掃き出し窓の防犯対策はこれで完璧!
泥棒が嫌がる防犯アイテム4選
掃き出し窓は、窓の下部分が床まである大きな窓のことで、リビングや庭、ベランダに面していることが多いのが特徴です。開放感があり、光や風を取り込みやすい便利な窓ですが、その一方で、泥棒にとって侵入しやすい窓のひとつでもあります。
このページでは、掃き出し窓が狙われやすい理由と、具体的な防犯対策についてご紹介します。
この記事はこんな人におすすめ
- 掃き出し窓の防犯対策をしたいけれど、何をすればいいかわからない
- 空き巣対策として効果的な防犯グッズを知りたい
- 家の防犯対策を強化したいけれど、コストを抑えたい
- 家の防犯対策を強化したいけれど、コストを抑えたい
泥棒が嫌がる防犯アイテム4選を詳しくご紹介していきます。しっかり対策をして、安全な住まいを守りましょう。
掃き出し窓とはどんな窓?
掃き出し窓(ベランダ窓)とは、窓の下部分が床面に接している大きな窓のことを指します。
- 高さ:約180~200cm
- 設置場所:リビング・ベランダ・庭に面した場所
- サイズ:1枚あたり約1.5㎡が平均
リビングに採用されることが多く、開放感のあるデザインが人気のこの窓ですが、実は泥棒にとって「絶好の侵入口」になりやすい場所でもあります。
なぜ狙われる?掃き出し窓が泥棒の標的になるワケ
警視庁の発表によると、泥棒の侵入経路の約6割が窓からの侵入という結果が出ています。
つまり、窓の防犯対策が甘いと泥棒に「入り放題の家」と思われてしまう可能性が高く危険です。
なかでも掃き出し窓は特に狙われやすいとされています。では、その理由を詳しく見ていきましょう。
参考:引用元:住まいる防犯110版 侵入窃盗の侵入口掃き出し窓は泥棒にとって理想の出入口
掃き出し窓の多くは大きなガラス面とシンプルな鍵構造のため、窓を割るだけですぐに侵入できます。
とくに以下のような手口が使われます。
- 「焼き破り」:ガラスに熱を加えて割る
- 「こじ破り」:バールやドライバーでこじ開ける
- 「打ち破り」:ハンマーなどで叩いて粉砕
通常の窓よりも開口部が大きいため、一度破ればスムーズに室内へ侵入できてしまいます。
窓の防犯意識が低い家庭が多い
掃き出し窓は、鍵をかけ忘れたり、補助錠が付いていないことが多く、戸締まりの甘さを狙われます。
とくに、以下のような状況では侵入のリスクが高まります。
- 「少しの間だから」と施錠せずに外出
- 網戸のままで過ごし、無施錠のまま寝る
- 夜間や留守時でも補助ロックをかけていない
泥棒は、事前に家の防犯状況を下見することが多いため、こうした習慣がある家庭は特に狙われやすくなります。
工具1本で簡単突破!「大きなガラス面で割るのが容易」
掃き出し窓はガラス面が広いため、ドライバーやバールを使ってピンポイントで力を加えれば簡単に破壊できます。
とくに、一般的な窓ガラスは「打ち破り」や「こじ破り」に弱く、ものの数秒で侵入可能になってしまいます。
掃き出し窓の「割られやすいポイント」
- 窓の角やサッシ付近
-
- 窓の端はガラスの強度が低いため、バールやハンマーで一点集中の衝撃を加えれば、ひび割れが広がりやすい。
- サッシ部分にドライバーを差し込み、力を加えてガラスをこじ開けることも可能。
- クレセント錠付近
-
- クレセント錠の周囲のガラスを割れば、そこから手を差し込んで解錠できる。
- 特に補助錠がない窓は、一瞬で開けられるリスクがある。
- 焼き破り(ライターやバーナーを使う手口)
-
- ガラス表面をライターやバーナーで熱し、急に冷やすことでひび割れを起こし、静かに割ることが可能。
- 強化ガラスでない一般的な窓ガラスは、この方法に非常に弱い。
防犯対策をしていないと、たった数秒で侵入されてしまう可能性があります。
泥棒にとって“理想の死角”!「人目につきにくい」
