自販機荒らしの最新手口と効果的な対策を徹底解説
最近、ニュースやSNSで「自販機が荒らされた」「現金が盗まれた」という話題を目にする機会が増えていませんか?
実際に全国各地で自販機荒らしの被害は増加しており、わずか数分で現金や商品を奪われるケースも報告されています。
本記事では、自販機荒らしの最新の被害事例や犯行の手口、実践すべき防犯対策について詳しく解説します。
自販機を管理・運営されている方は、ぜひ参考にご覧ください。
全国で急増中!自販機荒らしの最新ニュースと被害事例
全国各地で自販機荒らしの被害が相次いでいます。観光地や公園といった人が多く集まる場所であっても犯行が発生しており、閉園後や深夜・早朝といった人目の少ない時間帯を狙ったケースが目立ちます。
ここでは、実際に報道された最新の被害事例をご紹介します。
千葉県の観光地で9台の自販機が荒らされる
2025年4月20日、千葉県袖ヶ浦市の観光施設「東京ドイツ村」で、自動販売機9台が壊され現金が盗まれる事件が発生しました。
閉園時間から翌朝までの間に施設内に侵入した人物が、自動販売機を壊して現金を抜き取ったとみられており、警察が器物損壊と窃盗の疑いで捜査を進めています。
札幌市の公園内で自販機4台が破壊
2025年8月15日、北海道札幌市北区の「百合が原公園」で、設置されていた11台の自販機のうち4台が破壊され、現金が盗まれる事件が発生しました。
午前4時過ぎに男2人が犯行に及んでいる様子を目撃した通報が警察に寄せられており、現在も行方を追っています。
札幌市内の公園では、同様の手口による被害が相次いでおり、この公園でも6月に2台が荒らされる被害が出ていました。
そのほか5か所の公園でも同様の手口による被害が発生しています。同一犯による連続犯行の可能性が高く、地域全体で防犯強化が求められます。
参考:
NHKニュース「千葉 袖ケ浦 東京ドイツ村で自販機9台荒らされ現金なくなる」
Yahoo!ニュース「公園で連続自販機荒らし 札幌・百合が原公園内11台のうち4台破壊」
短時間で被害に!自販機荒らしの手口とは?
観光地や公園といった公共の場で相次ぐ自販機荒らしですが、その多くはわずか数分の短時間で犯行が行われていると考えられています。実際に全国で被害が報告されており、複数台を一度に狙う大胆な手口も少なくありません。
ここでは、近年報告されている最新の自販機荒らしの手口をご紹介します。
バールや電動工具でこじ開ける
自販機荒らしの典型的な手口のひとつがバールや電動工具を使った物理的な破壊です。
実際の事件でも以下のような方法が多く確認されています。
- 自販機の前面部分をバールで無理やりこじ開ける
- 電動工具などで投入口付近を切断し、内部の現金を抜き取る
- 商品パネル部分を破壊し、バールで内部をこじ開ける
これらの手口は短時間で実行されており、結果として現金被害だけでなく、自販機本体の交換費用が発生するなど二重の損害となるケースも少なくありません。
短時間の犯行・複数台を連続して狙う
犯人は深夜~早朝など人通りの少ない時間帯を狙い、短時間で犯行を終えるケースがほとんどです。
さらに、近隣の公園や路地に設置された自販機を次々と狙う「連続的犯行」のパターンも多く報告されています。
一晩で同じエリアの自販機が複数台被害に遭ったり、同じ手口による犯行が続く事例も少なくありません。
このように「短時間」「連続」「複数台」という特徴が、自販機荒らしの被害を大きくしている要因と考えられます。
一度狙われた場所が再びターゲットとなるケースもあり、オーナーや管理者にとって深刻な問題となっています。
大胆な犯行で被害額が拡大するケースも
複数台を一度に狙った犯行では、被害額が一気に拡大します。
実際には、金銭的な損失だけでなく、数十万円する自販機本体の交換費用が発生するケースもあります。
【自販機荒らし被害事例】
- 2018年~2022年:兵庫県神戸市や姫路市など8市5町で計約150台、被害額約180万円
- 2024年:京都や滋賀など2府4県で201件、被害額約350万円
金銭的な被害にとどまらず、自販機の破壊による追加コストがオーナーや設置業者に大きな負担となる可能性があります。
参考:
朝日新聞「無残に自販機ボコボコ…現金狙われ150台 一部起訴の男に有罪判決」
京都新聞「男2人、関西2府4県で自販機荒らし201件 京都の公園も、計350万円の被害裏付け」
自販機荒らしはどんな罪に問われる?
