宅配ボックスの盗難対策
マンション・戸建て別の防犯カメラ活用術
不在時でも荷物を受け取れる便利な宅配ボックスは、戸建て住宅やマンションを中心に急速に普及しています。
しかしその一方で、宅配ボックスを狙った盗難被害も年々増えており、「鍵付きでも盗まれた」「映像がなくて泣き寝入り…」という声も少なくありません。
この記事では、今すぐできる盗難対策や、被害に遭わないために知っておくべき注意点をわかりやすく解説します。
大切な荷物を安心して受け取るために、今すぐ始められる対策をチェックしていきましょう。
便利なはずの宅配ボックスに落とし穴?
最近増えている被害とは
在宅していなくても荷物を受け取れる置き配や宅配ボックスは、とても便利な仕組みです。その一方で、荷物の盗難やいたずらなどのトラブルが増えてきているのも事実です。
とくに、玄関先や宅配ボックスまわりにカメラが設置されていない場合、「荷物が届いたはずなのに見当たらない」「中身だけが抜き取られていた」といった声が聞かれることもあります。
宅配ボックスを安心して使い続けるためには、防犯対策をしっかり考えておくことが大切です。
宅配ボックスが狙われる主な手口
不在時でも荷物を受け取れる便利な宅配ボックスですが、設置していても荷物が盗まれてしまうケースは実際にあります。
「鍵付きだから安心」と思っていても、暗証番号の悪用やボックスそのものの持ち去りなど、さまざまな手口による被害が報告されています。
宅配ボックスごと持ち去るケース
「鍵付きの宅配ボックスだから安心」と思っていても、実際には盗難が発生しているケースもあります。
鍵を破壊されたり、暗証番号を悪用されたりといった被害のほかに、宅配ボックスそのものが持ち去られてしまうというケースもあるのです。
とくに、簡易タイプの宅配ボックスや、固定されていないボックスは狙われやすく、玄関先からそのまま運び去られることもあると言われています。
宅配ボックスを設置するだけでは不十分な場合もあるため、カメラで映像を残す、録画中であることを示すといった「見せる防犯対策」もあわせて取り入れることが重要です。
不在票から暗証番号を読み取られる
宅配ボックスの鍵に使われる暗証番号が、不在票にそのまま記載されていることがあります。
その不在票を第三者が盗み見て、宅配ボックスの中身を持ち去るといった被害が報告されています。
ポストのすき間から粘着性のある棒を差し込み、不在票を引き出して確認するといった手口が使われることもあるようです。
一見しっかり管理されているように見える宅配ボックスでも、情報の扱い方ひとつで盗難につながるリスクがあるという点には注意が必要です。
参考:“おとりの荷物”で逮捕者も…『置き配』普及で盗難や紛失等が年々増加 専門家が推奨する「アピール防犯」とは「誰がやったのかわからない」のが一番怖い
宅配ボックスの盗難で何より不安なのは、いつ・誰が・どうやって盗んだのかが分からないことではないでしょうか。
荷物がなくなっていたとしても、証拠が残っていなければ警察に相談しても対応が難しい場合があります。
「誰かに盗まれたかもしれない」という不安を抱えたまま、対策が取れない状態は精神的にも大きなストレスになります。
だからこそ、防犯カメラで映像を残しておくことが、安心につながる確かな一歩になるのです。
宅配ボックスの盗難は誰の責任?
置き配や宅配ボックスを利用した荷物の盗難は、基本的には「利用者の自己責任」とされるケースが多いようです。
つまり、配達が完了したあとの荷物が盗まれても、配送業者が責任を負わないことが一般的です。
ただし、明確な指示がないのに無断で置き配された場合や、宅配ボックスの利用に不備があった場合などは、配送側の過失が問われる可能性もあります。
いずれにしても、宅配ボックスに荷物を入れた時点で「配達完了」とみなされる考え方が主流となっているため、盗難リスクに備えて対策することが大切です。
宅配ボックスの盗難に遭ったら?すぐに取るべき対応とは
宅配ボックスや置き配された荷物が盗まれてしまった場合は、できるだけ早く冷静に対応することが大切です。
まずは、次の手順を参考にしてください。
- 1.配送状況を確認する
- まずは、配送業者の追跡番号やアプリなどで「配達完了」になっているかどうかを確認しましょう。
マンションの宅配ボックスであれば、他の住人が誤って持ち帰っているケースも考えられます。 - 2.配送業者に連絡する
- 配達完了となっているのに荷物が見つからない場合は、担当の配送業者へ早めに問い合わせましょう。
置き配の写真が残っていれば、状況の確認がスムーズに進みます。 - 3.管理会社・大家さんに相談(集合住宅の場合)
- マンションやアパートの場合、共用部に設置されたカメラの映像を確認できる場合があります。
管理会社や大家さんに連絡し、確認を依頼してみましょう。 - 4.警察に相談する
- 盗難の可能性が高い場合は、最寄りの警察署に相談することも大切です。状況によっては被害届の提出が必要になります。
このとき、防犯カメラの映像があると証拠として役立つこともあります。
盗難防止に効果的なのは「録画」と「見せる防犯」
「カメラがあるだけで諦める」犯人も多数
宅配ボックスの盗難対策として、最も効果が高いと言われているのが防犯カメラの活用です。
カメラが設置されているだけで、「見られているかも」「証拠が残るかも」と感じ、犯行をあきらめるケースも少なくありません。
実際に、防犯カメラの存在に気づいたことでその場を離れる犯人も多いとされており、「見せる防犯」としての役割を果たします。
宅配ボックス周辺に設置するカメラ選びのポイント
- 夜間対応(赤外線照射機能)
- 暗い場所でも映せる赤外線付きカメラなら、夜間の犯行にも備えられます。
