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クラウド録画のメリット・デメリット

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ネットワークカメラ映像のクラウド録画とは

ネットワークカメラ映像のクラウド録画

ネットワークカメラという防犯カメラの種類があること、そして、クラウド録画という単語は、ここ数年で多くの方に知られるようになりました。
防犯カメラの新規導入を考える方がネットワークカメラのラインナップを確認したり、録画方法としてクラウド録画を検討することは珍しくありません。
ネットワークカメラやクラウド録画はたしかに使い方によってはとても便利でたくさんの可能性を秘めたシステムですから、ネットワークカメラやクラウド録画が広く世間に知られることはとてもいいことですが、ただ、ネットワークカメラが他のカメラとどう違うのか、クラウド録画とは何なのかについてはよくわからないという方が少なくないという問題もあります。

例えば、弊社にお問い合わせをくださるお客様でも

  • スマホを使って遠隔で防犯カメラ映像を確認したいからクラウド録画システムのネットワークカメラを探しています
  • コストを抑えるにはクラウド録画がいいと聞いたのですが…
  • きれいな映像で撮影するためにはネットワークカメラでないといけないと聞いたのですが…

とおっしゃる方が少なくないのですが、これらの情報は完全には正しくありません
ネット枠カメラに限らず同軸カメラでもスマホ遠隔監視は可能ですし、クラウド録画とそれ以外の記録方法はカメラの台数によってどちらの方がコストパフォーマンスがいいかは異なります。また、画質についても、同軸カメラであってもフルハイビジョンレベル以上の高画質が実現できるようになっています(※)。

(※)AIを活用するほど正確な映像が必要な場合にはデジタル信号だけでデータを送るネットワークカメラが有利であることは確かです。肉眼では、同軸カメラとネットワークカメラの映像の質について差はほとんど確認できません。

このページでは、クラウド録画とは何か、スマホを使って防犯カメラ映像を確認するにはクラウド録画システムのネットワークカメラを導入しないといけないのか、また、性能・コスト・安全性などを総合的に見たクラウド録画のメリットデメリットについてまとめました。

クラウド録画とは

クラウド録画とは

防犯カメラ映像のクラウド録画とは、防犯カメラが撮影した映像をクラウド上で録画する仕組みのことです。
クラウド録画以外の録画方法ではSDカードやレコーダーなど物理的な装置に記録します。これまでは後者の物理的な装置に記録する方法が一般的でしたが、近年では音・写真・ビジネス資料などをクラウドに保存する方も増えたため、防犯カメラ映像のクラウド録画についても違和感のない方が多いのではないでしょうか。

クラウドとは?

クラウドという言葉はよく聞くけれども、「そもそもクラウドとは何だ?」と思われる方も少なくないのではないでしょうか。
抽象的になってしまいますが、クラウドは、インターネットを通じてサービスを必要なときに必要な分だけ利用する考え方です。
例えばクラウドサービスといえば、ソフトウェアをパソコンにインストールしたりハードウェアを購入したりしなくてもいつでもインターネットを通して必要なアプリケーションが利用できるサービス、クラウド録画といえば記録装置を所有しなくてもいつでもインターネットを通して必要なデータの記録・取り出しができるシステムになります。

クラウド録画とそれ以外の録画の違い

クラウド録画を使用しない場合、防犯カメラ映像を録画するにはレコーダーという記録装置と防犯カメラをつなぐ、もしくは、SDカードなど小さな記録装置を防犯カメラ本体に内蔵します。
レコーダーと防犯カメラをつなげるためには配線工事が必要となるため「工事できる環境ではない」「建物に穴をあけたくない」という場合には問題が発生します。また、SDカードなど小さな媒体は記録できる容量も小さいため、長期間日常的に使用する防犯カメラの記録方法としては向かないという根本的な不一致があります。
クラウド録画はこうした状況で有力な解決策となります。
クラウド録画であれば、インターネット環境さえあれば配線工事の必要がなく、また、クラウドシステムの性能次第で大きなデータ量の録画ができるからです。
さらに、クラウド録画には物理的な装置がないため盗難の心配がないという利点もあります。

クラウド録画の懸念点

クラウド録画について、上記では優れた点のみを抽出してご説明しました。口述しますが、クラウド録画には懸念点もあります。例えば、SDカードやレコーダーであれば、寿命はありますが、一度購入したらそれなりの期間初期投資だけで運営ができますが、クラウド録画では常に使用料が発生するため、使い方次第では非常に大きなコストが必要となる点です。また、複雑な仕組みを理解しないまま活用する方が多く、そこを突いた悪質な業者が粗悪なクラウドシステムを販売しているため費用対効果の伴わないシステム・容易にハッキングされるシステムを購入してしまうリスクがある点も課題です。

クラウド録画をするならネットワークカメラでないとダメ?