掃き出し窓は、カーテンやシャッターで外からの視線を遮ることが多いため、泥棒が安心して作業できる環境になりがちです。
さらに、2階のベランダにある掃き出し窓も安心できません。2階にあるからといって安心できない理由は次のとおりです。
- 1階よりも無防備と思われがちで、鍵をかけないケースが多い
- ベランダのフェンスや壁が死角となり、侵入がバレにくい
とくに、2階のベランダに物置やエアコンの室外機がある場合は、足場として利用されるリスクもあります。
クレセント錠は意味なし!?「鍵が単純構造で開けやすい」
多くの掃き出し窓には、クレセント錠という鍵が使われています。しかし、クレセント錠は「窓を固定する」ためのもので、防犯対策としては不十分です。
通常のクレセント錠だけでは、窓を割って穴を開け、そこから手を伸ばして簡単に開錠されるリスクがあります。
また、クレセント錠は固定するだけの簡単な構造のため、強い振動や衝撃を加えることで勝手に開いてしまうことがあります。
例えば、バールやドライバーで窓を何度か揺らすことで、錠の締まりが甘くなって解除されるケースもあります。
特に古くなったクレセント錠は、経年劣化により部品が緩んでいることが多く、外部からの衝撃で外れるリスクが高まります。
泥棒が好む「侵入しやすい家」の条件
泥棒は、できるだけ人目につかず、短時間で静かに侵入できる住宅を狙います。そのため、以下のような条件を満たす家は危険です。
- 住宅が人目につきにくい位置にある(死角が多い)
- 周囲に音をかき消すような環境がある(交通量が多い、雨の日など)
- 窓ガラスに防犯フィルムなどの補強がされていない
泥棒が侵入しやすい家には、人目につきにくい環境、騒音で音がかき消される条件、防犯対策が不十分な窓や玄関といった共通点があります。
「うちは大丈夫」と思っていても、実際には泥棒にとって「入りやすい家」になっているかもしれません。
侵入者はたった数秒で窓を割り、数十秒で室内に入ることが可能です。
「窓ガラスを割れても突破できない環境を作る」ことが防犯の鍵になります。
掃き出し窓の防犯対策4選 泥棒の侵入を防ぐ効果的な方法とは?
どの家庭にも設置されている掃き出し窓は、空き巣や侵入窃盗の標的になりやすい場所です。防犯対策を怠ると、窓ガラスを破られたり、鍵をこじ開けられたりして短時間で侵入されるリスクが高まります。
そこで、掃き出し窓を狙われにくくするための4つの防犯対策を紹介します。
防犯フィルム施工 ─ ガラスを割れにくくして侵入を防ぐ
掃き出し窓の防犯対策として最も効果的なのが、防犯フィルムの施工です。
防犯フィルムを窓に貼ると、ガラスが割れにくくなるため、侵入に時間がかかり、泥棒が諦める可能性が高くなります。
警視庁のデータによると、泥棒は侵入に5分以上かかると約7割が犯行を断念すると言われています。そのため、窓を割られにくくすることは非常に重要な防犯対策となります。
ただし、市販のフィルムを自分で貼るだけでは、十分な防犯効果が得られないことがあります。
防犯性能が認められた「CPマーク付き」の防犯フィルムを、プロの手で施工するのがおすすめです。正しく施工することで、より強い防犯効果を発揮します。
弊社では、防犯性能に優れたCPマーク付きのフィルムの施工に対応していますので、お気軽にご相談ください。
補助錠の取付 ─ 二重ロックで安心感アップ
クレセント錠だけでは防犯対策として不十分なため、補助錠を追加で取り付けることも有効です。
補助錠を設置することで、窓を二重ロックすることができ、泥棒が侵入するまでの時間を延ばすことができます。補助錠があると、窓を開けるためにより多くの時間と手間がかかるため、犯行を諦める可能性が高まります。
また、補助錠は外部から簡単に解錠されない仕組みになっているため、侵入を試みる泥棒への強力な抑止力となります。
