マンションの防犯カメラは誰が見るの?
保存期間と正しい管理について
マンション・アパートのセキュリティといえば、防犯カメラやオートロック、カメラ付インターホンが人気です。
中でも防犯カメラは屋外から建物内で起こる共有部分トラブルの解決まで汎用的に使うことができ、弊社でも集合住宅用の防犯カメラ設置を多くご相談いただきます。
ところで、マンションやアパートの防犯カメラで撮影された映像は、誰が見ることができて、誰に見る権利があるのでしょうか?
マンション管理組合の方や大家さんが防犯カメラを取り付ける際に知っておきたい注意点・ポイントや導入費用をご紹介します。
こんな方におすすめのページです
- これから防犯カメラの運用規則を作成する管理組合・理事の方
- 防犯カメラは誰が見ているのか、プライバシーについて気になる入居者
- 防犯カメラの管理を任された方
マンションの防犯カメラ映像は誰が見るの?映像閲覧の基本ルール
結論からいえば、マンションの防犯カメラの映像は、基本的にマンションの管理者が見ます。
つまり、賃貸ならマンションオーナーや大家さん、寮なら寮の管理者が見ることができるのが、集合住宅における防犯カメラの基本的な閲覧ルールです。
管理会社が防犯カメラの映像を見るかどうかは、契約内容にもよります。
特に、分譲マンションの場合は防犯カメラを設置する際、事前に運用規則を作成し、ルールに則ってカメラを運用する必要があり、そもそも管理会社に防犯カメラの映像を見せてはいけない規定になっていることもあります。
分譲マンションの場合、管理組合で管理をしていきますが、理事長など、管理組合の中で管理者を選定し、いざという時に見ることができるようになっているのが一般的です。
また、管理人が在中するマンションや寮であれば、管理の一環として管理人が防犯カメラの映像を見ることはあります。
集合住宅の種類別 防犯カメラの運用を任されるのは誰?
集合住宅種類 | 管理者 |
---|---|
分譲マンション | 防犯カメラの管理者を管理組合の中から選出する |
賃貸マンション(アパート) | マンションオーナー・大家さん・管理人(管理会社)など |
寮 | 管理人 |
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マンションの防犯カメラの映像はいつ見るの?頻度は?
防犯カメラの映像を見る方法は、現地に設置したモニターから見る方法と、スマホやパソコンで遠隔で見る方法(遠隔監視オプション)があります。
マンションの防犯カメラ映像を日常的に毎日見るという管理者はなかなかいません。
マンションや寮の管理を委託されている管理人であれば毎日見ることはありますが、常時すべてのカメラをモニターを通して監視されているというケースはほぼなく、映像を見る頻度はオーナーの考えや管理組合で定めたルールによって異なります。
多くの場合、なにかのトラブルが発覚した場合に録画映像を見て犯人の特定や状況証拠の確保に役立てられるために映像を見ます。
ただ、マンションで防犯カメラを取り付ける際、「防犯カメラを設置後、放置しているうちに故障していた」というケースは避けなければいけません。
そのため、3ヶ月に1回程度は、映像が見られるか、レコーダーの録画に異常はないか確認することがおすすめです。
トリニティーでは、防犯カメラの故障をシステムが自動で検知する故障検知(死活監視)システムもマンションのお客様にとても人気です。
マンションの入居者が映像を見ることはある?
「落とし物をしたから防犯カメラの映像を見たい」など、入居者が映像の閲覧を求める場合もありますが、基本的に管理者以外に映像を見せてはいけません。
その理由は、防犯カメラには人の顔など、個人を特定する情報が含まれるからです。
例外として、警察からの捜査協力依頼があった場合は公益性が高いため、協力したほうが良いといえます。
たとえ映像を見たいという人物が「他に誰もいなかったから、自分しか映っていない」と主張をしたとしても、本人に言われるままに映像データを渡してしまうと、大きな問題になる可能性もあります。
個人の判断で映像を見せるのではなく、防犯カメラの運用規則に則った流れが必要です。
必ず本人確認をとる、映像開示の請求理由や、問題があった具体的な日時・場所を指定してもらうなど、慎重に進めるようにしましょう。
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マンション用防犯カメラの録画期間は、プライバシーに配慮して設定する
マンション用防犯カメラの録画期間は、約2週間~1ヶ月程度で設定することが多いです。
マンションの防犯カメラ設置で効果を得るために重要なのは、起こりうるトラブルを監視できる設置場所・カメラスペックを満たすことと、そのトラブルに気付いた時に巻き戻して事実確認ができるような録画期間を設けることです。
半年間以上など長期間録画データを保存しておくことは可能ですが、共用部分で起こるトラブルなどは比較的発見が早いため、集合住宅でそこまでの長期間録画を必要とするケースは少ないです。
更に長期間録画が必要な場合、レコーダーの性能を上げる必要があるため、費用が高くなりやすいというのも覚えておきたいポイントです。
また、防犯カメラを設置する際は、入居者のプライバシーに配慮することが必要です。
必要以上に長期間録画データを保存しておくと、プライバシー侵害へのリスクが高くなる恐れがあるためおすすめできません。
集合住宅の防犯カメラは誰がいつ設置するの?個人でも設置できる?
