AI徘徊検知システム
施設内で目的もなく歩き回る行為を徘徊と言いますが、施設内の徘徊は転倒などのケガのリスクや、施設の外に出てしまうようになると行方不明になったり事故に巻き込まれてしまう危険性があります。
夏場には熱中症、冬場には低体温症の恐れもあり、最悪命に関わることもあります。
一定の時間を超えて徘徊する場合にAIカメラのAI徘徊検知システムを活用することでケガや事故を未然に防ぐことが可能です。
高齢者の徘徊が社会問題に
日本では高齢化がすすんでおり、認知症などの高齢者の徘徊による行方不明が問題視されています。
平成18年以降の行方不明者は7万~8万件を推移しており、男女比は63.6%、女性が36.4%となっています。
さらに行方不明になる認知症患者は中等度以上が多いようですが、軽度であっても行方不明になるケースがあるそうです。
参考:令和2年における行方不明者の状況
徘徊が事故や離設に繋がることも
介護施設やデイサービスセンターなどでも徘徊は問題視されています。
介護職員の人手不足もあり、1人の職員が複数の利用者を見守る必要があり、他の利用者の介助中に徘徊していたり、職員の減少する夜間に施設から出てしまうといったことも起こりえます。
防犯カメラを設置して対策するのも手ですが、モニターをずっと見ていることが難しい場合はAI徘徊検知で徘徊する利用者をリアルタイムで認知することで、施設からの離設や転倒などのケガのリスクを回避することができます。
徘徊を検知し即座に通知
AI徘徊検知システム
徘徊検知の仕組み
AI徘徊検知システムは、カメラから約10m程度の範囲内で10秒から30秒ほどの徘徊が起きている場合にスマホに通知します。
徘徊の時間は設定で変更することができます。
徘徊のパターンが通常と異なる動きの場合は検知率が悪くなること場合があります。
AIカメラを設置するので防犯対策としても活用できます。
必要に応じて遠隔監視などのオプションを利用することで、カメラの映像をスマホで見ることも可能です。
AI徘徊検知システムの費用
徘徊検知システム 1台月額6,000円~
AI徘徊システムは設置するAIカメラの台数によって変わります。
機器代、工事代金をかけず初期費用0円で徘徊検知システムを導入でき、カメラが故障した際の出張修理や消耗品の交換は月額費用に含まれています。
カメラ1台 | カメラ2台 | カメラ3台 | |
---|---|---|---|
導入費用 | 0円 | 0円 | 0円 |
設置工事費用 | 0円 | 0円 | 0円 |
サーバー利用費 | 2,000円/月 | 4,000円/月 | 6,000円/月 |
保守費用 | 月額費用に含む | 月額費用に含む | 月額費用に含む |
合計 | 6,000円/月~ | 10,000円/月~ | 14,000円/月~ |
AI徘徊検知 導入事例
AI徘徊検知システムは数多くの介護施設やデイサービスセンターでご利用いただいています。
活用事例の一部をご紹介します。
こんな場所に活用できます
介護施設
介護施設では利用者の徘徊が問題視されています。
徘徊して事故にあってしまったり、ケガをしてしまうリスクを回避する目的でAI徘徊検知システムが導入されています。
デイサービスセンター
デイサービスセンターでも徘徊による事故やケガは起きる可能性があります。
弊社でも「利用者が帰宅しようとして困っている」など、様々なご相談をいただきます。
病院の待合室
病院の待合室でも徘徊検知システムは有効です。付き添いがあればいいですが、待ち時間の間にふらっと外に出て行ってしまうケースも少なくありません。
自宅の玄関
自宅に徘徊検知システムを導入するのも有効です。一緒に暮らしていても、目を離した際に自宅を出て行ってしまう可能性もあります。徘徊にいち早く気付くことで事故やケガのリスクを回避します。
実際の導入事例
老人ホームを経営しているお客様
お客様のお悩み
施設の廊下に防犯カメラを設置してはいるものの、宿直のスタッフが寝てしまうと徘徊に気付けない場合があり利用者の離設対策にとお問い合わせいただきました。
解決方法
設置済みの防犯カメラにAI徘徊検知システムを後付けで導入。
施設で使用しているスマホのスマホに通知するようにし、お客様からも通知音ですぐに対応ができるようになったと喜びの声をいただきました。
在宅介護を行なっている個人のお客様
お客様のお悩み
一度、要介護者が家を出て行ってしまったことがあったため、対策したいとご相談をいただきました。
解決方法
玄関にAIカメラを設置し、徘徊する前に玄関に近付いた時点で通知を受け取れるようにしました。
徘徊検知ではなく、人検知を行うことで徘徊を未然に防ぎます。
介護施設を経営しているお客様
お客様のお悩み
利用者の離脱(エスケープ)問題に悩まされていたそうで、弊社HPをご覧いただきお問い合わせいただきました。
解決方法
AI徘徊検知を導入し、さらに介護職員室に大きなモニターを設置することで、職員が離脱しようとする利用者の確認をできるようにしました。
AIカメラが介護業界の人材不足解消の手助けに
弊社にお問い合わせをいただく施設運営会社は慢性的な人手不足を少しでも解消するために弊社のAIカメラを導入いただいております。
AIを使って業務を減らしたり、AIが業務支援することで職員の負担を減らし、結果離職を防ぐことにもなります。
防犯カメラにAI機能を持たせることで、防犯対策だけではなく、企業の人材不足や業務の効率化にも役立てることができるようになりました。
徘徊に気付くスピードが大切
徘徊で行方不明になった高齢者は、警察への届け出までの時間や、発見までに時間がかかるほど死亡割合が高まってしまいます。
生存率は当日に発見で82.9%、翌日で63.8%、3~4日目で21.4%、5日目以降の発見だと0%となり、いかに徘徊して行方不明になってから発見までのスピードが重要なのかが分かります。
参考:認知症不明者 届け出遅いほど死亡率高く 鈴木・老年学総合研究所長が調査
AI徘徊検知は徘徊をリアルタイムで知ることで、徘徊による事故やトラブル発生のリスクを軽減させます。
特に近年では高齢化が進み、介護者の人手不足が深刻です。
AI徘徊検知は高齢者の安全と、介護者の人手不足や負担を減らす手助けになるAIシステムです。
AIカメラはトリニティーへお任せください
トリニティーではAIを活用したカメラシステムを日々開発しています。
自社で開発したAIカメラを自社で設置し、設置後のアフターフォローも承っています。
また高性能なカメラやAIシステムを低コストで提供できるよう、お客様のニーズにあわせたプランをご提案させていただきます。
現地調査・お見積りは無料で行っていますので、まずはお気軽にご相談ください。