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置き配の標準化で盗難リスクが急増?
防犯対策を徹底解説

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置き配が盗まれたら自己責任?
実際の被害事例と防止策を徹底解説

置き配とは、玄関前や宅配ボックスなど指定した場所に荷物を置いてもらう受け取り方法です。
とても便利ですが、盗難のリスクもあります。

最近では置き配が標準になりつつあり、盗難トラブルも増えているのが現実です。

この記事では、置き配の盗難対策について解説します。
また、盗難に遭った際の補償の有無や手続き方法、防犯カメラなどによる証拠の重要性についても詳しく紹介します。

「荷物が届いたはずなのに見当たらない」「盗まれたとき、どうすればいいの?」とお悩みの方も、ぜひ最後までご覧ください。

置き配標準化の背景と理由

不在通知票

置き配は、玄関先や宅配ボックスに荷物を置いてもらえる便利な受け取り方法です。
近年は「標準の配達方法」として広がりつつあり、その背景には次の2つがあります。

  • 再配達の増加:不在による再配達が配送現場の大きな負担となり、国も置き配を推進。
  • ECサイトの普及:通販利用が拡大し、配送量が急増したため。

このような背景から、国土交通省は、宅配業者がよりスムーズに「置き配」を行えるよう、約款(サービスのルール)の見直しを進める方針を示しています。

今後は、置き配がより標準的な受け取り方法として普及していくことが予想されます。

参考:宅配事業者が「置き配」しやすくなるよう 約款見直しへ 国交省

置き配標準化で利用者に起きる変化と注意点

置き配が「標準の配達方法」になる動きは、2025年6月に本格的に始まりました。

現時点では、明確な施行日や法的義務が定められているわけではありませんが、今後は「とくに希望がなければ置き配で配達する」というスタイルが、ECサイトや宅配便の基本になっていくとみられています。

手渡し希望には追加料金の可能性も

現在検討されている案として、手渡しでの受け取りを希望する場合に追加料金が発生する可能性があります

今まで無料だった受け取り方法に差がつくようになるかもしれず、利用者にとっても大きな変化と言えるでしょう。

置き配の「置き場所」次第でトラブルのリスクが高まる

置き配では、「どこに荷物を置いてもらうか」によって盗難や破損といったトラブルが発生する可能性があります。
たとえば、次のようなケースが実際に報告されています。

  • 屋根のない場所に置かれ、雨で段ボールが濡れて中身が破損していた
  • まったく別の家に誤って置かれていた
  • 玄関前に置かれた荷物が盗まれてしまった

今後、置き配が当たり前になっていく中で、自宅の環境に合った安全で見えにくい置き場所を事前に考えておくことが大切です。

置き配盗難が4年で2.8倍に急増!
実際の被害事例と最新データ

置き配サービスの利用が広がる中で、置き配された荷物の盗難被害も増加しています。
SNSでの報告やニュースで取り上げられるケースも目立ってきました。

実際、東京都消費生活総合センターによると、置き配の盗難や紛失に関する相談件数は年々増加しています。

  • 2019年度:38件
  • 2023年度(3月までの時点):105件

わずか4年で、約2.8倍に増えていることがわかります。

これは、置き配が普及する一方で、防犯対策や受け取り環境の整備が追いついていない現状を示しています。

実際にあった盗難事例

兵庫県姫路市での事例(2025年)

兵庫県姫路市で、玄関先に置かれていた荷物が盗まれる事件が発生しました。
被害者は、配達完了の通知を受け取った後、荷物を取り込む前に盗まれてしまったと報告しています。

盗まれた荷物の中には、韓国のりが入っていたとのことです。

参考:玄関の置き配盗んだ疑い、女子中学生逮捕 「はずれやった」中身は…

愛知県尾張旭市での事例

2024年4月、愛知県尾張旭市の集合住宅で、玄関先に置かれていた段ボール箱が盗まれる事件がありました。
荷物を装った「おとり」を設置し、犯人を特定しました。

その結果、無職の女性が窃盗の疑いで逮捕されました。

参考:“おとりの荷物”で逮捕者も…『置き配』普及で盗難や紛失等が年々増加 専門家が推奨する「アピール防犯」とは

これらの事例からもわかるように、置き配された荷物は盗まれるリスクがあるということが見えてきます。
安心して受け取るためには、置き場所を工夫したり、防犯対策をしておくことが大切です。

置き配が盗まれたら誰の責任になるのか?

