戸建て住宅に防犯カメラを設置する前に
一軒家の防犯カメラ設置状況
弊社は2006年から防犯カメラ設置の専門店として営業しておりますが、開業当初、一軒家で防犯カメラを設置するのはいわゆるお金持ちのお宅が多かったと記憶しています。
まだまだ防犯カメラの価格も今ほど安くはなく、導入するのに工事費込みで100万円近くかかっていた頃でした。
時代の変化とともに、防犯カメラの需要が増え、メーカーの出荷台数も多くなり、価格が今の金額に落ち着いたのはまだ最近のお話。
最近では、郊外に一軒家を持つ普通の会社員の方でも防犯カメラを導入するようになりました。
特に弊社ではレンタル(ファミリープラン)で気軽に導入できるようになり、さらにご注文を多くいただけるようになりました。
こちらのページでは弊社が何を基準に防犯カメラの導入を進めているのか、お客様が防犯カメラ業者を選定する決め手を分かりやすくご説明させていただきます。
一軒家に防犯カメラを設置するタイミング
私たちが一軒家での防犯カメラのお見積もりに伺うタイミングは大きく分けると3パターンあります。
- 1 ご近所トラブルに遭っているとき
- 2 泥棒に入られた後
- 3 入居のタイミング(新築・中古住宅)
弊社にお問い合わせをいただくのはこの3つのタイミングが9割といっても過言ではありません。
1 ご近所トラブルでの防犯カメラ相談
トラブルが起きたからと言って持ち家を手放して引っ越すわけにもいきません。
現在起きているトラブルをどう解決するか、非常に悩ましい部分もあると思います。
この問題を防犯カメラで解決しようとすると2つの選択肢に分かれます。
- 隠しカメラで映像証拠をつかんで警察に提出(刑事事件)、もしくは裁判(民事事件)
- 防犯カメラで撮影し、抑止効果を狙う
2 どんな戸建て住宅が泥棒に狙われるのか
これは私たちにもわかりません。豪邸のお屋敷も被害に遭いますし、普通の戸建て住宅にも泥棒は入ってきます。
ただ昔と比べ、ネットなどで容易に品物の転売が可能になっており、貴金属、宝石、車だけでなく、家電やブランド品、服など、昔ではあまり盗まれなかったものも盗まれはじめています。
そして、そういったものは富裕層と変わりないものが普通のご家庭にもあります。
高いセキュリティの資産家の家に泥棒に入ることは泥棒にとってハイリスクハイリターンになる反面、セキュリティが整っていない普通のご家庭にも転売できるものがたくさんそろっており、あながちローリスクハイリターンと考えられているかもしれません。
3 戸建ての新居が完成した時
住宅ローンに防犯カメラの費用を組み込めるのでこのタイミングがお財布にはいちばんやさしいかもしれません。
新居を建てるとどこから不審者が侵入しやすいかを考えるよい機会となります。
前の2つがすでに何かが起こってしまった後のクライシスマネージメントですが、この場合は何かが起こる前のリスクマネージメントとなります。
被害が起きる前に対策を取る最善の方法だと思います。
防犯カメラをどこから購入しどうやって工事をするか
これも大きく分けると3パターンあると考えています。
- ネットや電気街で購入して自分で設置する(DIY)
- 専門の設備会社に依頼する
- 大手警備会社に依頼する
どんな違いがあるか見ていきましょう
料金(カメラ4台程度の場合) | 品質 | メーカー | 施工の完成度 | |
---|---|---|---|---|
ネットで購入してDIY | 10万円以下 | 安いものは低い | 多くが中国製 | 低い(専門の道具が必要) |
専門の設備会社 | 30万円~50万円程度 | 業者による | 選べる | 高い |
大手警備会社 | 50万円~70万円程度 | 高い | 国内メーカー・有名海外メーカー | 高い |
※ 弊社の独自の見解によるものです。
大まかにこの表で間違いはないと思います。
何を選ぶかが難しいところではありますが、ご近所トラブルなど短期間で防犯カメラの成果が出ると思われる場合は、費用のあまりかからないDIYが良いかもしれません。
ただ、長い期間防犯カメラを運用するのであれば、高品質なものを扱う専門の設備会社か大手の警備会社に依頼したほうが良いかと思います。
ネットで購入したものを業者に設置してもらうこと
私たちからするといわゆる「機材持ち込み」といわれる状況です。
将来的にメンテナンスが発生する恐れがあるため、ほとんどの業者は受けたがりません。
私たちもその工事を請けて、故障した際に責任の切り分けが工事にあるのか機器にあるのか判断しなくてはなりません。
しっかりとしたメーカーでないと問い合わせても教えてもらうことができず、下手をするとその会社が中国にあり連絡すら取れないこともあります。
できれば「材工込」という状態で、業者に依頼しましょう。
屋外の防犯カメラ工事は知識と道具がないと難しい
屋外に防犯カメラを設置し、屋内にレコーダーを設置する場合、壁に穴を開けなくてはなりません。
また、配線を外壁や地面にはわせる必要がある場合、配管を準備しなくてはなりません。
なかなか素人では難しい工事となります。
また、配線を継ぎ足す場合、はんだ付けでは抵抗値が変わってしまうため映像が大きく劣化する場合があります。
一軒家で防犯カメラをキレイに工事するための道具
まず、配線のコネクターを圧着するBNC圧着工具が必要になります。
これがないと配線の長さを自由に決めることができず、つなぎつなぎで配線しなくてはなりません。
また、外壁に穴をあけるための電動工具とホールソーが必要となります。
最低限必要な道具ですが、これだけで5万円ほどかかります。
また、配管・配線材料は少量で購入することもできますが、施工前にすべての距離をきっちり測る必要があります。
レンタルという選択肢
弊社では、いち早く個人向けのレンタル防犯カメラをリリースさせていただき、すでに多くのお客様にご利用していただいております。
少ない初期費用で長期にわたってメンテナンスが含まれた防犯カメラを安心して利用できる制度です。