クラウド録画をするためにはネットワークカメラが必要だといわれることがありますが、これは完全に正しいわけではありません。
同軸カメラであってもレコーダーを介してクラウドに録画データを保存しておくことは可能です。
ただ、配線やレコーダーという物理的装置の配置が困難なためクラウド録画を採用するケースが少なくないことから、クラウド録画をするのであればカメラ本体をインターネットに接続することができるネットワークカメラが有効であるのは事実です。

また、クラウドに録画した映像をその他のシステムと組み合わせることで緻密にデータ解析して、ディープラーニングを含めた機械学習などのAI分野で利用するためには、やはり、ネットワークカメラ映像の方が有利です。
同軸カメラでは映像をアナログデータ⇔デジタルデータと変換する工程があるためその際に若干画像が劣化してしまうためです。目視で判別できるほどの劣化ではありませんが、解析などに活用するデータとしては痛手となります。

スマホで防犯カメラ映像を確認するならクラウド録画・ネットワークあk米良のセットでないとダメ?

こちらは完全に誤りです。
映像を記録すること(録画)、映像を撮影すること、映像をリアルタイムで確認できるよう映像データを配信すること、という3つのタスクが混乱していると、こうした誤解をしてしまいます。
インターネット上でも、「スマホで映像を確認するためにネットワークカメラを導入しましょう」という趣旨の文言をよく見かけますが、ネットワークカメラに限らず同軸カメラでも防犯カメラ映像をスマホやタブレットを使って遠隔で確認することは可能です。
実際、弊社で防犯カメラシステムの導入をお手伝いさせていただいたお客様の多くは、同軸カメラを採用した防犯カメラシステムでスマホ遠隔監視を利用されています。

機器の性能にもよりますが、2020年現在、一般的には同軸カメラよりもネットワークカメラの方がトータルコストが高くつき、また、クラウド録画システムの利用料金もレコーダーに比べると高額となるケースが少なくありません。
「スマホで映像を見たいから」
という理由だけでネットワークカメラを導入してしまうと、必要以上に高い設備を選択してしまうことにつながりかねないため注意してください。

クラウド録画とは まとめ

まとめると、クラウド録画をするためにネットワークカメラであることが必須ではありませんが、ネットワークカメラでクラウド録画をする方が理にかなっているうえにメリットが大きいといえます。
やはり、クラウド録画をするのであればネットワークカメラの採用がおすすめです。ただし、遠隔監視のためにネットワークカメラを導入するのであればそれはもっと安く故障の少ない選択肢が別にもあります。

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防犯カメラ映像をクラウド録画するメリット・デメリット

クラウド録画メリットデメリット

ここからは、改めて、クラウド録画のメリットとデメリットを整理していきます。
メリットの多い仕組みではありますが、防犯カメラの記録という領域においては、活用目的や環境次第でクラウド録画はデメリットの方が大きくもなります。
クラウド録画のメリットとデメリットを整理しながら状況に併せて適切な機器・システムを選択することが、費用対効果や満足度の高いセキュリティシステムの導入につながります。

クラウド録画のメリット

クラウド録画のメリットの1つは、レコーダーなど物理的な記録媒体が必要ないことことです。
山奥、建設現場、青空駐車場など、防犯カメラから配線でつながる距離にレコーダー機器を保管しておくことが難しい環境では、クラウド録画システムが活躍します。

また、クラウド録画は一般的に月々のクラウドシステム使用量に応じた契約を結ぶため、レコーダー機器の導入などのように初期投資が発生しないてんもメリットといわれています。
ただ、レコーダーを利用する防犯カメラシステムでもレンタル契約やリース契約を結べば初期費用を抑えて月々一定額の支払いとできるため、初期投資の少なさはクラウド録画に限ったことではないことも知っておいた方がいいかと思います。

その他クラウド録画のメリットとしては、必要な容量を設定して月々の支払額を決められる点も挙げられます。
防犯カメラシステム導入当初は1週間分の録画で十分と考えていたけれど、使用するうちにより長期間の記録が必要となった場合、レコーダーなどハードウェアを導入していたら機器の入れ替えが必要となりますが、クラウド録画システムであれば契約内容を変更するだけで済みます。