置き配された荷物が盗まれてしまった場合、「誰の責任になるのか?」と不安に感じる方も多いと思います。

一般的には、配達が完了した時点で「受け取り済み」とみなされるケースが多く、その後に起きた盗難については、利用者側の責任とされる可能性があるようです。

ただし、たとえば以下のようなケースでは、配送業者側の責任が問われることもあります。

  • 利用者が置き配を希望していなかったのに、無断で置かれてしまった場合
  • 指定した場所以外に置かれた場合

このように、状況によって判断が分かれるため、一概に「誰の責任」とは言いきれないのが現状です。

気になる場合は、配送業者や購入先のECサイトに事情を伝えて相談してみることをおすすめします。

置き配が盗まれた場合の正しい対応

置き配された荷物が見当たらない、「もしかして盗まれた?」と感じたときは、まずは落ち着いて、次のような手順で対応しましょう。

1. 配送状況を確認する

  • 配送業者の通知メールやアプリで「配達完了」の有無をチェック
  • 配達員が撮影した配達完了写真があれば確認
  • 家族や同居人が受け取っていないかも確認

意外と「実は受け取っていた」「別の場所に置かれていた」というケースも少なくありません。

2. 荷物周辺を記録する

  • 荷物が見当たらない場所をスマホで撮影しておく
  • 配達完了通知やアプリ画面をスクリーンショットで保存

この記録が、後で警察や配送業者に説明する際の大切な証拠になります。

3. 警察に相談する

置き配盗難の可能性があるときは、速やかに警察(交番・警察署・#9110相談窓口)に相談することが推奨されています。

届出の種類と使い分け

  • 盗難届:他人による違法な持ち去りが疑われる場合に提出します。
  • 遺失届:自分の過失(置き忘れや紛失)が疑われる場合に用いられます。

置き配の場合、第三者による窃盗の可能性が高いため、原則「盗難届」の提出が妥当です。

4. 配送業者や購入先に連絡する

  • 配送状況を再確認する
  • サポート窓口に相談する
  • 補償制度の有無を確認する

警察への相談と並行して、配送業者や購入先への連絡も行うことで、解決や補償につながる可能性が高まります。

置き配盗難で泣き寝入りしないために準備しておくこと

玄関先に置き配された荷物は「配達完了」とみなされる

玄関先に置き配された荷物

置き配された荷物は、玄関先に置かれた時点で「配達完了」とみなされるため、その後に盗難などのトラブルが起きても、配送業者の責任範囲外とされるケースがほとんどです。
さらに、

  • 盗まれた瞬間を見ていない/証拠がない
  • 「たまたま紛失したのでは?」と判断されてしまうことがある

といった理由から、警察や業者がすぐに対応するのが難しいという現実もあります。
こうした事情が重なり、盗まれても対応してもらえず、そのまま泣き寝入りになってしまう人が多いのが現状です。

警察や業者に相談する前に準備しておきたい証拠

置き配盗難に遭ったときに泣き寝入りせず行動するには、自分でも説明できる証拠を残しておくことが大切です。

盗難時にあると役立つ情報

  • 防犯カメラの録画映像(玄関前や集合玄関など)
  • 配送完了の通知(メールやアプリ)
  • 近所の目撃情報があればメモしておく

盗難に気づいたら、まずは配送業者や購入したサイトに連絡し、状況を説明しましょう。
場合によっては補償を受けられることもありますし、警察への相談も選択肢のひとつです。