集合住宅の種類には、マンション・アパート・寮などが挙げられます。
この種類によっても防犯カメラを設置する人物が変わり、必ずしも設置した人=映像を見る人とは限りません。
新築マンションで防犯カメラを設置するのは誰?
新築マンションで防犯カメラの設置を決定するのは、マンションオーナーや管理会社、デベロッパーなどが挙げられます。
ただ、マンションを建てた企業が防犯カメラの映像を見るわけではなく、管理組合などにカメラの運用が引き継がれることが多いです。
マンションの入居者を集める時、セキュリティの有無は重要なポイントになります。
そのため最近ではほとんどのマンションが新築時点で防犯カメラを設置しています。
建設時点で防犯カメラの導入が決まっていれば、配線を壁や天井の中に隠し、より建物の外観を綺麗に保つことができるので、新築物件で防犯カメラの導入の際は早めに専門業者へ相談することがおすすめです。
分譲マンションで防犯カメラを設置するのは誰?
分譲マンションで防犯カメラを設置することを決めるのは、管理組合・理事会の方々です。
管理組合とは、分譲マンションの区分所有者=マンションを購入した人たちのことです。
更に、管理組合の中から理事会役員・理事長が選出され、マンションの維持管理の方針や、管理組合が積み立てている管理費の運用についてなどを協議します。
分譲マンションで防犯カメラを後付けする場合、管理組合・理事会で議題に上がり、防犯カメラの設置業者に見積もりをとる流れが一般的です。
管理会社から見積もりをもらうこともできますが、一般的に防犯カメラのことは直接設置業者へ依頼したほうが設置費用が安く済むことが多いため、相見積もりをとるのが費用を抑えるポイントです。
分譲マンションで防犯カメラを後付け設置するタイミングの例
- 不法投棄や器物損壊など、マンション内でトラブルがあった時
- 近隣で事件があった、または不審者の目撃情報があった時
- 集合住宅向けの防犯カメラ設置補助金が使える時
- マンションで大規模修繕を行うタイミング
- 管理組合で管理している年度予算に余裕がある時
賃貸マンションで防犯カメラを設置するのは誰?
賃貸マンションの場合はマンションオーナー・大家さんが防犯カメラなど各種設備の設置・更新についてを決定します。
賃貸で防犯カメラを後付け設置するタイミングは、たとえば、住人から防犯カメラ設置の要望があった時や、マンションの敷地内でトラブルが起きた時などがあります。
賃貸のマンション・アパートでトラブルが起き、修繕費や不法投棄されたゴミを処理する費用は、オーナーが負担することになります。
防犯カメラがあれば、こうした入居者の問題行動を抑止しながら、万が一の時には証拠を残し損害請求ができる可能性もあります。
賃貸マンションで防犯カメラを後付け設置するタイミングの例
- 入居者から防犯カメラ設置の要望があった時
- 敷地内でトラブルがあり、入居者からクレームがあった時
- 物件の空室対策をしたい時
- 集合住宅向けの防犯カメラ設置補助金が使える時
寮の防犯カメラを設置するのは誰?
寮の防犯カメラは、寮を管理する企業や学校が設置を決定します。
学生寮や社員寮には管理業務を受託されている管理人がいることが多いので、管理人の方から必要を感じて防犯カメラの設置・増設をご相談いただくこともあります。
寮で防犯カメラを後付け設置するタイミングの例
- 寮の共用部分で窃盗・私物紛失が続いた時
- 近隣で事件・不審者の目撃情報が続いた時
- 建物への出入りの管理をしたい時(無許可で第三者が建物に出入りをする等)
- コスト見直しのタイミング
マンションの防犯カメラは個人でも設置できる?
