【敷地侵入者を撃退】
屋外用の防犯センサーはビームセンサーがおすすめ
屋外のセキュリティには、ビームセンサー・AIカメラ等で侵入者を検知し、センサーが感知したら警告音や光で撃退する設備がおすすめです。
建物の防犯を考える際も、泥棒や不審者は、敷地の外から侵入してきます。
屋外のセキュリティがしっかりしていれば、建物の中に入られる前に音・光で不審者を撃退することも可能となります。
このページでは、屋外のセキュリティを強化するビームセンサーやと警報・ライトなどのセキュリティ設備を撃退し不審者を撃退する方法についてご紹介します。
屋外の防犯センサー設置はこんな方におすすめ!
- 自宅の敷地をしっかりと防犯したい
- 人感センサーを使ったセキュリティを考えているが、なにを選ぶべきかわからない
- 音が鳴るセキュリティやライトを使った侵入防止システムを取り入れたい
屋外でおすすめの防犯センサー「赤外線ビームセンサー」とは
赤外線ビームセンサーとは、センサーから赤外線ビームを照射し、ビームが遮断されたことを検知するセキュリティです。
屋内で使うこともできますが、どちらかといえば屋外で重宝されます。
たとえば、敷地の境界線付近でビームセンサーを設置しておけば、センサーから発する赤外線ビーム上を不審者が横切った時点で反応し、警告音を鳴らしたり、フラッシュライトを点滅させて侵入者を撃退することができます。
防犯センサーには、赤外線や人の熱を感知する「人感センサー」や、窓やドアの開閉を検知するドアセンサー、窓ガラスの破壊を感知するガラス破壊センサーなど様々な種類があり、ビームセンサーはこのうち「人感センサー(アクティブセンサー)」に入る製品になります。
最近では、AI防犯カメラを使って人を検知することも可能です。
防犯センサーを用いる際は、どのセキュリティが合っているかしっかりと考える必要があります。
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誤検知はない?なぜビームセンサーが屋外向けのセキュリティとされるのか
ドアセンサーやガラス破壊センサーなどは、そもそもドアや窓ガラスに設置する前提のセキュリティになるため、屋外向きではありません。
そのため、屋外で防犯センサーが必要な場合は人感センサーもしくはAI防犯カメラを設置することになります。
同じく人感センサーとして代表的なものにパッシブセンサーがありますが、パッシブセンサーは、人物の熱(体温)と、設置現場の温度の差を感知するものです。
そのため、屋外でパッシブセンサーを設置すると天候や気温に左右されやすいという一面があります。
ビームセンサーは、センサーが発する赤外線ビームを横切ると反応するので、屋外でも使いやすいというのがメリットとなっています。
ビームセンサーのデメリットとしては、検知するトリガーが「赤外線ビームの遮断」なので、人以外の車や動物にも反応し、誤検知がある可能性があるという点です。
誤検知を抑えるため、現場に合わせた機器選び・設置位置選びをしなければ、不要な面で大きな音が鳴る可能性もあるため、プロに相談してから設置することをおすすめします。
ビームセンサー・パッシブセンサー・AI防犯カメラの違いは?