また、防犯フィルムと一緒に使うと、窓の防犯力が格段にアップするので、セットでの対策がおすすめです。
防犯カメラ設置 ─ 「監視されている」と思わせる
「この家はしっかり防犯対策をしている!」と思わせることも、泥棒を遠ざける大切なポイントです。そのために効果的なのが、防犯カメラの設置です。
泥棒は、事前に下見をして侵入する家を選びます。
その際に防犯カメラが設置されていると、監視されているかもしれない」と感じて、ターゲットから外す「ことが多いのです。
防犯カメラを設置すると、以下のようなメリットがあります。
- 侵入者への心理的なプレッシャーになる
- 万が一のときに証拠映像を残せる
- スマホとの連動で、外出先からでも自宅の様子を確認できる
特に、夜間の防犯対策として、暗闇でも映像がはっきり映る「赤外線照射機能付き」の防犯カメラを選ぶと、より安心です。
防犯カメラは、防犯フィルムやセンサーライトと組み合わせることで、さらに強力な防犯対策になります。
センサーライトの設置 ─ 光の効果で泥棒を遠ざける
泥棒は「目立つこと」を嫌うため、センサーライトを設置することも有効な防犯対策です。
人が近づくと自動でライトが点灯するセンサーライトを設置すると、夜間の暗い場所がパッと明るくなり、不審者の動きを察知しやすくなります。
また、ライトが点くことで、「誰かに見られているかもしれない」と感じ、泥棒が犯行を諦めることもあります。
センサーライトは、以下のような場所に設置すると効果的です。
- 掃き出し窓の周辺(泥棒が狙いやすい場所)
- 玄関や裏口(侵入経路になりやすい)
- 駐車場や庭(家の周囲の防犯対策として)
防犯カメラと併用することで、ライトが点いた瞬間に映像が鮮明に映るため、証拠映像としても役立ちます。
掃き出し窓の防犯対策の選び方
掃き出し窓の防犯対策を選ぶ際は、費用や効果のバランスを考えることが大切です。「どの防犯対策が自分の家に合っているのか?」をしっかり見極めることで、無駄なく効果的な防犯対策ができます。
ここでは、防犯対策を選ぶポイントとして「予算」と「費用対効果」に着目し、最適な対策の選び方をご紹介します。
予算に合わせて選ぶ
防犯対策を導入する際は、まず予算に合った防犯用品を選ぶことが重要です。
例えば、防犯フィルムは比較的安価で、プロに依頼しても大がかりな工事が不要なため、手軽に導入できるのが魅力です。
コストを抑えつつ、窓の防犯性能を高めることができるため、初めて防犯対策を行う方にもおすすめです。
近年、関東地方では強盗事件が多発しており、防犯対策の必要性がより高まっています。その影響で、防犯フィルムの需要が急増しているのも、防犯対策としての有効性を裏付けています。
また、補助錠の取り付けも低コストで導入しやすく、窓の防犯力を向上させるシンプルな方法のひとつです。
低予算で始めるなら…
- 防犯フィルム(プロ施工でさらに効果UP)
- 補助錠の追加(クレセント錠だけでは不安な方に)
費用対効果で選ぶ
防犯対策を選ぶ際は、「長期間にわたってどれくらいの効果が期待できるか?」も重要なポイントです。
例えば、防犯フィルムは耐久性の高いものを選び、プロが正しく施工すれば、10〜15年にわたって防犯効果を維持することができます。
一度施工すれば長期間安心できるため、費用対効果の高い防犯対策と言えるでしょう。
一方で、防犯カメラの耐用年数は一般的に約6年とされていますが、保証が充実しているメーカーの製品を選び、定期的にメンテナンスを行うことで、より長期間使用することが可能です。
防犯カメラは映像を録画することで、万が一のときの証拠を残せるため、長い目で見ても価値の高い防犯対策となります。
長期間の費用対効果を重視するなら…
- 防犯フィルム(10〜15年の耐久性)
- 防犯カメラ(6年以上使用可能、定期メンテナンスでさらに長持ち)
組み合わせでさらに効果アップ!
