スーパーマーケットの防犯カメラ　必要な場所や保存期間を解説

事例1：万引きとマナー違反対策に防犯カメラを活用

各フロアの面積が広い3F建てのスーパーマーケット様の事例です。
スーパーマーケットへ来店される新規のお客様を増やしたいと、週末には有名人を招いてのイベントを開催されるようになってから、トラブルが続出するようになったというお話を伺いました。
スーパーマーケットでイベントを開催するようになり、たしかにイベント目当てに新規のお客様が来店されるようになったものの、それと併せて、万引きや悪質なマナー違反、お客様同士のトラブルも急激に増えてしまったそうなのです。

当時、万引き以上に頭を抱えたのは、新規のお客様のマナー違反や、スーパーマーケット内におけるお客様同士のトラブルだったとのこと。

スーパーマーケット内の治安や雰囲気の悪化はひどいもので、例えば、イベント開催時に2F、3Fからごみなどが落ちてくるほどだったそうです。
その被害はイベントとは関係なくスーパーマーケットへ来店されているお客様にもおよび、「積み重ねた信頼が崩れること」、「以前からお店に通っていただいていた常連のお客様の足が遠のいてしまうこと」への危機感から、大急ぎで防犯カメラ導入を実施されました。

スーパーマーケットへ導入した防犯カメラシステムと効果

死角をなくすとともに、徹底的な威嚇の姿勢を見せるため、店内のすべての通路に防犯カメラを設置。もちろん、抑止効果を期待するだけではなく、万引き／度を越えたマナー違反に対しては、犯罪や注意喚起への証拠映像の撮影としても活用しました。
撮影した映像は、スーパーマーケットの事務所のモニターで一括監視するとともに、マネージャークラスには端末でも監視できるよう設定しました。

結果として、複数の防犯カメラが撮影したスーパーマーケット内の映像を多くの人間で監視できるようになり、万引き被害を激減させることができたとのことです。
さらに喜ばしいことに、防犯カメラシステムの効果が目覚しかったため、警備員や万引きGメンなど人件費の負担を減らすことにも役立てることができたというコメントをいただきました。
また、スーパーマーケットの出入り口付近には特に高性能な防犯カメラを配備し、要注意人物の顔の識別、持ち物などの特定もおこなったことで、怪しい行動や、頻繁にトラブルを起こす人物が店内に入った場合には、従業員同士で共有し、注意を払うことができるようにしました。
この仕組みが功を奏して、ショッピングを楽しまれているお客様への不当な被害や、お客様同士のトラブルを大幅に減らすことにも成功しました。

スーパーマーケット内のマナー違反は明確な犯罪ではないため、よほど犯罪に近くない限り、警備員や警察が動くことはできません。
しかし、新規のお客様が増えることで、常連のお客様に迷惑がかかってしまうことを防ぐため、こちらのスーパーマーケットでは従業員同士が手を取り合い丁寧に配慮しながら店内の治安や雰囲気の向上に努められました。

事例2：商品管理に防犯カメラを活用

スーパーマーケットへの防犯カメラ導入の背景

万引き被害に悩まれていたスーパーマーケット様での事例です。
弊社にご相談をいただく前から防犯カメラは設置されていたのですが、画素数の粗い、古いタイプのカメラを採用されていました。
スーパーマーケット全体への防犯カメラ導入台数が少なかったこともあり、防犯カメラの効果がそれほど発揮できておらず、全面的にシステムを考え直すべくご相談をいただきました。

導入した防犯カメラシステムと効果

もともとスーパーマーケットに取り付けていたアナログカメラの配線を活かしながら、ハイビジョン／フルハイビジョン画質の映像が撮影できる、アナログハイビジョンのカメラを採用。
死角となりそうな場所やスーパーマーケットの出入り口は、入念に監視するできるよう防犯カメラの台数を増やしました。

結果として、万引き被害をかなり減らすことができました。
「スーパーマーケット内の死角となりやすいエリアへの防犯カメラ配置で抑止効果を発揮できたこと」、また、「精度の高い映像でスーパーマーケット内を監視することにより要注意人物の顔を従業員で共有すること」、さらに、「動きのおかしい人物をリアルタイムでマークすることが出来るようになり、犯行現場を押さえることが可能になったこと」が、スーパーマーケットで発生する万引きを減らすために大きな効果を発揮したとのことです。

また、想定していなかった効果も教えていただきました。
スーパーマーケットで万引き被害が多かった頃は、たな卸しをしてから気づく不明ロスが多く、人気のある商品やお客様の購買動向を把握しきれず、お客様から、在庫切れの商品について問い合わせを受ける機会も多かったとのこと。
管理部が在庫の状況を細かく把握することもできていなかった事実もあったそうです。
それが防犯カメラシステムの変更以後は、まず、万引きの減少から不明ロスが激減。さらには、高精度の撮影映像から管理部が在庫も正確に把握出来るようになり、人気のある商品や購買動向・地域のトレンドなども、細かく把握できるようになったため、マーケティングにいかせるようになったというコメントをいただきました。
防犯カメラシステムの入れ替えで、防犯のみならず、効果的なマーケティングにも成功されたスーパーマーケットの事例でした。

設置した防犯カメラシステムと効果

できるだけフロアを広く見られる位置と角度で、複数台のカメラを設置しました。
撮影する映像を確認できるのは管理部とフロアマネージャー。
管理部でモニターで撮影映像を一括監視するとともに、フロアマネージャがタブレットで常にフロア全体の人員配置を確認できるシステムです。