エッジAIカメラとは?クラウドAIカメラと比較
AIによる画像解析機能が搭載されたAIカメラの需要が高まり、弊社でも侵入検知や転倒検知など、現場の非常事態をカメラが検知しすぐに通知するAIカメラを数多く導入させていただいています。
AIカメラの中には、より素早い通知を可能にする「エッジAIカメラ」と省スペースで運用できる「クラウドAIカメラ」の2種類があり、その中で更に人検知、車検知など様々な機能があります。
このページでは、エッジAIカメラの概要や、エッジAIカメラとクラウドAIカメラの違いについて解説します。
エッジAIカメラとはなにか?
エッジAIカメラとは、一言でいえば、カメラやレコーダーなどの機器にAI機能が搭載されているAIカメラのことです。
どういうことかというと、エッジ(edge)=端末を指し、カメラの設置現場にAI搭載の機器を置き、端末内でAI処理(画像解析)を行うカメラシステムのことをエッジAIカメラと呼ぶのです。
これに対し、クラウドAIカメラの場合はクラウド上でAI処理を行うのですが、AI処理を機器内で行うか、クラウド上で行うかで、動作や適正な用途が異なります。
つまり、エッジAIとは?
防犯カメラ以外でも、「エッジAI」が使われた機器は多くあります。
たとえば、家電製品や介護施設で使われるAI搭載の見守り機器など、結構身近なところにAI機器は存在していたりします。
つまり、エッジAIとは、ネットワーク内に組み込まれた機器(端末)自体にAIが組み込まれたものを指し、端末がその場で考えて処理を行うことです。
エッジAIカメラでできること



エッジAIカメラでできることは多岐にわたります。
セキュリティの向上はもちろんのこと、体調不良で倒れた人を検知し事故の回避、店舗の顧客分析など、あらゆる面で定点カメラによるAI画像解析が役立てられています。
以下にエッジAIカメラでできることの例を挙げます。
- 不審者の侵入検知
- 車両の検知
- 危険エリアへの人の侵入を検知
- 営業時間外に出入りした人物の検知
- 顔認証システムによる特定人物の顔の検知
- 家族の外出・帰宅を検知
このように、AIカメラは特定の事象を検知し、リアルタイムで関係者に通知するために使われることが多く、迅速かつ正確性の高いカメラシステムが求められます。
トリニティーのAIカメラを見るエッジAIカメラのメリット・デメリット
AI搭載の防犯カメラシステムを導入するなら原則、エッジAIカメラがおすすめです。
防犯カメラ・監視カメラのシステム内にAIを採用する目的の多くは、侵入者の検知や異常の検知など、現場で異常があった場合に管理者がリアルタイムで通知を受け取ったり、サイレンなどで現場にいる人達に知らせることが目的のため、クラウド上で処理を行うクラウドAIカメラよりも、エッジAIカメラのほうが早くて安心だからです。
AI端末がその場で判断し処理するので、ネットワーク障害などの外部環境に左右されにくく、安定して稼働するのがエッジAIカメラのメリットです。
デメリットとしては、AI搭載カメラを必要とするため、通常の防犯カメラと比べて値段が高くなりがちなことがあります。
その点、弊社の防犯カメラレンタルサービスなら、機器の導入費用・工事費用コミコミで初期費用0円の月額料金のみでご利用いただけるので、手軽な価格帯で安心のAIカメラシステムをご利用いただくことができます。
エッジAIカメラとクラウドAIカメラの比較
エッジAIカメラとクラウドAIカメラの違いは、AI処理を行うのが端末内か、クラウドサーバー上という点です。
どちらにもメリット・デメリットがあり、AIカメラを使用する目的に合わせて選ぶのがおすすめです。
エッジAIカメラとクラウドAIカメラの違いについて、比較してみました。
エッジAIカメラとクラウドAIカメラ比較
比較項目 | エッジAIカメラ | クラウドAIカメラ |
---|---|---|
AI処理 | AI搭載のカメラまたはレコーダー | クラウド上 |
導入料金 | AI搭載の機器を使用するため、 初期費用が高くなりやすい |
サーバーの利用料金がかかるため、 ランニングコストが高くなりやすい |
メリット | ・録画やAIの処理が現地で行われるため、 ネットワーク障害にも強く安定して稼働 ・ネットワークを介さずAI処理ができ、高画質 |
・現地にHDDを置く必要がなく、省スペース |
デメリット | 機器料金が高くなりやすい | ・月額料金が高くなりやすい ・画質が低いことが多い ・通信障害があるとAI処理も録画もされない |
エッジAIカメラとクラウドAIカメラ
どっちを選ぶのが正解?
エッジAIカメラとクラウドAIカメラは、どちらのほうが優れているというものではなく、それぞれにメリットとデメリットがあるので、AIカメラを使用する現場や目的に合わせて選ぶことが必要です。
よくある勘違いとして、「スマホでみたい場合はクラウドAIカメラ」と思われることもあるのですが、スマホを使った遠隔での映像確認・録画映像の閲覧はエッジAIカメラ・クラウドAIカメラのどちらでも可能です。
エッジAIカメラの利用例
- セキュリティ性が重要な現場
- 高画質でみたい場合
- リアルタイムで現場の異常を知りたい
クラウドAIカメラの利用例
- 画質は低くても良いので手軽にAIカメラを使いたい
- 機器を置くスペースがない
- タイムラグがあっても問題がない
機器のご提案・販売から設置工事、修理メンテナンスまで全てワンストップで対応する弊社では、価格を抑えて高精度なエッジAIカメラを導入していただくことができます。
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カメラの設置業者でもあり、エッジAIカメラシステムの企画・開発でもあるトリニティーだからこそ、高精度なAIカメラシステムを導入しやすい料金帯でご利用いただけます。
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