ビームセンサー・パッシブセンサーは自動で侵入者を検知する仕組みとして、長年多くの施設で使われているセキュリティです。
AI防犯カメラとは、従来の「不審者の侵入や不正の防止」、「定点の撮影・録画」に加え、現場の異常を自動で検知できる防犯カメラシステムのことです。
AI防犯カメラの中にも、侵入検知の他、特定の人物を検知する「顔認証」や、人の転倒を検知する「転倒検知」など、製品によって検知できる内容が違いますが、不審者対策でAI防犯カメラを設置するなら、侵入検知機能がおすすめです。
ビームセンサー・パッシブセンサー・AI防犯カメラの侵入検知の違いを簡単に表にすると、こんなかんじです。
種類 | 検知対象 | 利用例 |
---|---|---|
ビームセンサー | 赤外線ビームの遮断 | ・屋外での泥棒、不審者侵入防止 ・工場・倉庫内の車両通過を検知 ・駐車場の車の入出庫を検知 |
パッシブセンサー | 人物の表面から放射されている赤外線 | ・室内での侵入対策 |
AI防犯カメラ (侵入検知) |
人物 ※車を検知することも可能 |
・屋外での不法侵入防止 ・屋内でのエリア管理 ・労務管理、現場管理 |
AI防犯カメラの場合、AI防犯カメラと警報やライトと連動させれば、不審者を撃退しつつ、証拠も確保できるというのが大きなメリットとなります。
セキュリティシステムを設置する時は、「どこで何を検知したいのか?」「検知後、音や光で撃退をしたいのか、関係者へ通知がいくだけで良いのか」など、考えておくべきことが多いため、セキュリティに詳しい業者へ依頼することがおすすめです。
屋外対応のビームセンサー製品
屋内・屋外対応赤外線ビームセンサー NR60AQS
動物・落葉等による誤動作防止のため、4段配列した赤外線ビームを同時に遮断しなければ警報出力をしない仕様になっています。
IP66の防塵防水性能があり、屋外のセキュリティセンサーとしておすすめです。
- 電源入力:DC10.5V~28V(無極性)
- 警戒距離:60m以下
- 検知感度:40msec~500msec(可変)
- レンズ稼働範囲:【水平方向】±90°/【垂直方向】±10°
- 外形寸法:W103×H398×D97.4mm
屋内・屋外対応赤外線ビームセンサー NR30TD
2段の赤外線ビームを同時に遮断したときに警報を出力するビームセンサーです。
取付場所に応じて遮光時間を調整できます。
- 電源入力:DC10.5V~28V(無極性)
- 警戒距離:【屋外】30m以下 / 【屋内】60m以下
- 検知感度:50msec~500msec(可変)
- レンズ稼働範囲:【水平方向】±90°/【垂直方向】±5°
- 外形寸法:W77×H177×D83mm
屋内・屋外対応赤外線ビームセンサー NR60AQM
4段の赤外線センサーを同時に遮断したとき、もしくは上段2段、下段に警報を出力するビームセンサーです。
取付場所に応じて遮光時間を調整できます。
- 電源入力:DC10.5V~28V(無極性)
- 警戒距離:60m以下
- 検知感度:40msec~500msec(可変)
- レンズ稼働範囲:【水平方向】±90°/【垂直方向】±10°
- 外形寸法:W103×H398×D97.4mm
屋外でビームセンサーを設置する時の注意点
防犯センサーを使ったセキュリティは、極力誤作動が発生しないよう設置環境に合わせて施工する必要があります。
特に屋外は、設置の仕方や設定を誤ると水濡れですぐに故障してしまうおそれや、誤作動によって騒音問題になってしまうリスクもあります。
屋外で防犯センサーを使う場合の注意点をご紹介します。
屋外対応(防塵防水)の機器を使う
屋外に設置する設備は当然、雨風にさらされるため、極力天候による影響がないよう、防塵防水性能のある機器を設置することが必要です。
防塵防水性能の基準値としてIP規格というものが存在します。
屋外ではIP65~66の機器が選ばれることが多いですが、場合によってはIP67の基準を満たすことが必要なこともあり、設置環境に合わせて機器を選びます。
選び方が適正でなければ無駄に費用が高くなったり、すぐに故障してしまうことが考えられます。
プロが取り付けを行う
屋外対応の機器を使っても、中の部品すべてが防水になっているわけではありません。
そのため、「屋外対応」と記載のある製品を使っても施工が雑だと機器の内部に水が侵入して故障することがあります。
せっかくのセキュリティも、壊れてしまっては侵入者を検知できず、もちろん音も鳴りません。弊社なら、経験豊富なベテランの職人が施工を担当するので安心です。
機器の高さや向き、設定を適正にする
防犯センサーにも機種によって警戒対象にできる距離や角度が異なります。
屋外のセキュリティは、部外者の侵入を防ぎ、盗難や強盗などの被害を防ぐ重要な役割を担います。
そのため、機器選びだけでなく設置場所や警戒したいエリアに合った高さや向きを調整しなければ、誤作動で近所迷惑になってしまったり、本来カバーすべきエリアで侵入者を見逃してしまうリスクがあります。
屋外のセキュリティ設置は出来る限り専門業者に任せることがおすすめです。
証拠を押さえる
屋外・室内どちらにしても大切なのが、証拠を捉えることは重要です。
防犯センサーとフラッシュライトや警報で威嚇して被害を防いだとしても、侵入されたときの状況がわからなければどこから、どんな状況で不法侵入が起きたのかが把握できず、また、本当に不法侵入だったのか誤作動だったかの判断もできないからです。
防犯カメラの映像による正確な状況証拠が犯人の特定やその後のセキュリティ強化に役立ちます。
「設置する機器が増えるとコストが心配・・・」という方には、AI防犯カメラを使うことで防犯センサーの役割と証拠の確保の2つの役割をカメラで実現させることも可能です。
屋外の防犯対策でおすすめのセキュリティは?
