自宅にAIカメラを設置するメリット・デメリット
実際に自宅にAIカメラを設置し、1年間使ってみました。その中でわかったことや気付いたことをご紹介します。
弊社のAI人検知システムはもともと太陽光発電所のケーブル泥棒対策のために作ったAI警備システム(AIカメラ)でしたが、自宅に設置してどういったメリット・デメリットがあるのかを検証しようと昨年2022年の夏頃から1年間ほど運用してみました。
AIカメラを設置した結果、生活に変化はあるのでしょうか?
この記事はこんな人におすすめ
- 戸建て住宅にお住まいの方
- 自宅の防犯に不安を感じている方
- 宅配業者など訪問者が多い方
- 出張などで留守が多い方
- 小さなお子様やご高齢の方と暮らしている方
- AIカメラでできることを知りたい方
防犯カメラのAI機能で出来ること
近年では防犯カメラにAI機能を搭載し人の検知をする機種や防犯カメラシステムが登場しています。
弊社でもAI機能を搭載したカメラや人を検知しLINEに通知するAI人検知システムを取り扱っています。
今回は人検知システムを自宅で使用してみました。
実際にAIカメラを使ってみて筆者がわかったことや気付いたことをご紹介します。
人物を検知しスマホに通知ができる
トリニティーのAI人検知システムは予め設定した「警戒エリア」に人が侵入するとLINEで通知するシステムです。
従来の熱検知や動体検知と異なり、「人」のみを検知するため、限りなく誤検知を減らすことができます。
また時間指定も可能で、夜間のみ人検知を利用するお客様もいらっしゃいます。
従来の防犯カメラシステムは録画映像を見返す必要がありましたが、人検知機能はリアルタイムで侵入者を知らせるので、侵入者を確認してすぐに警察に通報することが可能です。
AIカメラで出来る様々なトラブル防止
弊社では人検知だけでなく、駐車場での無断駐車や長時間駐車を検知するシステムや、俳諧を検知し通知するAI徘徊検知システム、集合住宅のゴミ捨て場の管理に活用されるゴミ捨て場管理AIシステムなど幅広いAIシステムを取り扱っています。
AI技術の進歩により、AIカメラが担う役割も増えてきました。
自宅にAIカメラ導入までの流れ
AIカメラの導入方法です。自宅には玄関と駐車場に1台ずつ防犯カメラを設置している状態でした。
AIシステムを玄関、駐車場の防犯カメラ2台に後付けしています。
AIカメラ導入に必要なもの
- 防犯カメラ
- インターネット環境
- LINEアカウント
- AIシステム
今回かかった費用
自宅には自社製品のカメラを2台設置済みで両方のカメラにAIシステムを導入したので、月額3,300円(税込み)の費用がかかりました。
後付けでAIシステムを導入する場合、トリニテイー製の防犯カメラか他社メーカーのカメラかで料金は異なります。
詳しくはこちら
既存のカメラにAIを後付け
自宅にはすでに防犯カメラが設置されていたため、今回追加で導入したのはAIシステムだけです。
弊社のAI人検知システムは既存の防犯カメラに後付けすることができます。
インターネット環境とLINEのアカウントは持っていたので、AI人検知システム(トリニティーAI)を後付けするかたちでの導入になりました。
弊社では様々なメーカーの防犯カメラに人検知の機能を持たせることができる外付けのAIと、防犯カメラ自体にAI機能が搭載されている機種の2種類のAI導入方法をご用意しています。
トリニティー製のAIカメラ
トリニティー製の防犯カメラTR-IP8510は500万画素の高画質な防犯カメラでAI機能を搭載しています。また赤外線センサー搭載なので夜間の侵入者をしっかりと捉えます。
マイク内蔵で音声録音もできる機種で、多くのお客様にご利用いただいています。
TR-IP8510詳細
AIカメラを実際に使ってみた結果
玄関と駐車場の2箇所の防犯カメラにAI機能を後付けしています。
AIの設定として車などは検知せず、人のみ検知するように設定、また時間指定や曜日指定もできますが今回は指定していません。24時間防犯カメラで撮影し、人が入って来ると画像がLINEに届くようになっています。
一年間AIカメラを使用した中で、わかったことや気付いたことをご紹介します。
自宅のAIカメラが検知したもの
家に訪問者が来ると逐一LINEで知らせてくれます。
家族以外の訪問者の多くは以下のとおりです。
- 郵便局員
- 宅急便配達員
- 近所の人が回覧板を持って来訪
- ウーバーイーツ
- 家族の友達
- 営業っぽいスーツを着た人(ただしインターホン前まで)
- 近隣の建設工事の方の連絡
- 庭の植物を見に来た人
一度だけ庭の植物を見に来た中年の女性が敷地内に入ってきたことがありますが、事件性はなさそうなのでスルーしました。
1年を通して不審な人物が家の敷地内に入ってきたことはなかった、という事実がわかりました。
AIカメラを設置したことで、今までは確認できなかった部分を確認することができ、安心感にも繋がります。
また家族が帰宅したタイミングが分かるようになり、夕食の時間を逆算して帰宅するなど防犯とは別のシーンでも役に立つこともありました。
AIカメラは防犯対策だけでなく日常生活においても便利な存在になっています。
AIカメラのメリット・デメリット
自宅でAIカメラの人検知を1年間使ってみて感じたメリットとデメリットは以下のとおりです。
防犯面の安心感はもちろん、日常生活で便利に活用できる点はメリットでした。
随時通知が来る点を煩わしいと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、家族の出入りを確認できることがメリットに感じるケースもあるでしょう。
<メリット>防犯だけでなく日常生活でも活用できる
車屋さんが、故障した車を取りに来てくれた事があり、それもLINEに送られてきた画像で確認できました。
時間給でお願いしている清掃の方が何時間掃除をしてくれたかがわかり、安心してお仕事を頼むことができました。
宅急便で届く置き配の荷物が問題なく帰宅までそこに置かれているかも確認ができました。
ゴミ出しの日にゴミを出したか確認できる点も便利なところです。
人検知を利用する方の大半は私も含め防犯対策が主な理由ですが、防犯以外でも活用できるのは大きなメリットだと感じます。
<デメリット>家族の出入りもLINEで通知される
人を検知するカメラなので自分や家族の出入りの瞬間も通知が来ます。
これに関しては自身には特にメリットに感じませんでしたが、小さなお子さんや認知症の方がいるご家庭にとっては、家族の出入りも確認できて便利だと思います。
AIカメラを設置してみて まとめ
実際に自宅にAIカメラを設置してみて、人の出入りがLINEで確認できる点やリアルタイムの情報を把握することで生まれる安心感は大きなメリットでした。
自宅のセキュリティ強化はもちろんですが、家族の帰宅時間や宅配される荷物の確認など日常生活で活用できることがわかりました。
家族が出入りする度にLINEの通知が来るのが煩わしいと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、それ以上に費用対効果が高い防犯カメラシステムではないでしょうか。
自宅の防犯カメラはレンタルで
家庭用防犯カメラレンタルは初期費用0円で月額4,840円(税込)から導入ができる「ファミリープラン」がおすすめです。
保証も充実しており、万一カメラが故障した際の修理やアダプタなどの消耗品の交換も無償で対応してますので、安心してカメラをご利用いただけます。
また今回導入したAI人検知システムも月々定額でご利用いただけます。
ご自宅の防犯対策にお困りの方はお気軽にお問い合わせください。防犯カメラのプロがお悩みにお答えします。