- 高画質(200万画素以上)
- 犯人の顔や服装をはっきり記録するには、フルHD(200万画素)以上のモデルがおすすめです。
- 屋外対応(防水・防塵)
- 玄関先に設置するなら、防水・防塵性能(IP65以上)の屋外対応カメラを選びましょう。
トラブルに備える!映像記録の大切さ
宅配ボックスの盗難に気づいたとき、「どう対応すればよいのか分からない」と戸惑ってしまう方も少なくありません。
そんなとき、防犯カメラの録画映像が残っていれば、警察への相談や被害届の提出がスムーズに進みます。
映像という客観的な証拠があることで、状況を正確に伝えることができ、対応も確実になります。
「記録が残っている」という安心感は、万が一のトラブル時に心強い支えとなってくれるはずです。
AIカメラなら不審者検知もスピーディー!スマホ通知で安心サポート
AIカメラを活用すれば、玄関先や宅配ボックス周辺に人が近づいたタイミングで、画像付きでスマートフォンに通知することができます。
リアルタイムで状況を確認できるため、不審な動きにもすばやく気づくことができます。
また、弊社の「TRINITY AI 人検知システム」であれば、既存の防犯カメラに後付けでAI機能を追加することが可能です。
すでにお使いのカメラをそのまま活かせるため、初期コストを抑えつつ、より高い防犯効果を得られます。
戸建て・マンション別
宅配ボックスを守る防犯カメラ設置ポイント
【戸建て住宅の場合】防犯カメラの設置ポイント
おすすめの設置場所は、玄関・駐車場・宅配ボックスまわりです。
宅配ボックスがカメラの映る範囲に入るように配置することがポイントです。
また、設置場所に迷った場合は、専門業者に相談すれば、最も効果的な位置をアドバイスしてもらえます。
死角を減らすことで、防犯効果をしっかり高めることができます。
【集合住宅の場合】防犯カメラの設置ポイント
マンションやアパートなどの集合住宅では、宅配ボックスがある場合は、エントランスまわりへの設置がおすすめです。
カメラを設置することで、不審者への抑止効果や盗難時の記録にも役立ちます。
また、宅配ボックスがない物件では、置き配されやすい1階の共有部分や、出入口付近など侵入されやすい場所に設置すると安心です。
防犯カメラ設置時のルールと注意点
防犯カメラは、あくまで「防犯目的」で設置・運用することが基本です。
設置する際は、プライバシーへの配慮を忘れずに行うことが大切です。
とくに注意したいのは、撮影範囲です。
カメラの向きや画角によっては、近隣住民の敷地や通行人まで映り込んでしまう場合があります。
そのため、撮影は自宅やマンションの敷地内にとどめることが原則です。
弊社では、プライバシーにも配慮した設置プランをご提案しておりますので、安心してご相談ください。
宅配ボックスの盗難対策に!
防犯カメラレンタルで手間なく安心をプラス
防犯カメラを導入したいけれど、コストや工事の手間が気になる…という方におすすめなのがレンタルプランです。
初期費用0円・月額5,000円前後から、本格的な防犯カメラを導入できます。
防犯カメラレンタルの3つメリット
- 初期費用0円で、月額だけでスタートできる
- 機器・工事・保守がすべてコミコミ
- レンタル期間中は、機器の故障時には出張修理・消耗品の交換にも対応
費用を抑えながら防犯対策を始めたい方には、レンタルという選択肢が非常におすすめです。
ご希望に応じて、設置場所や目的に合わせた機種もご提案いたします。
宅配ボックス盗難対策におすすめの防犯アイテム
宅配ボックスはとても便利ですが、ちょっとした油断で盗難のリスクが高まってしまうこともあります。
とはいえ、大がかりな設備や高額な機器を用意しなくても、身近な工夫や手軽な対策で防犯効果を高めることは可能です。
ここでは、どなたでもすぐに取り入れられる「自分でできる盗難対策」をご紹介します。
- 防犯ステッカーを貼る
- 「録画中」「防犯カメラ作動中」といったステッカーを貼るだけでも、犯行をためらわせる効果が期待できます。
- 南京錠やワイヤーロックを使う
- 宅配ボックスごと持ち去られるリスクを減らすために、ボックス自体を柱や壁に固定するのも有効です。
- センサーライト
- 夜間、宅配ボックス周辺に人が近づくと自動で点灯するセンサーライトも効果的です。
急なライトの点灯に驚いて犯行をあきらめるケースも多く、暗がりの対策に最適です。
安心して荷物を受け取るために 宅配ボックスには防犯対策を
このページでは、宅配ボックスの盗難を防ぐための手口や対策方法について、わかりやすくご紹介しました。
宅配ボックスはとても便利な設備ですが、設置されているだけで安心できる時代ではなくなっています。簡易タイプのボックスや、固定されていない設置環境では、ボックスごと持ち去られるリスクも指摘されています。
また、置き配に比べて宅配ボックスは盗難リスクを下げられる一方で、不在票から暗証番号を盗まれる手口など、新たなリスクも存在しています。
「置き配だから危ない」「宅配ボックスがあれば絶対安全」という単純な話ではありません。
だからこそ、防犯カメラの設置による「見せる防犯」、ポスト施錠の徹底、ボックス本体の固定や強化など、複数の対策を組み合わせることが大切です。
弊社では、防犯のプロによる無料の現地調査を行っており、設置場所や目的に合わせて最適なカメラをご提案いたします。
さらに、初期費用0円・工事費込みで始められる防犯カメラレンタルプランもご用意していますので、「できるだけ手軽に、でも確実に対策したい」という方にもおすすめです。
まずはお電話・メール・LINEから、お気軽にご相談ください。
大切な荷物を安心して受け取るために、今できる防犯対策からはじめてみませんか?