補足:ネットワークカメラのメリットとの組み合わせ

ネットワークカメラは、インターネットにつながったパソコンとカメラが一体となったような装置です。
同軸カメラとの大きな違いは、購入した後もソフトウェアのアップデートにより機能が向上していくことといえます。
イメージは、スマホを購入した後アプリをアップデートすることでスマホ機能が向上していくような感じです。
ネットワークカメラと一括りでいっても金額・性能はさまざまなためすべてのネットワークカメラが恒常的にアップデートをするとは言えませんが、理屈では、ネットワークカメラはソフトウェアのアップデートでどんどん高性能にしていくこともできます。
最近は防犯カメラ映像を顧客データの解析や市場予測に活用するケースもありますが、こうした場合には特に、クラウド上で柔軟に映像を録画し取り出せることは大きなメリットになるといえるでしょう。

クラウド録画のデメリット

クラウド録画のデメリットは、無線ということで懸念されるデータ送信の不安定性と、ハッキングされ映像を盗み見られる危険性、そして、まだまだ高いクラウド利用料といえます。

データ送信の不安定性について:
防犯カメラ映像を現地で記録せずに無線で録画することは、記録装置が不要という利便性の反面、データがクラウドまで到達できずに記録自体ができなくなるというリスクを伴います。
同軸カメラにしろ、ネットワークカメラにしろ、カメラ本体とレコーダーを有線で接続した場合には、撮影した映像が録画されないということはほぼあり得ません。
しかしインターネットを通して映像を記録する場合には、回線が遮断されてしまうと録画データが残りません。
ネットワークカメラとインターネット回線が有線でつなげず、ネットワークカメラをwi-fiでインターネット回線につなげている場合にはなおさら危険です。
Wi-Fiを使用するリスクについては下記ページにまとめてありますので、よかったらご参照ください。
>>Wi-Fiで防犯カメラを使うメリット・デメリット

ハッキングの危険性について:
クラウド録画システムとつながったネットワークカメラ映像が他社から盗み見られていたという事例は後を絶ちません。
この危険性をできる限り回避するためには、契約前にクラウド録画システムやネットワークカメラの使い方について業者とよく話し合ってください。
ネットワークカメラのセキュリティは購入後お客様ご自身の設定をしないとセキュリティが有効にならず、ハッカーや第三者に丸見えとなってしまいます。
この設定は複雑なため、ネットワークやパソコンに詳しい方であればご自身でもできてしまうかもしれませんが、多くの場合は業者に依頼した法がいいのではないかと思います。
映像の漏洩が後を絶たない社会情勢の中では、購入後のセキュリティ設定についてきちんとした説明や対応をしてくれない業者からは、ネットワークカメラの購入やクラウド録画システムの契約を避けた方がいいかもしれません。

クラウド利用料金について:
クラウド録画のクラウドシステム利用料金は、各社、容量ごとに細かく設定しています。
クラウド利用料は技術の向上とともに年々下がっては来ていますが、いまだにレコーダーなどと比較すると割高になります。
多くの会社でクラウド録画の料金設定を防犯カメラの台数で規定しているため、防犯カメラ台数が多くなると特に高額な運用費が必要となる傾向があります。

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ネットワークカメラ映像のクラウド録画:
まとめ

ネットワークカメラで撮影した映像をクラウドで録画すること、クラウド録画のメリットやデメリットをまとめました。
AIを活用するような緻密なデータが必要なケースでは、ネットワークカメラとクラウド録画というシステムを導入するメリットが際立ちますが、一般的な店舗・オフィス・工場といった場所では、ネットワークカメラのデメリット(運用コストの高さや耐久性など)や、クラウド録画のデメリット(ハッキングのリスクや運用コストの高さ)が目立つことが少なくありません。
文中でも少し触れましたが、
「スマホで防犯カメラ映像を確認するためにネットワークカメラとクラウド録画を採用する」
という誤った情報に振り回せれて、必要以上の設備投資をしてしまうことがないよう、防犯カメラ導入時には防犯カメラ専門業者と相談してみることがおすすめです。
最終的にどこで購入するかは別として、まず防犯カメラ専門業者と話をすることで、防犯カメラを導入する目的に照らし合わせた防犯カメラシステムがどの程度なのかを教えてもらい、検討材料とするのが得策です。

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