自販機荒らしは主に「器物損壊罪(刑法第261条)」、「窃盗罪(刑法第235条)」に加え、ケースによっては「建造物侵入罪(刑法第130条)」にも問われる可能性があります。
実際の事件では「器物損壊」と「窃盗と」がセットで発生することが多く、さらに自販機を荒らすために正当な理由なく施設や敷地に侵入した場合には、「建造物侵入罪」が加わるケースもあります。
これらはいずれも重大な犯罪であり、繰り返し自販機荒らしを行った場合や複数人での共謀犯行では、より厳しい処罰が科される可能性があります。
今すぐ実践できる!自販機荒らし対策と防犯カメラ活用法
自販機荒らしを未然に防ぐためには、防犯カメラの導入に加えて、日常的な管理や設置環境の見直しが欠かせません。
ここでは、愛知県警察が推奨する「自動販売機ねらいを防ぐためのポイント」から、防犯カメラの効果的な活用法まで解説します。
愛知県警察が推奨する「被害防止の5つのポイント」
愛知県警察では、「自動販売機ねらいの被害を防ぐための5つのポイント」を発表しています。
- 自販機周辺にセンサーライトなどの照明を設置し明るくする
- 売上金をこまめに回収し、多額の現金を貯めておかない
- 警報ブザーや防犯カメラなどの防犯機器を設置
- 自動販売機の穴や扉の開閉部分の防犯設備を強化する
- 自動販売機周辺で不審者や不審車両を見かけたら車両ナンバーをチェックする
防犯カメラの設置で“犯行を諦めさせる”心理効果
防犯カメラは、映像を記録する役割だけでなく、「監視されている」という心理的プレッシャーを与えることで犯行の抑止効果を発揮します。
特に自動販売機本体の近くや利用者の目に入りやすい位置に設置すると、犯行をとどまらせる可能性が期待できます。
また、防犯カメラと合わせて、「防犯カメラ作動中」「遠隔監視中」といった警告ステッカーを掲示することで、さらに抑止力を高められます。
カメラと合わせて、相乗効果アップ!おすすめの防犯設備
防犯カメラは単独でも効果がありますが、他の防犯設備と組み合わせることで相乗効果が期待できます。
証拠映像で犯人特定!録画データの活用法
万が一自販機荒らしの被害が発生した場合、防犯カメラの映像は犯人特定や逮捕につながる重要な証拠となります。
さらに「遠隔監視」を活用すれば、24時間稼働している防犯カメラの映像を遠隔から一括管理・確認することが可能です。
これにより、オーナーや管理者は現場にいなくても、管理室のモニターやスマホ・PCから自販機周辺の様子を確認することができ、被害拡大を防ぐ迅速な対応につなげられます。
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防犯カメラ設置の注意点【自販機荒らし事例から学ぶ】
2025年、三重県の県営都市公園「北勢中央公園」で、自販機6台が破壊され、現金が盗難される事件が発生しました。
この公園には過去の事件を受けて防犯カメラが設置されていましたが、カメラの電源が故意に抜かれたり、向きを変えられていたため、犯行の様子は映っていなかったとのことです。
参考:三重県「県営都市公園北勢中央公園における自動販売機の破壊及び金銭の盗難について」
この事件が示すのは、「防犯カメラを設置するだけでは不十分」という点です。
設置場所や設置方法を誤れば、いざという時に映像が役に立たず、犯人特定につながらないリスクがあります。
設置時に気を付けるべきポイント
- 防犯灯やポールを活用し、手が届かない高さにカメラを設置する
- 死角をしっかりカバーできる位置にカメラを取り付ける
- 電源やケーブルを保護し、抜かれたり切断されないように対策する
- 夜間や暗所でも鮮明な映像を記録できるカメラを選ぶ
- 屋外用カメラはIP65以上の防塵防水性能を持つ機種を選定する
弊社では、防犯カメラの設置だけでなく、防犯灯やセンサーライトの設置、さらにポール設置工事にも対応しています。
「設置したのにカメラが壊されていた」「映像が残っていなかった」という事態を防ぐためには、専門業者による確実な施工が重要です。
お客様の設置環境に合わせて、最適なカメラの種類や設置位置をご提案いたしますので、自販機荒らし対策に防犯カメラを導入したい方は、まずはお気軽にご相談ください。
防犯カメラ導入にかかる費用
弊社では、防犯カメラの導入方法としてレンタル、リース、一括買取の3つのプランをご用意しています。
特におすすめは、初期費用0円で始められる防犯カメラレンタルプランです。
お客様に合った機器選定から設置場所のアドバイス、設置工事、修理・メンテナンスまで、すべてプロにお任せいただけます。
ご利用期間中は保証が継続するため、長期利用される方でも安心して導入いただけます。
また、防犯カメラやそのほかの防犯設備を導入する際には、自治体の補助金・助成制度を活用できる場合があります。
弊社では、全国の補助金制度の最新情報をまとめた「【令和7年版】防犯カメラ設置補助金まとめ」を公開していますので、導入をご検討中の自治体・自治会の方はぜひ参考にご覧ください。
まとめ|狙われない自販機にするために今日からできること
この記事では、自販機荒らしの最新の被害事例・犯行手口・効果的な防犯対策について解説しました。
自販機荒らしは全国で増加傾向にあり、犯人は深夜~早朝など人通りの少ない時間帯を狙って短時間で複数台を狙うケースも少なくありません。
現金被害だけでなく、自販機本体の破壊による交換費用が発生するなど、オーナーや管理者にとって深刻な問題となっています。
だからこそ、日頃の防犯意識と具体的な対策の実践が欠かせません。
自販機荒らし対策として、防犯カメラや防犯灯などの導入をご検討中の方は、防犯カメラの専門業者であるトリニティーへぜひお気軽にご相談ください。
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