屋外のセキュリティとして効果的なのばビームセンサーだけではありません。
弊社では防犯センサーの他、防犯カメラや防犯フィルムなど幅広いセキュリティ製品に対応しています。
豊富な品揃えと高い知識・技術で屋外・室内問わず、最善の防犯対策をご提案します。
ここでは屋外の防犯対策でよく使われるセキュリティ機器についてご紹介します。
防犯センサー
防犯センサーと警報・ライトを使ったセキュリティは敷地への不法侵入を防ぎ、しっかりと外周を警戒できる基本的なセキュリティとしてよく活用されています。
施設内や倉庫への侵入の瞬間を警戒するなら、シャッターセンサーやマグネットセンサーなど扉の開閉に反応するセンサーを使うこともあります。
防犯カメラ・AIカメラ
防犯カメラを使うメリットは、万が一不法侵入や不正があった場合に、録画映像から証拠が確認できる点と、防犯カメラの存在そのものが犯罪の抑止力として効果があり、防犯対策において2つの役割を一つの機器で賄えることが大きいでしょう。
企業であればセキュリティとして屋外に設置、業務効率化のために室内に設置するなど、設置場所や目的に合わせて応用できる点も防犯カメラが好まれる理由となっています。
弊社では防犯カメラをレンタル・リース・一括買取にてご利用いただくことができます。
特にレンタルは初期費用0円で本物の高品質なカメラを設置でき、さらに故障の際も出張修理対応ができるため人気です。
防犯カメラ設置の詳細
電気錠・電磁錠
保育園や学校、介護施設の門扉などで後付けできるセキュリティとして人気なのが電気錠・電磁錠を使ったオートロックシステムです。
関係者以外の立ち入りや時間外の人の出入りを制御・記録できるため不法侵入の防止につながります。
防犯対策だけでなく、工場など敷地内に危険エリアが存在する場合、エリア管理にもおすすめなセキュリティです。
電気錠・電磁錠(入退室管理システム)の詳細
屋外の防犯対策をプロに相談!現地調査無料
赤外線ビームセンサーの屋外での設置場所は?
防犯センサーは戸建て住宅から企業、工場、無人の広場にいたるまで幅広く利用されます。
屋外で防犯センサーを設置する場合、ポールや壁面などに設置して定点でセキュリティが稼働するようにします。
屋外での設置場所の例をご紹介します。
屋外で防犯センサーを取り付ける場所の例

敷地の外周
敷地の出入り口・裏口は最も人の出入りが発生しやすく、防犯対策が必要です。
夜間など、営業時間外のみセンサーが稼働しておくようにしておけば不法侵入の防止につながります。

ベランダ
建物で不法侵入が起きるのは1階だけではありません。
2階、3階の窓やベランダでも侵入しやすい構造の場合はあります。

倉庫・資材置き場
高価な工具や資材が置かれている倉庫や資材置き場は、盗難リスクが高まります。
周囲に人がいない夜間や休日こそ、防犯センサーによる警戒が有効です。
屋外の防犯センサー設置 よくある質問
センサーのみでも威嚇効果はありますが、防犯カメラとの併用により録画・証拠確保ができ、防犯効果はさらに高まるのでおすすめです。
可能です。まずは無料の現地調査・お見積りをさせていただきます。お気軽にご相談ください。
立地環境や建物の種類によってもどこに何を設置するべきか変わります。弊社では防犯センサーや防犯カメラの他、幅広いセキュリティを取り扱っていますので、お気軽にお問い合わせください。
ビームセンサーは、センサーが発する赤外線が
プロが屋外の防犯対策を総合的にアドバイス
屋外の防犯対策は、「なんのセキュリティを選ぶか」も大切ですが、それ以上に「どこに、どのように設置するか」が重要です。
誤った機器選びや設置ミスは、侵入を見逃したり誤作動を引き起こす原因になります。
弊社では、実際の設置環境を確認したうえで、最適な防犯センサーや防犯カメラをご提案し、設置工事まで一貫して対応いたします。
屋外のセキュリティ対策を検討されている方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。