泣き寝入りしないためには、「何が起きたかを自分でも説明できる状態」を作っておくことがポイントです。

泣き寝入りを防ぐためのポイント

置き配が盗まれた場合に泣き寝入りしないためには、

  • 「何が起きたか」を説明できるよう証拠を残す
  • 警察・配送業者の両方に相談する

この2つを押さえることが重要です。

「置き配が盗まれたらどうすればいいのか」と不安な人は、証拠を残す準備と迅速な相談が、泣き寝入りを防ぐ一番の対策になります。

今すぐできる置き配の盗難対策【自宅編】

置き配の盗難を防ぐためには、「置きっぱなしにしない工夫」がとても大切です。
ここでは、置き配の盗難対策に効果的な防止策をご紹介します。

宅配ボックスの設置

宅配ボックス

盗難対策としてまずおすすめなのが、宅配ボックスの活用です。

宅配ボックスは、荷物を中に入れたあと施錠される仕組みになっており、配達された荷物を外から見えない状態で保管できます。

そのため、盗難リスクを大きく下げることができます。

設置場所が限られる場合でも、玄関の脇や自転車の陰など、人目につきにくい場所に設置するだけでも効果的です。

通販をよく利用する方や、日中不在が多いご家庭には、まず取り入れたい盗難対策のひとつです。

こんな方におすすめ

  • 通販サイトでよく買い物をする方
  • 日中は家にいないことが多い方
  • 配達される荷物の管理が気になる方

防犯カメラの設置

玄関先に設置した防犯カメラ

玄関先に防犯カメラを設置することで、置き配の様子を映像で記録しておけるようになります。

最近のカメラはスマートフォンと連携できるものも多く、リアルタイムで映像を確認したり、あとから録画を見返すことも可能です。

目に見える場所に設置しておくだけでも、「見られているかも」という意識を与え、盗難の抑止効果が期待できます。

こんな方におすすめ

  • 置き配の盗難をしっかり防ぎたい方
  • 万が一に備えて証拠を残せるようにしておきたい方
  • 置き配だけでなく日常の防犯対策も兼ねたい方

なお、弊社では防犯カメラの設置について、戸建て住宅はもちろん、マンションやアパートの管理会社・管理組合からも、共用部での置き配対策としてご相談をいただいております。

戸建て・集合住宅を問わずご提案可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

配送先の変更をする

配送先の変更をする

盗難が心配な場合は、そもそも自宅に置き配されないように、配送先を変更するのも有効な対策のひとつです。
たとえば、次のような選択肢があります。

  • 職場を配送先に指定する(職場のルールによっては事前の許可が必要)
  • 家族や近所の在宅者宛てに送る(事前に了承を得る必要あり)
  • コンビニ受け取りや宅配ロッカーを利用する

多くのECサイトや配送アプリでは、注文時やマイページから配送先を変更することができます。

「どうしても玄関前の置き配が不安…」という方は、こうした選択肢も検討してみてはいかがでしょうか。

こんな方におすすめ

  • 荷物を受け取る時間帯にほとんど在宅できない方
  • 宅配ボックスや防犯カメラを設置できない環境の方
  • 過去に置き配でトラブルや盗難にあった経験がある方

ECサイトでの置き配オプトアウト設定

ECサイトでの置き配オプトアウト設定

置き配が標準になりつつある中で、「どうしても玄関前に置かれるのは不安…」という方にとって、あらかじめ置き配を「しない」設定(オプトアウト)をしておくことも、ひとつの選択肢です。

ECサイトによっては、注文時やマイページで「置き配を希望しない」設定ができる場合があります。

ただし、今後は標準化が進むにつれて、設定の自由度が減っていく可能性もあるため、早めの確認がおすすめです。

こんな方におすすめ

  • 玄関前に荷物を置かれること自体に抵抗がある方
  • 日常的に在宅で、対面で受け取りたい方
  • 荷物の内容が高額・重要で、確実に受け取りたい方

マンション・集合住宅での置き配盗難対策

マンションや集合住宅では、玄関前が共用廊下に面しているため、誰でもアクセスできる環境になっています。

とくに人通りの少ない時間帯や、防犯カメラが設置されていない建物ではリスクが高まります。

管理組合・オーナーができる対策

宅配ボックスの導入
マンション共用部に宅配ボックスを設置することで、盗難リスクを大幅に減らせます。後付けタイプもあり、導入しやすくなっています。
共用部に防犯カメラを設置
玄関ホールや宅配ボックス周辺に防犯カメラを設置すれば、盗難の抑止効果だけでなく、万が一の際の証拠にもなります。
住民への周知・掲示
「置き配盗難が発生しています」「宅配ボックス利用推奨」といった掲示を行うだけでも、防犯意識が高まります。

