防犯カメラの電気代はいくらぐらい?
防犯カメラ設置のご相談をいただく際、「防犯カメラの電気代はどれぐらいかかるんですか?」というご質問をいただくことがあります。
最近は色々なものが値上がりしているため、防犯カメラの設置後の維持費がいくらぐらいかかるか知っておきたいという方は多いようです。
このページでは防犯カメラ設置後の維持費となる電気代について、概算費用や地域による違いなどお伝えしていきます。
防犯カメラの電気代
結論からいうと防犯カメラの電気代は、契約している電力会社やプランの内容により異なります。
主要な東京電力、中部電力、関西電力など大手電力会社の中でも差があり、更に今では電力の自由化によって新しい電力会社も増えているので金額をずばり伝えるのが難しいですが、概算を計算することはできます。
地域ごとで違う電気代
どこの会社もそうだとは思いますが、防犯カメラの見積もりに電気代がいくらかかるという記載まではありません。
利用する防犯カメラがどれくらい電気を必要とするかは利用する機器によるものですが、電気代はお客様自身が契約している電力会社の料金設定によるからです。
では、大手電力会社のうち3社で比較してみます。
- 東京電力・・・30円/1kw
- 中部電力・・・21円/1kw
- 関西電力・・・20円/1kw
(※この電気料金は2023年7月時点のものです)
このように、地域だけでも電気代は異なります。
ここでは電気代概算の算出のため、この3社平均をとって1kwあたり23円として計算しようと思います。
電気料金を計算してみよう
防犯カメラ周辺の機器というと、防犯カメラ本体・レコーダーの他モニターがありますが、モニターは現在スマホで見ているという方や個人宅の場合はご自宅のテレビで見られていることが多く、今回は防犯カメラとレコーダーの2つの機器の料金を計算します。
前提として今回は弊社の200万画素防犯カメラ「TR-8001」と、4TBレコーダー「TR-1040-4TB」の消費電力を元に計算します。
また、以下の概算電気料金ですが、電気会社・設置環境・お客様の電気プランによっても変わりますので、責任は負いかねます。その点だけご理解をお願い致します。
防犯カメラ1台の場合
防犯カメラの最大消費電力+レコーダーの最大消費電力22.1W
【1日あたり】(22.1×24=)530.4Wh = 0.5304kWh = (0.5304×21.33=)1日あたり11円
【1ヶ月あたり】0.5304kWh×30日×21.33円=1ヶ月あたり339円
【1年あたり】0.5304kWh×365日×21.33円=1年あたり4129円
防犯カメラ4台の場合
防犯カメラの最大消費電力+レコーダーの最大消費電力58.4W
【1日あたり】(58.4×24=)1401.6Wh=1.4016kWh=(1.4016×21.33=)1日あたり30円
【1ヶ月あたり】1.4016kWh×30日×21.33円=1ヶ月あたり897円
【1年あたり】1.4016kWh×365日×21.33円1年あたり10,912円円
防犯カメラ8台の場合
トリニティーの防犯カメラの最大消費電力
防犯カメラの最大消費電力+レコーダーの最大消費電力111.8W
【1日あたり】(111.8×24=)2683.2Wh=2.6832kWh=(2.6832×21.33=)1日あたり57円
【1ヶ月あたり】2.6832kWh×30日×21.33円=1ヶ月あたり1,717円
【1年あたり】2.6832kWh×365日×21.33円=1年あたり20,889円
防犯カメラの電気代 まとめ
防犯カメラの電気代は、屋内に設置したか、屋外に設置したかによっても変わってきます。
というのも、最近の防犯カメラの多くは赤外線センサーが搭載されていて、暗い場所もくっきりと映像が見られる仕様のものが多く、屋外に赤外線が発光する赤外線カメラが多ければ多いほど、夜間が長い冬のほうが高くなり、日中が長い冬のほうが安くなります。
なので、具体的な電気代をここで算出することはできませんが、大まかなイメージとしてご理解いただけたかと思います。
モニターは見ない時は消しておく、など心がけて実践することが、SDGsな社会に貢献できることではないでしょうか?
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