防犯対策は、単体で導入するよりも、いくつかを組み合わせることで相乗効果が期待できます。
例えば、防犯フィルムと補助錠を組み合わせることで、ガラス破りとこじ開けの両方に強い窓を作ることができます。
また、防犯カメラとセンサーライトを併用すれば、「映像で監視しつつ、光で威嚇する」というダブルの効果が得られます。
おすすめの組み合わせ
- 防犯フィルム + 補助錠(窓の防犯力を強化)
- 防犯フィルム + 防犯カメラ(掃き出し窓周辺の監視&侵入対策)
- 防犯カメラ + センサーライト(監視+威嚇のダブル対策)
掃き出し窓の防犯対策 よくある質問と注意点
掃き出し窓は、泥棒が侵入しやすい窓のひとつです。防犯対策を検討する際に、とくに多く寄せられる質問をまとめました。
正しい情報を知り、効果的な防犯対策を選びましょう。
100均の防犯フィルムでも効果ある?
結論:100均の防犯フィルムは、大きな掃き出し窓の防犯には適していません。
100均でも「防犯フィルム」として販売されているものがありますが、多くは飛散防止が目的のフィルムです。
本来の防犯フィルムのように、バールやハンマーで叩かれても耐えられる強度はありません。
さらに、100均で販売されているフィルムの多くはサイズが小さく、窓全体を覆うことができません。
「部分的に貼るだけでも効果があるのでは?」と考える方もいらっしゃいますが、フィルムを貼っていない箇所を狙われれば、簡単にガラスを割られてしまいます。
掃き出し窓に防犯フィルムを貼る場合は、防犯性能を保証されたCPマーク付きの製品を選ぶことが重要です。
防犯フィルムを自分で貼っても効果ある?
結論:市販の防犯フィルムを自分で貼ることは可能ですが、正しく施工しないと効果が半減する可能性があります。
CP認定の防犯フィルムは市販でも購入できますが、防犯効果を最大限に発揮するには、正しい施工が重要です。
また、CPマークのシールは、有資格者がCP認定の防犯フィルムを施工した場合にのみ発行されます。
そのため、DIYで貼った場合、CPマークを表示することはできません。
プロの施工で得られるメリット
- フィルムを均一に貼り、ホコリや気泡を防ぐ
- 適切な圧力で施工し、剥がれにくい仕上がりにする
- CPマークの証明シールを取得でき、侵入者への抑止効果が高まる
フィルムの防犯効果を十分に発揮するためにも、高品質な製品を、専門業者に施工してもらうことをおすすめします。
掃き出し窓の安全を守るために
このページでは、掃き出し窓の防犯対策について詳しくご紹介しました。
掃き出し窓は、室内に自然光を取り入れたり、庭やベランダへの出入りがしやすい便利な窓ですが、その一方で、面積が大きく、カーテンなどで死角になりやすいことから、泥棒に狙われやすいポイントでもあります。
安心して暮らすためには、防犯フィルムや防犯カメラ、補助錠などの防犯対策をしっかりと行うことが重要です。
お住まいの環境やご自身のニーズに合った対策を選び、未然に侵入を防ぎましょう。
弊社では、防犯フィルムのほか、以下のような安全性や快適性を向上させるガラスフィルムの施工にも対応しています。
- ガラス飛散防止フィルム
- プライバシー保護フィルム
- 遮熱フィルム
お見積りは無料ですので、お気軽にお問い合わせください。
防犯フィルム施工エリア
中部:愛知県・岐阜県・三重県・静岡県
関東:神奈川県・東京都・埼玉県
※この他のエリアも対応可能な場合がありますので、ご希望の方はお問い合わせください。