住人ができる盗難防止の工夫

置き配場所を工夫する
共用廊下の玄関前は人目につきやすいため、ドア横の壁際や植木の陰など、できるだけ外から見えにくい位置を指定しましょう。
配達完了通知を確認したらすぐに回収する
長時間放置すると盗難のリスクが高まります。通知を受け取ったら、できるだけ早く荷物を取りに行く習慣をつけましょう。
宅配ボックスやコンビニ受け取りを積極的に利用する
マンションに宅配ボックスがある場合は必ず活用しましょう。設置がない場合でも、コンビニや宅配ロッカーを受け取り場所に指定するのが安心です。

置き配が盗まれた場合に頼れるのは防犯カメラ

置き配での盗難を防ぐ方法はいくつかありますが、防犯カメラはとても効果的な対策のひとつです。
その理由は、大きく3つあります。

盗難を思いとどまらせる効果がある

バレット型カメラ

玄関先などに防犯カメラがあると、「見られているかもしれない」と感じて、盗もうとする気持ちを抑える効果が期待できます。

とくに、カメラの存在がはっきりと分かるバレット型カメラは、見た目に威圧感があるため、強い抑止力を発揮しやすいタイプです。

防犯対策をしていることを周囲に伝える手段としても効果があります。

バレット型カメラ一覧

警察や業者に説明しやすい明確な記録になる

戸建てに設置した防犯カメラ

防犯カメラは、置き配の盗難対策として非常に心強い存在です。

もし盗難が起きてしまった場合でも、映像が残っていれば、警察や配送業者に説明しやすくなります。

「本当に盗まれたのか?」という疑いに対して、映像は客観的な証拠として役立ちます。

泣き寝入りを避けるためにも、こうした記録を日頃から残しておくことが大切です。

スマホ連動や通知など柔軟な機能

防犯カメラの通知機能

最近の防犯カメラは、スマートフォンと連携して使えるものが主流になっています。
映像をリアルタイムで確認できたり、録画を後からチェックしたりできるため、外出先でも安心して様子を確認できます。

さらに、AI機能が搭載されたモデルでは、特定のエリアに人が入った際に、スマホへ画像付きで通知が届く仕組みもあります。

万が一のときでも、その場で状況を把握してすぐに対応しやすいのが特徴です。

置き配の盗難対策はもちろん、空き巣や不法侵入への備えとしても役立ちます。

スマホ連動オプション

費用をかけずに始める置き配盗難対策

「置き配の盗難が気になるけど、大がかりな防犯対策はまだちょっと…」
そんなときは、すぐに始められて費用もかからない、手軽な防犯対策から取り入れてみましょう。

たとえば、以下のような方法があります。

  • 置き場所を工夫する
  • 不在時は配送先を変更する
  • 配送アプリで通知設定を活用する

こうしたちょっとした工夫だけでも、盗難防止に役立つことがあります。

まずは「できることから始めてみる」ことが大切です。

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まとめ 置き配が盗まれたら冷静に対応し、防犯対策で再発を防ごう

このページでは、置き配の標準化が進むなかでの盗難リスクや、その対策方法についてご紹介しました。

置き配は便利な反面、盗難や誤配といったトラブルのリスクもあります。
だからこそ、「盗まれにくくする工夫(防犯)」と「万が一の備え(証拠の記録)」の両方を意識しておくことが大切です。

すぐにできる対策から、防犯カメラなどの本格的な対応まで、自分の生活スタイルに合った方法で、できることから始めてみましょう。

冷静な対応と適切な防犯対策を重ねることで、置き配が盗まれた場合でも泣き寝入りせず、安心して利用できる環境を整えることができます。

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