マンションに入居している個人が防犯カメラを設置する際は、マンションを管理するオーナーや大家さんへ許可をとることが必要です。
個人がマンションに防犯カメラを設置しいつでも映像を見られる状態は、設置場所によっては他の入居者のプライバシーを侵害することにもなりかねません。
そのため、マンションに住む個人がトラブルがあって防犯カメラを設置したい時は、賃貸なら大家さんへ、分譲マンションなら理事の方へ伝えたり、総会で議題に上がるようにして、他の入居者とトラブルがないように設置をすることが大切です。
また、個人が住む部屋の中だけでカメラが必要な場合に、室内用の見守りカメラの設置をすることは特に問題ありません。
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壁付けモニターで誰でも映像が見ることができるようになっているのは問題ない?
マンションのエレベーター前やエントランスで壁にモニターがついていて、防犯カメラの映像を見ることができるようになっていることもあります。
特に、密室であるエレベーター内の防犯カメラ映像をエレベーター前で確認できるようにモニターが設置されていることは多いです。
これに関しては法律上、特に問題ありません。
エレベーター内の防犯カメラ映像を外から見ることができれば、エレベーター内のイタズラ防止や、不審な人物が中にいないかなどリアルタイムで確認ができ、入居者にとっての安心につながります。
そのため、エレベーターに防犯カメラを設置する時はエレベーター前のモニター設置も併せてご希望いただくことは多くあります。
ただし、リアルタイムの映像に限ります。管理者以外が勝手に操作して録画映像を見ることはできません。
マンションで防犯カメラには、どんな管理が必要?
管理者に選ばれたら知っておきたい設置前・設置後の注意点
防犯カメラを取り付けた後の管理自体は難しくなく、「機械が苦手」という方でも問題なく運用はできます。
ただ、やはりプライバシーへの配慮や、第三者に映像が流出するリスクなど注意点はいくつかあります。
マンションオーナーや管理組合の方向けに、設置前・設置後の注意点をご紹介します。
設置前の注意点
- 設置場所はプロに相談し、必要なスペック・画角を満たして設置する
- プライバシーを侵害しないよう注意する
- 運用規則を定める
- 防犯カメラの設置業者の保守・保証内容を確認する
防犯カメラの設置業者選びは非常に重要です。
業者によって違うのは費用だけでなく、選べるカメラの種類や設置後の保守サポートが全く違うこともあります。
たとえば、「市販の防犯カメラを取り付けるだけ」というような業者だと、防犯対策に関する知識がなかったり、設置後の修理には対応していないこともあります。
弊社なら、あらゆる環境で防犯カメラ設置の実績があるプロが無料の現地調査を行い、豊富な取り扱いメーカー・機種からお客様のご希望・ご予算に合った防犯カメラシステムをご提案させていただきます。
更に、保証プランも充実で故障時の代替機対応・無償出張修理など充実サポートで設置後もずっと安心です。
「日本製のカメラが良い」「費用を抑えたい」など、まずはご希望をお聞かせください。
設置後の注意点
- 防犯カメラの故障・レコーダーの不具合がないか定期的にチェックする
- 防犯カメラの映像を見て知った他人の情報を第三者に伝えない
- 映像を見るためのパスワードは定期的に変更する
- 必要に応じて防犯カメラの修理・メンテナンスをする
定期的なチェックはもちろんのこと、泥棒に防犯カメラを壊されたり、屋外に設置しておいた防犯カメラが落雷で故障するなど、想定外のトラブルで修理メンテナンスが必要になることも考えられます。
「急にカメラが壊れて費用がかかった」ということを避けるため、設置業者の保証内容はとても大切です。
弊社なら、カメラの稼働状態チェックも、修理対応も対応可能です。
設置内容から保証プランまで、お客様のご希望に合わせて柔軟にカスタマイズできるのが弊社が選ばれる理由の一つです。
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このページでは、マンションの防犯カメラ映像を見るのは誰か?管理は誰がするのか?など、防犯カメラの管理でお困りの方に向けた注意ポイントや弊社の防犯カメラ設置プランについてご紹介させていただきました。
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