お客様に比較検討して頂くことも可能です。
アナログHDとIP、「どっちを選ぶべきかわからない」「費用の相場がわからない」など、まずはお気軽にご相談ください。

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